BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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まあ、優れたものが排斥されるのは世の常だから(震え声)。

入院試験を受けた。真央霊術院に入院した。終。

いやもうほんとにそれで終わり。浦原隊長の修練に比べたらまじで笑っちゃうほど簡単だった。全部終わった時に簡単すぎて衝撃受けてたらまつ梨に心配された。なんかフレーメン反応みたいな表情してたらしく俺を見て落ちたんだなっていう憐憫の目と嘲笑う視線が集まった。逆に俺のことを心配するほど余裕があったまつ梨は猛者扱いされてたけど。まあ当然のごとく首席で合格だった。俺の血と汗と涙を垂れ流した(事実)修練は無駄じゃなかったどころか、ライザップもびっくりするほど結果にコミットしていた。

 

「おい、なんでお前が首席なんだよ!おかしいだろ!どんな不正使ったんだよ、なあ、なんとかいえよ!」

 

前言撤回。全然コミットしてなかった。特進クラスにこんなべたべたなかませ犬いるんだな。そんな弱そうな顔してたりする?周りに耳を澄ませるとちらほらと俺のうわさが、ふむふむ。変顔猫野郎。妹の出がらし。間抜け面。なんでこんなに広がってんの?あとコミットしなかった理由もしかして俺がフレーメン反応起こしたから?自業自得じゃん。

 

「藤丸は不正などしてません。取り消してください!」

 

いいよいいよ取り合わなくて。まつ梨に迷惑かけてごめんな?「だけど!」いや俺があんな間抜け面晒したのが悪いから。そっちのやつもごめんな。どうやら実技が悪かった分筆記がよかったぽいんだ(どちらも当然のごとく満点)。

 

「けっ、そうかよ。そっちの女ももう突っかかってくんなよこの醜女!」

 

殺す(反射反応)。瞬歩で相手の背後に回り足払いをしつつ倒れる相手の背中にのる。そのまま片腕を思いっきり引き上げ痛みを感じない程度の位置で固定し動けないようにしてから指を相手の頭に向ける。

 

「おい!なにすんだよ!離せ!」

 

何もしないで離す訳ねぇだろバカが。悪いことしたらごめんなさいだろうが。「謝れ。」

 

「俺は当然のことを言ったまでだろ(藤丸をバカにしたこと)!」

 

「は?殺す。(まつ梨が醜女なのが当然っつった?殺す。)」

 

「ひっ、な、なんだよ。」

 

そうかそうか、まだわかってなさそうだな。今どういう状況なのか。周りのやつはビビッて近づいてこないし。わかりやすく痛めつけるか。

 

「破道の一『衝(しょう)』」

 

わめいていた奴が元気よく教室の床と接吻(ちゅー)しているのをほかのやつは見ていた。まあこの時代には刺激が強いしなもうちょっと見せてやるか。

 

「てめえ何を「破道の一『衝』」がっ!」

 

「ちょ「破道の一『衝』」なにを「破道の一『衝』」いだっ、止め「破道の一『衝』」止め゛て゛「破道の一『衝』」わっ悪かっ「破道の一『衝』」ごめんなさ「破道の一『衝』」すいま「破道の一『衝』」許して下「破道の一『衝』」だっ誰か!「破道の一『衝』」助け「破道の一『衝』」くださ「破道の一『衝』」」

 

「止めて藤丸!死んじゃうよ!」

 

「そうか?これぐらいじゃまだ死なないけど。まあ呼び出し食らっても面倒か。『啓活(けいかつ)』」

 

実は俺修行中にケガが多かったから回道の初歩である『啓活』と『明癒(めいゆ)』をわざわざ覚えたんだよね。まさか初めて自分以外に使うのがこんな奴だと思わなかったけど。それからまつ梨のあだ名は「女神」になった。解釈一致だな。俺?「拷問官」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく真央霊術院に通い続けて分かったことがある。まず白打の授業は寂しい。呪いの呪文好きな奴と二人一組では確実に余る。当たり前である。初日からやらかし、ついでに実力が隔絶しているため必ず浮いてしまう。なので教員とやるのだがあんまり力にならないんだよ。教員は強いから別に成長してないわけじゃなさそうだけど明らかに命削ってないんだよね。

指導は元刑軍所属の堂円(どうえん) (せめる)先生。失礼ですがどこかで超次元サッカーやってませんでした?人違いですかそうですか。しかしこの人こんなふざけた名前の癖に(失礼)技の切れが凄いな。でもチャッピー見たいに防げない訳じゃないからやっぱチャッピーすごいなってなるわ。

 

「考え事してる暇はねぇぞ。(練習)相手は友達!組手しようぜ!」

 

生徒を友達みたいに言うのは止めろ!!やっぱワードセンスがなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1日目1戦0勝0敗1引き分け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと待って?1授業丸々使って1戦だけなのはさすがにおかしい。思い返してみれば休憩も挟まず時間一杯組手なんていくら俺でも無理だ。どういうことだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

午後、書庫であれが何だったのかを調べていた藤丸は次第に組手のことを忘れ本に没頭していた。

 

へぇ。浅打って始解が最初から決まってるんじゃなくて、こっちの魂を写しとるのか。何々、寝食を共にするといい?面白いシステムだな。もうこっち来て何年もたってるから、重要な出来事以外案外忘れがちだな。

死ぬ前は図書館で調べものとかしなかったけど、こんなに面白いなら全部ネットで完結せずにやればよかったなぁ。

こっちは白打の本か。実力が相手より圧倒的に高い場合に行う指導方。相手が受けやすい部分に速い攻撃を打ち込み、相手に打たせたい部分に隙を作ることで、動きを先導し様々な型を覚えさせ、相手の実力を昇華させることを指導組手という、

 

 

これだああああああああああ!!!

死ぬほど手加減されてたんだな俺。体力が長時間持ったのは正しい型で技を打てたからか。すいません先生。天狗になっていました。

 

翌日

 

「先生!指導組手よろしくお願いします!」

 

「お、予習してきたか。いいぞ!組手しようぜ!」

 

2日目1戦0勝0敗1引き分け

 

血反吐を吐くわけでもないのに戦闘技術は恐ろしいほどに伸びていた。

俺はきっと最高の師を手にいれたんだ。

 

まつ梨、俺が守るよ。なにがあっても。

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