バイオハザードRTA 新B.O.W.ルート『グレーテルの怪物』END 作:血袋
頼れる案内役が不在のRTA、もう始まってる!
前回は開幕の死体漁りからいきなり研究所内のカードキーAを入手したところまででしたね。
続きをやっていきましょう。カードキーを入手すると、プレイヤーキャラであるティシポネーちゃんの短いモノローグが挟まります。
(爆弾……)
研究員の言葉から、自分の体内に爆弾があるという情報を入手できました。
ここで【体内の爆弾を取り除く】という目標が表示されます。これでいよいよ探索開始です。
ちなみにプレイヤーキャラの知識、つまりは言語能力を表すステータスがD以下であった場合、先ほどのような他者の発言などを十分に理解できないため、このような場面で目標が更新されず、結果あてもなくマップ内をさまようことになってしまいます。
知能ステータスは大事、はっきりわかんだね。
では移動を開始しましょう。
……ええ、はい。そうです。もう自由に始めていいんです、探索。
従来のB.O.W.ルートを1度でも遊んだことがあるなら、ここは視聴者兄貴姉貴たちも驚いたことでしょう。私もビビりました。
この難易度【LAST ESCAPERS】では、なんとあのアンノウン兄貴が一切登場しないのです。
未プレイであっても、先駆者様のB.O.W.ルート
B.O.W.ルート専用の第一マップである地下研究所では従来、前回のパートに出てたケルベロスを無力化させたあのタイミングで、放送越しにこちらへ協力を持ち掛けてくる男がいます。
その声の主がアンノウン(当然ながら偽名)。研究所の警備のため雇われていた傭兵です。
このアンノウン兄貴がB.O.W.ルートにおける相棒枠であり、非常に有能なキャラでした。
合流するまでの彼は研究所の最下層にある警備室に居るのですが、施設内の電子ロックや仕掛けを解除してくれたり、ピンチの時はタレット付き監視カメラから的確な支援をしてくれます。
本人の戦闘力もクソ高いので、合流した後でも雑魚の大群や大型敵を相手取る際に頼れる味方となります。油断してクリーチャーの不意打ちを受けるなんて事態も極稀という。
何より、その口から出てくるカッコいい言い回しや小粋なジョークの数々が彼最大の魅力です。ルックスもイケメンだ(マウンテン・ティム)
これまでのB.O.W.ルートではアンノウン兄貴の誘導に従っていればサクサクと研究所の探索を進められたのですが、今回は不在。プレイヤー自身のマップ知識でキャラを導いていきましょう。そのためのカードキー。あと、そのための拳(戦闘力)。
アンノウン兄貴の有能ぶりを更に知りたい方は後からでも先駆者様の
プレイの本筋に関係ない解説が長くなってしまいましたね。
現在はティシポネーちゃんの専用装備を求めて移動中です。このまま直進し続けた先、同区画内の一室にまとめて置かれています。途中にはロックされた扉が2つありますが、手に入れたカードキーで開けられるものなので無問題です。B.O.W.の暴走も想定されたクソほど分厚い扉なので、ストレスフリーに開けられるのは気持ちがいい。
鈍間な研究者ゾンビたちはスイスイ躱して急ぎましょう。
目的地に到着しましたが……扉の前にハンターαが居座っていますね。予想の範囲内ですけど。
この地下研究所というマップ、活性死者は元々この施設の職員だった人間の分しかおらず少ないのですが、その分リッカーのような変異体や、βも含めたハンターのように他ルートなら中盤以降に出てくるB.O.W.が最序盤から多く湧いてます。何か命令を受けているわけでもなく目に付いた相手へ襲い掛かるだけなので、当然ながら全て敵です。難易度の高さを物語っていますね。
