ダンまち×FGO ~ 許されよ 我らが罪を~   作:はしゅまる

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やぁみんな 物知りお兄さんだよ

どうやらギルドについて説明する機会がなかったらしいから代わりに説明してみたよ。

と言ってもすごく簡単にだけどね

ん?なんだい本文で説明してんじゃねぇよだって...ふむ

私だって出番が欲しいのさ!わかってくr「フォッウ!!!」ダハァー!?




2話

 

 

「お互いに真っ赤ですしシャワーを浴びてからギルドに行きましょう」

 

 

今僕達は、恐ろしい体験をしたダンジョンを抜け、地上に立っている。

 

照りつける太陽 周りからは奇怪を見るような目で真っ赤に染まってる僕たちを遠巻きから見ている。

 

まぁそれもそうだと思う 今の僕達は全身ミノタウロスの返り血で文字通り真っ赤になっている、この様でギルドに行けば色んな人に迷惑がかかるだろうから一度シャワーを浴びに行く

 

 

「覗かないでくださいね?」

 

 

「覗かないよ!!!」

 

 

彼女の言う冗談に割と強めに反応する

 

以前彼女にハーレムを作るのが男の浪漫なのだと語ってからたまにからかわれてしまう(ほんとにたまにだけど)

 

シャワーを浴び、ダンジョンに潜る前の白髪の姿に戻った僕

 

その隣で、濡れた金色の髪をタオルで拭きながら出てきたトネリコ... いつも思うけれどシャワーを浴びた後を見るとドキッしてしまう。

『今じゃ!!男を見せる時じゃ!! 』

何かを言っているお爺ちゃんが頭に浮かんだけど、頭を左右にぶんぶん振りその考えを霧散させる。

 

 

「ベル?」

 

 

どうやらこの一連の流れが彼女に見られたようだ恥ずかしい

 

 

「ううん、なんでもないよ!じゃあ...ギルドに...イコウカ...」

 

 

怒られるだろうなぁと肩を落とす。

 

 

「そんな落ち込まないでください...ベルを止めれなかった私にも責任はありますから一緒に怒られます」

 

 

そう言うトネリコに被せるように叫ぶ僕

 

 

「トネリコは悪くないよ...僕が君やエイナさんの話を真剣に聞かないで5層に行ったから....あんなことに....」

 

 

「それがわかっているなら私からは何も言いませんよ。むしろあそこにミノタウロスがいた事自体がイレギュラーですし...まぁ今生きてることが奇跡ですね」

 

 

「...ッ......」

 

 

彼女の言う通りだ 僕達は運が良かった、アイズ・ヴァレンシュタインさんが来なければ僕達は死んでいた。それが事実だ。でもそれに僕は君を...

 

 

「そろそろ行きましょう もう少ししたらほかの冒険者が戻ってきて魔石の換金にも時間がかかってしまいますよ」

 

 

「......うん」

 

 

そうして僕達はギルドに向かった。

 

 

 

[ギルド]

それはダンジョンを管理している組織の名前である。モンスターを倒した時に出る彼ら生命の源 魔石。それをギルド本部にて換金することによって、主に冒険者は生活資金を稼いでいる。

まぁ他にも色々あるのだが割愛しようbyマギマリ

 

 

「「こんにちは~」」

 

 

僕達は換金所に行く前に窓口受付嬢であり僕達のダンジョン攻略アドバイザーである、エイナさんのもとに向かう。

 

「...!?...こんにちは、ベル君にトネリコさん、 今日は随分と早いんだね」

 

ほんのり尖った耳に、セミロングのブラウンの髪、澄んだエメラルド色の瞳のギルドの制服を綺麗に着こなし、どこか親しみやすいと評判(僕もそう思う)の妙齢の彼女こそ

ハーフエルフのエイナ・チュールさんである。

今時は昼下がりぐらいなので 他に冒険者はほぼいなくてギルドが()いていたため目的の人物はすぐに見つかった。

 

 

「今日...ダンジョンで何かあったの?」

 

 

ギルド本部のロビーに設けられた小さな一室、そこに案内され 備品の椅子に僕達とエイナさんで向かい合わせに机を挟み座っている。いわゆる個室だ。

 

 

「実は...」

 

 

トネリコが今日のダンジョンで起きたことを細かく説明する。

 

エイナさんに「まだ3層まで!」と強く言われていたけどそれを守らず5層まで降りてしまったこと。

 

その結果 、足を踏み入れた瞬間ミノタウロスに遭遇して追いかけ回され、追い詰められたところを、アイズ・ヴァレンシュタインさんに救われたこと。

 

助けられた挙句、逃げるようにお礼の言葉を叫びながらその場を離れたこと。

 

耳を傾けてくれていたエイナさんの表情はだんだん険しくなっていく...

 

 

「━━もぉ、どうして私の言いつけを守ってくれなかったの!不用意に下層には行っちゃダメなの!冒険者は冒険しちゃいけないって口酸っぱく言ってるでしょう!?君達は冒険者になってまだ2週間なのよ!?トネリコさんもちゃんとベル君の手網を握ってねってお願いしましたよね!」

 

 

「ごめんなさい」「...............ごめんなさい」

 

 

ちなみに沈黙が長い方が僕だ...

