ドラゴンボールZ RTA 孫悟飯爆発チャート   作:sesamer

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お前たちにも教えよう、投稿が遅れた理由を。
ドッカンバトルで先月行われた七夕フェスではインフレの最先端であるベジータトランクスに加え、最高クラスの性能を誇る7周年悟空ベジータが2種ピックアップされている。
つまり今リセマラを行えば課金せずに最強パーティを組める。そして先月には三連休。俺はその土曜日にリセマラを挑んだ。俺にはその3体を当てる自信があったんだ。
だが、そのガチャは闇鍋すぎた。ピックアップ枠5%の内訳は先述の3体を加えて20種類もあった。
更にドッカンバトルは最近のソシャゲが持っているデータ消去が無い。いちいちインストールとダウンロードをし直す俺の虚しさは計り知れない。俺の休暇はゴミになった。



VSフリーザその2

 フリーザの1回目の変身は元の姿をある程度残したまま体が大きく膨れ上がるというもので、その身に秘めた恐ろしいパワーを連想するのは簡単だったが、2回目の変身はそれとは全く別のものだった。

 

 体の大きさは今までよりむしろ小さくなり、その特徴的な頭の形と冷静な様子も相まって、戦士達に不気味なものを感じさせた。

 

「バ、バケモノめ……折角生き返ったってのに、これじゃ何の為に来たのか分からんぞ……!」

 

「こりゃホントに勝てっこなさそうだな……」

 

「な、何言ってんだよ悟空……!ホントは何か、秘策でもあるんだろ!?」

 

「……いっこだけ、とっておきがある」

 

「本当ですか!お父さん!」

 

 悟空は敵の力が自分達よりも圧倒的に上であった場合に元気玉を解禁します。元気玉は気の消費も無しに敵に大ダメージを与えることができるとんでもない技ですが、同時に大きなデメリットも抱えています。

 

「ああ。だがこの技は溜めるのに時間がかかるし、その間はオラも無防備だ。フリーザの奴に当たるかどうかも……」

 

「ごちゃごちゃ五月蝿い奴め。要は貴様のその技に賭けるしか俺達が生きる道は無いんだろう?どっちにしろ、俺達で全力で時間稼ぎするしかない」

 

「生憎だがベジータの意見に賛成だ。悟飯達はまだやれるか?」

 

「ええ。私とクリリンは皆の援護に徹してましたし、先程悟飯には仙豆を食べさせました。仙豆も私とクリリンで後3つ分あります」

 

「よし、ならば俺が前に出てフリーザと応戦する。ベジータと悟飯も手伝え。レンズとクリリンは俺達の援護を頼む」

 

「皆、頑張って持ち堪えてくれ!」

 

 皆の会話を律儀にも待っていたフリーザが口を開きます。第二形態は力のままに暴れていたフリーザですが、第三形態では一転して空恐ろしいほどに冷静になっています。もしかしたら超サイヤ人などのようにフリーザも形態ごとに感情の昂り方が違うのかもしれません。

 

「作戦会議は終わりましたか?ならばその作戦ごと私が打ち砕いて見せましょう」

 

 そう言い残してフリーザとピッコロの姿が同時に消え、それに続いて悟飯とベジータの姿も消失します。レズちゃんの戦闘力は3万、戦闘力100万を軽く超えたフリーザと、それに並ぶとまでは行かずとも戦闘力100万は超えているピッコロの本気の戦いに目で追うことすら出来ません。

 

 

 

 それにしても、ここで悟空が元気玉を使うのは思わぬ収穫でした。原作では20倍界王拳まで使っても大したダメージを与えられなかったフリーザ最終形態相手に使った技でしたが、ここでは悟空の戦闘力が原作に比べて弱いため、第三形態に使っています。

 

 しかしそれは決して悪いことではなく、むしろタイムを大幅短縮できる可能性のある素晴らしい一手なのです。

 

 

 

 皆様は劇場版ドラゴンボールZ 「超サイヤ人だ孫悟空」をご存知でしょうか?ファンの間ではタイトル詐欺だとか矛盾だらけだとか言われる本作品ですが、この作品は確かにパラレル設定が多いドラゴンボール劇場版の中でも、トップクラスに原作から逸脱してる設定です。

 

 まず1番大きい原作との逸脱点が孫悟空が超サイヤ人になれないことです。これ自体はフリーザを倒したにも関わらずクウラ戦後半まで超サイヤ人になれなかった「とびっきりの最強対最強」と似ていますが、その実態は大きく違います。

