デスゲームに巻き込まれました   作:神さまぶっ飛ばし隊

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キャラのセリフは前作そのままでやってます。


チーム結成

 

 

 

 

 

「走って!逃げるぞ、2人とも!」

「分からいでか…!」

「うん…」

 

後ろから迫る鬼から逃げるために走る俺たち。

捕まったら焼かれるか金棒で叩き潰されるか。どちらにせよ死あるのみというのはわかった。兎にも角にも逃げるしかない。

 

今、現在進行形で頭を叩き潰されて死んでるヤツらもいる。グロすぎ。吐きそ。

 

『YOU達は死ぬことを恐れるより、生きることを愉しむべきです。そーゆーヒトにボクはなりたい━━byセイン・カミ』

 

逃げ惑う俺たちに目を向けながらにこやかにそう言ったカミ。

ははは、ぶち殺すぞヒューマン。おっとカミだったな。

 

「とりまどこに逃げる?」

「え?そ、そうだな……って、え?……う゛!?」

 

なんだ?どうした?

明石の方を見てみると何者かに肩を捕まれ動きを止められていた。

もう追って来たのか!?早すぎじゃない!?

 

「う、うあぁぁぁぁあ!嫌だあぁぁぁぁあ!」

「あ、明石くん……」

「明石!?……って?」

 

叫ぶ明石を助けようと飛び蹴りでもしようかと思って構えたがどうやら杞憂に終わったようだ。

明石の後ろを指さして明石に伝える。

 

「ぁぁぁぁ……へ?」

「シィー、静かに」

 

どうやら鬼じゃなく人だったみたいだ。なんだ?明石の知り合いか?

 

「こっちに来い。鬼に見つからないように隠れよう」

「は、はぁ…」

 

あ、反応からして初対面らしいね。いや、じゃあなんで呼び止めたんだよ。

 

「とんでもない事に巻き込まれたな俺たち。良かったら一緒に行動しないか?」

「それはいいですけど、何でいきなり……」

「……君が弟に似ててさ。ここに来る時二宮金次郎に逆に乗ってただろ?」

「え?」

「そういう天然なところに親近感湧いてさ。死んだ弟に重ね(ダブらせ)ちまったんだ。弟は生まれつき病気持ちだったんだけどそれでもあっけらかんと強く生きてた。でも去年の冬……そう、あれはクリスマスの夜。俺はプレゼントを買いに隣町に━━」

 

……なんか語り始めちゃったよ。おいおい、フラグがビシビシ建ってるぞ、大丈夫か?

 

とそんなことを思ってると、次の瞬間、目の前の男の目元に手が置かれた。

 

「う……」

「「「!?」」」

 

手を置かれて数秒。全身が一気に黒くなるまでに燃えてしまった。

そして、

 

「見ーつけた♪ちょりーす♪」

「はい!ちょりっすッ!」

「え?」

「うわ…!」

 

姿を確認した直後に明石を肩に担ぎ、涙ちゃんを小脇に抱え走り出す。

名前も聞いてねーのに死んじまったよあの兄ちゃん。弟と仲良くやるんだよ。

 

▽▼▽▼▽

 

「はぁ…はぁ…フー……、とりあえずここまでくりゃ大丈夫だろ」

 

校舎内へと入った俺。今いる廊下に俺たち以外の気配がない事を確認して2人を地面へとおろした。

 

「さ、サンキュー」

「……力持ちなんだね」

「……ま、そうやんね。つか、涙ちゃんはもっとご飯食い?軽すぎて心配なるわ」

「うーん、食べてるんだけどなー」

 

そう言ってお腹をさする涙ちゃん。

持ってる時必死だったから特に気にしてなかったけど今思うと軽くて細くてThe女の子って感じだったな。

 

「とりあえずどっか教室入って隠れよ?出入口2つあったら逃げれるっしょ」

「……そだね。行くぞー明石」

「あ、お、おう」

 

そうして歩き出す俺たち。と思ったが、

 

「明石?」

「え?あ、い、今行く!」

「?」

 

立ち止まっていた明石。

ロッカーの中見てたみたいだけど何かあったのか?そんなことを聞いてみようと思ったが、

 

「ここよさげじゃない?」

「え?」

 

涙ちゃんが良さそうな教室を見つけたらしい。とりあえず明石には後で聞こう。

涙ちゃんの元に駆け寄り示した教室を見てみる。ここは、

 

「理科室か…」

「……うん、いいかもしれないね。広いし、いざとなっても逃げられそうだ」

「うし、そんなら開けるぞー」

 

明石も賛同したということで俺がドアを開け先陣を切る。

ガララと音を立てながら中に入っていくと、

 

「んあ?」

「あ」

「え?」

 

既に中に数人の男女がいた。

 

「おい、キミ達!早く閉めて!入るなら入って!」

「あ、さーせん」

 

タンクトップの兄さんの言葉に急いで中に入る。

最後に入った明石が軽く謝罪しながらドアを閉めた。

 

「助かりたいならこっちへ来て座ってくれ」

「え?あの、アンタらはどういう?」

「キミ達と同じたまたま理科室に逃げ込んだメンバーさ。とりあえず自己紹介と現状把握をするところだよ。そこ、席詰めてあげて」

 

もうこんなに中に避難してる人たちがいたのか。

とりあえず席を開けてくれるのならお言葉に甘えまして座らせてもらいましょ。流石に疲れたよ。

 

「俺は軽呂須高校3年の拓馬一生。現状についてみんなの意見を聞きたい。ちなみにウチは神奈川の学校だ」

 

タンクトップの人の自己紹介。意外とこの人冷静だな。学校でもまとめ役とかやってるのかな?

