BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
突然だが、この街で俺が響転のみを使い霊圧を常に隠密鬼道レベルにまで抑えている理由を教えよう。
「ボハハハハハハーーー!!!Spirits are allways with you!!!」
こいつのせいである。
「いかがですか観音寺さん。この場所は?」
「とんでもねえスピリッツのスメルがビンビンしやがる。こいつはまさしく!」
「「「スメルズ ライク バッド スピリーッツ!」」」
「ボハハハハハーーー!!」
まじで何なんだこいつ。虚を匂いで感知する、まあこれはわかる。死神の仲にも虚の匂いは独特だって奴は結構いる。しかし、俺まで匂いで感知してくんのは意味わからん。俺の霊圧は臭いってか?あと観音ボールって何?
俺がドン観音寺の考察してる中、まっとうにラブコメしてる一護君がうらやましくて仕方ないぜ。俺が統学院生の頃なんてなぁ、頃なんてなあ!(楽しみにしていた学園ラブコメはなく2年で卒業)
廃病院に住む地縛霊の鳴き声が聞こえる。人が自分の住処に入り反応したのだろう。そしてそれを感じ取った一護君、ルキアちゃん、竜貴ちゃん、織姫ちゃん、茶渡君、夏梨ちゃん、真咲さんの表情も真剣なものに変わり…多すぎです、この街やっぱりどうかしてる。
「この病院は俺のもんだ!誰にも渡さねえぞ、てめえら!入ってくんじゃねえ!俺はこの病院で大金持ちになって…」
なんて俗っぽい霊なんだ。昨今には珍しいほどの地縛霊だな。しかしまだ孔は空き切っていないせいか、ルキアちゃんも様子見をしているようだ。今日は問題おこらなそうだし、さくっとその辺の虚殺してかーえろ!
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
うるさっ、急にどうした!?
叫び声が上がったほうを振り替えればドン観おじさん(蔑称)が
一護君は浦原さんのおかげで死神となるが、結局止めるのが間に合わずに半虚は叫び声をあげながら消えていく。浦原商店が絡んでいるなら俺はもう帰ってもよさそうなもんだがもう少し見ていくかぁ。
虚となって再構築されたさっきの霊が屋上から俺たちを見下ろしている。
「カモンバッドスピリッツ!新世紀のカリスマ霊媒師ドン観音寺様が相手だー!」
おっさんは人の話も聞かず俺を後ろに下げるとそう挑発し始めた。
「なにやってんだよ!」
襲い掛かる虚に斬魄刀で斬りかかり、虚が刃を歯で止めたところを白打で吹き飛ばす。
「何故逃げないんだボーイ!」
「てめえこそさっさと逃げろ!」
虚の突進を躱したいところだがこのおっさんうけ止めようとしてやがる。仕方ねえから飛んできた虚の片手を掴み自身の体をひねるようにして、自身もろとも左方向に転がった。だがこのおっさんの暴走は止まらねえ。壁に刺さった虚のけつを見てゴールデンチャーンス!とか抜かしやがった。そんなおっさんの襟首をつかみ俺は廃病院の中へと入って行った。こんな時だってのにおっさんはあいも変わらず戦おうとするから、俺はそんなおっさんを壁に投げつけた。
「なんで俺だけ逃げておっさんが逃げないんだよ!」
「それは私が、ヒーローだからだ。」
ふざけた返事に顔をしかめる俺だったが、そんなおっさんの話は至極まじめなものだった。子供たちに自分の勇姿を見せ、勇気の何たるかを知らしめる。だから子供たちのみている前で逃げるわけにはいかないと、おっさんは語った。
おっさんがやったことは救われるはずだった魂を無理やり虚にするという最低な行為で、それを知っている俺はそのおっさんの語っていることがどれほど滑稽か知っている。だが、その魂は紛れもなくヒーローだった。
「だったらなおさらここで戦うべきだ。あいつは俺たちみたいな霊的濃度の高い魂を襲う。戻れば観客にも犠牲者が出るぞ。」
「ボーイ、君はそんなことまで考えて。」
「話はあとだ、来るぞ!」
カエルみたいな虚が地面を破って飛び出してくる。わかっちゃいたがここだと斬魄刀がでかすぎて戦いずれぇ、やっぱり白打主体で、
(「刀は君自身から流れる力で大きさを変える。力の流れを止めるんじゃなく、より小さく、固く押し固めるように流せ」)
「そうだ。確かこうやって」
自身に流れる力を調節し、大きな斬魄刀を野太刀程度に変え、虚の攻撃を弾こうとするが、虚が撃ってきたのは緑色の粘液だった。その粘液は強力な接着作用のあるもののようで情けなくも俺は壁に貼り付けられてしまう。虚の攻撃が迫りつい顔をそむけてしまうが、その攻撃はいつまでたってもこちらに降りかかることはない、大きく開かれた虚の口におっさんのステッキが入り、それを食い止めていた。
「おっさん!あんたじゃそいつには「ボーイ」
「私とて能力者の端くれ、敵と自分の力の差くらいわかっているつもりだ。私はユーに感銘を受けたのだ。常に人々のことを第一に考える。グレイト!戦友と書いて、友と呼ばせてくれ。(キラーン)」
…
「いえ、結構です。」
おっさんは俺の返答を聞いたのか聞かなかったのか、空いたほうの手を力づよく握りしめ何かを叫び始めた。
「うおおおおおお、観音寺流最終奥義!
