BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
・主人公兄妹が死神になるー1889年
・ルキアと恋次が出会うタイミングー1953年から1888年へ
・浦原喜助十二番隊隊長へ就任ー1892年から1872年へ(これにより、曳舟桐生が零番隊へ行く時期が早まる。)
・平子を隊長から、副隊長へ
・藍染を副隊長から、三席へ
・まとめ:現在(1889年)の護廷十三隊は鳳橋楼十郎が就任していないのと、本来五番隊の隊長であるはずの平子が副隊長、副隊長であるはずの藍染が三席。浦原が原作より早く十二番隊隊長へ就任するため、その辺の人々のイベントも大体全部早まり、浦原喜助と猿柿ひよ里の仲がちょっと良くなっている。
問題点:
・主人公とひよ里があっていないことが不自然。
・なんで平子副隊長なのに出てこないんですか?
・アルトゥロ・プラテアドのせいで、護廷十三隊がすでに破面を知っている。(原作のみの方へのネタバレ防止のために名前はぼかしております。)
・緋真とルキアが一緒にいるかもしれない時代にもうすでに恋次が絡みに行った可能性がある。(これは情報がよくわからなかったので、有識者の方はお手数おかけしますが、ソースとともに教えていただけると助かります。)
こんな感じでしょうか。書き出してみると意外と少なかった気がしますが、忘れていたりするものもあると思うので、感想でいろいろ指摘していただけると助かります。
「皆さん、整列してください。本日、平子副隊長が長期の調査を終え帰ってきましたので、新人の皆さんに自己紹介をしてもらいます。」
「五番隊副隊長の平子真子や、よろしく。」
「海燕先輩に聞いていましたが、愛染三席や朱司波隊長とはだいぶ違う人なんですね。詰め所で見てびっくりしました。」
「うむ、しかし、平子は副隊長でありながらすでに卍解を取得しており、飄々としながらも下のものに慕われる性格だ。話しかけに行くといい。」
やっと来たよ平子真子。まだ副隊長なんだな、本格的に時代が分からなくなってきた。他の隊の隊長副隊長も探ってみたほうがいいかな?だめだ、砕蜂さんの目がうっとおしいしあらぬ疑いをかけられたくない。
「そういえばお前たち、斬魄刀の開放はもうできているのか?」
「そうだった。征源様、斬魄刀から二人同時に同じ声が聞こえるってあるんですか?」
あのだれかわからず俺の心を乱しに乱した声。あれ実は斬魄刀の声だったのだ。いや、タイミングよ。まじで危ないだろ、もしあの声で動揺して刀を落としてたらどうするつもりだったんだろうな。
「私と藤丸はまだ解放できてないんですが、斬魄刀から〖心合わせ前を見ろ、答えはすぐそこにある。〗って話しかけられて、そのタイミングが藤丸とおんなじで内容も同じだったんです。」
「ふむ、斬魄刀とは己の霊力を具象化させる道具であり、心を映す鏡でもある。お前たちは性格も似ていないし、霊圧の質も量も全く違う。すまんが心当たりはないな。力になれず、すまない。」
「いえ、文献で調べてみても大して出てこなかったので仕方がないかと。」
やっぱおかしいよなあ。俺らは一体何と会話したのだろうか?怖すぎる。まあでもこれからしばらく非番だし、流魂街遊びに行ったり修行したりするか。まっててね、砕蜂ちゃん?
