BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
「白ちゃんに手も出せないチキンがっ!」
「ふざけんな!お前みたいに性欲に正直なヤリチンじゃねえんだよ俺は!」
「失礼だな、純愛だよ!俺は霞もまつ梨も愛してるんだ!」
「うるせえっ!このシスコンド変態が!」
「シックスナインって体に掘ってるやろうにいわれたくないですぅー!」
シスコンの変態とシックスナインの変態?が一触即発の雰囲気を醸し出している。
「喜助、ちょっとあの二人止めてこいや。あんなんなるまで酒飲ましたのお前やろ?」
「やっぱ僕が行かなきゃダメっすか?」
この二人、決して仲が悪いわけではないのだ。
藤丸は拳西のことは好きなタイプであったし、拳西も藤丸という人物が犯してきた罪の数々は許されざるものだと思うが現在の藤丸は妹と肉体関係を持っていること以外は受け入れるものだった。
ただ酒の席で浦原に酒を飲まされた時についぽろっと霞の話を出してしまったのだ。夜一以外は初めて聞く妹と幼馴染を同時に襲ったなんて言う話に一同はドン引き*1。しかしまつ梨というものがありながら自分を慕っている女まで犯し、さらにその女に何も伝えずを尸魂界に置いてきたという話を聞き拳西は憤った。それがこの喧嘩の発端である。最初は藤丸ものらりくらりと交わしていたのだが、
「お前は下半身に正直なだけでまつ梨も霞も大して愛してないだろ。」
という言葉で藤丸も切れた。そこからはまつ梨、霞の良いところと拳西の悪いところをねちねちと言い*2お互い売り言葉に買い言葉と熱くなっていき止められないところまで来てしまった。
「お前の腐った性根を叩きなおしてやる!」
「はぁん!?二番隊の俺相手に素手とか頭のねじ全部飛んでったんじゃないの!?」
そうして寒空の下、世界一しょうもない殴り合いが開始した。ボクシングスタイルの拳西は藤丸に距離を詰めて殴りかかり、藤丸はその拳西に容赦ない回し蹴りを食らわせる。回し蹴りを食らった拳西はそのまま足を掴み藤丸を引き寄せアッパーカットを放ち、頭が弾かれた反動で大きくのけぞった藤丸はその勢いを殺さずもう一方の足を跳ね上げ拳西の顎にぶつけた。お互い距離を取り次の応酬に入るかと思われたが直後どちらも膝から崩れ落ち勝負は引き分けに終わった。
………
……
…
ガバッ
「やば!今日の料理当番俺じゃねえか!」
拳西は急いで義骸に入りキッチンに向かうとそこには藤丸がいた。
「拳西さん、おはようございます!起こしに行ったけどいなかったんで料理、作っておきました。」
「お、おお、なんか、悪いな昨日あんな喧嘩したのに。」
酒が入っていたとはいえ心無い言葉を投げつけた。そう考えた拳西は藤丸に謝罪し、
「昨日?なんかありましたっけ?」
藤丸は何も覚えていなかった。
「俺酒癖悪いんで途中からなにも記憶ないんですよ。なんか言ったなら全然気にしなくていいですよ。」
自分は申し訳ないことをしたと考え謝ったにもかかわらずこいつ人に変態だのチキンだの言ってきて、顎を蹴り飛ばしたことさえ覚えていないと来た。
「やっぱ、俺お前嫌いだわ。」
「ええっ!なんで!?」
………
…・・「っと、そういやお前に聞きたいことがあるんだった。しっくすないんってなんだ?」
「???しっくすないんってのは六が英語でシックス、九が英語でナインといいまして、ごにょごにょごにょ…」
拳西は今後外出するときには腹を隠すものを着ようと思った。
………
……
…
自身の能力を知るためにここ最近は頻繁に虚化を使うことにしている。
相手の霊力の強さや所在を測る、『
霊圧を集中させた閃光、『
霊圧を固めて放つ、『
霊圧感知に触れることなく移動することができる『
翼から大量の虚弾をまき散らす、『
強固な霊圧硬度を持つ、『
白い炎を纏い回復する、『
血を媒介にして発動する『
高威力の黒い虚閃、『
上記五つは虚化状態でも問題なく使えてとくに便利なのは探査回路と響転だ。常に探査回路を使いっぱなしにして響転で移動、何の探知にも引っかからず最速で虚を殺すことができる。虚閃、虚弾も使えなくはないんだが不滅王が霊圧を吸収できることを考えると、不滅王、竜条丸の二本で足りる。翼虚弾とかたとえ大虚だとしても過剰火力だわ。
あいつまじ強いな。なんであんな化け物に一護は勝てたの?ていうかあれまだ強くなるの?やっぱどう考えてもこっち陣営詰みなんだけど。
「マジないわ。仕事行こ。」
柄の悪い奴らが大量にいる中を俺は堂々と歩いている。
「親父!おはようございます!」「「「「「「おはようございます!」」」」」」
「おはよう。賭場の方はあれからどうなってる?」
「イカサマも出てないし、順調に稼いでます。ただ、西の陣鉄組が若いもんにてぇ出し始めてて、幸いこちらはまだ手を出してませんが、いつ誰かがぶちぎれてもおかしくありません。」
よほど仲間に手を出されたことが悔しかったのか、男の一人がこぶしを握る。
「そうか、辛かっただろうによく手を出さなかった。てめえら!カチコミだ!誰の島にてぇだそうとしたんか、教えてやれ!」
愛すべき馬鹿どもも愚かな馬鹿どもも、すべては俺の手の平の上だ。アーハッハッハッハ!
抗争で人死には出さない。
「おまえらあああ!文明の利器など鍛え上げられた肉体にはかなわないことを証明してやれええええ!」
防弾チョッキ、ヨシ!特注フルフェイスヘルメット、ヨシ!防弾グローブ、ヨシ!さあ、殴れ殴れ殴れええええ!!!!われら宮能組は暴力沙汰は起こしても銃刀法違反はぜってえ起こさない!武器は鍛え上げられたこの身一つ!死なない程度にぶっ殺す!
「宮能組がせめてきたぞおおおお!」
「殺せえええ!!!」
馬鹿が!鍛え上げた肉体は拳銃だろうとパリィできる!お前らの腹をぶち抜くのはお前らの銃弾なのだ!
………
……
…
「さて、陣鉄の、ここからは大人の時間だ。」
「…何が望みだ、宮能組。報復か、」
「傘下に、甘い汁を吸わせてやるよ。断るなら、わかるだろ?」
「実質一択ということか。入らせてもらおう。」
大体全部こんな感じででかくなってる。陣鉄組の若いの先導したの俺なんだけどね。あくどい方法で金稼ぐのは楽しいなぁ!
「藤丸?」
「すいませんでした。」
まつ梨にこってり絞られた。夜一様から聞いたらしい。あんのクソ猫がぁ!