俺はただうまぴょいしたかっただけなんだ   作:nyasu

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体力満タンで休養する必要ねぇだろ

【メジロレクサス】

 

【調子】絶好調

 

【体力】50/118

 

【ステータス】スピード:B スタミナ:C パワー:C 根性:C 賢さ:C

 

【バ場適性】芝:S ダート:G

 

【距離適性】短距離:D マイル:B 中距離:A 長距離:B

 

【脚質適性】逃げ:D 先行:B 差し:S 追込:D

 

【スキル】

 

・スタミナグリード

 

 レース中盤で後ろの方にいると前方の持久力をわずかに奪う<長距離>

 

・八方にらみ

 

 レース終盤に他のウマ娘が動揺する<作戦・差し>

 

・位置取り押上げ

 

 レース中盤で速度がわずかに上がる<作戦・差し>

 

・差し切り体勢 

 

 レース終盤で加速力がわずかに上がる<作戦・差し>

 

・アナタヲ・オイカケテ 

 

 レース後半に中団から 速度をちょっとずつ上げ前方のウマ娘を ほんのちょっと委縮させる

 

【スキルPt(95)】 

 

・彼方、その先へ…… 200pt

 

 落ち着いたまま、中盤の仕掛けどころまたは終盤の勝負どころのコーナーを中団で進むと奮い立ちわずかに加速力が上がる

 

・末脚 

 

 ラストスパートで速度がわずかに上がる 170pt

 

・尻尾上がり 100pt

 

 レース中盤にスキルを多く発動すると速度がわずかに上がる

 

・直線加速 170pt

 

 直線で加速力がわずかに上がる

 

・臨機応変 120pt

 

 レース終盤にコース取りが少しうまくなる

 

・アガってきた! 340pt

 

 レース中盤に追い抜くと速度が上がる

 

・ペースアップ 170pt

 

 レース中盤に追い抜くと速度がわずかに上がる

 

・差しのコツ 110pt

 

 良い位置に少しつきやすくなる<作戦・差し>

 

 

 

祝、G1馬!

たぶん、今までより人いたし、今回が初めて取ったんじゃね?

前に取ってなかったか、アレは嘘だ。

か、勘違いは誰にでもあるから。

 

いやぁ、モニターに俺ってば映ってたね。

知ってる顔もいっぱい居たし、ステータスは格下だけど最後とかビビったわ。

いやぁ、強敵でしたね。

長く苦しい戦いだった。

 

放牧してると、なんか牧場の近くに人が来るようになった。

俺の姿が見たいんだろうなぁ、ファ!?

 

『テメェ、ゴラ、アホンダラァ!誰に許可とって写真撮ってんじゃボケェ!眩しいわ!』

「何やってるの!フラッシュは禁止って言ったでしょ、困りますよ!」

「うは、ウケる。うぇーい」

 

おぉ?おっ、スマホやんけ!

はえー、やっとスマホの時代が来たんか。

 

「やべぇって、リツイートめっちゃ来てる」

「うほ、すっげぇ。ほらほら、レクサスちゃんこっち見て」

『うむうむ、俺を撮りたい気持ちは分かる。炎上してしまえ!』

 

柵に向かってダッシュ!そして、スマホに向かって突撃!

 

「うわっ!」

『落としたな、ザマァ!』

 

ビビって落としたスマホに向かって蹄をシュゥゥゥゥ!超エキサイティング!

 

「あぁぁぁぁ!俺のアイフォンが!並んで買ったのに」

『へい、へいへい、リズム刻んじゃうよぉ……』

「うは、ウケる。動画に残しとこ」

「ほら、部外者は帰って帰って!ウチは観光牧場じゃないからぁ!」

「いや、俺のスマホ!おい、弁償しろよ!ネットに動画あげんぞ!」

「よく分からんけど、あんたら何かあったら責任取れんのか!?おぉ!出るとこ出たろうか、アホンダラァ!」

 

こわー、なんか急にヒトカスどもが争い始めた。

これだから雑食は、草食動物はクールに去るぜ。

スマホで動画撮られるとか、俺ってばインスタとかユーチューブデビューしちまったかぁー!

かぁー、つれぇわ……有名人って!