『冒険者は冒険しちゃいけない』

エイナさんの口癖だ。矛盾しているように聞こえるけど、つまりは『常に保険をかけて安全第一に』という意味だ。

 

特に駆け出しの冒険者は肝に銘じておかなければいけないと。冒険者に成り立ての時期が1番命を落とすケースが多いらしい。

 

 

「エイナさん」

 

 

トネリコが静かに口を開き、今日一番の本題を聞く

 

 

「ミノタウロスのようなLv.2級モンスターが上層に現れることは有り得るんですか?」

 

 

エイナさんの纏う雰囲気が変わる ビシッと仕事をしている時の感じだ

 

 

「.....今までギルドへの報告にそのようなことはないかな、ダンジョンは何が起こるかわからない、イレギュラーで溢れてるから私個人として『有り得る』としか答えられないの...ダンジョンのことはほとんど謎のままだから.....」

 

 

「なるほど...ありがとうございます エイナさん」

 

 

お礼を言うトネリコ

 

 

「ううん、あと私の考えでなんだけどね...モンスターは理性じゃなくて本能で生きている。それにヴァレンシュタイン氏が5層にいたということは、ロキ・ファミリアの遠征組がミノタウロスと遭遇してしまい彼らに本能を刺激するほどの恐怖を感じたミノタウロスが上層に逃げてきた...とか............あとはミノタウロスが5層に産まれ落ちたっていう仮説が思いつくけどちょっと現実感がないかな、あまり力になれなくてごめんね」

 

 

すごい...この短時間でそんな考えが出るなんてさすがエイナさんだ

 

 

 

「この件に関しては、なにか分かったら教えるね」

 

 

 

「「はい」」

 

 

「少し話し込んじゃったね...換金はしていくでしょ?」

 

 

「そうですね...一応ミノタウロスに出くわすまではベルとモンスターを倒していたんで... 」

 

 

「じゃあ換金所まで行こっか。私も付いていくから」

 

 

そうして僕達は部屋を出て換金所に向かう。

 

本日の収穫は 、主にゴブリンやコボルトを中心に倒して手にした『魔石の欠片』。全て合わせて2000ヴァリスほど。

いつもより低いけどしょうがない...命があるだけマシなのだから。

 

 

「武器の整備や食費を考えると、アイテムの補充はできないですね...。」

 

 

今日の収入に頭を悩ませるトネリコ、僕達の家計簿は彼女がつけていると言ってもいいほど頼ってしまっている。

 

「ベル君ベル君」

 

肩を突然指でつつかれ振り返るとエイナさんが逡巡(しゅんじゅん)する素振りを見せながら、僕にしか聞こえないような声量で聞いてきた

 

 

「勘違いならいいんだけどね.....もし...なにか悩み事や相談事があるならいつでも頼って?本当は同じファミリアの人に頼った方がいいんだろうけど、きっと今の君の悩みはファミリアだからこそ話せないことなんだよね?」

 

 

バレてるみたいだ あまり顔に出ないように気をつけていたつもりだけど...

 

 

「.........ありがとうございます、でも大丈夫ですから」

 

 

何が大丈夫なんだろうか...今日はつくづく自分が嫌になる日だ

 

 

「...よし、換金も終わりましたし帰りましょうか」

 

 

ちょうどトネリコの脳内計算が終わったらしい

エイナさんもそれ以上聞いてくることはなかったので

用を済ました僕達はギルド本部の出口へと向かう

 

 

「今日はありがとうございました」

「ありがとうございました」

 

 

出口まで見送りに来てくれたエイナさんにお礼を言いギルドを後にする

 

 

「またね」

 

 

と少し心配そうな顔をしながら小さく手を振る彼女を横目に僕はトネリコの後ろについて行く

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

sideエイナ

 

 

2つの背中が遠ざかる。

 

白髪の少年に金髪の少女、彼らがギルドで手続きをして冒険者になってからすでに2週間も経った。

 

白髪の少年とはそれより1週間前に出会っている。赤い瞳を盛大にキラキラさせながら冒険者になりに来ました!と言われたのだ。

 

彼は田舎から来たらしく、何も知らない様だった。

冒険者になるにはファミリアに入り神様に神の恩恵(ファルナ)を授けてもらわなければならないと説明して彼が入りたいと言った探索系のファミリアを複数紹介した。

 

それから1週間経ち、金髪の少女...トネリコさんと一緒に冒険者登録に来た。

 

どうやらどこに行っても門前払いをされて収入もなくついには資金が底をついてしまったところを、トネリコさんに助けてもらいそして彼らの神様と出会えたらしい。

 

それからはほとんど毎日彼らと顔を合わせた。ダンジョンでの知識を教えたり、その日のダンジョン攻略の出来事を聞くのが日課になっていた、彼らが無事に帰って来るだけで私はとても嬉しいのだ。

 

でも今日は違った。

 

いつもよりとても早い時間に来た彼ら、そしてあんなに目をキラキラと輝かせていつも報告をしてくれていたベル君の目が暗く淀んでいるように見えた。

 

何かあったのだろう

 

そう確信した私は彼らをロビーに設けられた個室へと案内し、いつも通りにそして一語一句聞き逃がさないようにと心し話を聞いた。

 

話を聞き終え、息を吸う...そして

 

怒鳴ってしまった。

 

しょうがないじゃない!あれだけ言ってたのに!冒険者は冒険をしちゃいけないって!

全く...トネリコさんは妙にベル君に甘いところがある。きっとベル君の勢いに押し負けて5層まで降りてしまったのだろう...

 

でも無事で本当に良かったと思う。

 

それから色々話したけれど、結局ベル君の様子が違う理由はわからなかった。

 

他の人に話すことで解決できることではないのかもしれない。その答えはベル君自身でしか出せないことなのかもしれない。

それでもいつかは誰かに話して欲しい、一人で抱え込まないで欲しい。君がダンジョンから無事に帰ってくるのを祈ることしかできないけれど、私は君の担当アドバイザーなんだから...頼って欲しい。

 




1話から話がほとんど進んでないって?

これから長くなる予定だからね

作者の頑張り次第さ


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