オラリオに失望するのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
『PN竈の女神』
A.力:E481
耐久:S903
器用:D504
敏捷:F367
魔力:I0
ですね。耐久は滅茶苦茶高いけどそれ以外はまあギリギリ。でも大体的に名を知らしめるためにあえてステイタスを極めずランクアップしたよ。
Q.やっぱり師匠の魔法は昔っから凄かったの?
『PNジャガ丸くん冬のホワイトクリーム味』
A.全然。このままじゃまずいとリヴェリアから
Q.おれ女神の戦車のランクアップの糧になった時の剣技はどの程度だ?
『PN銀の槍』
A.今が剣技Lv.100なら当時は剣技Lv.43ぐらいかな。その敗北をバネに更に鍛えたのと、追い詰められて成長しなきゃいけない段階になってようやく鍛えた成果が体に追い付くから。
Q.輝夜はヴァルドの何処に惚れたのかしら?
『PN天秤と翼』
A.一緒に戦ったりと経緯はいろいろあるけど切っ掛けは夕日に照らされた顔が好みだった。
Q.うちの子達が英雄のせいで大切な人を失ったって嘆いているけど、彼等の死の瞬間に思った言葉を流せば英雄に精神攻撃ぐらいはできるかな?
『PN昔見たいに仕事したい』
A.お前の部下が発狂するからやめときな
Lv.差は覆るか? と問われれば、多くの冒険者が否と答えるだろう。そして僅かな冒険者が是と答える。
Lv.6がLv.7に勝ったように、Lv.5がLv.6の階層主に勝ったように、Lv.差はスキル、環境、技術、信念、魔法、体調。様々な要因が絡み合い時に冒険者は格上を食らう。
だが、その為に何よりも重要なのは勝利を諦めぬ覚悟。
「貴方にはそれがあるのですか!? Lv.差を覆す覚悟が!」
「っ!!」
第一級冒険者には簡単に成れるわけではない。ましてやLv.6ともなれば、それだけの修羅場を潜り抜けていたという事。
単純な
「私より先にLv.4になりながら、未だLv.5の貴方に!?」
輝夜達は7年前の大抗争の際、ヴァルドと才禍の怪物の戦いを誰にも邪魔させぬためにエレボスが召喚した漆黒のゴライアスと戦いランクアップを果たした。その2年後に【ファミリア】は半数以上を失うという実質壊滅状態になり、ろくな遠征もこなせず新たに上がった位階は一つだけ。Lv.1のまま生涯を過ごす冒険者という生業を考えれば第一級になるだけで十分偉業なのだが、ヴィトーはその上を行った。
本気で上を目指す覚悟は彼のほうが上だった。
「殺されたいだけの変態が言うではないか!」
「ええ、英雄に立ち塞がり殺されるなら本望ですとも。ただし、全力で、殺すつもりで挑みます。それこそが英雄に対する敬意というものでしょう?」
極彩色のモンスター、呪いの武器、暗殺者、精霊獣、穢れた精霊。
自身が用意できる全てを用意し、己を鍛え、備えていた。本気でヴァルドの敵となるつもりなのだろう。
「まさかLv.8になっているとは思ってもいませんでしたが。オラリオの外に古代の原種でも生き残っていたのですかね? まあそうでなくとも、追い詰められたところで彼は逆境でこそ輝くのですが」
そして、誰かの命がかかっている時余計に力を絞り出す。本当に英雄のような存在だ。ムカつくまでに。
「………覚悟か」
額から流れた血を拭い、一向に止まらないことに気付く。ヴィトーの持つ剣もまた、
技術は輝夜が僅かに上。ステイタスの差はヴィトーが上。Lv.6でも上位勢。武器の性能もヴィトーが上で、輝夜は傷付くほどに不利になる。
誰が見ても、輝夜本人からしても勝敗は決した力関係。それを覚悟だけで覆せ? 簡単に言ってくれる。そんな事できるのは極一部の人間が起こせるものだ。それだって簡単じゃないのに何度も起こす彼奴が可笑しい。昔っからそうだった……………昔っからそんな所が嫌いだった。
