BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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伊花様主人公たちと征源様とで口調変わるのムズイ。


バブみ(ファザみ)を感じておぎゃる

「志波海燕、宮能まつ梨、両名無事に帰還しました。」

 

五番隊隊舎には朱司波隊長と藍染三席、浮竹隊長がまっていた。

 

「うむ。ご苦労だった。」

 

「志波、まつ梨も変わってもらってすまなかったな。助かった。」

 

「私たちの名前、憶えていてくださったんですか?」

 

「もちろんさ。それに、今回の一件でさらに、忘れられなくなったな。」

 

「ありがとうございます。」

 

「もちろん、兄の方にも感謝を伝えねばな。」

 

 

 

………

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

「ってことがありまして。」

 

「まあ、浮竹さんからほめていただいたの?」

 

「はい!」

 

「…俺褒められてない。」

 

…かわいそう。

 

「初仕事には思えないほどよくやったと、志波も評価していたぞ。」

 

「…砕蜂ちゃんから派手過ぎだってぼろくそに怒られたのに。」

 

…藤丸が一番働いていたのに、

 

「藤丸君、辛かったら私の胸に飛び込んできてもいいのよ?」

 

「ご飯食べ終わったら飛び込みます。」

 

「まったく。藤丸は優秀なのはいいことだが、精神的に幼稚な部分はどうにかならないのか?」

 

「どうでしょう。藤丸は流魂街ではいつも取り仕切る側で、人に甘えた経験がなかったですし、集まりも大きくて大人とかもいたので舐められないように常に肩ひじ張っていた分、伊花様に甘え方を教えてもらったときに癖がついたのかもしれません。たまに私にも甘えてきます。」

 

「いいじゃない、まだ子供なのだから、甘えられるときにいっぱい甘えればいいの。藤丸は浦原さんのとこで鍛えてたから、最初は全然甘えてこなかったし。」

 

「「(藤丸の性癖がこれで歪んでしまったらどうすればいいんだろうか。)」」

 

「二人が考えてることはなんとなくわかるけど、たぶん大丈夫よ。征源、腕を広げて?」

 

「むっ、こ、こうですか。」

 

あ、なんかすごい征源様のことちらちら見てる。なるほど、大丈夫ってそういうことか。

 

「犬みたいだな。…藤丸、来ていいぞ。」

 

「わーい!!」

 

言われてみればもう犬にしか見え、いやあれ大丈夫?幼児退行起こしてない?

 

「藤丸君はたぶん、信頼できる人に甘えたいだけなのよ。」

 

今更だけど、私はあれにおびえてたの?もしかして兄さんもずっと無理しながら私のために…。ダメダメ!思考がどんどん暗くなっていく。考えるの止めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ…兄さんはどう思う?」

 

え、急に何の話?俺、食後は伊花様と征源様堪能してて何にも聞いてなかったから。

 

「わからない?マッドイーターのこと。」

 

「誰だそいつ。」

 

「あっ!ご、ごめん。あいつが名乗った時、藤丸意識がもうろうとしてたから。あの虚のことだよ。」

 

ああ、あれか

 

「藤丸が倒してくれたけど、私じゃまだかなわないなって。」

 

うーん。あいつには感謝はあれど憎むなんてなかったからな(感謝も何も忘れていた男)。

 

「正直どうでもいいんじゃない?もう死んだし。いつまでもあいつに囚われてるのは勿体ないさ。」

 

「…そっか。」

 

そうそう。だからもう俺の布団に入って、何もかも忘れて一緒に寝るべきだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「藤丸君、朝ですよ。」

 

「んー…ねむい。」

 

朝が辛い。

 

「もう少し寝る?」

 

「うん…あと少しだけ。」

 

この体、大きくなるにつれて朝に弱くなっていったな。低血圧なのかな?