護廷十三隊二番隊刑軍所属、砕蜂の朝は早い。
まずは鍛錬。あこがれの夜一様を目指すため、千里の道も一歩から。毎日の鍛錬は大雨が降っている日も、強風が吹いている日も、欠かさず行っている。
そして朝食。微々たるものではあるが、食事は霊圧を高める大切な行為だ。朝食を抜くなんてもってのほかである。
さらに勉強。鍛錬をし、食事を済ませ体も頭も目覚めたころ、しゃっきりとした頭で知識を詰めていく。
そうして、砕蜂は隊舎に入り仕事をこなしていくのである。しかし、今日の砕蜂の予定は早くも崩れ去った。
「おい、貴様がなぜここにいる!?」
お気に入りの修練場、広く人里から離れた荒野はどんな轟音を立ててもどこにも迷惑をかけず、ところどころ緩い足場は歩法の練習をするのにもってこいだ。そんな自分と夜一様しか知らない場所に、自分の最も嫌う男がいる。この惨状は砕蜂を大きく混乱させ、また朝の爽やかな心地をすべて奪っていく。
「はい!砕蜂先輩を見習い、朝の鍛錬をしようと思いまして、よい修練場を夜一様に聞いてきたのですが、まさか砕蜂先輩の修練場だったとは驚きました。」
だがそれだけでは終わらない。普段他の隊士の前でしか被らない猫をなぜかかぶって話しかけてきたのだ。いつもは砕蜂ちゃんと呼び何度言いつけても守らない呼び名を、さん付けでは無く一足飛びに先輩呼びにしてきた。意味が分からない。あと夜一様、なぜこんな奴にここを教えてしまったのですか。
「きゅ、急にどうしたんだ?そんな気持ち悪い呼び方をして。」
「…この前まつ梨を砕蜂先輩が助けたとき俺は思いました。俺自身があまりにも弱すぎると、なので砕蜂先輩の言う通りしっかりと礼儀を持って接し、自身の成長を図ろうと思ったわけです。」
急な態度の変更は控えめに言って死ぬほど気持ち悪いが、それは決して悪いことではないため砕蜂は責めることができない。
「そうか、ならば今日からここへきても構わん。しっかりと励めよ。」
翌日砕蜂はこの言葉を心の底から後悔した。
護廷十三隊二番隊刑軍所属、砕蜂の朝は早い。
まずは鍛錬。あこがれの夜一様を目指すため、千里の道も一歩から。毎日の鍛錬は大雨が降っている日も、強風が吹いている日も、欠かさず行っている。今日も欠かさずに行うはずだった。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
自分はいつもの修練場に向かっているはずだ。しかしなんだこの耳障りな音は。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
しかも、修練場の方から聞こえてくる。藤丸のやつか?いくら五月蠅くてもよいと言われたとしても、こんなところまで音が聞こえてくるとは、奴には常識を叩き込んでやらねば。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「おい!うるさいぞ!少しは静かにで き な
そこには、地面をのたうち回り、全身にできた裂傷や、穴という穴から様々なものを垂れ流しながら叫び続ける藤丸の姿があった。
久しぶりにこれやったけど死にそう(事実)。どんぐらい久しぶりかっていうと大体約1年。だからどんだけ痛いか忘れてやったら思わず失禁した。流石にね?着替えは持ってるよ?でもさあ、うちの家事を一手に担ってるのは伊花様なんだよ。もうすげえやなんだけど。最初やらかしたときは二回目から全裸だったけどさ、慣れてからは見つかったらまずいし着てたんだよ服。だからおもらししたのは最初の一回だけだったのにさあ。おもらし癖再発みたいになっちゃったじゃん!!
あともう一つ問題がある。襟巻を剣八に渡したために、前やってた時みたいに霊圧の勢いをそぐアイテムがないから回道が間に合わなくて全身が裂けてる。
「藤丸。お、お前何をしている?」
びびりすぎでは?拷問時の人ってこんな感じじゃん。刑軍がこれぐらいでびびっちゃダメでしょう。
「『
さっさと着替えなきゃな。痛い痛い動くたびに体が裂ける。普段回道で治してるから薬とかないけど跡とか残らん?
「これを使え、我が家に伝わる秘伝の薬だ(量により猛毒となる)。ほら、塗ってやる。」
ベストタイミング!ありがてえ、傷に直接塗るタイプか。
「人目に付くところに塗ってもらえませんか?」
ばれると面倒なので。
「わかった。…一つ聞きたい、貴様はなぜそこまでするのだ。」
この一つ聞きたい問答結構あるな、最近の流行りか?
