オラリオに失望するのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
『PN疾風』
A.PNの意味も理解してないことと良い、だからお前はポンコツなのだ。
Q.ヴァルドに開発中の放電機能付きゴーレム壊された。ちょっと無断で髪の毛をもらい、少し暴走しただけなのに。費用が無駄に……彼奴絶対許さん! どうすればいい?
『PN皮膚と肉が恋しい』
A.制作費言えば金と新しい素材を持ってきてくれるよ。後一回謝れ
Q.時折側近の様子がおかしくなる。働かせすぎたのだろうか?
『PN祭壇の椅子石にした奴絶対許さん』
A.一年以上寝ない奴も居るんだし大丈夫大丈夫。
Q.ヴァルドっちと新入りが暴れて母ちゃん哭きそうなんだけど、毎度毎度止めるのも大変でよぉ。どうすりゃ良い?
『PN赤いトカゲ』
A.「そういう事はもっと岩盤が硬いここより深層でやれ」と注意しましょう。え、無理? ………まあヴァルドもその辺気を使ってるから何時もギリギリで止まるでしょ?
Q.あの馬鹿ども外に追い出したい。
PN『■■■■■』
A.黒いのと骨を連れてこいよ、群れでな!
「ふっ!」
「おらあぁ! 退きやがれ!」
先行するのはアリーゼとルノア。
道が広がっていき、現れるモンスターの数も増してきた。連携など苦手なルノアと炎の
元暗殺者のクロエと
リューとアーディは回復魔法を持つため今は待機だ。
「燃えるヘルハウンドとやばい芋虫がいねーニャ」
「全部ヴァルドに向かわせたか………あるいは」
と、クロエが暗殺者時代の口調で目を細めた瞬間、背後から爆音が響く。続いて雪崩のような轟音。
「っ! 通路の破壊? 分断されたか!」
「ミャー達だけなら勝てると思われてるニャ?」
輝夜の言葉に不快そうに顔を顰めるクロエ。だがまあ、ヴァルド・クリストフという存在の理不尽さを思えば他の冒険者が有象無象に見えるのも道理だと思う自分も居る。
「あ、あの………大丈夫なんですか? その、生き埋めとか」
「「「「生き埋め程度で死ぬならとっくに死んでる」」」ニャ」
「えぇ…………」
分断ではなく生き埋め目的の破壊ではないかと心配するシルに全員が声を揃えて言う。信頼の表れと取ればいいのか、シルは何とも言えない顔をした。
「通路があります。恐らく、この先が『未開拓領域』の深部でしょう」
モンスターを倒し終え、リューが先に続く通路を見つけた。17階層の広さを考えれば、そろそろ深奥。
「ノエルが居るなら、そこなんでしょ?」
「そうね! 『ボスは一番奥にいるのが相場』って神様も言ってたわ!」
「適当なこと抜かしてんじゃねえよ団長。でも、まあ…………」
「罠の匂いがプンプンするニャァ」
ルノアの言葉にアリーゼが良く分からない根拠でライラを呆れさせ、クロエが目を細める。
その意見に同意なのか、全員奥に広がる闇を警戒していた。
「皆さん、気を付けて……」
戦う力のないシルは皆の無事を祈るしか出来ない。それでもこの先に娘がいるのだ、進まない道理は存在しない。
「……広い」
「うん、ホールみたいになってるじゃん。上にもなんかあるし。なにあれ?」
サクサクと音を奏でる水晶雪は、その広大な
本物の雪のような水晶雪も合わさって、氷の世界のようだ。寒くはないが………。
「いかにも『ぼす』がいそーニャ!」
「きっと一番奥に待ち構えてるのね!」
「どういう理屈なのでしょうねぇ? 一番奥…………!?」
アーニャとアリーゼの言葉になんとなしに奥を見る輝夜。そして、
「あれは…!」
「「「!?」」」
輝夜の言葉に
「なんニャ、あれ!?」
「デカい…………それに、人型? あれ、モンスターなの!?」
「少なくとも、我々は知りませんねえ」
「ミャーもニャ! あんな変なの、『深層』でも見たことないニャ!?」
