BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
「二位か~相変わらずやるねえ、あんた~。」
「えへへへ~~。」
井上が竜貴に頭を撫でられてうれしそうにしている。なんて百合百合しいこうけ…あぶねぇっ!藤丸さんの英才教育で危険な思考に陥りそうになっていたのに理性が全力でストップをかける。
「すごーい!織姫ってそんなに頭良かったの?」
「とてもそうは見えないけどねー。」
「女子はともかく、男子の中に五十位以内に入る不届き者はいなかったようだな。」
圭吾は一体何を見てその発言をしてるんだ。
「っ!!圭吾、よく見てよ!」
そういって水色が差した十一位のところには茶渡泰虎という名前があった。
「チャド!お前は裏切り者だったのか!俺は信じてたのに!もうお前なんか友達じゃねえ!」
「ひどいよ!ねえ一護、一護は僕たち友達だもんね?」
「あ?よく見ろ。」
そういって俺が指をさした二位のところには
「「ひいいいいいい!!!!」」
「お前らなんか友達じゃねえ!悪魔だ悪魔!二度と遊んでやるもんかあああああ!!」「え~んえんえん。」
あほ二人は走ってどっかに飛んでった。
「あーあ、泣かした。」
「俺らが悪魔なら、一位のやつは何になるんだ。」
俺と三点差をつけて一位になったやつの名前は…
「石田、あめたつ?知らねえ名だな。」
「
「よく知ってんな、井上。知り合いか?」
「知り合いも何も、同じクラスだよ。」
「ダメよ織姫。こいつ人の顔と名前、全然覚えられないんだから、行くよ。」
ん~~~~、そんなやついたか?
ダメだ思い出せん。
「だからさ、行こうぜカラオケ。」
長考しているうちによってきた圭吾と水色に声をかけられ我に返る。つかもう遊ばねえんじゃなかったのかよ。
「まあ、いいけd「つきあって!黒崎君!」うお!」
急にルキアに引っ張られて走り出す。まあ要件はわかっちゃいるが、
「虚だ。行くぞ!」
走っている時に廊下ですれ違った眼鏡をかけた生徒と肩をぶつけてしまう。
「わりい!すまねえ。」
そいつに一声かけて、俺は走って行った。
………
……
…
「いねえじゃねえか!」
昼から虚の出現報告が六回あり、その全てが空振りだった。
「私が悪いというのか!?私は伝霊申機にはいる情報のままを貴様に伝えておるだけだ。」
「だから、そいつを速く直せっての。」
「私だってそうしたいところだが、「仲間割れかい?」
眼鏡をかけた、男はそう一言声をかけ俺たちに近づいてくる。
「こんばんは、黒崎君、朽木さん。」
「誰だお前、なんで俺らの名前を「黒崎君。君は、霊が見えるんだよね。」
何で知ってやがる、こいつ。
「な、なにをいって、「新しい虚が出たようだ。」
そいつがその言葉を発した直後伝霊申機が音を鳴らし始めた。
「どっちだ。」
俺がルキアに聞くと、男は指をさし、俺たちに方向を教える。
「あっちだ。その程度のこともわからないなんて、君はそれでも死神か?」
男の腕にかけてある十字架から霊力が噴き出し、弓と矢を形成する。それは遠くにいた虚を一撃で貫くほどの威力だった。
「…反応が消えた。」
「何なんだ、お前。」
「僕は石田雨竜、滅却師で死神の敵だ。わからないかい?黒崎一護、君を憎むと。」
………
……
…
翌日、俺はあいつがどんな名前か思い出せずにいた。
「石田…ウィリー?いや、それじゃ売れない芸人だ。」
「黒崎君?また石田雨竜君のこと考えてるの?」
「あ、いやそう!それだ井上!詳しいな!」
足を前に突き出し、指で上を指すような奇々怪々な動きをする。(混乱していただけ)それを真似しながら、井上はさらに答える。
「詳しくはないけど、同じ手芸部だからね。」
「手芸部!?」
「手芸部、なんだよな?」
「そうだよ、あ、見て!ちょうどいいところに満ちゃんが壊れた人形持ってきたよ!」
「…都合良い展開だな。」
「見てて。」
そいつは半ばひったくるようにしてぬいぐるみを受け取るとなぜかそれを放り投げ、その間に裁縫箱から針と糸を取り出し、一呼吸する間に目にもとまらぬ早業(一護自身は見えている)で四十針程度縫い歯で糸を斬るとたま結びをして女の子に返した。
「な、直った~!ありがとう石田君!」
「いいよ、別に。大したことじゃない。」
「え、あ、うん、ごめんなさい。」
「ああいういい方しなければいい子なんだけど。」
「へえ、変わったやつだな。」
「ねえ、黒崎君。石田君と何かあったの?」
「いや、ちょっとな、大したことじゃない。」
そういって俺は廊下を戻った。
………
……
…
コツコツと靴が階段を上る音だけが聞こえる。
「うちまでついて来る気かい?黒崎一護。」
気付かれないよう注意しながら尾行をしていたがどうやらバレってしまったようだ。
「いつから気付いてた?」
「教室のドアから井上さんと盗み見ていた時から、気づいていたさ。」
「ほお、すげえすげえ、大したもんだ。」
「君の霊力は馬鹿みたいにいつも垂れ流しだからね。猿でもわかるよ。君はどうやら、霊力の高い存在を察知する術がかけているみたいだね。その証拠に今日まで僕の存在に気付かなかった。」
「悪かったな。俺は人の顔とかおぼえんの苦手なんだよ。」
「そうじゃない。僕はこの学校に入学した時から、君の霊力の異常な高さに気づいていたよ。その君が五月の半ばに死神の力を身に付けたことも、そして、朽木ルキアの正体も。」
石田の周りに白い帯が大量に出現する。
「これは、霊絡!?」
「そう、霊絡だ。大気中の霊子を圧縮して視覚化したもの。そして、」
石田はこちらに詰め寄ると俺の周りにある一本の霊絡を掴んだ。
「君の霊絡さ。しらないのか?死神の霊絡は色が違うってこと。…勝負しないか?黒崎一護、君と僕とどちらが優れているかわからせてやる。」
「勝負だと?俺とお前が?」
「そうだ。」
「へっ!ばっかばかしい!なんでそんなことしなきゃいけねえんだよ。てめえが死神に何の恨みがあるか知らないが、俺にゃあ関係ないね。」
「意外だね。逃げるのかい?」
「挑発には乗んねえよ。俺とお前じゃ、勝負に成んねえって話さ。」
「ああ、そうかい、思い出したよ。君は朽木さんに力を与えてもらった仮の死神だったね。彼女の許可がなければ、指一本動かすことができないってわけか。」
「なんだと、いいぜ。コン、変われ。」
カバンから取り出したコンの口から義魂丸を掴み口に入れる。
「さあ、勝負だ!」
作者「眼鏡はなんでこう話が長いんだ。」