BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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現在1896年


過去に取り残された篇
これが・・・罪悪感か・・・


「まつ梨、征源様、伊花様、あの時は本当に申し訳ございませんでした。」

 

DO・GE・ZA それは日本人の伝家の宝刀であり、最終謝罪手段とも言える。

 

「も゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛、し゛ん゛は゛い゛し゛た゛ん゛だ゛か゛ら゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

 

まつ梨たんまつ梨たん、喉痛めるからそんなに叫ばないの。

 

「もう!もう!死んじゃうかと思いました!もう二度とっ!あんな無茶はしないでください!約束です!」

 

約束しますからポカポカ叩かないで…結構かわいいな。今度もっかいしてもらうか。

 

藤丸…わ、私は、お前を、す、すまなかった、すまなかった。

 

謝らないでくれぇぇぇぇぇ!罪悪感で死にそうになるわ!俺が悪かったんだし誰も責めちゃいないって、だから顔上げて、征源様!

 

おかしい。間違いなくおかしい。俺はみんなが笑顔になれる可能性を最大限模索したはずだ。なのになぜトラウマ製造機として機能してしまっているんだ。竜条丸、どういうことだお前、…無視するな、答えろ。卍解修得の時に具現化してぼこぼこにしてやるからな。覚えてろよ。

 

 

………

 

 

……

 

 

 

 

前回の戦いでお世話になった隊長にお礼を言おうと思いまず十三番隊舎に来たのだが、視線を感じる。どこからかとかじゃなく普通にいろんな人に見られてる。長い時間寝てたし救護室を利用したことのある人は知ってるのかな。

 

「おーい、浮竹、いい酒が手に入ったんだ。一緒に飲もう。」

 

「京楽隊長、こんなところで何してるんですか。」

 

「藤丸君!退院おめでとう。あの時は君にばかり背負わせちゃって悪かったね。」

 

そうそう、こんぐらい軽くていいんだよ。

 

「おいおい騒がしいな、いったい誰だ?」

 

「お騒がせしてすいません、浮竹隊長。」

 

「藤丸!元気になってよかった。積もる話もあるし中へ入ってくれ、京楽もな。」

 

 

 

 

 

「あの時はお前を守ってやれなくて悪かった。」

 

「いいですよ。みんな京楽隊長くらい軽いほうが俺も楽でいいです。何なら俺のほうがまつ梨や征源様、伊花様を深く傷つけましたし。」

 

「そうだね。朱司波はすごい思い詰めてたよ。姉を助けるためとはいえもはや家族同然の君に対して卍解を向けるなんて、とかね。」

 

「俺が立案した作戦なんで気にしなくていいと思うんですけどね。まああの時は俺の確証もない話に乗っていただきありがとうございました。」

 

「それは構わないさ。あの時アルトゥロに決定打を与えれたのは元柳斎先生と卯ノ花隊長の二人だけだったからな。俺たちがアルトゥロ相手に戦えたのは間違いなく藤丸のおかげだ。」

 

実は京楽隊長が斬られるパターンは頭と体二つあったけど何とかなると思ってたの言わないほうがいいかな。

 

「重ね重ね本当にありがとうございます。それで本題なんですけど、()()()()()()()()()()()()()()()()()。あのあと何かあったんですか?征源様たちにはトラウマ刺激するみたいで聞けないんですよ。」

 

現在の俺の霊圧は隊長格に匹敵する。アルトゥロ戦では副隊長格ほどしかなかったはずだ。

 

「君が倒れた後、征源の卍解でアルトゥロは瀕死になったがそれでも生きてたんだよ。そこでとどめを刺そうとしたんだけど、浦原隊長がもうすでに死にかけていた君を助ける仮説を立てたんだ。霊圧が枯渇した君にアルトゥロの斬魄刀を持たせアルトゥロを殺すことで霊圧を回復させる。もともと死神の斬魄刀を別の死神がほぼ使えないのは始解ができないからなんだ。しかし奴の斬魄刀は奴が気を失っても浅打の姿にならなくてね。あとでわかったことなんだがあの斬魄刀に浅打の姿はないらしい、浦原が言ったことだがね。だからその効果も機能するんじゃないか、ってことで君が奴にとどめを刺したんだよ。だから熾水鏡に吸われなかった分の奴の霊圧が君に宿ったってわけ。」

 

「はいはーい!質問です。なんで奴の斬魄刀に浅打の姿がないってわかったんですか?」

 

「うーん。これは話していいものか?実は秘匿された情報なんだが奴の斬魄刀はまだ残っているんだ。これも浦原の見立てだが奴がまだ生きているのではないか、と言っていてだな。」

 

ちょっとこれまずいんじゃないか?

 

「…俺、寝ている時にあいつと話したんですけど夢じゃなかったりします?」

 

そういうと二人の顔色が一気に変わる。やはり厄ネタか。

 

「君の中で奴が生きているとは考えずらいがこればかりは僕はさっぱりだからね。でもその可能性に浦原が気付かないとは思えないんだよね。」

 

「俺も京楽と同じ意見だが、ほかに寝てるときに何かあったりしなかったか?」

 

「奴と話したこと以外は夢すら見なかったです。」

 

「一応、浦原にみてもらおうか。」

 

 

………

 

 

……

 

 

 

 

「おや、藤丸サン、今君がちょっとした噂になっているみたいですよ?四番隊救護室の名物復活!席官でありながら隊長格に匹敵する実力か?って。」

 

七年ぶりに会って早々マシンガントークなんて、なんて嘘くさい人なんだ。

 

「それ、浦原隊長が言いふらしてません?」

 

「ところがどっこい、今回は私じゃないんですよ。」

 

「ダウトっ!」

 

「いや本当に違うんですよ。そんなに信じられないですかね?」

 

なんで信じられると思ってるんだろう。

 

「救護室の名物って何ですか?」

 

「知らないんですか?寝たきり仏、隊長が複数人集まって戦うような相手に席官ながら健闘し、生きて帰ってきた勇者って話。よく大怪我した後に生き残った隊員が手を合わせてましたよ。」

 

「生きてるやつのこと仏っていうのだいぶ不謹慎だろ。誰ですかそれ広めたの。」

 

「あ~、それは~その~…「夜一様にあることないこと吹き込みますよ。」うちの副隊長が広めたやつです。はい。」

 

十二番隊副隊長は猿柿ひよ里だったっけか、なんで恨まれてんだ。

 

「自分が参加できなかった戦いに席官の藤丸サンが行けたからじゃないですかね。感謝半分恨み半分ってところでしょう。」

 

顔面蹴られそうで怖、近寄らんとこ。

 

「まあいいや。浦原さん。俺が寝てるときにアルトゥロと話したんですけど「それね、わかりません。」え、」

 

「調べようと思ったんすけどね、不滅王は中央四十六室に取られちゃいましたし、破面もアルトゥロ一人しか見たことないのでアルトゥロが特別なのか破面全体がそうなのかの区別もつきません。つまりお手上げってことです。」

 

両手を上げておどけたしぐさを見せると浦原さんは踵を返して歩き始める。

 

「藤松サンならきっと大丈夫ですよ。これからも夜一さんのところで頑張ってください。」

 

あの浦原喜助が希望的観測をするとか嫌な予感しかしないんだが!?戻ってきて浦原さん!説明プリィィィィズ!

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