 

「こら、藤丸もう起きて!遅刻しちゃうよ?」

 

「ま、まだ眠い。」

 

も、もう少しだけ寝かせて。

 

「もう少し寝かせてあげても間に合うのでしょう?」

 

「あんまり甘やかしてばっかりいると藤丸がダメになっちゃいますから。伊花様も藤丸に時間を使うくらいならもっと有意義に朝の時間を、」

 

「大丈夫ですよ。わたくしなら、もう洗濯も掃除も朝食の準備も終わってますよ?(藤丸君を取られるのがそんなに心配なのかしら?)」

 

「う…それは、そうなんですけど。(あたしが起きた時点で家事は全部終わってるのよね…毎日、伊花様って、何時に起きてるのかしら。)」

 

「ちゃんと遅刻しない時間に起こしてあげますから、もう少しお眠りなさい。」

 

「ありがと…伊花様。おやすみ…zzz」

 

「いい寝顔…見ているとなごんでしまうわ。ねぇ。」

 

「まあ、そうですね。(いつも鍛錬じゃなくてこんなふうに寝てれば心配ないのに。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、これお弁当。まつ梨ちゃん、征源の分もお願いね。」

 

「いつも思いますけど、豪華ですね。」

 

「ありがとう、伊花様」

 

「隊長のお弁当ですもの。もちろん二人の分も中身は同じですよ。」

 

このお弁当おいしいし、食べてるとすごく愛情を感じるんだよな。

 

「独身の先輩方に申し訳ないような。」

 

「まあ気にしてても仕方ないよ。それじゃいってきまーす。」

 

「そうね、それじゃ伊花様、わたしもいってきます。」

 

「いってらっしゃい。」

 

ああ、幸せだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございまーす。」

 

「おい、返事を伸ばすな!日頃の行いがたるんでるから貴様はいつも腑抜けt」

 

「おはよう砕蜂ちゃん。今日も元気だね。」

 

「~~~~~!!!いったい誰のせいだと!」

 

しかし、今日はやけに騒がしいな。なんかあったのか?

 

「ふむ、皆そろったか。大前田、説明を。」

 

そういわれて出てきたのは二番隊副隊長大前田 希ノ進(まれのしん)。この人まじですごいんだよ!!縛道の八十一『断空(だんくう)』を詠唱破棄で平然と扱う上に、「疑似重唱」っていう六回分の詠唱と同じ効果を発動させる技術とかもあって今の俺じゃ指一本どころか、塵一つつける事すらできないんだ。

 

「最近、流魂街に虚が出現する回数が多くなっていて、さらにこの前流魂街で見られたように、虚の集団化が目立つようになってきた。そこで、各隊の報告をもとに早朝の会議で議論された結果、流魂街の見回り強化と虚の集団化について調査することとなった。そこでいくつかの班を組み、俺たちも見回りを強める。」

 

ほーん、俺は誰と組めばいいのか、

 

「宮能、お前は五番隊派遣だ。前回の一件であの二人と組ませたほうがいいということになった。(夜一様がどうせ裏で何かされたのだろうがな。玩具にされて気の毒に。)」

 

「はい!わかりました!二番隊の名を汚さないようにこの宮能、精いっぱい頑張ってきます!(うっひょー!夜一様ありがとう!)」

 

「おう、お前だけ五番隊に混ざることになって大変だとは思うが、頑張れよ。(なんて真面目でいいやつなんだ)」

 

「では、いってきます!」(←自分の上司の尻を揉み、先輩のことを玩具にしている男)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ということで前回の面子ってわけです。」

 

「なるほどなぁ!優秀な奴を集めて人員削減ってわけか。ま、今日はだいぶ楽だしな。」

 

「西流魂街1地区・潤林安(じゅんりんあん) 治安、良いですもんね。」

 

 

 

 

 

 

 

「おーい、シロちゃーん。どこいったのー?シロちゃーん。」

 

お、飼い犬でもいなくなったか?

