ダンまち×FGO ~ 許されよ 我らが罪を~   作:はしゅまる

6 / 17
やぁ物知りお兄さんだよ

今回も解説をしようと思ったんだけどね...

ベル君にその役を取られてしまってね

今回は大人しく見守ることにするよ


5話

 

 

「はぁっ!!」

『ギャッ!?』

 

あれからバベル中央広場(セントラルパーク)にて合流した僕達は、ダンジョンへと潜っていた。

 

ここは3階層、目の前にはコボルトの死体がちらほらと、さっき僕がナイフを振り下ろし倒したりトネリコの魔法で吹き飛ばしたからだ。

 

 

「あ...またドロップアイテムです」

 

 

モンスターを倒し、その身体に埋まっている魔石をナイフを使って取り出すとモンスターは灰となって消えていく。その時たまに身体の一部が消えないで残る場合がある。それがドロップアイテムだ。

 

 

「ふふっ今日の収穫は期待できそうですね」

 

 

そんなこと言いながら腰に着けたナイフでコボルトの胸を次々と抉り、魔石を取り出す作業を繰り返すトネリコ...なんか...うん

 

 

『ギャア!』

 

 

そんなことを考えていると声が聞こえてきた。どうやらまたモンスターが現れたみたいだ。

 

 

「トネリコ!」

 

 

「はい!はぁぁ!!」

 

 

こっちに向かってくる姿が見える。ゴブリンだ、数は5、6匹か…今日は群れとの遭遇率が高い。あんまりモンスターは群れないってエイナさんに聞いてたんだけど...

 

 

「せいっ!!」

 

 

トネリコが持つ杖の先端に光が灯る。そしてその光をゴブリン達に向けて、放った。

 

 

『ギャアアア!?』

 

 

その一撃で、2体は吹き飛んだ。あとは僕の仕事だ!

 

 

「はっ!」

 

『ギャ!?』

 

「ふっ!」

 

『ギャア!?』

 

「たぁ!!」

 

『ギャアア!?』

 

 

ナイフでゴブリンを斬る。これで3匹、残り1匹は...

 

 

「後ろですっ!」

 

『ギャアア!!』

 

「そこ!!」

 

『ガッ!?』

 

トネリコの声に反応し、後ろに回し蹴りを放ち、ゴブリンの首がボキッと折れる。これで全部だ。

 

 

「ふぅ、ありがとうトネリコ」

 

 

「もう、周りを見て動かないとダメですよ?」

 

 

「...はい」

 

 

注意された。つい気合いが入り、突撃してしまった。

 

 

「ほらベルも手伝ってください!昨日稼げなかった分を今日で取り返しますよ!」

 

 

「はーい」

 

倒したゴブリンの胸を抉っては魔石を取る彼女

そして僕も魔石を取るためにナイフをゴブリンに突き刺した。

 

 

━━━━━━━━━━

 

「そろそろ休憩しない?」

 

 

あれからも連戦が続いた。数は多くなくて1匹や2匹ずつだったけど、それでも疲労は溜まる。

 

 

「そうですね...時間も多分お昼過ぎたぐらいですし、少し休みましょうか」

 

 

その言葉を合図に僕は腰を下ろす...前に

 

 

「ベル...また忘れてましたか?」

 

 

「いや!覚えてるようんちゃんと覚えてるから」

 

 

そうダンジョンで休憩するためにはやらなければならないことがある。それは壁に傷をつけることだ。そうすることでダンジョンはモンスターを生み出すより壁の修復を優先させるため、一時的に安全になるのだ。

 

壁に傷をつけながら僕は考える。ダンジョンは摩訶不思議に満ちている。世界に一つしかないこの地下迷宮は、神様が降臨する前から既に下界にあったらしい。一説によると、ダンジョンの最下層には地獄やら魔界やらに繋がっているとかいないとか...。

 

神様達もダンジョンのことは何もわからない(・・・・・・・)らしい。 

 

ダンジョンの話を聞いて最も驚くのが、ダンジョンは生きている、ということ。別に生きているからといって壁が襲ってくることはないし、階層ごとの地形が時が経つにつれて変わるなんてこともない。

 

生きているとはつまり、修復されるのだ、破壊されたダンジョンの構造が、勝手に。ダンジョンは魔石の下位、あるいは上位物質でできているらしい。

 

