スーパー戦隊が大好きなので、デカマスターを目指そうと思います   作:ペペック

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防振り一期再放送始まりました~


特撮ファンと隠しダンジョン

翌日、ポーションと装備をしっかりと揃えた上でクルーガーは再びあのダンジョンの入り口に向かった。

 

 

 

クルーガー

Lv22

HP 695/695〈+15〉

MP 20/20

 

【STR 33〈+20〉】

【VIT 33〈+18〉】

【AGI 33〈+10〉】

【DEX 33〈+5〉】

【INT ×】

 

 

装備

頭 【命中のスカーフ】

身体 【鉄の胸当て】

右手 【鉄の片手剣】

左手 【空欄】

足 【空欄】

靴 【軽脚の靴】

 

 

装飾品

【フォレストクインビーの指輪】

【フォレストクインビーの指輪】

【フォレストクインビーの指輪】

 

 

スキル

【パリィ】【心眼】【毒耐性・大】【炎上耐性・大】【麻痺耐性・中】【氷結耐性・中】【睡眠耐性・中】【採掘Ⅱ】【しのび足Ⅰ】【跳躍Ⅰ】【物理特化】【剣豪】【頑強】

 

 

念には念をと今回は装備も可能な限り新調した。補正値は微々たるものの、少しでもステータス数値を上げておきたかったのだ。さらに【パリィ】を使用する場合を考慮に入れ、予備の剣も三本ほどインベントリに入れてある。今一度地下へと続く階段を見てから、両手で顔を叩き気合いを入れる。

 

「よし………行くか!」

 

クルーガーはランプで足元を照らしながら階段を降りていったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段を降りた先、クルーガーの目の前には真っ黒い空間に包まれた大きな川が流れていた。真っ暗という点は【シルクスパイダーの洞窟】と同じだが、こちらはただ暗いというよりは、どこまでも闇が広がっているような印象である。ザアザアと勢いよく流れる川は一度落ちれば溺れ死んでしまいそうで、その川の上には年季の入った石造りの橋がかかっていた。

ステータス画面を開き、クルーガーはダンジョンの名前を調べる。

 

【冥府の地下神殿】

 

剣呑な名前に相応しい底知れない恐怖を醸し出している地下空間は、ランプで照らしてもギリギリ先が見える程度だ。一度左右を照らしてほかに道がないことを確認してから橋の上を渡っていく。

 

(………なんか、気味が悪いな)

 

道中はしんと静まり返り、信じられないほどモンスターが出てこないのがダンジョンの不気味さを一層際立たせる。これはダンジョンというよりもお化け屋敷の中を歩いているような気分だ。

 

(理沙ちゃんだったら、一分と持たずに泣き出すだろうなあ……)

 

ふとお化け嫌いなかわいい姪っ子の姿を思い出しつつ、そのまま道なりに歩くこと十分。

 

 

 

前後左右にのみ注意を向けていたクルーガーの右足が、突如何者かに捕まれた。

 

「うわ!?」

 

バランスを崩して前のめりに倒れたクルーガーは慌てて足先をランプの明かりで照らすと、足首を掴む真っ黒い手が見えた。反射的に剣で腕を切り落として拘束を解けば、黒い腕は青く燃え上がって消える。

 

しかし息をつく暇もなく橋の縁に黒い手がかかり、水飛沫を上げて何かが這い上がってきた。

 

だセぇ……

 

コこカらだせェ……

 

川から上がってきたのは、真っ黒い肌をした人型のモンスターだ。目・鼻・耳・口のない黒いのっぺらぼうそのもので、胸には赤く輝く拳大の宝石が埋め込まれておりまるで心臓のようである。

 

 

黒い人影達は橋の上に上がると一斉にクルーガーに襲いかかり、彼の身体にしがみついてきた。人影に捕まれた部分から鈍い痛みが広がりHPが減っていくのを見るに、どうやら触られるだけでダメージを受けるようだ。

 

「うおおおおおお!!」

 

慌てて拘束する人影を剣で切り裂き、自由になったと同時に横一閃になぎ払う。一撃で人影のHPが0になると断末魔の悲鳴を上げてその身は青い炎に包まれていく。思っていたよりモンスターが弱かったのが幸いだ。

炎が消えると拳大の赤い宝石と錆びた黒い鎖がその場にドロップする。

 

 

 

亡者の心臓【レア】

我欲のために再び地上へ這い出そうとする愚者の心臓。HPの補正値を上げる素材。

 

咎人の鎖

罪を犯し冥府に幽閉された魂を捕らえる鎖。HPの補正値を上げる素材。

 

 

調べてみれば鎖は通常ドロップ素材で宝石のほうはレア素材のようだった。

 

クルーガーはそれらをインベントリにしまうと、落ちたランプを拾い上げて再び橋を歩きだす。今度は足元や頭上にも注意を向けるのを忘れない。

 

 

『スキル【気配察知Ⅰ】を取得しました』

 

 

ここで新しいスキルの取得通知がかかり、早速使用してみれば敵の気配がよりわかりやすくなってきた。

 

 

ダしてクれぇ………!

 

「そこ!」

 

這い上がると同時に瞬殺する。暗がりのせいで視界か悪いものの、モンスターが弱いのもあって倒すのは難しくない。

 

 

そのまま五体ほど倒しようやく敵の出現が収まれば、橋の上にはドロップした素材が散らばっていてクルーガーは全て回収した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのやり取りを繰り返しながらしばらく歩くこと数十分、橋の先に何かが見えてきた。

 

「これは……」

 

接近するとそれは美しい彫刻が施されたかなり大きな石の扉で、扉の隙間から青白い光が漏れている。ようやくダンジョンの最深部にたどり着けたのだろうか。

 

クルーガーが扉の表面に手をついて体重をかければ、地響きを立てながら扉がゆっくりと開いていった。

 

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