とは言え、今は1匹だけの遭遇。サクッと片付けましょうか。
ハンターが首刈りの態勢に入るより前に、右の掌から放電! スタンさせます。敏捷ステータスSと放電の初速をもってすればハンターすら鈍足の部類です。
そして今度はこちらから接近。相手の頭部を握り掴み、電撃を直接流し込んでやります。紫電掌だ!(孔濤羅)
絶命しました。工事完了です……(達成感)
未プレイの視聴者兄貴姉貴にも、T+G-ウイルスB.O.W.の特殊能力である生体電気の強力さが、かなり伝わってきたのではないでしょうか。
しかし、こんなものは序の口。まだ私は必要最低限の出力でしか使っていません。
この生体電気、攻撃性能だけを見ればマジでゲームバランスを崩壊させています。
最大出力を掌から放出すれば、周囲に無数の落雷を撒き散らすマップ兵器となりますし、さっきの戦闘のように接触して使えば、対象の五臓六腑も神経も内側から焼き尽くす即死技と化します。
もはやモンスターハンターの世界に片足を突っ込んでますねクォレハ……。
私は特に、後者の零距離放電がお気に入りです。筋力で劣る相手の懐へ迫るのはハイリスクですが、自分が内家拳の達人になった気分で紫電掌ロールプレイができますからね。
なにっ、電磁発勁を知らない? 今すぐ鬼哭街をプレイして、どうぞ(ダイマ)
ちなみに当然ですが弱点もあります。
最大出力で放電すると、その反動でしばらくの間は筋力と敏捷のステータスがF相当まで弱体化しますし、放電時には凄まじいほどの轟音が鳴り響くので、遠くの敵を呼び寄せてしまいます。
この2つのデメリットが合わさると、弱ったところを新たな敵に囲まれてしまう事態に陥るので、全力放電の使用には慎重にならなければいけません。
……まあ、そんなデメリットを気にしなくていい状況であれば、RE:3の最終盤にてジル姉貴がネメシスを葬り去るのに用いた強磁性レールキャノン【FINGeR】すら遥かに超える破壊力を単身でブッ放せるという訳なのですが……それはまたいずれ。
では部屋に入りましょう。目の前にあるデカい箱、この中に一式が揃っています。
ティシポネーちゃんはタイラントと同様に、人間に擬態して社会へ溶け込む能力を持ち、複雑な任務も遂行可能な知能と圧倒的戦闘力を備えた兵器の完成形を目指して生み出された存在のため、このように専用の武装が用意されているのです。
どれも有用なので、縛りプレイでもない限り使わない選択肢はありませんね。
獲得できる装備は3つ。マグナム(とその弾)、電熱ナイフ、防弾コートです。
まずはマグナム。
何が手に入るかは毎度ランダムですが……今回はマグナムLホーク.44AEでした。ジル姉貴のルートでも手に入る普通のマグナムです、ナニモイウコトハナイ。
ただ、最初からロングバレル(MG)が付属しているのはありがたいですね。
続いて電熱ナイフ。
こいつがT+G-ウイルスのB.O.W.であるティシポネーちゃんの専用装備です。形状はコンバットナイフ、刃渡りは20cm。電気を流すことで高熱を発生させるギミックを持ち、B.O.W.同士の戦闘でも通用する特殊な合金が使用されています。
格闘戦のメインウェポンとしては勿論、薄っぺらい扉に対してはマスターキー(物理)としても使えます。酷使していきましょう。
最後に防弾コート。
量産タイプのタイラントT-103型が着用しているものを、ティシポネーちゃん用にアレンジした一品です。拘束具としての効果はありません。ありがたく着用します。
患者服みたいな薄着の上に無骨なコート1枚というファッションが出来上がりました。恰好だけ見るとコイツ相当変態だぜ?
