BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
追記
ギンの弁明シーン書き忘れてました。色々変わっているので書きます。
太くて長くて黒くて空鶴さんの命令で先っちょが出てくるもの、な~んだ?
「びびったか餓鬼ども!!これが志波空鶴専用巨大花火台、花鶴大砲だ!!これでお前たちを打ち上げて瀞霊廷に突っ込ませてやる!」
なるほど、きたねえ花火になる未来しか見えねえんだけど。
「こんな時に何の冗談を言ってるんです!?花火師だか何だか知らないがそんなもので僕たちを打ち上げる!?どうかしてる!そんなことしたら絶対に死っ」
口答えする石田の顔面に謎の球体が投げつけられ、俺の手元に収まる。空鶴さんがルールだって明言されてんのに。
「こいつは『霊朱核』つうもんだ。そいつを掌に押し当てて霊力を込めてみろ。」
「…霊力を込めるってどうすんだ?」
「あぁ!?何いってんだそんなもんこうやって鬼道撃つ時みたいに手先に力込めりゃいいだけじゃねえか!死神なら鬼道ぐらい使えんだろ?」
…つかえないけど。
「ほら、一護君かしてみな。」
それを藤丸さんに渡すと藤丸さんの周囲に青みがかった膜が構成され藤丸さんを包み込んだ。
「これが、砲弾だ。いいかよく聞け。テメーらは瀞霊廷をガードしてるのは周囲に張り巡らされた精霊壁だけだと思ってるかもしれねえが、精霊壁には尸魂界でも希少な『殺気石』っつう霊力を完全に遮断できる鉱石でできてる。だから壁に穴を開けて中に入ることはできねえ。そのうえこの『殺気石』は厄介なことに切断面からも霊力を分解する波動を出してやがるんだ。つまり、瀞霊廷はその波動で空の上から土の中まで球体上に障壁が張られてるってことだ。当然そんなところにただ飛んで行っても、霊子でできてる俺たちはチリになっておしまいだ。そこでこいつの出番ってわけだ。こいつは俺の開発した特殊硬化霊子隔壁発生装置、お前ら全員で個の球体に霊力を込めれば、一時的に瀞霊廷の障壁を突き破るぐらいの砲弾が作れる!そいつをこの花鶴大砲で打ち上げて、一気に内部へ突入するって寸法だ!何か質問のある奴!」
え!?え~と…
「ねえなら解散!地下練武上で霊力集中の練習に入れ!金彦!銀彦!連れて行け!!しっかり練習しろよ!一人でも集中乱したらその場でドカンだからな!「何ィ!?」」
金彦に担がれて俺はその場を後にした。まじで無茶苦茶な作戦だな。
「おい、お前も戻っていいぞ。」
「いや、俺は突入はしないので。それより、一つ聞きたいことが。」
「なんで来たんだよ。まあいい、なんだ言って見ろ。」
「…
一触即発、岩鷲は昨日自身が武器を用いても手も足も出なかった死神が何か返答を間違えれば即座に姉の敵になるであろうことを理解した。
「てめぇ、兄貴のことを知ってて言ってるんだろうな。」
岩鷲の知る中で最も長い一呼吸をおいて、死神は答えた。
「全部知ってます。ですがそれでも海燕先輩のお墓参りをさせてもらいたいです。」
「…いいだろう。すぐそこだ、ついてこい。」
………
……
…
死神は持ってきた百数年前の流魂街の酒と、干し肉のつまみを出し墓の前に備えてしばらく手を合わせるとそれに口をつけ始めた。
「それで、兄貴とはどういう関係だったんだ。」
「隊は別だったけど妹が海燕先輩と同じ隊で、他隊と合同の見回りだと、妹と一緒によくお世話になっていたんだ。」
他の隊、妹、夜一とともに来た死神、出てきた情報から空鶴はこの死神が兄の危機を救った死神であり、尸魂界で最も極悪非道な死神だということに気が付く。
「おまえ、宮能藤丸か。」