魔石に近い物質ということで、ダンジョンの中は日の光が届かずとも明るい。1階層なんて天井に当たる部分が照明のように点々と光を発しているものだから、時間を問わずはっきりと見えるほどだ。

 

 

そしてモンスターもダンジョンの中で産まれる。嘘ような話だけど、迷宮の壁から卵の殻を破るように這い出てくるのだ。実際見た人は沢山いる。冒険者がどれだけモンスターを倒しても、数がつきないのはそういう理由。

 

また、階層ごとに壁面から産まれるモンスターは決まっているらしい。そして下層に行けば行くほどモンスターの力は強くなる。

 

でもダンジョンの脅威は、モンスターだけじゃない。それの名前は「災害(モース)」すごく危険な存在だ、身体中に魔素を纏っていて黒くモヤモヤしているらしく、どこの階層でも見られるそれはモンスターを取り込み、より凶悪となるため見つけたら取り込む前に必ず倒さなければならない。実体がなさそうに見えるけど剣で斬ることが出来るし魔法も当たるため実体があると予想されているが倒したモースは塵となって消える。あと魔石の存在が確認されなかったらしい。

 

そして1番の厄介さはモースの持つ呪いだ。モースの攻撃に当たったりモースに長時間触れていると呪われてしまい身体中が激痛に苛まれ最終的に死に至る。個人差はあるけれどエルフの人はほかの種族より呪いにかかりやすいと聞く。

その呪いはとても強力で解呪することが出来ず、痛みを緩和することもできないらしい。

 

故に冒険者からは呪いの災害とも呼ばれている。出来れば遭遇したくない。

 

ここら一帯の壁に傷をつけ、ようやくと腰を地面に下ろす

 

 

「ふぅ疲れたぁ」

 

 

「お疲れ様です」

 

 

隣に座ったトネリコはゴソゴソと魔法の腰巾着をあさり、中からパンをふたつ取り出した。

 

 

「広場に向かう道中に焼きたてのパンが売っていまして、お昼にどうかと思い買ってしまいました」

 

 

さすがに冷めてしまっていますがどうぞ とパンをひとつ僕にくれた

 

 

「ありがとう」

 

 

「ではいただきましょう」

 

 

2人でパンを食べながらこれからの事を話す。

 

 

「さすがに4層まで潜るとエイナさんに怒られるでしょうし、今日はずっと3階層(ここ)を探索でいいですか?」

 

 

「もちろん」

 

 

エイナさんが怒ると怖いんだよなぁ…美人さんが怒ると怖いって言ってたおじいちゃんの言葉が理解出来た。あっ...そういえば

 

 

「ねぇトネリコ」

 

 

「はい?」

 

 

「今日の夜なんだけどさ、外にご飯食べに行かない?」

 

 

「...はい?」

 

 

朝の広場に向かうまでのシルさんとの出来事を話した。

 

 

「なるほど、つまり可愛い店員さんの客引きという罠にバッチリと嵌ったわけですね」

 

 

酷い言い草である。だけど間違ってはいないので訂正ができない...

 

 

「でもたまには外でご飯もいいかもしれませんね…神ヘスティアも喜びそうです」

 

 

「でしょ?」

 

 

「じゃあそろそろ休憩はおしまいにして今日の晩ご飯の分も稼ぎましょう」

 

 

「おー!」

 

 

立ち上がった僕達は晩ご飯を少しでも豪勢にするためにモンスター探しを再開した。

 

 

━━━━━━━━━━

 

夕刻...

 

 

「「ただいま戻りました!」」

 

 

「おかえりー!」

 

 

本日のダンジョン探索を終え、かなり良い稼ぎを持って教会(ホーム)に帰って来た。

 

 

「よしよし大した怪我はなさそうだね」

 

 

「「はい」」

 

 

「それじゃ早速ステイタスの更新をしようか!今日はトネリコくんからね」

 

 

と奥にある神様の部屋にトネリコを連れていく。

 

今更だがこの教会の地下には部屋が4つある。最初はリビング?しか無くて他の部屋なんて無かったのだが、トネリコが「狭いですね…広げましょうか」なんて言った次の日には、僕達それぞれの部屋が出来ていた。作った本人は一言

 

「もっとヴァリスを貯めてすごいのを建てましょう。えぇすっごいのをです」

 

 

一体何ができるんだろう。城?

