ニューヨークの摩天楼を颯爽とスイングしていく人影。手首に装着されているウェブシューターから粘性の糸を発射。
スパイダーマンことピーター·パーカーの日常はそうして始まる。
「やあ、強盗のみんなさん。お出口はこちらですよ! 」
いつもどおりニューヨークの平和をまもっていた。
が、彼の前に一人の男が現れる。
「遅かったな、パーカー」
長髪に異常なまでの白い肌、そして赤く光る眼は男が人間でないことを表していた。
だが、スパイダーマンにはそんなことよりもなぜ相手が自分の正体を知っているのかが気になる。
彼の正体は世間には秘密で知っているのはごくわずかな人々だけだ。
「あんた、何で僕のことを」
「私はモーラン。さぁ食事の時間だ」
そういってモーランがスパイダーマンに近づこうとしたとき、
オープンアップ
「変身! 」
という掛け声とともにどこからともなく半透明な板状のものが真横から飛んでくる。あまりに突然のことで回避できずモーランはそのまま板にはじかれ数メートルほど吹っ飛んでいく。
「何者だ」
だが、何事もなかったかのようにその場に着地し状況を確認するとそこにはグリーンとゴールドの装甲を身につけ杖のようなものを持っている謎の存在がスパイダーマンの前に彼を守るように立っていた。
「大丈夫ですか」
「ああ、大丈夫だけど。君は...」
「僕は上城睦月。あ、じゃなくて。仮面ライダーレンゲルです」
そういってレンゲルはスパイダーマンに手を差し出しスパイダーマンは差し出され手を握って握手をする。
「たしか、アメリカの人の挨拶て握手から入るんですよね」
「いや別にそんなことはないけど。ありがとう。僕はスパイダーマン。親愛なる隣人さ。ところでそのスーツってアイアンマンの奴みたいなものなの? なんか一瞬で装着してたように見えたけど」
「えっと、なんて説明したらいいのか。て、そんなことより! 」
睦月はそこでオリハルコンエレメントで吹き飛ばしたモーランを急いで確認するも、幸いにもモーランは吹き飛ばされた場所から動いていなかった。
「とにかく今はあいつをどうにかしましょう。話はそれからです」
「みたいだね」
二人が並び立ち構える。モーランはスパイダーマンよりも突如現れたレンゲルを観察し、にやりを笑みを浮かべる。
「なるほど、突然で面喰ったが。貴様もスパイダーであるわけか。ならば我らの食料に変わりはない」
モーランはそういうと今度こそと二人に向けて走り出す。
「うお!」
しかし、そんな彼を今度は無数の弾丸が襲う。インヘリターズたるモーランに通常の兵器が通用するはずがないのだがその弾丸は彼のからだに無数の風穴を開けた。
「大丈夫か睦月。とえ~「スパイダーマンです」...スパイダーマン」
そういったのは赤いインナースーツとシルバーの装甲の戦士仮面ライダーギャレンこと橘朔也。
「次から次に「うぇぇぇい! 」今度はなんだ! 」
独特の叫び声でモーランに切りかかったのは青いインナースーツにシルバーの装甲の戦士、仮面ライダーブレイドである。
しかし、それは読んでいたのかモーランはジャンプして後ろに下がることで回避。
「剣崎、お前」
「橘さん話はあとで。今は」
そういうとブレイドは左腕に装備されているラウズアブゾーバーに♠Qをセット、
アブソーブクイーン
音声と共にラウズアブゾーバーのカードリーダーに♠Kをラウズ。
エボリューションキング
次の瞬間、ブレイドはまばゆい光に包まれるとブレイラウザーとラウズアブゾーバーからカードが飛び出し、ブレイドの周辺を飛び回りながら全身の各部に配置されていく。
黄金の戦士ブレイドキングフォーム。
「一瞬で、決める! 」
♠10 ♠J ♠Q ♠K ♠A
重醒剣キングラウザーにカードをラウズし構える。
ロイヤルストレートフラッシュ
前方に5つのカードを模したゲートがモーランの目の前までまるでガイドラインのように出現。
「はぁぁぁ! 」
雄たけびを上げながらブレイドが走り出す。ゲートを通るたびにブレイドの体をエネルギーが包む。そして、エネルギーをまとったブレイドの渾身の必殺技ロイヤルストレートフラッシュを受けモーランは体を真っ二つに切られたかと思った次の瞬間には爆発。跡形もなく飛び散ってしまうのだった。
それを確認するとブレイドは変身を解除して剣崎一真の姿に戻る。
「とりあえずはしばらく大丈夫です」
その言葉を聞きギャレンとレンゲルも変身を解除する。
「「剣崎」さん」
橘と睦月の二人はそういって剣崎の元に走る。少し遅れてスパイダーマンも彼の元に走るのだった。