BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
ゲームやってたら主人公たちこの世界に来た時忍者とかサムライとか言ってるから江戸とかそこら辺から来た率が高くなってるけどそうしたら現代死神組の年齢が軒並み上がるし、帯人先生監修なのにがっばがばじゃねえか!?ストーリーのガバがなけりゃ良ゲーから神ゲーに上がるのに。ところで詩葉さんどうしよう。このままだと永遠に閉じ込められてしまうことに…
雨の中、俺の前に一人の女性が血を流しながら倒れている。その傍らにはオレンジ色の髪をした一人の男の子がおり、俺に怯えながら必死に母親の名を呼んでいた。それを見て、俺は…
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1982年、長かった。ざっくり81年考えた結論はとりあえずホワイト騒動は見逃す!真咲さんを助けるかどうかは保留。ここ数年はひたすら卍解の修練と食事、風呂、睡眠以外には何もやってない。
「卍解、『虎叫竜条丸』」
0秒
刀身は蒼き霊圧の塊と化し、肩の部分には虎の形をした銀色の肩当てが出現し空間に蒼い亀裂が走る。
自分の因果を手繰り寄せ別の可能性の自分を呼び出し刀を構える。
0.6秒
「「『 虎糾絶衝 』」」
刀身が大きくなり空間を引き裂きながらお互いの剣を弾きあう。
1.1秒
音よりも速い剣戟により余波のソニックブームで結界に亀裂が入り始め、鉄裁は慌てて結界の修復に入る。
2.2秒
大きく展開されたお互いの翼から『
2.8秒
お互いに一太刀すら入れていないが大幅な肉体の強化に肉は裂け、血が噴き出す。
「「『
藤丸の背中に浮遊している円盤が上昇し更なる結界を展開する。その中では町一つを簡単に消し飛ばすような威力の王虚の閃光がぶつかりあい、撃ち手にさえ害を及ぼす。
5.2秒
一秒ほど照射し続けた王虚の閃光で藤丸の張った結界は完全に破壊され、近接戦が始まる。何の技も使わず白打、斬術で戦闘をこなしだんだんと不死王から嫌な音が響くようになる。
5.8秒
戦闘を辞めた藤丸は卍解を解除しもう一人の藤丸も消える。片膝をつき方で息をしながら藤丸は最上位の回道『至空華(しくうか)』で己を癒し、それを終えるや否やその場で倒れ伏し動かなくなった。
ホワイト騒動は無事終わったらしい。話を聞いた限り原作通りに進み、犠牲者も出ず、志波一心は死神の力を失った。志波先輩はどうなっただろうか。俺が何かすれば志波都が死ぬこともなく、志波先輩がメタスタシアに単身で挑むこともなかったんだろうか。俺が転生したことで海燕先輩が強くなっていたり、浮竹隊長が海燕先輩の意思を尊重せずメタスタシアを殺してくれれば…無理か、しいて言うならルキアちゃんが強くなってることだが、浮竹隊長に止められてしまえばルキアちゃんはきっと戦いに参戦できないだろう。
過去も未来も竜条丸に聞けば知れる答えを、あえて聞かないことで俺は逃げた。
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探査回路で虚を探し、不死王で殺す。数年前にもやっていた作業なのに、今日はやけに手に力が入る。転生者なんてきれいな物語を汚す存在でしかない。それでも俺がもう少し頑張れば助けられた人がいるんじゃないのか。小さい頃も他にやりようがあったんじゃないだろうか。昔なら気にしなかったような知らない人々の命さえ気になって仕方がない。黒崎真咲を助けることは簡単だろう。しかしそれで黒崎一護に何か変化が起こって藍染を倒せなかったらより大勢の人間が死ぬ。頭がぐるぐるする。
「ちっ、今日はやけに数が多いな。久しぶりだからか?『螺旋』*1」
虚を狩りながら移動していると一人の死神が複数の虚に襲われていた。
「初の舞 『月白』」
どうして今日に限ってこういうことが起きるんだ。不死王を解放し炎を纏い変身し…やっばい誰に変身しよう?考えてる間にどんどんルキアちゃんはピンチになって、ああ、もう変身!
「助太刀するでござるよ。」
赤みがかった茶色の髪の毛に赤い着物、薄汚れた袴、頬の十字傷…どっかの抜刀斎ですね。
「な、死神ではない?いや、斬魄刀を持っているから死神なのか?」
「そんなことはどうでもよいでござろう?まずは虚を倒すことに集中するでござる。」
不死王と三十番台以下の鬼道で虚を倒していく。ルキアちゃん、綺麗に育って恋次君とはうまくやれて、無いんだろうな。もし俺が仮面の軍勢じゃなかったら、ルキアちゃんと恋次君の仲も取り持って、ギン君のことも知らん顔して仲良く遊んで、桃ちゃんもきっとまつ梨が助けるから藍染に依存することも無くて
「おい!聞いているのか!?」
「聞いてるでござる(聞いてない)。しかし某はこの後にも用事が迫っているのでここで失礼するでござるよ。」
響転ッ!
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……
…
もしも、なんてらしくないにもほどがあるな。
「ルキアちゃんが空座町の担当死神なんだ。」
「だからばれないように気を付けてね。」
俺はちょっと危なかったけど、早々に別姿の義骸も作らないといけないな。…なんであの姿に変身してしまったんだ。姿はあれでもしゃべり方ぐらい変えればもっと苦労しなかったのに。…まあ萎えてても仕方ないし新しい玩具でも作って気を紛らわせるか。
「何作ってるんすか?藤丸サン。」
「新しい義骸の息抜きにおもちゃを作ってるんですけど、結構長くなるし耐久性能も上げたいからどうしたもんかなと。」
「それなら縮小機能じゃなくて圧縮機能を使ったらどうですか?大きくしたらもう戻せませんけど。」
「なるほどぉ!使い捨てにすればいいのか!やっぱ先人の知恵って大事だな!」
「やめてくださいよ、まるで僕が爺臭いじゃないみたいですか。」
………
???「寒気がする。」