 

それにしても、全然走らせようとして来ないな。

なんや、別に放牧せんでもレースに向けて疲労は回復してるから残ってないんだけど。

それとも自由にしろってことか、謎だ。

そう言えば爺ちゃんが最近、姿を見せない。

具合でも悪くて病院にでも叩き込まれたんやろうか、まぁそのうち会えるやろうなぁ。

そんなことよりスキルについて考えなきゃな、あとレース。

 

取りたいスキルが多すぎる、レース連続出走してくんないかなぁ。

ぶっちゃけ、調教よりレースと秘伝の書のほうが強くなれるんだが、あとハンマーは使わないとな。

お守りも欲しいし、アンクルも……どうやって着ければ良いんだ。

 

「おわっ、レクサス!まだ掃除中だよぉ~」

『なんや、俺が放牧中掃除しとるんか?』

「えぇ、食い物ないぞ~、ほら走ってこ~い」

『押すな押すな、俺はもう寝るの!放牧飽きたの!あっ、そうや』

「なに、なになに、なんでポケットに、あぁ!これか」

 

井上がポケットから、なんやそれ!前よりデカいじゃねぇか!

スマホやない、あの、なんか細長いのがいいんだ。

 

「こういうことだろ」

『ピャァァァ、スマホからロックが聞こえるんじゃぁぁぁ!』

「聞いてていいから、邪魔しないでなぁ~」

 

やっぱ息抜きって大事ですわ、ジミーヘンドリックスええやんけ!

レッド・ホット・チリ・ペッパーズとかないんか、ローリング・ストーンズでもいいぞぉ!

 

「ゴラァ!井上ェ!馬は音に敏感なんじゃ、また何鳴らしとんじゃ!」

「やべぇ、サーセン!」

「なんでレクサスおるんや、今はデリケートな時期なんやぞ!めっちゃ、頭振っとるぞ!」

『マキシマムザホルモン、いいよね!いぇぇぇぇ!』

「音楽掛けないと文句言うんで……」

「馬が言うわけ……」

 

おいぃぃぃ!なに、スマホ止めてんねん!持ってんでしょ、分かってるんだから!ほら、さっさと鳴らせや!

 

「ホンマや!?」

「もう放牧飽きちゃったんじゃないですか?」

「仕方ない奴だなぁ、よしあそこ連れてこう。最近、観光客も煩いしな」

 

そうそう、そのまま音楽を鳴らせ続けろ!

おい、テキ邪魔せんといてぇーなぁー!

あと一曲だけ、一曲だけ、あっ、ジャンプあるやんけ!ジャンプも見たい!

 

 

 

何か気付いたら、どっかに連れてかれてた。

起こされて眠い状態でトラック乗って、起きたらトラックの中だった。

俺ってばいつの間に移動して、いや起こされて移動したわ。

 

「着いたぞ~」

『こ、ここは!』

 

どっかのレース場、温泉のあるとこや!

わーい、やったぁー、お風呂入れるでぇ~!

 

「おーととっとっ、さては分かったな。こらこら、そっちじゃない」

『お風呂が俺を待ってるんじゃぁ』

「手続きとかあるから、もうちょっと待ってなぁ」

 

井上に引張られてなんか時間潰してたら、違う人が来た。

なんやお前、お世話係か?

 

「久しぶりだな、覚えてるかぁ?」

「耳絞ってるし、覚えてなさそう」

「嘘だろ、俺達あんなに苦労したのに」

「あぁ、相変わらずシャワーの方に、場所覚えてるとか賢いな」

 

まぁええわ、ほな付いてこい。

温泉が俺を待ってるぞ、行くぞオラァ!

 

「とっとと、力強いなー」

「じゃ、しばらくよろしくッス!何かあったら、連絡下さい!」

「あ、はい、お疲れ様です」

 

おっ、井上どこ行くんだ?

どっか行くなら帰りにフルーツ買ってきてくれよ、梨とか良いよな!

 

「呑気だなぁ、ちょっと落ち着いたか?」

「ガキの頃はヤンチャでしたって、ヤンキーみたいですね」

「手の掛かる子供みたいなもんだろ、はいはい、わかったよー」

 

行くぞオラァ!

 

 

 

シャァワァァァア!

そんな感じで背中にお湯が掛かる、これが打たせ湯!

足が温かいんじゃ、温い。

 

「ずっと入ってますね」

「引っ張ると嫌がるけど、そろそろ」

『アホ!まだ人が入ってる、馬だけど、馬が入ってるでしょうーが!』

「ほら」

「風呂好きですねー、写真撮って井上さんに送っとこ」

「おう、送っとけ。どういう風に過ごしてるか分かったら、あっちも安心だろ」

 

パシャパシャと、俺のセクシーショットが撮られてしまった。

まぁええわ、今は風呂やねん。

ここなら、まぁ、風呂あるから放牧よりはマシやな。

さては日本ダービーまで休ませるんやろうな、今までで一番の休養じゃけぇ……

 

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