「昨日も言った通り俺は弱い。それをあなたに教えてもらった。だからですよ。」
砕蜂はその答えを共感半分恐れ半分といった様子で聞いていた。砕蜂も弱いから強くなりたいというのはわかる。だからと言ってあれほど怪我を負い、痛みにもだえ苦しむ鍛錬を選ぶだろうか。そんなことを考えていたせいで今日一日は、鍛錬も勉強も全く身が入らなかった。
………
……
…
休日がたくさんあるってなんて幸せなことだろうか。俺は今まつ梨とともにルキアちゃんたちのところに遊びに来ていた。
「ルキアちゃんと恋次君、元気かな?」
「道、こっちのほうであってるよね?」
「そうそう。確か川の近くに住んでるって言ってたから、このあたりだとおもうんだけど。」
「あっ!」
急に近くにいた女の子が驚いたような声を、あれ?ルキアちゃんじゃない?
「ルキアちゃん!」
やっぱりルキアちゃんだったか。
「今日も仕事ですか?」
「いや、ルキアちゃんたちはどうしてるかと思って様子を見に来たの。」
「そうですか。せっかくだし寄って行ってください。」
恋次君元気にしてるかな?
「誰だオメェら?」
ルキアちゃんたちの家に着いて聞いた第一声はそんな衝撃発言だった。
「「はは…」」
「たわけ!この前水をくれた人たちだろう!」
「そうだったか?」
この赤パイン何にも覚えてねぇな。
「まったく、なんという恩知らずだ!猫以下だ!鳥だ!」
ぼろくそ言われてるけどこの環境できれいな水なんて貴重なものをくれたやつを忘れるとかおおむねその通りだと思う。
「鳥だと!鳥だと言われちゃ黙っちゃいられねぇな!待ってろ、今思い出してやる!」
もう今覚えてないんだったら無理だと思うよ。
「どうせスコーンと忘れているのだろう。」
「なんだと!!」
「はいはい、ケンカしない。」
「だって恋次が!」
「ルキアが悪いだろ今のは!」
「まつ梨が言ったことを聞けないのか?」
「「ひっ…ごめんなさい。」」
やっぱ教育には恐怖が一番だよな!俺も鬼道が一番上達したのは大虚と戦った時だったし。
「よし!仲良くするいい子にはお土産に持ってきたお菓子を上げよう。」
「「お菓子?」」
「ふふっ、きっと食べたことない味に驚くと思うよ。」
「さ、めしあがれ!」
「「これはっ!」」「なんというおいしさ!!」「うめーっ!!」
「でしょー?」
まつ梨のでしょー?かわいすぎか?
「これはなんという食べ物ですか?」
団子を口いっぱいにほおばるルキアちゃんもかわいいな。
「それは白玉ぜんざいだよ。」
「これは?この魚みたいのは何だ?」
「鯛焼き、ね。面白い形してるでしょ?」
恋次君は頭の上に大量のはてなマークを浮かべていた。鯛を焼いてないのに鯛焼きとはこれ以下にってかんじか。
「形も面白れぇけど、あんこがうめぇ!皮もうめぇ!」
ドへたくそな食レポだな(無慈悲)。
「恋次、私にもその鯛焼きを一口くれ!」
「ぜんざいってのもうまそうだな!」
どうやらご満悦していただけた様である。
「ほかの子たちにもちゃんと上げるんだよ?」
「もちろんです。」「おう!」
簡単にこの子達は返事をするが何気に凄いことだ。こんなにひもじいなか、またいつ食べれるかもわからないお菓子をほかの子たちに分け与えるというのは、それを我慢しなければならない、しかも二人はそいつらを養うために人一倍働いているのにあとは平等。不平不満を言わないあたりだいぶ人間ができている。
後日、前回のお礼にオニシャクヤクの根をもらった。恋次君が取ってきてくれたらしく、流魂街にしか生えておらず煎じて飲めばなんでも治るという。ありがとう、いっぱいよしよししてやろう。
「んふー!」「やめろよ兄ちゃん///」
君たちが健やかに成長するといいなあ