深層に潜ったこともある【アストレア・ファミリア】やアーニャも知らない未知の存在。2つの花を持った怪物の下半身。そして、人の形をした上半身は女神にも劣らぬ美しさを持っていた。瞳孔も虹彩も存在しない淀みがかった瞳は開いたまま動かない。凍りついたかのような水晶に覆われていた。
「──お気に召してもらえましたか?」
「!? てめぇは!」
かけられた声に反応し振り向いたライラは、その人物の顔を見て不快げに顔を歪める。立っていた男、ヴィトーはそんな彼女達に貼り付けたような笑みを向ける。
「『彼女』こそ、我々を導く真の女神。破壊の暴力の化身にして、世界是正の象徴です!」
「………生きていたか。あいも変わらず、思ってもいないことをペラペラと」
輝夜もまた不快そうに眉根を寄せヴィトーを睨む。ライラよりも遥かに怒りに満ちている。シルもまた彼を睨み付け、その隣に連れられた小さな影に気づいた。
「ノエル!」
「おかあさん………! みんなぁ!」
「おや、貴方は」
さも今気付いたと言うようにわざとらしくシルを見るヴィトー。駆け寄ろうとするノエルを掴みながら笑みをシルに向けていた。
「再会するとは思っていましたが、予想以上に早い。いけませんよ、こんな所に貴方のようなか弱い方が来ては」
「ノエルを返してください!」
「返せ、とはこれまた妙なことを。貴方の『家族』ではないでしょうに………」
「相変わらず、人の揚げ足取るのが好きね」
シルの叫びを嘲笑うヴィトーにアリーゼは呆れたように、しかし敵意を向けて呟く。
「ええ、ええ。癖、のようなものでしょうか。捻くれた性格で申しわけない」
「………彼を知っているのですか?」
「そういやリオンだけ顔合わせてねえな。『絶対悪』の眷属だよ」
「!?」
困惑していたリューはライラの言葉に目を見開いて男を見る。
『絶対悪』それが意味するのは、7年前の『死の七日間』を引き起こした邪神。送還された最悪の邪神の眷属が、生きていた?
「その節はお世話になりました。今は別の神の眷属をさせていただいております。まさか貴方方に会えるとは思っていませんでしたよ。全滅しかけたというのに、まだ性懲りもなく闇を払わんとしますか」
その嘲笑に【アストレア・ファミリア】とアーディが肩を揺らす。確かに【アストレア・ファミリア】は闇派閥を滅ぼさんと全滅しかけた。ヴァルドが来なければ全滅、それを逃れたとしても一人しか残せなかったろう。
「ええ、払うわ。当然でしょう? だって、誰かが泣くじゃない。その子みたいに!」
涙目のノエルを見つめ、ヴィトーを睨むアリーゼ。誰かが泣くなら、その涙を止められるなら、何度だって闇に挑んでみせる。
「それで、貴様は一体その童に何をさせるつもりだ? あの怪物は何だ?」
「『怪物』とは、酷い言い方だ。『彼女』はね、そこの酒場の店員さん達が可愛がっているこの娘と同じ存在ですよ?」
輝夜の言葉にヴィトーはノエルを指しながら演技臭い非難をする。無知を嘲笑う彼に困惑する豊穣の女主人店員と【アストレア・ファミリア】。シルとアリーゼは心当たりでもあるのか目を細める。
「どこが一緒ニャ! ノエルはもっと可愛いのニャー! そんな気色の悪いのと一緒にするんじゃないニャ!」
「いいえ、一緒です。少なくとも起源は。何故ならここに眠っている『彼女』も──『精霊』なのだから」
『精霊』。
『恩恵』のない『古代』に神々が人類に遣わした救済措置。エルフ以上の長い寿命、高い魔力を持ち、奇跡を扱い英雄と共に歩んだ種族。このオラリオにも
「精霊? あんな気持ち悪いのと、ノエルも?」
「そうなのニャ、ノエル? だから、あの時ミャーの傷を治せたニャ!?」
ノエルに触られ傷が消えたアーニャが思わず叫ぶ。そう言えば、ヴァルドがそれを誰かに見られたか聞いていた。ヴァルドは知っていた? じゃあ、ノエルが攫われたのは自分が怪我をしたから?