 

 

「おーいベル君入っておいでー」

 

 

神様に呼ばれた。ステータスがすごく上がってますように!!

 

ベル・クラネル 

 

 

 

Lv.1 

 

 

 

力:I82→I91

 

 

 

耐久:I11→I 21

 

 

 

器用:I96→H107

 

 

 

敏捷:H137→H150

 

 

 

魔力:I0

 

 

 

《魔法》【 】

 

 

 

《スキル》【 】

 

 

 

 

 

「おぉ」

 

 

いい感じに上がっている。頑張った甲斐があった。あっ

 

 

「そういえば神様今日の晩ご飯なんですけど外に食べに行きませんか?」

 

 

「......へっ?外で...ご飯!?い...いいのかい?トネリコくん?」

 

 

「えぇ、最近は順調に稼げてるので1回の食事では、懐は寒くなりません」

 

 

「やったー!早速準備して行こうぜぃ!」

 

 

ぴょんぴょん跳んでる神様...

 

 

「随分と喜びますね。貴女」

 

 

「だって家族(ファミリア)で行く初めての外食なんだよ!?喜ぶに決まってるじゃないか!」

 

 

そういえばそうだった...今までずっと節約生活だったからなぁ…

 

 

「じゃあ行きましょうか、ベル案内をお願いします」

 

 

「うん任せて」

 

 

「しゅっぱーつ!」

 

 

━━━━━━━━━━

 

「朝、シルさんと会ったのは、この辺りの筈なんだけどなぁ……」 

 

人の往来が絶えないメインストリートを歩みながら、僕は迷子のように顔を振っていた。 周囲の光景は人気のなかった朝とは様変わりしてしまい、本当に同じ場所だったとは思えない。

 

 

「もしかしてあのお店ですか?」

 

 

トネリコが指さす先にようやく見覚えのあるカフェテラスを見つけた。

 

「うん、あのお店だよ」

 

僕達はその店頭で足を止めた。 他の商店と同じ石造り。二階建てでやけに奥行きのある建物は、周りにある酒場の中でも一番大きいかもしれない。 シルさんの働いている酒場、『豊饒の女主人』。

 

 

「ここ...名前からして本当に普通の酒場なのかい?」

 

 

「そう聞いたんですけど…」

 

 

そっと入口から店内を覗いてみる。カウンターで料理やお酒を振る舞うドワーフの女性...女将さんかな…ほかの店員さんは当然のように全員ウエイトレス。

 

…名前の由来をなんとなしに察した。

ちょっと僕には難易度高いなぁ...

 

あっシルさんと目が合った

 

 

「ベルさん来てくださったんですね!」

 

 

こちらに寄ってきて朝見せてくれた以上の笑顔を向けてくる。

 

 

「や...やってきました」

 

 

「照れてますねベル」「初心だねベル君」

 

 

「ちょ!?」

 

 

「はい、いらっしゃいませ。そちらの方々がベルさんのお仲間さんですか?初めましてここの酒場で働かせて貰っています。シル・フローヴァです。」

 

 

シルさんが後ろで僕を揶揄ってくる2人に気づく

 

 

「はい、こちらが僕達の神様ヘスティア様と、同じファミリアのトネリコです」

 

 

「ヘスティアだよ、よろしくね給仕君」

 

 

「......よろしくお願いします。シルさんとお呼びしても?」

 

 

「はい! よろしくお願いします。ヘスティア様トネリコさん、私の事はぜひシルとお呼びください」

 

 

お客様3名入りまーす、と声を張り上げるシルさん...目立ってるなぁと胸の中で呟きながら、店内へ進むシルさんの後に続く。 

 

 

「では、こちらにどうぞ」

 

 

案内されたのはカウンター席。女将さんが鍋を振っているのがよく見える位置に3人並んで座る。

 

 

「アンタ達がシルのお客さんかい? これはこれは女神様に...ははっ、冒険者のくせに可愛い顔してる子達だねえ!」 

 

 

「「あ、あはは」」

 

 

 カウンターから乗り出してきたドワーフの女将さんの勢いに僕達は苦笑いしか浮かべられない。

 

 

「それに坊主、何でもアタシ達に悲鳴を上げさせるほど大食漢なんだそうじゃないか! じゃんじゃん料理を出すから、じゃんじゃん金を使ってってくれよぉ!」

 