 

「はい、私、静岡の白葉女学園2年の星川芽衣。もしかして、これって日本全国から集められてるのかな?」

 

ショートヘアーの女の子が手を挙げながらそう言った。

なるほど、日本全国からか。道理で人が多いわけだ。

 

「それやったら学校名は言わんでええんちゃうか?どうせ言っても分からへんやろし。俺は網走洋平。17歳の高2、大阪出身や。よろしゅうな」

 

……大阪だ。凄い大阪を感じました。

 

「次、お前やぞ?時計回りちゃうんか?」

「あ……い、石川出身、3年の原海です…」

 

ハラカイか。……なんか響きが好き。カイって名前かっこいいよね。

 

「はい、次」

「あ、私…沖縄出身で新垣明日菜です。1年生です。お願いします。あの……みんなも昨日の事件の時休んでたんですか?」

「あ、うん。そうだよ」

「私も」

 

やっぱり皆学校休んでたんだな。

確かににのも言ってたしな。学校をやすんだくずって。

 

「やっぱり皆同じなんだ……」

「……そしてここであったのも何かの縁。さしずめ僕らは運命共同体ってとこかな?ハハっ……、伊集院光明、フロム大分」

 

凄い髪が長いね。うん、長い。

 

と、ここまで来たら時計回りだから次は……、

 

「…………」

 

メガネちゃんなんだけど、何も喋ろうとしない。

まあ、自己紹介なんて無理やりやらせるもんじゃないしね。いやならやらなくても大丈夫か。

 

「あーえっと……じゃあ私。埼玉出身持田涙です。パンツ見えたらごめんなさいです」

「むしろありがてぇ…」

「え?」

「気にするな」

 

心の声が。

いやでもすごくいいと思います。そこら辺の欲望くらいは正直でいさせてくれ。

 

「……えっと、次は」

「あ、明石靖人です。東京から来た高3です……」

 

うむ、とりあえず皆終わったな。

つまり最後は……俺か。

 

「東京出身、高校2年生やってます神崎薫です。よしなに」

「よし……、今からこの11人はチームだ。生き残るために力を合わせよう。皆それぞれ思うところはあるだろうけど、今は"生きる"という目標のためにひとつになるべきだと思う。異論は?」

 

タンクトップの拓馬くん。略してタンクマンよ言葉に皆首を横に振った。こんな状況で嫌だなんていうイカレはそらいないよな。

 

「あの……、じゃぁ早速質問…」

「どーぞ、えっと……芽衣ちゃん」

「これって『鬼ごっこ』か何かなのかな?何かやらされてるのは間違いないけど……、鬼に追われてるし……」

 

鬼ごっこ。まあ、鬼に追われてるし、まあ、普通に考えれば鬼ごっこが浮かぶよな。

 

「確かに…、あの神を名乗る子供が言ってたオーディションっていうのが『鬼ごっこ』かもしれないしね」

「だとすればクリアすれば生き残れるっちゅーことかいな?」

「え?ハハ……でも待ってよ。

 

 

 

 

鬼ごっこってどうすれば終わりなんだい?」

「「「……」」」

 

……確かに。いつもどうやって終わってたっけ?時間が来たからやめよっかみたいなそんな感じだったっけかな。……あれ?マジでどうやって終わるん?

 

「アカン!違うわこれ!鬼ごっこやったらルール上一生終わらへんやんけ!んなアホなことあるかい!」

「あの子オーディションとか言ってたから絶対なにか合格する条件があるはずですよね!?嫌だ!私まだ死にたくない!(ぬち)どぅ宝!」

「ギャーギャー騒ぐねぇ。鬼に見つかったらどぅーするぅ?」

「ちょ、みんな落ち着いて━━」

 

皆がそうして取り乱し始めたその時だった。

 

 

 

「ラァァァァイッ!!!」

 

「「「!?」」」

 

ハラカイの声が響いた。

ビクッたー。なんだなんだ?

困惑する中、ハラカイが取りだしたもの、それは、

 

「カプセル?」

 

"豆"と大きく書かれた手のひらサイズのカプセルだった。

 

「これ、カプセル……さっき拾った。何か関係ある……?」




神崎(かんざき)(かおる)
16歳、169cm/58kg

成績は中の下、運動神経は神がかり。
色んな部活で助っ人をしていた。サッカーの助っ人で大会にでた時青山と明石とは何度か対戦している。
とある理由で停学をくらっていた。

短髪黒髪の三白眼。
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