BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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竜条丸、細かく質問すれば大体答えを教えてくれる。認識(声を聴く、姿を見る、触る、嗅ぐ、絶対ないけど味わう)している人間の行動を予知レベルで予測できるため藤丸の趣味は旅行(戦闘能力がほぼ下がらない浦原謹製特殊義骸で瞬歩と響転の高速移動)。現世の近場であればほぼすべての人間を知っていた竜条丸の現在&未来予測はいかんなく発揮され、その全ての結果をもとに一護君の戦闘技術(斬術と白打)を達人級まで伸ばした。
なお竜条丸から斬術の才能が全くない(卯ノ花隊長と斬術だけで同じ土台に立つためには800年必要)と知らされた藤丸は三日くらい幼児退行した。
あまりに強くなり過ぎた一護君の目下最大の強敵は更木剣八である。


(死神に)なろう系主人公

背負っている刀を引き抜き空鶴さんは詠唱を始める。

 

彼方!赤銅色の強欲が36度の支配を欲している!!72対の幻、13対の角笛、猿の右手が星を掴む!

 

花鶴大砲の台座に刺さし、頭に巻いている帯を掴むとそれが自然に左手に巻き付き炎を纏い、その拳で台座に刺した刀を打ち込むように殴りつけると刀は台座に沈みそのひび割れから炎が導火線のように迸った。

 

25輪の太陽に抱かれて砂の揺籃は血を流す。花鶴射法二番!!!

 

拘咲(かぎざき)

 

はえ~~、こりゃなんとも見事に打ちあがるもんだな。

 

「気を付けて行って来いよ。岩鷲…」

 

え?岩鷲君も行ったの?なんで?

 

「さて、それでお前だよ藤丸。あいつらが返ってくるまでここにいんのか?」

 

「いや、俺も途中で瀞霊廷にはいきます。しばらく時間はあるんでこっちに残してきた嫁の様子でも見てこようかなと。」

 

「そうか…(こいつ嫁いんの!?)」


「いよっほぉ!!ツイてるぅ!!配置につくのが面倒だったから隅っこの方でサボってたら、目の前にお手柄が落ちてきやがった!ツイてるツイてる、今日の俺はツイてるぜっ♪そしてテメーらは、ツイてねぇ」

 

妙に自身の運がいいことを強調する坊主死神とおかっぱ頭の死神がよってくる。

 

「なんで俺たちがツイてねえって言うんだよ。」

 

「それは僕たちが、護廷十三隊でも最強の十一番隊の三席と五席、つまり三番目と五番目に強いからだよ。」

 

「…そうかよ。チャド、石田、そっちのおかっぱを頼む。」

 

「ム。」「わかった。」

 

「おい!何いってんだ!こいつらの霊力、そこらの雑魚死神のもんじゃねえぞ!?」

 

岩鷲が慌てているが相手が強いとか弱いとか関係ないんだよ。

 

「あの人が無敵って言ったんだぜ。俺たちが負けるわけねえよ。」

 

「へぇ、言うじゃねえかっ!」

 

一角は刀を振るうが一護は半歩足を下げ半身になることで躱し、それと同時に石田が矢を射ちもう一方の戦いも始まった。

 

 

 

 

 

 

人間が死神の力を受けた死神もどき、振る舞いは素人で命のやり取りなんて大して経験してなさそうな子供。そんな子供に今、班目一角は圧倒されていた。

 

「(打込みは激烈、体捌きは俺よりやや上、極めつけは神懸かった反応!すべて見切られ、おまけにこっちは痣だらけだ。)」

 

紺色の布が刀を包むように巻き付いて刃の一切を覆ってしまい、鈍器のように振るわれる。

 

「見誤んなよ!!」

 

「誰が!!」

 

そう言いながらも突きも払いも当たる可能性はみじんもない。そんな一角が一護に敵わないのに槍で戦い続けた理由は、たった一瞬、相手が絶対に対応できないようなタイミングで必殺の一撃とするため。半端なチャンスでは使わなかった斬魄刀の特性を利用した真正面で戦いながら奇襲。

 

「裂けろ『鬼灯丸』!!!」

 

一護が刀で防いだときに三節棍と成り、逆方向から一護を襲う。それへ本来ならば一護の手を刀が握れないほど傷つけるものだったのだろう。一角が意識を手放す直前に見たのは刀を手放し、己の顎に容赦ない裏拳を叩き込む一護の姿だった。

 

ちっ、ついてねえや。

 

 

……

 

 

 

 

「目ぇ覚めたか。」

 

「一護…てめえ、なんでまだそんなとこに…」

 

一角が困惑するのも無理はない。もともと一護たちは何が目的で瀞霊廷に侵入してきたかわからないが、それが死神をただ打ちのめすだけなんてことは(更木剣八でもないかぎり)ないはずだ。

 