「ふ、藤丸!?姉ちゃん、それって…「黙ってろ、どんな奴であろうと兄貴の恩人でもあるんだ。下手な侮蔑は俺が許さねえぜ。」」
確かにやべえ奴だ。だが実際こいつの犯した罪によって悪事は暴かれ、あれは没落した。夜一も”悪い奴じゃないと思うんじゃよ。ただ、まあなんというか自分の欲望に忠実というか、犯罪のラインが緩いというか、まあでも悪人じゃないんじゃよ。”とか言ってたしおそらく悪人ではないのだろう。
「俺たちはもう行くが、お前はどうすんだ?」
「俺はしばらくここにいるよ。飯も自分で何とかするから作んなくていいって伝えといて。」
こいつちょいちょい図々しいな。
「いくぞ、岩鷲。」
「うん。」
一番隊隊舎の扉が開く。そこには浮竹十四郎を除くすべての隊長がそろっていた。
「来たか、さあ!今回の行動についての弁明をもらおうか。三番隊隊長、市丸ギン!!!」
「なんですの?いきなり呼び出されたか思うたら、こない大袈裟な…尸魂界を取り仕切る隊長さん方が僕なんかのために揃いも揃ってまぁ…ー--でもないか。十三番隊長さんがいらっしゃいませんなぁ。どないされはったんですか。」
「彼は病欠だよ。」
「またですか。そらお大事に。」
まるで自分が何もしてないかのようにへらへらと喋るギンを東仙は意に介さないように答えた。
「ふざけてんなよ。そんな話しにここに呼ばれたと思ってんのか?てめえ、一人で勝手に旅禍と遊んできたそうじゃねえか。しかも殺し損ねたってのはどういうわけだ?てめえほどのやつが旅禍の4・5人殺せねえわけねえだろう。」
「せやな。ただの旅禍なら簡単に始末できますわ。ただ、旅禍の一人に宮能藤丸が混ざってたんや。」
「何!?」
「いやぁ、強そうなやつがいないなんて高くくってたら何もないようなところからすっと表れて僕の攻撃受けてめてきたんは肝が冷えたわぁ。」
その名前が出たときの反応は様々だった。
懐かしい名前だと昔を思い返すもの(というか日番谷冬獅郎)。
その名前にテンションをぶち上げるもの(というか更木剣八)。
名前を聞きめんどくさい奴が来たと苦虫を噛み潰したような顔をするもの(というか涅マユリ)。
過去の悪逆無道残酷非道十悪五逆な行為を思い出し、すでに半泣きになりながら震えが止まらないもの(というか砕蜂)。
その姿を見て何があったのかと心配するもの。
砕蜂を慰めるもの。
「だまらっしゃい!やめんかいみっともない!*1…じゃがまあ、今のでおぬしがここへ呼ばれた理由は概ね伝わったかの。今回のおぬしの命令なしの単独行動、そして標的を取り逃がすという隊長としてあるまじき失態!それについておぬしから説明をしてもらおうと思ったのじゃが、話を聞く限りそれがすべてのようじゃの。もともと三席でありながら卍解さえ使いこなすことができれば隊長になってもおかしくないやつじゃった。不滅王のこともあり霊圧は推定隊長格の2倍、卍解さえ使えてもおかしくない。相手をする場合体長3名以上で確実に仕留めよ!」
「藤丸さん。」
「何?もうルキアちゃん助けるために行くんでしょ?」
「ずっとそこで墓参りしてたのか?」
「唯一の親友、とか大切な家族、とかでもないけどそれでも100年もあれば話すことなんて山のようにあるんだよ。一護君は後悔しないようにするんだよ。すぅー---決して独りよがりにならず、仲間を頼り、力合わせ前を見ろ!斬月の声を聴き、決して歩みを止めるな、そうすれば君は無敵だ!はい!先輩からのアドバイス終わり!
「うす!いってきます!」
「ええっ!?黒崎君と宮能さんってまさかそういう関係!?そんな宮能さんのなんて受け入れちゃったら黒崎君もチョモランマの登頂に成功しちゃうよ!」
「井上さん?」
藤丸のせいでギンが全く怪しくない。