 

「ねぇ、あなた。何かあったの?困ってるみたいだけど。」

 

「あっ死神様!すみません、実は…」

 

おさげの女の子の話によると、朝から「シロちゃん」の姿が見えないらしい。白毛で、小さくて、目が大きくて、ちょっと怖いけど、いい子。

なんかさぁ、この女の子もすごい見たことあるような気がするし、その「シロちゃん」も勘違いでなければ人間な気がするんだ。これ厄ねたか何か?シロちゃんなんて呼んで探した日にゃ絶対出てこないよそいつ。

 

「(首突っ込みたくねぇけどまつ梨の前で見捨てるなんてできねぇ)わかった、俺たちも探してみるよ。」

 

「ありがとうございます。私、雛森桃っていいます。」

 

ハイ確定ですおつかれさまでした。

 

「まつ梨、手分けして探そうか。」

 

シロちゃんコールはできないからな。

 

「そうね、何があるかわからないから、藤丸も気を付けてね。」

 

そうと決まればやることは一つ。馬鹿と煙とついでに俺は高いところが好き~っと、さてさて、どーこっかな。白髪に大きいお目目のチビ、いたいた。目立つなーあいつ。

 

「ちょっと、そこの男の子。話聞いてもいいかな。」

 

「ん…死神が何の用だ。」

 

すげえ口悪いじゃん。まあいいや。迷子のペット探しなんて早く終わらせてしまおう。

 

「雛森桃ちゃんが探してたよ?いっしょにいこう?」

 

迷子のやつに話しかけるのってこんなんでいいのか?いつも迷子は作ってから台本通りに進めてたからわかんねぇ(ナチュラルサイコパス)。

 

「あーわかった。すぐに戻る。どっちだ?」

 

「いや、俺の瞬歩で送ってくよ。」

 

「は?おいまて止めろ!なんでその抱え方なんだ!おい聞いてんのかあああああぁぁぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「いないねぇ、シロちゃん。」

 

「やっぱりいない。私もう少し探してきます。」

 

うん。ナイスタイミングだったな。

 

「どこ行く気だ、おバカ桃。」

 

「シロちゃん!死神さんも!なんでお姫様抱っこ?」

 

「しらん。こいつに拉致られたんだ。ていうか早く下ろせ。」

 

「えーっ!これがシロちゃん!?」

 

そっか、まつ梨だけしらないのか。

 

「犬か猫かと思ってただろ、マジで…」

 

そりゃあんなふうに探されてるんだから、初見じゃわかんねぇだろ。

 

「どこにいってたの?探したんだよ?」

 

「外でシロちゃんシロちゃんなんて連呼されて、出ていくわけねえだろ。」

 

それはそうね。

 

「だってぇ」

 

「そんなに責めることないじゃない。桃ちゃんはシロ「日番谷冬獅郎だ!」う…その、冬獅郎君を心配して、朝から探してたのよ!

 

「ふーん。朝からねえ?」

 

おっと、雰囲気が怪しいぞ?なんでわかるかって?俺はこういうのに詳しいんだ。(結構な頻度でやらかすため)

 

「昼ちょっと前まで爆睡してたくせに。」

 

は?

 

「ち、ちょっと寝坊しただけだもん!」

 

「朝六時に卵を取りに行く約束だったよな?」

 

「「えー…・・?」」

 

「ち、ちょっと忘れてただけだもん。」

 

「で、まだ文句ある?」

 

「アリマセン。」

 

「はは…」

 

乾いたわらいしか出ねえや。冬獅郎君被害者じゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーん。で、また遊びに行く約束をしてきたのか。」

 

「シロちゃん呼ばわりしたお詫びに、おいしいものを食べさせろって。」

 

「おめー、料理得意なのか?」

 

そう、そこなのだ。朱司波家の家事はすべて伊花様が担当しており俺たちが手伝おうとしても譲ってくれたことはない。つまり、

 

「まあ、お察しくださいということで…」

 

なによぅ!そんなこと、ないわよぅ!」

 

今の発言でたぶん全部ばれたけどな。うちの天女の唯一の弱点。

 

「まあいい、今日のところは引き上げだ。」

 

「はい、異常なしですね。」

 

ああ、今日も平和で飯がうまい。

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