『正義』を掲げる【アストレア・ファミリア】の中でも、輝夜とライラ程『正義』の強さを信じていない眷属は嘗てのメンバーにも居ないだろう。どちらも育った環境が環境だ。
特に輝夜は『正義』を語る屑どもを見てきた。
人を陥れ嘲笑い、正しいと言い張る気持ち悪い大人達。
『神』の名の下に悍ましい使命を子孫に強いる老害共。
下界の子供達のそんな有様を笑う神々。
『正義』を蹂躙するのが『怪物』ならば、『正義』を否定するのは人間だった。
『正義』を騙る悍しき
だから故郷を捨てた。それでも、『正義』というのはあまりに脆いと知った。
力が無ければ容易く蹂躙され、力があろうと数が足りなければ取りこぼす。そして取りこぼされた者やその縁者は
だけど『正義』を諦めきれず、輝夜はそれを今もなお嫌っている故郷の奴等のように大義名分として用いた。
悪を成す者達を暴力で黙らせ、民衆を納得させる都合のいい無色の旗。
理想は潰え、現実を知った少女はそれでも正義を捨てきれなかった。だからヴァルド・クリストフが嫌いだ。
まさしく英雄のように人々を救う。
質実剛健。
滅私奉公。
公明正大。
一度戦場に立てば勝利し、助けを呼ぶ声に駆け付ければそれ以上の被害を出させない。輝夜が切り捨てた理想がそこにあった。
でも気に入らない。自分が諦めた理想を他の誰かがやったから? ああ、それは気に入らないだろう。だがそれ以上に、あの男が
その頃を見たわけではないが見ていれば解る。
『不眠』などという発展アビリティがまっ先に目覚める程寝る間を惜しみ、適正階層を無視して鍛え、それで漸く並の冒険者を超える成長速度。偶発的に起きたランクアップに相応しい偉業。他の誰かが同じことをやればもっと先を目指せただろう。
その前に死ぬだろうが。
死なないのは才能ではなく、死ぬわけには行かないという精神力ゆえ。
『お前は死ぬのが怖くないのか?』
『? 死ぬのが怖くない人間なんてそういないだろう?』
死後の再会を約束された
『少なくとも俺は死にたくはない』
『ならば何故あのような無茶ばかりする』
『それで救える命があるからだ』
即答された。他の命を救うためなら自分の命など惜しくないと。自分の命を勘定に入れていないその考えが本当に嫌いだ。
『貴様は全てを救うつもりか? くだらん。理想論だ、それは』
『…………………』
『現実を見ろ。身に余る理想はお前を殺す。そうでなくとも、いずれ何かを取りこぼす』
『断る』
『…………はぁ〜!?』
『俺の心根は凡俗だ。一度でも『これが現実だ』と折れてしまえば、
だから一度だって現実を妥協する訳にはいかないと、そう言い切る男のどこが俗物なのかと舌打ちしたが、しかし実際そうだろうと理解してしまう。
現実に打ちのめされて妥協点を決め救えるものだけを救うべきだと考える輝夜だからこそ、その本音を理解する。
『だから理想を追い続けると? 貴様にそんな力などあるものか。どの道現実を見ずに未来を願い続ければ、今を取りこぼす』
『ならそれはお前が拾ってくれ』
『……………は?』
『理想を見ることしか出来ない俺が現実を見過ごすなら、現実を見据えるお前が俺が見過ごしてしまった者達を救ってくれ。そうすれば俺たちは、何もかも救える』
苦渋の決断を迫られた時、選ぶのは何も本人だけである必要はない。だって誰かを救いたいとねがうにんげんはひとりではないのだから。
『「
『聞いたこともない』
『そうか………そうだろうな。その英雄はとても弱い。『百』を救えず、『一』を選ぶ』
『………だがやはり理想論だ。誰も彼もが戦えるわけではない』
『それでもいないわけじゃない。俺は信じている、俺の軌跡に皆が続くと。俺に出来て、誰かに出来ないはずがないと』
これだ。
才能という点では文句の言いようがないほどの事実で、精神的な部分で出来るかクソがと言いたい。