 

「!?」

 

 

告げられた言葉に度肝を抜かれる。 

 

 

「ベル、貴方シルさんの前だからってカッコつけたんですか?」

 

 

「へっ!?いやそんなことしていないよ!」

 

 

どういうことですか!?とばっと背後を振り返ると、側に控えていたシルさんはさっと目を向ける。あ...逸らした。

 

 

「その、ミアお母さんに知り合った方をお呼びしたいから、たっくさんおもてなしをしてあげてと伝えたら……尾鰭がついてしまって」

 

 

「............(唖然)」

 

 

「...えへへ」

 

 

えへへじゃないんですよ...。

 

 

「頑張ってくださいベル」

 

 

「頑張ってくれよベル君」

 

 

味方がいない!

 

 

「僕大食いなんてしませんよ!? ただでさえうちの【ファミリア】は出来て日が浅いから金欠なんです!」

 

 

「私、応援してますから!」

 

 

「今日は沢山稼いで来て良かったですね」

 

 

「ねー」

 

 

味方が...いない(泣)

 

 

「ふふ、すいませんからかってしまって。ちょっとだけ奮発してくれるだけでいいんで、ごゆっくりしていってください」

 

 

「ごめんねぇ」「すいませんベル」

 

 

いつから結託してたんだ...と僕は溜息をつきたくなるのを我慢しながらカウンターに向き直った。丁寧に用意されているメニューを手に取り、頼む料理を決めようと3人一緒に見るが内容より値段に目が行き、動きが止まった。

 

 

「......え?」

 

 

「これは...」

 

 

「ボクのバイト代の10倍以上だと...!」

 

 

外食での一度の食事は五〇ヴァリスもあれば十分お腹を満たせるけど…ここはそれよりかなり高い。酒場で食事なんてここが初めてだけど、手をかけているような分、他のところより高いのかも。長考の結果、3人で無難にパスタを頼んだ。それでも全部で900ヴァリスか...

 

 

「酒は?」

 

 

女将さんに尋ねられたけど遠慮しますと答えた。お金も余計にかかっちゃうし。僕達はあまりお酒は飲まないからだ。

料理が来るまでの間、今日の出来事の話に花を咲かせる。

 

 

「お待ちどお!」

 

 

ドンッ!と山盛りの美味しそうなパスタが僕たちの目の前に置かれる

文字通りの山盛りだ。

 

 

「これはまた...」

 

 

「おぉ!すごい量だねぇ!」

 

 

「いい反応だねぇ!さぁ冷めないうちに食べな」

 

 

「「「いただきます!」」」

 

 

熱々のパスタを1口......んん!!

 

 

「「「美味しい!」」」

 

 

...こんなに美味しいパスタを食べたのは初めてだ。1口食べ、そしてすぐ次の1口を口に入れる。

僕達は無言でそれを繰り返す。まさに魅了されてしまったように

 

 

「あっはっは、いい食べっぷりだねぇ!」

 

 

ほらよ、と女将さんは醸造酒(エール)をカウンターに叩きつけるように置く。さっき遠慮したことを忘れたかのようにジョッキを掴みグビっと喉を潤す。

 

 

「「「ぷはぁ」」」

 

 

最高だ...仲間と美味しいご飯にお酒、夢に見てた冒険者のそれだ。

 

 

「楽しんでいますか?」

 

 

「もちろんです!」 

 

 

パスタを半分食べたところで、シルさんがやってきた。僕は素直な感想を述べる。 彼女はエプロンを外すと、壁際に置いてあった丸イスを持って、僕の隣に座った。

 

 

「お仕事はいいんですか?」

 

 

「キッチンは忙しいですけど、給仕の方は十分間に合ってますので。今は余裕もありますし」 

 

 

いいですよね? とシルさんは視線で女将さんに尋ねる。 女将さんも口を吊り上げながらくいっと顎を上げて許しを出した。

 

 

「私ベルさん達と沢山お話したいです!」

 

 

その言葉を皮切りにたくさんの話をした。ダンジョンでの出来事、神様のアルバイトのことそしてここ『豊饒の女主人』についても。

 