「…………せいれい? なに?」
が、とうのノエルは困惑するように瞳を揺らす。
「わたしが、せいれい? みんなと、ちがうの? わかんない………わかんないよぉ………」
「ノエル……」
「わたしが、せいれいだから…………みんなと、『かぞく』じゃないの………?」
ヴィトーの言っていた言葉を思い出した泣き出すノエル。ヴィトーは水晶に封じ込められた『彼女』こそが家族といった。それは、今ノエルが家族と思ってる存在が………
「関係ないよ」
「おかあさん………」
シルはノエルに笑みを向ける。安心させるための笑みではない。本当に心から『娘』に向けた笑み。
「ノエルがただの女の子でも、精霊でも、たとえモンスターや神だったとしても………そんなこと関係ない。だって、ノエルはノエルだもん……」
「おかあさん…………」
溢れる涙は悲しみではなく喜び。だからこそ、より一層この二人を守らねばと思う気持ちが強くなる。
そしてそれを嘲笑う者もここに居る。
「いやぁ、美しい。真なる善とは母子の愛ですか。それがたとえ、偽りの関係であろうとも」
「ヴィトーさん……」
心の籠らぬ言葉に睨み付けてくるシルに肩を竦める。
「おっと、もう少し心を込めた方が宜しかったですか? 貴方に睨まれるのは怖い怖い。ですがこれで、私達が何故ノエルさんを攫ったのか理解して頂けたのではないですか?」
「分かる訳ねーニャ! ノエルが精霊なのと、お前等が攫う理由は何なのニャ!?」
「ノエルさんには、彼女を目覚めさせる贄になって頂こうと思いましてね」
アーニャの言葉にヴィトーが隠すことなく返し、豊穣の女主人の店員達が目を見開く。
「彼女が目覚め、迷宮の『蓋』たる
「っ! 馬鹿な、バベルを破壊するだと!? 7年前以上の殺戮を振りまくというのか!」
リューが叫び、全員が獲物を持つ手に力を込める。
バベルを失いモンスターが地上に溢れ出せばそれは人と人との戦争であった7年前の7日間よりも多くの人間が死に絶える事になる。
「………あの男、壊れてるわね」
クロエは蔑むような目をヴィトーに向けた。
「我々は彼女に目覚めてほしいのです。ですが、彼女は眠り姫のまま………私達がどんなに望んでも、手を尽くしても瞳を開けてはくれない。同族たるノエルさんの悲鳴ならば、と思いまして………嗚呼、ですが折角なら」
「皆様の悲鳴で、『彼女』を起こしてくれませんか?」
ヴィトーが指を鳴らすと同時に疑似雪原の中から、空中回廊から芋虫型のモンスターが現れた。
「げぇー! さっきの芋虫ぃ!」
「しかも、この数は………!」
「では皆さん、歌って踊ってください。眠っている彼女も思わずこおどりしたくなる、陰惨な歌劇を!!」
その頃のヴァルド
うっかり階層を破壊しないように研削中
因みに今18階層には【ロキ・ファミリア】が居たりする。彼等ちゃんと原作通りの敵と戦えたのだろうか? この章終わったら時系列遡って彼等の冒険も
ところでヴァルドが居たらヘルメス絶対ついてこれないよなぁ。都市外の冒険者依頼でも受けてもらうか………確か精霊の悪夢は都市外のはず。良かったなフィルヴィス、都市外デートだ!
嘘予告
「問うよ、君が私のマスター?」
月光を反射し輝く金の髪、風を纏う剣を持って少女は、僕にそう問いかける。僕の彼女の
セイバー
マスター ベル・クラネル
「聖杯戦争が誰かを傷つけるなら、僕はこの戦争を終わらせます」
サーヴァント アイズ・ヴァレンシュタイン
「聖杯を使って、私は全部取り戻す」
ライダー
サーヴァント アルゴノゥト
「我が名はアルゴノゥト! 猛牛退治をなした英雄なり! へ〜い、そこの英雄譚好きそうな笑顔が素敵なアマゾネスの少女〜! 良ければ私と私とお茶しな〜い!」
マスター レフィーヤ・ウィリディス
「ありえませんありえませんありえません! 私のサーヴァントが、こんなぁ〜!」
アサシン
サーヴァント エイン
「聖杯さえ手に入るなら、彼奴にまた会えるのなら、再び神の玩具に成り果ててやる」
マスター ヘルメス
「さあ、英雄の歩む道を作ろうぜ!」
キャスター
サーヴァント ???
「来るがいい、小娘。嫁と………ついでに英雄の作法を教えてやろう」
マスター フェルズ
「……オラリオ、滅ぶかも。すまんウラノス」
ランサー
マスター フィン・ディムナ
「一族の誇りを取り戻す。その為にも、まずは優勝しなくてはね」
サーヴァント 二代目フィオナ
「私の役目は終わりました。望むものはとうにない………だが
バーサーカー
マスター ヴァルド・クリストフ
「どれだけの英傑が揃うと、それでも勝つのは俺達だ」
サーヴァント アステリオス
「ヴゥオオオオオオオオ!!」
アーチャー
マスター ヴェルフ・クロッゾ
「聖杯ってのを手に入れりゃ、希少な素材を取り放題にできんだろ?」
サーヴァント クロッゾ
「「よし! こいつの名前は
久々にサーヴァント差し替えシリーズを見てなんとなく思い付いた。皆はどこが勝つと思う? 俺はバーサーカー陣営に500000ヴァリス。
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