『理解している。誰も彼もが俺の様に出来ない事もな』
『矛盾してるぞ』
『ああ……』
『破綻者め』
それを自覚してるのだから、それでも直す気がないのだから質が悪い。
『俺程度では破綻でもしなければやっていけんのでな』
『…………お前に感化され、それで折れる者もいる』
『ならば俺がその分強くなる』
街を見下ろしていた彼はそう言って、漸く此方に視線を向けた。夕日に照らされたその姿に
「苛ついたな、あの時は………」
「? ………ぐっ!?」
ギィン! とヴィトーの剣が弾かれる。
「あの破綻ぶりに、何より胸が高鳴った自分自身に………」
しかも後から知ったが、別世界で知ったこの世界の冒険者に期待しているからこその破綻ぶり。自分を正しく見ていない……いや、見てはいるのに他の女を見ているのが腹立たしく感じた。
「覚悟を問うたな!? あるとも、あらねばならん。私達が折れたら、あの馬鹿は一人で突き進むだろ。私が折れたら、あの馬鹿の隣が他の誰かに奪われるだろ!」
剣戟に勢いが増す。
刃と刃の応酬。咲き乱れる火の花。奏でる金属音。
ヴィトーの顔に焦りが浮かぶ。治らぬ傷を体中に負い、血を流し、死に近づくばかりの女は尚も燃え上がる。
「今ばかりは『正義』ではなく、女として戦ってやる。悔しいだろう、『悪』を自称する貴様には!!」
「っ! 貴方はあああああ!!」
英雄に立ちはだかる『悪』を目指すヴィトーに『正義』を背負わず剣を振るう輝夜。
降り注ぐ銀の閃光にヴィトーの顔が怒りに歪む。最早彼が輝夜の相手をする理由などない。時間をかければ勝手に死ぬ。だが殺す。確実に!
踏み込みで、剣圧で、
「何故貴方なのです!? 正義を掲げるというのなら、私も全力を持って挑みましょう。なのに、よりにもよって正義を掲げず、惚れた腫れたなどと下らぬ題目を掲げる貴方が私の前に立つ!」
己の瑕疵に意味があると証明するために、英雄に挑まなくてはならない。正義を証明するために悪となると決めた。
嗚呼、ならば【アストレア・ファミリア】ならば討たれるのも是としよう。だが、惚れた男に近づけたくないなどという理由に誰が納得しようか!
「貴方は、邪魔だ!」
「それは貴様だ!」
距離が開き、獲物を鞘に納める輝夜。居合が来る!
嘗ての己を破った業に最大限の警戒を払い
敢えての接近。Lv.6の
鮮血が舞う。
ヴィトーの呪われた剣が輝夜の肩から肺にかけて深々と突き刺さり、輝夜の口から血が溢れる。
「────っ、とらえ、たぞ!」
「ッ!? 抜けな──」
「あああああ!!」
咆哮。
抜き放たれる銀の刃がヴィトーの胸を切り裂く。
「が、あ………っ! ま、だ…………まだだ! まだ、私は────!」
「いいや、死ね!」
緩んだ手に再び力を込め柄を握り締めようとしたヴィトーの手の腱が切り裂かれる。肩が、首が、腕が、腹が、足が銀の軌跡に切り刻まれる。
「これで、終わりだ!」
最後の一閃がヴィトーの肩から腹にかけて切り裂いた。
「………!」
血を流しすぎて倒れる両者。ヴィトーに回復薬はなく、部下もこの状況では来られないだろう。
「だが、これでは貴方も…………!」
「傷の深さは、私の方がマシだ。まだ可能性ぐらいはあるさ…………」
強がりだ。輝夜は間もなく死ぬ。地上までは決して持たない。
「相打ちなど………私は、こんな……! これでは、私の生まれた意味が…………!」
「…………
「……………?」
「お前だけだ。己の『悪』に生まれた意味を求めたのは………その結果が正義に立ち塞がるなど、つくづくお前達は
その言葉にヴィトーは顔を歪める。
「…………あの方は、なぜ私をあの場で死なせてくれなかったのでしょう」
あの世界を愛していながら、あの世界を壊したいと嘯き、あの世界を憎んでいたヴィトーを眷属とした。何故?