女将さんのミアさん(店員の人はお母さんと呼んでいるらしい)が建てたもので、彼女は昔冒険者だったらしい。所属する【ファミリア】からは半脱退状態らしく、神様からの許可を貰っているらしい。そんな人もいるのかと思う。 従業員は女性のみ受け付けと徹底的。何でも結構わけありな人が集まっているらしく、そんな人達でもミアさんは気前良く迎え入れてくれているのだとか。

 

 

「じゃあシルさんも?」

 

 

と思い切って聞いてみた。ちょっと失礼だったかも

 

 

「このお店、冒険者さん達に人気があって繁盛しているんですよ。」

 

 

「沢山の人がいると、沢山の発見があって……私、目を輝かせちゃうんです」

 

 

 瞳を細めてシルさんはそうこぼした。 横からじっと注視する僕達の視線にはっと気付いた彼女は、頰を赤らめてわざとらしく「こほん」と咳をつく。

 

 

「とにかく、そういうことなんです。知らない人と触れ合うのが、ちょっと趣味になってきているというか……その、心が疼いてしまうんです」

 

 

「……結構すごいこと言うんだねシル君」 

 

 

と神様も一言そうこぼす。

でも、それはわかるような気がする。僕もオラリオに来て興奮ばかりしている口だ。

 

 

「ニャア、ご予約のお客様ご来店ニャ!」

 

 

入口から猫人(キャットピープル)の店員さんの声が聞こえてきた。

 

 

『……おい』

 

『おお、えれぇ上玉ッ』

 

『馬鹿、ちげえよ。エンブレム見ろ』

 

 

「んん?......げっあれはまさか...」

 

 

どっと十数人規模の団体が酒場に入店している。そこにこの前僕達を助けてくれた恩人の姿を見つける。アイズ・ヴァレンシュタインさんだ。じゃああの人たちは...

 

「【ロキ・ファミリア】さんはうちのお得意さんなんです。彼等の主神であるロキ様に、私達のお店がいたく気に入られてしまって」

 

 

と僕達の視線が彼らに向いていることに気づいたシルさんはそう教えてくれた。

 

 

「やっぱりロキだったのかい......」

 

 

とそんな声を漏らす神様。

あらかじめ予約をしていたのか、僕達の位置とちょうど対角線上の、ぽっかりと席の空いた一角に案内される。

 

 

「よっしゃあ、ダンジョン遠征みんなごくろうさん! 今日は宴や! 飲めぇ!!」 

 

 

一人の人物が立って音頭をとり、【ロキ・ファミリア】の人達はお酒の入ったジョッキをガキンとぶつけ合い騒ぎ出した。あの人がロキ様かな...

 

 

「ベル」

 

 

トネリコに呼ばれのでそちらを向く。

 

 

「彼らの方が落ち着いたら改めてお礼を言いに行きませんか?」

 

 

確かにそうだ。あの時僕はちゃんとお礼を言わずにその場を後にしたのだから。

 

 

「ちょっと待ってくれ、君達を救ってくれたアイズ・ヴァレンシュタイン君とやらはロキの眷属()なのかい?」

 

 

と神様が聞いてくる。あれ?言わなかったっけと思ったが、あ...名前しか言ってないや...

 

 

「えぇそうですよ、【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインさんです。」

 

 

トネリコが神様に説明している。それを聞いた神様は「そうなのかぁそっかぁロキのとこの眷属()かぁ」と言っている。ロキ・ファミリアだとなにかまずいだろうか?

 

 

「実はボクとロキは仲が悪くてね…犬猿の仲ってやつなのさ」

 

 

「なるほど...」

 

 

一体神様達に何があったんだろう。

 

盛り上がっている彼らの邪魔をする訳にはいかないので、お礼を言うタイミングを測りながら残りをパスタを食べる僕達とうぐぐっとロキ様を警戒する神様、そしてそれを見ながら苦笑を浮かべるシルさん...カオス?ってやつかなこれ

 

 

「そうだ、アイズ! お前のあの話を聞かせてやれよ!」

 

 

突然聞こえてきたその言葉になぜだか僕は、嫌な予感を感じるのだった。

 

 




原作読みながら、書いてるんですがどうしても文が原作みたいになってしまう...ちくしょうこのままでは大変なことに...早く原作ブレイカーしなければと焦る一方です。

実はこの小説の世界観のコンセプトはオラリオハードモードです

頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。