オラリオに失望するのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
『PN名探偵』
A.その日のシルは自分と話したくないだろうと察するからです。でも無視したいわけではないので必要な会話はするし酔っ払いに絡まれてたら助ける。
Q.酒場のシルちゃんに好かれるにはどうすればいい? あの英雄と仲良さそうだけど、あいつより好かれたい!!
『PN俺はもうLv.3』
A.偶にある変化に気づいてその時だけ接し方を変えれば可能性が増えますよ。どんな変化? 見抜けるのあるファミリアの連中ぐらい。ヴァルドは一目で見抜いた。
Q.何故あの街娘には気付けて彼奴は私に気づかない
『PN仮面』
A.お前のスキルと魔法のせいです。
Q.ヴァルド君ってモテるけど女性関係で問題起こしたことはあるのかい?
『PN窯の女神』
A.基本的に自分は誰かと恋人関係になることはないけどそれはそれとして複数人と遊びに行く約束が被ったことがあります。
因みに被った理由はとある呪いの本により女性陣が積極的になり断れない雰囲気だったからです。本は消滅しました。
ベル、ヴェルフ、リリはいよいよ中層に挑む。
準備は万全……とは言えない。ダンジョンに挑むに当たって、備えすぎるなどということはないからだ。予備の剣数本持ってドロップアイテムやダンジョンの作物だけ食って数日過ごす奴は備えなさすぎるが………。
「重要なのは動揺しないことだ………ここはダンジョン、何が起きてもおかしくないと言う前提で、現状を受け入れながら進め」
「はい、師匠!!」
「よし………」
「ていうか、ヴァルド様はついてこないんですか?」
「
その言葉にリリは複雑そうな表情を浮かべる。
ベルを信頼しているということだろうし、そもそもこの人が交じった時点で中層は冒険ではなくなる。それでも最強戦力には来てほしかった。
「ヴェルフ」
「は、はい!」
「優先すべきことを違えるなよ」
「? はい………」
ヴェルフが背負っているものを見ながら助言するヴァルド。次はリリに視線を向ける。
「アーデは、己を良く弁えている。が、弁えすぎている………ベルもヴェルフも
「……………はい」
「後は、ベル………Lv.2………つまりこのパーティー最高戦力だ。お前が崩れれば、全滅もありうる」
「…………っ!」
「だから、気張れ…………運が良ければ帰還中の【ロキ・ファミリア】に出会すかもな」
その言葉にはっと顔を上げるベル。
【ロキ・ファミリア】………つまり、アイズと運が良ければ同行させてもらえるかもしれない!?
「中層で出会えればランクアップしたと伝わるだろう」
「…………あ」
そう言えば【ロキ・ファミリア】には『彼女』もいた。誰よりも早くランクアップしてみせるという宣言を聞いたただ一人の少女。
「どうかしたか?」
「えっと………【ロキ・ファミリア】の皆さんと、会えたらいいなあ、って………」
「そうか………」
「じゃあ、行ってきます。シルさん達にもよろしく」
「ああ、今日はシルと会わない」
「え、そうなの?」
ミアに休みを貰い、アーニャはとある場所に来ていた。
「…………………」
近づいては離れ、離れては近づいて………猫よけの魔導具を前にしたかのようにウロウロしている姿は、なんとも怪しい。なので当然人が来た。
「貴様! そこで何をしている!!」
「ふにゃ!!」
ピーンと尻尾と耳を立て叫ぶアーニャ。振り返ると槍を持った冒険者が二人走ってきた。
「ここをどこだと思っている!!」
「かの女神の領域を汚そうとしているのなら、その命を以って償ってもらう!」
「あ、いや………その、にゃあ…………」
「ん? その槍は………」
と、アーニャが持つ銀槍を見て困惑する男。
「何してやがる」
その声に、その場の全員が固まる。
振り返ると、不機嫌そうな
「ア、アレン様………」
「あぅ………あ………あの、これ………ありがとうございました!」
と、アーニャは銀槍をアレンに渡す。アレンはひったくるように槍を受け取った。
「用事はこれで終わりか?」
「その………フ……フレイヤ、様に…………っ!!」
「…………………」
瞬間、身を刺すような殺気が放たれる。
アレンは殺気を隠さぬまま、舌打ちしながら背を向ける。
「ついてこい、あの方がお待ちだ………」
「は、はい!」
慌てて後を追うアーニャ。困惑する見張り達にアレンはチッと舌打ちする。
「なに呆けてやがる。さっさと持ち場に戻れ」
男達は慌ててその場から立ち去った。
『庭』から漂う血の匂い。響く怒声、轟音、剣戟の音。
魔法が誰かを焼く。刃が誰かを切り裂く。拳が誰かを砕く。
比喩ではない、正真正銘の殺し合いの場。それが【フレイヤ・ファミリア】のあり方。
希少な
「……………………」
自分も数年前まであそこに居た。兄に置いていかれないために………。