「貴様を、愛していたのだろうよ…………神からすれば、世界の瑕疵も、貴様の欠落も………関係ないのだろう」
「………は、はは………ふふふ、ひひひ………ははははは! 愛、神の愛!? そんな下らぬ、望まぬもので、私は生かされた………? ………本当に…………本当に、身勝手な方だ………」
嘲笑っていてくれたほうが良かった。それならばまだ恨みようもあるというのに。
「…………さみしいの?」
「…………ノエルさん」
ヴィトーに問いかけたのはノエルだ。シルが心配そうに寄り添いながら近付いてきていた。
「さみしい………私が? まさか…………そんなわけないでしょう」
ノエルの言葉にヴィトーは鼻で笑う。血を流しすぎたのか、目の焦点は合わない。ノエルは迷うように視線を彷徨わせ、決意したようにヴィトーに近づこうとしてシルがそっと肩に手を置く。
「駄目よ、ノエル…………その人はもう、眠らせてあげて」
「…………最期まで、癪に障るお方だ…………見透かすようで、知っているようで……私の嫌う、神々そのもの! はは………しかし、ええ。あの神に見送られるより、マシでしょう……」
声が途切れる。
呼吸が止まる。
死んだ。涙は、誰も流さなかった。ノエルは輝夜に近付きその手を触れる。眩い光が輝夜の呪いを消し去り傷を癒やす。
「感謝する………これで………っ!」
「駄目ですよ! 失った血まで戻ったわけじゃ………!」
「それでも、まだ戦いは…………」
黒幕たるヴィトーを倒したところで既に目覚めた汚れた精霊は止まらない。こことて何時魔法や触手が飛んでくるか解ったものではない。
「
グチャリと潰されたこの場最後の
「…………おかあ、さん…………わたし、みんなを……まもりたい。みんなの………ちからに、なりたい」
「えっ………? 何を言ってるの? 無茶をしたらダメ!」
明らかに疲労している。それなのに、これ以上力を使えば………
「お前はその身に纏う『奇跡』を保てなくなるぞ」
「あ、おとうさん………」
「ヴァルド……」
何時の間にか、ヴァルドが来ていた。
「輝夜、俺の娘を守ってくれたこと、感謝する」
「………ふん」
顔を逸らす輝夜に肩を竦めたヴァルドは、その場でしゃがみ込みノエルの頭を優しく撫でる。
「もうこれ以上誰も傷つけさせない。だから、このまま………」
「………やだ、よ。みんな、がんばってるのに…………なにもできないの、やだぁ………たすけてもらうだけなんて、いやだ……」
「……………ノエル」
ノエルの泣きそうなか細い声に、シルは胸を押さえる。ヴァルドが来てくれた。だからもう大丈夫………それで納得しないのは、何もできない自分を嫌うのは、本当に父親そっくりだ。
「わたし、みてたの………ずっと、みてた。わたしじゃない、みんなが、たのしそうにしてるの………」
「………私と、出会う前のこと?」
「うん………わたしも、みんなみたいに、ぽかぽかしたいって………『かぞく』になりたいって………でも、ちがったの」
「えっ?」
「ぽかぽかするだけが、『かぞく』じゃないの。みんなが、みんなをすきだから………みんなが、みんなをまもるから………だから『かぞく』っていうんだね」
儚く笑うノエルにシルは言葉を失う。
「おかあさん、おとうさん……わたしも、みんなと……ほんとうの『家族』になりたい……だから──」
「…………一つだけ」
「え?」
「一つだけ、方法がある。皆をノエルが助けて、ノエルも皆と帰る。たった一つの出来過ぎた方法が」
「………ほん、と?」
「…………ただ、これは俺の人生にお前を巻き込む。より危険な目にお前を遭わせることになる。どうする?」
「……わたし…………みんなと、まだ、はなれたくないよ。おとうさんと、おかあさんと、クロエもルノアも、アーニャや、ミアおかあさん。みんないっしょに、いたい!」
