BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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現世組から見た藤丸の印象

一護:欠点はたくさんあるけどその全てを補って余りある凄い人。最も尊敬できる人でもある。
井上:いろんなところでボランティアやなんやらをやってる人。優しそうな無職のお兄さんだと思っていたら激つよおじいちゃんだった。
茶渡:近所に住み始めたとき自分を見ても何も気にせずほかの子と一緒に扱ってくれたため好印象。一護と親しいことも知っていた。
石田:知らない人からお菓子をもらってはいけないけど藤丸さんからのお菓子は大丈夫という近所のうわさ位しか知らない。霊圧を全く感じないため変な人ぐらいには思ってた。


海燕先輩の弟君だからな、我慢だ我慢(ブチ切れ寸前)!

俺は、俺は今日死ぬのかもしれない。俺だけじゃねえ。井上も、石田も、チャドも、ヨルイチさんも、みんな死ぬんだ。

 

「よぉ、何とか言えよ。なーんでこんなとこに、」

 

藤丸さんの頬を、煽るように叩きながら男は話を続ける。

 

「クソ死神サマがいるんだって、」ペチペチ

 

「訊いてんだよぉ~~~~!!」ムギュ

 

ぎゃあああああああああ!!!顎の部分を思いっきりつかみ始めた!?おしまいだあああああ!!!!!

藤丸さんは確実にいら立っている。しかしいまだに手を出さないことが俺には恐ろしくて仕方なかった。そんな藤丸さんにあろうことか岩鷲*1はタックルを見舞うがそれを躱して藤丸さんは外に出た。

 

「とっとと出ていきやがれ!!俺様の目の黒いうちはこの西流魂街に死神なんか一歩たりとも入れやしねえぞ!!」

 

「ごめん。でも俺はこの西流魂街にも用があってね。わるいけど。」

 

その言葉が気に食わなかったのか岩鷲は自身の剣に手をかけた。南無阿弥陀仏。

 

「素直に出てかねえなら仕方ねえ・・・死神さんよ。どうやらテメーと俺様は、戦う運命にあるらしいな。」

 

「や、止めるんじゃ岩鷲!!その人たちは悪い死神じゃないんじゃ!「うるせえ!!わかってんだろ長老。死神は死神、良いも悪いもねえんだよ!行くぜ死神ぃ!!!」

 

藤丸さんはどちらの斬魄刀も抜かず岩鷲の横なぎが迫ってくるのを見ているだけ。ただどれだけ動くのが遅れたって藤丸さんに攻撃は当たらない。躱したり受け流したりいくらでも選択肢がある。それが藤丸さんの強みだと俺は()()()()()()()()んだ。

 

ガッ

 

「な!?」

 

俺たちは誰もが何が起こったか理解することができなかった。岩鷲が振るった刃は藤丸さんの腕に当たった。然しその刃は骨を断つどころか皮一枚も切ることができずその場で止まった。

岩鷲はそれでもあきらめないのか足の動きで円を描くと地面は流砂のように崩れ藤丸さんの足場は不安定になる。

 

「いくら死覇装の中に何かを着こもうと顔はガードできねえだろっ!」

 

岩鷲の膝蹴りは鼻をとらえる。藤丸さんはそれも防ぎもせずに馬鹿正直に喰らい固いものと固いものがぶつかるような鈍い音が聞こえた。

 

「~~~~~~ってええええええええ!?!?!?」

 

藤丸さんは砂に足を取られ片膝をついているが悲鳴を上げたのは岩鷲の方だ。

 

「海燕先輩の弟だからもう少しやるかと思えば、杞憂だったか。」

 

ジリリリリリリリリ

 

「大変だアニキ!!9時だーーー!!」

 

岩鷲の手下?のような男が背負った時計から目覚ましのような音が鳴っている。それを聞くと岩鷲は突然慌てたような声を上げた。

 

「まずい!カモォン!ボニーちゃん!!」

 

指笛を合図に猪が岩鷲に突撃するように向かっていった。

 

ガンッ

 

訂正、突撃した。

 

「いつも通りやるなボニーちゃん・・・だが今日は時間がねぇ、急いで俺を乗せてくれ!」

 

猪に乗った岩鷲はそのまま去っていき藤丸さんはその後姿を憤るでも、笑うでもなく何か思うところがあるような顔をしてみていた。

 

 

・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

・・・

 

 

志波なんとかさんの家に向かうため村長の家を出発してから約30分。歩き続けて村からはずいぶん離れたが空鶴って人の家にはまだつかない。

 

「奴は人気のない閑散とした土地を好むのじゃよ。すむ場所もコロコロ変えるが家だけはいつも同じものを作る。儂が見れば一目でそれとわかるやつだ。ほら、見えてきたぞ。」

 

大きな手が横断幕を握りしめておりそこには堂々と志波空鶴と書いてあった。・・・夜一さんじゃなくても一目でわかるわ。

 

「「待てい!」」

 

「何者だ貴様ら。」

 

「奇っ怪ないでたちをしておるな。しかも二人は死神と見える!」

 

「怪しい奴らめ。この(こがね)彦と(しろがね)彦が貴様らを通しはせぬ!」

 

「去れ!さもなくばここで死ぬこととなるだろう!」

 

門番(兕丹坊)門番(ギン)、また門番(金彦銀彦)かよ。俺が剣に手をかけると金彦(の方だと思う)が何かに気づいたのか眉毛を上げた。

 

「よ・・・夜一殿!?」

 

「久しいの金彦、息災であったか?」

 

「はっ!いやはや、失礼いたした。夜一度とそのお供とはつゆ知らず。ご無礼をお許しくだされ。」

 

「よい、先んじて連絡を入れなかった儂にも非はある。」

 

入口から直通の階段を下っていき、金彦が障子を開ける。奥に鎮座する女は刀を背負っているが片腕がなく、しかしまったくと言っていいほど弱さは見られなかった。

 

空鶴って女ぁ!!?

 

「よう、久しぶりじゃあねぇか。夜一。何だその餓鬼どもは?」

 

「実はの空鶴、今日はおぬしに頼みがあってきたのじゃ。」

 

「だろうな。お前が家来るときは大概そうじゃねえか。

 

面倒ごとか?

 

「恐らくは。」

 

「・・・ハッ、久しぶりだな。このやり取りも・・・いいぜ話せよ。面倒ごとは大好きだぜ。

 

 

・・・

 

 

「なるほど、話は大体わかった。いいだろう、引き受けてやる。浦原もかんでるんじゃぁ断るに断れねえしな。ただし・・・俺はあんたのことは信用してるが、その餓鬼どもまで信用してるわけじゃねえ。見張りの意味も込めて俺の手下を一人つけさせてもらう。異存はねぇな?」

 

「無論だ。」

 

「おい!用意できたか!「ちょっ・・・まっ!」開けるぜ!行儀良くしろよ!」お・・・おう!オッケー姉ちゃん!!」

 

 

「は・・・初めまして!志波岩鷲と申します!以後お見知りおきを!」

 

 

 

沈黙が支配どころか君臨した。

 

 

 

 

 

 

 

「あああ~~~~~~っ!!!!!」

 

「何だ?お前の知り合いか?」

*1
「西流魂街の真紅の弾丸」にして「西流魂街の兄貴と呼びたい人」14年連続NO.1、さらに「西流魂街一の死神嫌い」だが、全て自称である

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