 

 なんせクウラはフリーザ以上の戦闘力であり、更にクウラとの戦いの途中で悟空が超サイヤ人に至っているためそこまで原作時空とで悟空の戦闘力に差があるわけではありません。

 

 しかしこの映画のボスであるスラッグは本気を出しても戦闘力は156万であり、映画の中で若返ったことや巨大化したことを考えてもフリーザやクウラの億超えには遠く及びません。また、スラッグに一方的にやられ続けた悟空の戦闘力も原作のフリーザ戦の戦闘力300万より遥か下であることが分かります。

 

 

 

 よくファンの間で「超サイヤ人だ孫悟空」での世界のフリーザは超サイヤ人になった悟空ではなく元気玉によって倒されたのだ、という考察がありますがこれは私も正しいと思います。

 

 ただ、原作では元気玉を食らって尚、超サイヤ人になった悟空と殴り合うだけのパワーを余らせていたフリーザが、元気玉を食らって大人しく死ぬとはどうしても思えません。フリーザを元気玉で倒したということは、フリーザは元気玉で死ぬほどには弱かったというわけで、これではパラレルと言っていいのか疑問が残ります。フリーザの強さは修行によるものではなく元々生まれ持っていたもので、フリーザの行動次第で変化するものではありませんからね。

 

 ですがもし、その時のフリーザが最終形態でなかったとしたらどうでしょうか?最終形態の半分の力で悟空の20倍界王拳かめはめ波を抑え込んだフリーザの戦闘力を6000万だとして、仮に元気玉の威力がそれ以上だったとすると、その威力を最終形態以外の状態で受ければ死んでもまぁおかしくはないでしょう。

 

 そしてその場合は、悟空が元気玉の使用に踏み切るくらいには圧倒的にフリーザより弱い状態であり、下手したらナメック星到着時点の9万のままであったとも推測できます。これならちょうど10倍界王拳でスラッグに勝てない良い塩梅ですしね。

 

 

 

 つまり本チャートでは(偶然ですが)悟空の戦闘力を低い状態で進めたことで、フリーザ戦で早期の元気玉使用を悟空に決断させることができた上、その元気玉がきちんと当たればフリーザ戦を大幅に短縮できるかもしれない、ということです。

 

 今回の流れに似たようなチャートとして、元気玉チャートなるものがあります。これは今回のチャートとは似て非なるもので、地球人のままラディッツ戦で悟空の代わりに死亡し、界王様に元気玉を教わるというものです。

 

 元気玉を教わった後はとにかくボス相手に元気玉を当てるというあまりにもシンプルなチャートですが、レベル上げ不要で複雑なプレイングスキルも要らないということで、一見するとRTA入門にオススメのチャートです。

 

 しかしその実態は、元気玉を当て続ける運とエイム力を必要とするもので完走率が異常に低いことで有名です。特に元気玉一回で倒れないベジータやフリーザ、前もって元気玉の知識を持っているセル、地球の皆に協力を呼び掛けないと威力が足りないブウなど、ただでは通用しない相手も非常に多いです。というか原作ボス全員じゃねぇか!やめたらこの仕事?

 

 そしてこのチャート、悟空の代わりに主人公が元気玉を撃っていますが、その理由は悟空の思考ルーチンにあります(チ、チンがねぇ!タマも……)

 

 先程も説明した通り、悟空が元気玉を撃つのは敵との強さを比較して自身が圧倒的に劣っていた場合であり、勝手に強くなっていく悟空を常にボスより圧倒的に弱い状態に調整するのは至難の技なのです。というか無理です。

 

 ですが元気玉をプレイヤーが使うよりも悟空が使う方が圧倒的に命中率が高いので、元気玉チャートの研究者達はどうにかして素早く悟空に元気玉を撃たせる方法を日夜考えていました。

 

 

 

 今回の悟空の動きはそこで考えられた内のひとつに非常に似ています。悟空の強さを抑えるのはフリーザ編に限っては非常に簡単であり、単純に原作で悟空がレベルアップしたギニュー特戦隊戦の機会を奪ってしまえば良いのです。そうなると瀕死パワーアップは起きず、悟空がナメック星に到着した時点での戦闘力9万のままフリーザ戦を開始することができます。

 