縋り付く少女にヴァルドが浮かべる顔は、罪悪感だろうか? 暴れまわる堕ちた精霊を見て、目を細める。
「ヴァルド………」
「シル?」
「この服、返すよ。頑張ってね………」
「……………ああ」
まだ残っていたらしい防御不可、攻撃不可の芋虫型の投入によりさらに追い詰められる冒険者達。穢れた精霊はくすくす笑いながら触手を振るい女体型の一匹を破裂させる。
雨のように降り注ぐ腐食液が装備や皮膚を溶かしていく。
「くそ! アリーゼ、リオン! なんとかしろ!」
「こんな状況二人で覆せるわけないでしょ!? げぇ、また私狙ってきた!?」
自分に向かって飛んでくる氷の槍を回避するアリーゼ。女体型が放った爆粉を先に魔法で吹き飛ばす。魔力は何時までも持つわけではない。ジリ貧。このままでは押し切られる。
「いいや、そこまでだ」
そして響き渡る声に怪物達は動きを止めた。いや、狙いを変えた? 引き寄せられるように声のする方向に向かい、凍りつく。
普段の雷鎚ではない、それ以外に攻撃魔法を持たぬはずの彼はしかしダイヤモンドダストを纏い悠然と歩む。
『…………ァ』
穢れた精霊も初めて警戒するように笑みを止め、やってきた人物を見つめる。
その感覚を知っている。存在するだけで場の空気を支配し、不条理を切り捨て理不尽を押し潰す、条理も理も否定する存在。
『エィ、ユウ…………!』
笑い、歌い、殺戮の限り尽くしながら殺意の一つも持たなかった穢れた精霊はここに来て初めて殺意と敵意と……憎悪を滾らせる。
『ラァ────』
「「「「───────!!」」」
それに反応するように襲いかかるモンスターの大群。穢れた精霊もまた上級冒険者を容易く吹き飛ばす触手を振るうがヴァルドが軽く腕を振るうだけで凍り付き砕かれる。
『【火ヨ来タレ】!』
触手を引き戻し芋虫達に時間稼ぎをさせて詠唱を唱える穢れた精霊。吹き上がる膨大な魔力は、これまでで最高。
「下がれ、お前達」
『【猛ヨ猛ヨ猛ヨ炎ノ渦ヨ紅蓮ノ壁ヨ業火ノ咆哮ヨ突風ノ力ヲ借リ世界ヲ閉ザセ燃エル空燃エル大地燃エル海燃エル泉燃エル山燃エル命全テヲ焦土ト変エ怒リト嘆キノ号砲ヲ我ガ愛セシ
紡がれる
「超長文詠唱!?」
「なんて魔力、こんなものが………!」
ただ一人、ヴァルド・クリストフを除いて、だが。
『【代行者ノ名ニオイテ命ジル与エラレシ我ガ名ハ
「行くぞ、
ヴァルドの周囲に浮いていたダイヤモンドダストが片腕に集まり一本の巨大な剣を生成する。
『【ファイアーストーム】』
世界が紅に染まる。
津波が如く迫る炎嵐。共に迫って来る芋虫と女体型を前に、ヴァルドは剣を振るう。
『────!?』
放たれる吹雪は炎を掻き消し、芋虫も女体型も等しく凍りつく。
ガラガラと崩れる芋虫共の死体はザラザラと崩れ落ち本物の雪となって
『っ!』
「おい、まだ生きてるじゃねーか! そこはぶっ殺しとけよ!」
「出来なくはないが……どうする、アリーゼ」
「もちろん、私達が戦うわ!」
文句を言うライラだが、ヴァルドが尋ねるとアリーゼがヴァルドの横に立つ。
「痛感したわ。影に潜んだ闇は、私達が想像してたよりずっと深く濃くなっている。だから私達も、それを乗り越えるだけの力が必要。折角の強敵なんだもの、皆で頑張って乗り越えましょ?」
ダンメモ風ステイタス
【雪華白耀】ヴァルド・クリストフ
初期ランク ★4
カテゴリ 冒険者
タイプ 魔法攻撃型
攻撃属性 水
英雄昇華 可能
精霊と契約し、その力を振るう姿。
姿は襟にファーの付いた白いコートを着たヴァルド。実は白いのは大気中の水分が凍りついただけである。ファーの正体も霜。触れただけで凍りつく。
白霞罸と大紅蓮氷輪丸が合体したみたいな性能。
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