そこでヴァルドに出会った。アーニャのような極々例外を除き女神の寵愛を求める戦士達の中に、女神の寵愛を求めず飛び込んだ男。他派閥の眷属。
余計に狙われる中、それでも戦い
「ついたぞ」
「!!」
正気に戻り、目の前の扉を見る。アレンが戸を叩くと「入っていいわ」と声が聞こえた。
「お帰りなさい、アーニャ」
「フレイヤ様………」
部屋の中にいた女神は笑いかけてくる。
「貴方は要らない」と言ったアーニャに、昔と変わらず。
「今日はどうしたの?」
「ス………ステイタスの、更新を……した、したく……て」
「あらそう………戻ってくるのかしら?」
「あぅ………あ、の………戻る気は、なくて………」
「おい」
と、アーニャの言葉にアレンが苛立った様子で口を挟む。
「ふざけてんのか、お前? フレイヤ様のもとに戻る気はねぇ、そのくせステイタスの更新をしろだと?」
「アレン………」
「少しお待ち下さい。今すぐこの恥知らずを」
「アレン」
「…………………」
フレイヤが責めるように見つめると、押し黙るアレン。フレイヤはニッコリほほえみアーニャに視線を戻した。
「ねぇアーニャ、どうしてステイタスの更新をしたいの? また冒険者に戻るのかしら?」
「……………私は……シルが大好きなんです」
「………………」
「ミア母ちゃんも、クロエやルノア……ノエルやメイ達も皆………あそこが好き! 失いたくない……でも、昨日………家族が攫われて、クロエやルノアも危なくて………ヴァルドに頼ろうとして………」
最後の最後、ヴァルドが戦わせたが、それがなければきっと彼一人で解決しただろう。それだけの力を持っている。でも、ヴァルドは一人だ………
「ヴァルドも、大好きだから背負いすぎて欲しくない………一緒に戦えなくても、重荷になりたくない。家族は、私だって守りたい! だから、力が必要なんです…………!」
「……………そう」
フレイヤは、やはり笑っていた。
「こっちへいらっしゃいアーニャ。背中を出して」
「!!」
「………フレイヤ様」
目を見開くアーニャ。対してアレンは納得がいかないと言う顔をしていた。
「貸一つ」
「…………?」
「アレンが文句を言うようなら、ヴァルドに言うように言われたの。アーニャのステイタスを更新してくれるなら、一度だけヴァルドがお願いを聞いてくれるって」
「だからなんだって言うんですか。自分の時間が女神の時間と等価と勘違いしたクソ野郎なんざ、無理矢理貴方の前に………」
「今の貴方じゃ無理よ」
「………………」
フレイヤの言葉に歯ぎしりしながら再び押し黙るアレン。
「…………俺はここで失礼します。そんな愚図でも、帰り道は間違えないでしょう」
そう言うとアレンは去っていった。
「ダンジョンに行ったみたいね…………ほら、アーニャも早くしなさい?」
「はい!」
慌ててフレイヤの前に移動して、服を脱ぎ背中を見せる。
背中をそっと撫でる指先。懐かしい感覚……
「アーニャは、今の居場所が好き?」
「はい」
「ヴァルドも好きなのね」
「はい」
「お世話になったお兄さんとして? それとも、男の子としてかしら?」
「…………それは、解りません」
「あら、そうなのね」
赤くなって俯くアーニャにフレイヤはクスクス笑う。
「守りたいのね、今の居場所を」
「はい。だから、力が欲しいんです」
「そう………なら、おめでとう」
「え?」
「ランクアップよ、アーニャ」
「…………さて」
ヴァルドは建物の屋上から、その場所を見下ろす。
自分は確かに
「どこだ、ここは?」
ギルド職員のソフィが付き添いたまたまあったフィルヴィスを誘い、ギルドの募集でやってきた【ディオニュソス・ファミリア】のアウラと合流し微妙な空気のまま廃城に訪れ妙な光に包まれた。そこまでは覚えている。
気がつけば妙な服装で、この『学校』にいた。
「ボルト先生、そろそろ授業が始まりますよ?」
妙な『役割』まで与えられて。
後なんでアイズが『先生』なんだ。いや、見た目だけ取り繕った人形だけど。
情報を集めたいが、この人形達は『監視』の役割もあるとすると、目立つ行動は控えるべきか。
そう思い教室に向かったのだが………
「せ〜んせっ、授業なんてやめてあたしといいことしな〜い?」
何故か性に奔放なソフィに………
「ボルト! 俺と勝負しやがれ!!」
何故か男子の制服を着たアウラがいた。そして
「はわ〜、ボルト先生今日もかっこいいよ〜」
うっとりしたフィルヴィスが窓の外に………。
エルフの三人娘が、なんかもう………残念なことになってる。これ正気に戻した瞬間発狂するのではなかろうか。
ダンメモイベント『ナイトメア・スクールライフ』編、はじまりはじまり
お前の次の台詞は『運営の悪ふざけイベントもやるのかよ』という!
やるとも、だってフィルヴィスが面白いことになるじゃない
なんか思ったより筆が進んでヒロインも増えたので聖夜祭デート再アンケート
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