 更にその戦闘でデンデをパーティから外すことで回復によるパワーアップを封じ、後がないと悟空に思わせることでようやく元気玉を撃ってくれるわけです。その時点のフリーザは第一形態か第二形態であり、元気玉で確殺することができます。

 

 

 

 そういうわけでレズちゃんができることはフリーザ相手の時間稼ぎが上手くいくように応援することしかできません。ぴっころさんがんばえ〜。

 

「くそっ、コイツ……!」

 

「皆さんその程度ですか?」

 

「は、早すぎる……!」

 

 高速戦闘を繰り広げていた彼らですが徐々にペースを上げていくフリーザに追いつくことができません。

 

「ではこういう殺し方はどうでしょう?ヒャア!」

 

「ぐあっ!?」

 

「ピッコロさん!?」

 

 フリーザは高速で動きながらピッコロ達にデスビームを放ちます。唯一それに辛うじて反応できたピッコロは悟飯の前に立ち、ビームに次々と身体中を貫かれます。そして同じく身体中を貫かれたベジータと一緒に地面へと落下します。

 

「これで残ったのは子供1人と先程から戦いについていけないゴミ共ですね?」

 

「よ、よくも……」

 

「ですが子供の身でここまでついてこられたのは素晴らしいことです。どうですか?私の元についてみるのは」

 

「よくもピッコロさんを!!!」

 

「交渉は決裂ですか……」

 

 怒りを爆発させた悟飯の突進に対して優雅に構えるフリーザですが、数手打ち合っている内に徐々に冷や汗を流します。

 

「お前なんかぁぁぁ!!!」

 

「ぐっ!このガキ、速さが増している!?」

 

 それもそのはず、フリーザ戦開始時点では戦闘力40万であった悟飯ですが、第二形態との戦闘中に瀕死から復活したことと、今の激怒モード突入で戦闘力は4倍の160万になっています。これはフリーザ第三形態の戦闘力に並ぶほどであり、更に悟飯の苛烈な攻勢もあってフリーザは防戦一方です。

 

「おわりだ!」

 

「ぐぅ!」

 

「はぁぁぁ!魔閃光!!!」

 

 強烈な飛び蹴りを腹に食らって動けなくなったフリーザに対し、悟飯は飛び上がって真上から魔閃光を放ちます。その威力は絶大で、その光線を真っ向から受け止めたフリーザは徐々に押されていき高度を落とします。

 

「ぐおおお……!!!」

 

「フルパワーだ!」

 

「ぐぎぎき……!!!」

 

「悟飯……!」

 

 そして悟飯は更に魔閃光に気を込め、フリーザは地面スレスレにまで押していきます。その威力の高さにクリリンは仙豆で復活させたベジータとピッコロと一緒に驚愕します。しかし、フリーザの本気はまだまだこんなものではありませんでした。

 

「キィエェェェ!!!」

 

「なっ!?」

 

 フリーザは渾身の力で魔閃光を押し返し、悟飯の元へ放ちます。悟飯は既にパワーを使い切っており、逃げられません。そのまま巨大なエネルギー波が悟飯に直撃する寸前、それは掻き消されました。

 

「ふぅ……大丈夫?ほら仙豆よ」

 

「ありがとう!レンズさん」

 

 掻き消したのは気功砲を放ったレズちゃんでした。気功砲はHPを消費する代わりにとんでもない威力で放つことができるエネルギー系の技です。ただし、他の技と決定的に違うのは収束せずに放つため、格上に効きはするけど殺傷能力は低いという、非常に珍しいタイプの技なのです。

 

 更に収束しない普通の気弾と近い性質を持つという理由で、同系の技を掻き消すのに非常に向いています。原作ではアルティメット悟飯を吸収した魔人ブウ(悪)の放った気弾を相殺しました。もちろんですが両者のレベルの差はとんでもないものであり、それでも仕事をしたこの技の優秀さが窺えます。

 

「お前は先程まで戦いを見ていた片割れか……」

 

「俺もいるぞ!」

 

 フリーザを挟んだ反対側にクリリンが立ちます。しかしフリーザはクリリンではなく、クリリンが引き連れていた人物達に動揺を示します。

 

「な、何故殺したはずのベジータとナメック星人が……?そういえば、先程の男達もそうだった!死んだと思っていたのに何故か生き返って万全の状態へと……」

 

 その時ハッとしてフリーザがこちらに視線を向け、全てを理解します。

 

「そうか!貴様らがコイツらを回復させていたのか……!」

 