これで装備が整いました。すぐにこの部屋を出──るのが従来のルートですが、今回はまだ用が残っています。
実はこの部屋、プレイヤーキャラのティシポネーちゃんに関する研究データ等が保管されている一室なのです。だから、専用装備もここに置かれていたんですね。
左手に見えるデスクを調べるとムービーが挟まり、ティシポネーちゃん自身について詳しい情報を入手することができます。
極論ラクーンシティからの脱出さえできればいいシナリオであれば単なるフレーバーですから、スルーも可能なのですが、今回のプレイで目指す『グレーテルの怪物』エンドへ向かうためには、そのムービーを見ておくことが必須条件の1つとなっています。
というわけでムービー開始です。
点けっぱなしのパソコンや広げっぱなしの紙媒体資料を漁り始めたティシポネーちゃんの視線が、ある人名に留まりましたね。
──イザベラ・シュミット。これがティシポネーちゃん誕生のために用いられたクローン人間、その大元である女性の名前です。キャラクリエイトの時に付けた名前はあくまでB.O.W.としての名前であり、イザベラ・シュミットという名前は固定されています。
このイザベラ姉貴は、T-ウイルスとG-ウイルスの両方に完全適応できる女性でした。つまりは、T-ウイルスに感染してもセルゲイ大佐と同様に知能低下を引き起こさず、G-ウイルスに感染しても異形化せずに共生できたということです。
……多分1億年に1人生まれてくるかこないかのレベルだと思うんですけど。リサ・トレヴァーもビックリだ。
説明は次回のパートに残しておきますが、このイザベラ姉貴本人は既に死亡しています。加えてアンブレラ社が保有する彼女のDNAサンプルも、彼女が死んだ直後に急いで採取された劣悪なものが少数のみです。
その劣悪なDNAサンプルから作ったクローンでティシポネーちゃんを生み出せたわけですから、とんでもない貴重品ですけど。
ちなみにイザベラという名前は、どこかの国だと「神に捧げられた」等という意味を持つこともあるらしいですね。まるでT+G-ウイルスのために生まれた命みたいだぁ(愚弄)
まだムービーは続いているので、今のうちにT+G-ウイルスについても語っておきましょう。
先駆者様の動画で既に紹介されているので、だいぶ端折りますが。
T+G-ウイルスは名の通り、T-ウイルスとG-ウイルスを組み合わせて作られたウイルスであり、バイオハザードの世界観を使用した外伝作である『ガンサバイバーシリーズ』にて登場しているのですが……ぶっちゃけ情報が少なすぎます。
はっきり判明している特徴としては、「肉体が女性化する」と「電気を帯びる能力が発現する」ぐらいなものです。2003年に外伝で1度使われただけというのが考察する上で痛過ぎる……。
しかし、それを逆手にとったのか、本作のT+G-ウイルスは「ぼくがかんがえたさいきょうのB.O.W.を作れるようにするためのご都合設定」として機能しています。自分だけの美少女B.O.W.を多数生み出した既プレイ兄貴は多いはずです。
とは言えど全体の特徴としては結局「女性キャラにしか適用できない」「比較的高い初期能力」「特殊能力の生体電気」という具合に留まっていますがね。
ですので、本作限りのご都合設定とだけ覚えていれば大丈夫です。
え? そもそもストーリーが2と3のタイミングでG-ウイルスの実験体を操作できるのもおかしい?
お祭りゲーで時系列を気にするのはこの世で1番の愚行ですよ、アナタ。
長々と語っている間にムービーが終わりましたね。
これでティシポネーちゃんは自身の出自について、それに加えて自身の体内にある爆弾についての情報も入手できました。
施設の研究区画内に機械制御されたB.O.W.用の手術室があり、そこで爆弾除去の手術を行えるのですが、そのために2種の薬品を用意する必要があります。薬品というのは再生阻害剤と、その中和薬です。再生阻害剤を投与してから手術を行い、爆弾を取り除いた後、中和薬を投与して瞬時に切り口を再生させるという流れです。
今まではアンノウン兄貴が教えてくれたのですが、今回は不在のため、ここで情報を入手できるよう変更されています。
目標も【手術に必要な薬品を入手する】に変更されました。
では早速……向かいたいところですが。部屋から出たところで、またも短めのムービーです。
人並外れた聴覚で、誰かの悲鳴を聞いたティシポネーちゃん。
研究所の職員が発したものであれば、特に助ける義理もないはずですが……自然と足先が、悲鳴のした方角へ向いていることを自覚しました。
(何故だかわからないけど……私は助けに向かわなければならない気がする)
ムービーが終わり、このようなモノローグが表示されました。
それと同時に、今から向かうべき進路が光って視覚化されます。はい、目標も【衝動に従え】というものに変更されましたね。コロコロ変わり過ぎじゃい。
この光っている進路から外れようとするとゲームシステムから「向かうべきはこちらではない」と言われ、見えない壁に阻まれます。時間ロスにしかならないので、大人しく従いましょう。
途中にロックされた扉のような障害も無いので、活性死者を避けつつノンストップで走ります。全速前進DA!
はい、目的地までガバ無く到着! そしてまたまたムービーです。
通路の先、研究者の活性死体に追われて悲鳴を上げながらこちらへ走ってくる少女がいます。
すかさずティシポネーちゃんが少女を抱き留め、眼前の活性死体は放電で処理。
そうすると、助けた少女は──
──今回はここまで。
ご視聴ありがとうございました。
次話のおまけパートはプレイヤーキャラの一人称視点となりますのでご注意ください。