そうして掌を俺に向けて、ほのかに光る白い球を俺に向けて放つ。しかしその速度は死にかけの虫程度しかなく大きさもピンポン玉ほどしかない。一体何がしたいんだ?その球は俺を縛る粘液に触れると強く発光し爆発したっ!?
「ハギャーー!?!?」
おそらく俺の半生の中で一番情けない叫び声をあげただろう。そんなことをしている間にステッキは折れ、観音寺は虚の大ぶりな攻撃によって吹き飛ばされてしまう。
「ぐはぁー!」「観音寺ー!」
「たとえこの身が砕かれようとも、未来あるキッズたちの盾となっていけるのなら、わが生涯に一片の悔いなし。
地面に落ちた観音寺に追撃を仕掛けようとした虚に膝蹴りをかまし、刀を構えたまま突進する。
「わるいな、お仕舞だよ!」
踏み出しは廊下を砕き、構えた刀は虚の面をたたき割った。
「やったー!グレイト!素晴らしぃー!↑素晴らしぃー!↑すーばーrrrrらしぃ「観音寺」ん?」
「あんまりはしゃぐなよ。」
「どうしてだ、モンスターを倒したんだぞ。ユーこそもっと喜んだらどうだ、ん、なんだぁ?」
斬られた虚はその姿を変え、中から先ほど観音寺が孔を広げた霊が出てきた。
「む!?そんなぁ!彼は私が…こんな…」
「あれは虚ってんだ。霊についている鎖がちぎれ穴が開くと霊は理性を失った怪物、虚になるんだ。」
「胸に、孔…そんなぁ、」
おっさんは崩れ落ち、涙を流す。
「私が今までやってきたことは…私は、自分が不甲斐ない。んん、くぅーぁぁー---」
「おい、泣くのはもうその辺にしとけよ、ヒーロー。みんなが待ってるぜ?」
窓から見える景色には、大勢の人々が観音寺を待つ声が聞こえた。
「どうした、答えてやれよ。それがヒーローの勤めだろ!」
「ボーイ…」
観音寺はそのまま屋上へ行くといつものあほなポーズで勝鬨を上げた。
「ミッションコンプリート!ボハハハハハーーーー!!!!」
「「「「「「ボハハハハハーーー!!!」」」」」」
「ボーイ、見事な戦いだった。私はユーの勇気と機転、そして強さに敬意を表する。これからも、私に力を貸してくれ。」
「あ、ああ、時々ならな。」
差し出された手を力ずよく握り、
「ありがとう、ユーは今日から私の、一番弟子だ!」
はあ!?
「格下げだぁーーー!!」
………
……
…
あの後自分には
「なあ、我が一番弟子君?」
「は、はい。」
鬼神がいる!?俺何かした!?
「見ていたよ。あの程度の虚の攻撃をあろうことか油断で食らい、でしゃばる一般人一人すら完璧に守り切れない体たらくをさあ。」
「アッ!スゥーーーーーッ、あのーですね、廃墟では大きな刀は扱いづらく、仕方なかったといいますk「そうかそうか、僕から学んだ技術じゃあそこは戦いにくいか。」そうなんですよ!だからですね、今回は仕方なかったと「鍛錬を増やす。」へ?」
「君が誰にも負けないように。副隊長クラスには負けないようにしごいてやる。命を懸けろ黒崎一護、俺が師匠から、上司から、同僚から、敵から学んだことを。俺の百年間を君に一週間で教える。」
「一週間!?む、無理無理無理無理!できないですって!」
「安心しろ、君は才能がある。国語に長け、努力を怠らず、理不尽にも屈しず、なにより
「うおああああああああ!!!」
そこから、俺の地獄は始まった。