「ようやく気づいたの?どうやら宇宙一強くても、それに見合うほど賢くはないみたいね」

 

「キサマァ!!!」

 

 レズちゃんの辛辣すぎる挑発にフリーザは顔を真っ赤にして突撃します。それに対してレズちゃんは待ち構えたように十八番になりつつあるあの技を放ちます。

 

「太陽拳!!!」

 

「あうっ!?」

 

 挑発+太陽拳とかいうクソコンボでレズちゃんはまんまとフリーザを行動不能にします。その大きすぎる隙を見逃す戦士達ではありません。

 

「今だ!ハァッ!」

 

「ぐはぁっ!」

 

「おりゃあ!」

 

「ぐおおお!!!」

 

 すかさずピッコロがフリーザの背中に強烈な一撃を叩き込み、悟飯がフリーザの顔へと飛び蹴りをお見舞いして地面へと吹っ飛ばします。ちなみにベジータはレズちゃんの太陽拳をまともに食らって行動不能になっていました。M字ハゲいる?

 

「悟空!元気玉は!?」

 

「あともう少しだ!持ち堪えてくれ!」

 

「カカロットの出番も無い!このまま仕留めてやる!ハァー!!!」

 

 ベジータが吹き飛ばされたフリーザの方へとエネルギー波を連発します。ベジータといえばネタにされるほど有名なグミ撃ちですが、これは格上への通りが最悪な代わりにこのような時間稼ぎではかなり有力な技です。爆発を起こして敵の視界を遮る上、避ける隙間もない攻勢は高確率で相手の防御を誘発します。M字ハゲいる(鋼の意志)

 

「無駄だぞベジータ!まとめて死……」

 

 煙を払ったフリーザが反撃しようとして、空に浮かぶ巨大な元気玉に気付きます。

 

「あ、あれは……なんだ……?」

 

「気づかれた!撃て悟空!」

 

「駄目だ!今撃っても避けられちまう!」

 

「くそっ、このぉ!」

 

「撃ちまくるんだ!奴の動きを止めろ!」

 

 ベジータに続いてピッコロと悟飯がエネルギー波を連射します。フリーザは先程のように防御するのではなく、今いる場所から逃げようとエネルギー波を回避しながら飛び上がります。ここで動くのはZ戦士きっての技巧派であるクリリンです。

 

「気円斬!!!」

 

「な!?これは!?」

 

 フリーザの飛ぶ方向に合わせてクリリンが気円斬を連射します。技の性質を一発で見切ったフリーザは、直撃は危険と考えて方向転換をして避けていきます。しかしその行動はクリリンの思惑通りであり、クリリンはわざとその方向に避けやすいように気円斬を放っていました。

 

「今の状態であれを受けるのはマズイ!」

 

「何がマズイのかしら?」

 

 その方向にいたのは我らがレズちゃんでした。

 

「キサ……」

 

「気功砲!!!」

 

「ぐあっ!」

 

 気功砲の衝撃によって吹っ飛ばされたフリーザはまたもや地面へと墜落します。そして現れたその決定的なチャンスに、悟空が勝負を決めにいきます。

 

「やれーっ!」

 

「元気玉ぁぁぁ!!!」

 

「し……しまった……!!!」

 

「伏せろぉぉぉ!!!」

 

 空を覆うほど巨大な元気玉がフリーザに向かって落ちてきます。フリーザは逃げる暇もなく、元気玉を受け止めようとします。

 

「こ、こんなもの!!!こんな……」

 

「うわあああーっ!!!」

 

 しかし特大元気玉を跳ね返せる存在など、原作にも劇場版にも存在しません。フリーザは奮闘虚しく元気玉に飲み込まれ、ナメック星に着弾した元気玉が大爆発を起こしました。

 

 

 

 やったか!?(疑問)

 

 元気玉を受けて生きてるわけがない!(事実確認)

 

 勝ったッ!第3部完!(大本営発表)

 

 

 

 今回はここまで、ご拝読ありがとうございました。

 

 

 




すまねぇ……こんなはずじゃなかった……オラは劇場版のストーリーを軽く見返そうと、ドラゴンボールのゲームを探したんだ……
そこにちょうど、完璧なリセマラタイミングのドッカンバトルがあったからつい……

オラがリセマラしたフェスは終わったけど、今やってるGTフェスも強え奴らばかりピックアップされてるから、気が向いたらやってみてくれよな!オラもギニュー特戦隊が作れてワクワクすっぞ!
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