「負けたのに生きながらえるとはとんだ恥さらしだぜ…!縛られてなきゃてめえをたたっ殺してやるところだ。」

 

一角は手首足首を縛られた後、正座をするように足を固定されていた。

 

「そんなことどうでもいいんだ。こっちが質問してえだけだから。」

 

「…そんなこったろうと思ったぜ。ツイてねえや。…何が知りたい?誕生日でも教えてやろうか?」

 

朽木ルキアの居場所。

 

「朽木?…例の殛囚か?お前ら、あんなもんに何の用だ?」

 

瀞霊廷の宝を奪うでもなく、貴族を殺しに来たわけでもない。そんな意外な答えに一角は興味を示し、さらに質問を返す。しかしその答えはさらに酔狂なものだった。

 

「助けに来た!」

 

「あぁ!?」

 

「助けにって…お前ら何人で来た!?「5人と1匹だ。」なんだ1匹って!?てかその人数で助ける気か!?「そうだ。」」

 

人数だけで見れば笑える話だろうが一角の戦った一護は下手をすれば隊長格ともやりあえるような強さを持っていた。それが5人全員同じような強さを持っているとすれば確かに可能性はある。

 

「…こっから南にまっすぐ行くと、護廷十三隊各隊の詰め所がある。その各隊詰所の西の端に真っ白い等が建ってる。そいつはそこにいるはずだ。」

 

「ホントか?」

 

「そっちから聞いといてなに疑ってんだよ!テメーがそいつをどうしようと興味はねえよ!助けに行くってんなら好きにすりゃいい!」

 

「黒崎、そっちはどうだった?」

 

「一角のほうは律義に教えてくれたぜ。それじゃ「そうだ!弓親はどうした!?」」

 

弓親は一護のほかの仲間と交戦していたはずだが、今の言葉を聞くに負けてしまったのであろう。

 

「あのおかっぱなら…」

 

そう言って一護が視線を送った先にはアフロになった自分を鏡で見て半ば発狂している弓親の姿があった。一角はあとで弄ることに決めた。

 

「それじゃ、恩に着るぜ一角。」

 

 

 

 

 

 

 

 

井上はとても快適な旅を進んでいた。

 

「ごめんね、黒崎君、茶渡君。私がもっと強ければ。」

 

「気にすんなよ井上。こういうのは適材適所って奴だ。」

 

正面からくる敵は一護、茶渡がすべてピンボールのように弾き飛ばし、後方の敵は石田が弓で足止めしていることで迂闊には追ってこられない。邪魔な障害物は岩鷲が石波を使い壁をくりぬいて進んでいく。

 

「黒崎!そろそろ後ろの人数が多くて足止めできなくなってきた!ここらで蹴散らしておいた方がいいんじゃないのか!?」

 

そうだな。この辺りで一度…ん?

 

「ほどけた草履結びなおしてる間に置いてかれちゃった…どうしよう…現場どこだろ…あ!あの人たちに聞いてみよ!あの、すいません…僕四番隊の山田花太郎と言います。現場はどこか知りm!?」

 

ラッキー!いいひろいもんした!

 

「おらぁ!!てめーら道開けろぉ!!」

 

「テメーらの仲間ぶっ殺されたくなかったらなぁ!!」

 

「ギャーーーーー--ッ!!!」

 

「その行動は人としてどうなんだ黒崎?」

 

石田がなんか言ってるが関係ねえ!ここを切り抜けられりゃあとはどうにでもなるってもんだ!

あれ、追ってきていた死神がみんな困惑してる。は?

 

「何、やってんだてめえら?」

 

「何って…人質?」

 

「俺らとそいつが仲間に見えるか?」

 

「どう違うんだ?死覇装着てるし同じ死神だろ。」

 

「俺ら十一番隊は護廷十三隊最強の戦闘部隊。引き換えそいつの四番隊は弱すぎて救護しかできねえ十三番隊最弱のお荷物部隊…故に俺ら十一番隊は四番隊が()()()()()()()()()()()()

「殺したきゃ殺せや!!ぶっちゃけ一石二鳥だコラァ」「ギャハハハハハハハハハ!!!」

 

「いやー--------!!!」

 

「ちょちょちょちょっと待てぇ!嫌いだから死んでもいいなんてひどすぎるんじゃないか君達ぃ!!」

 

岩鷲がまともな反論を言っているがこいつ藤丸さんに会うなり嫌いだからっつって腹掻っ捌こうとしてなかったか?

 

「…一護、俺がここに残ってこいつらを全員倒そう。」

 

「チャド、でも「仲間を頼れと藤丸さんに言われただろう?」…そうだな。頼む。」

 

仲間を頼るって、一緒に戦うってだけじゃないよな。

そうして俺たちはチャドに任せてその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

「悪いな。期待にはこたえられない。…2分で終わる。」




藤丸の玩具No.5、捕縛用の麻縄:麻縄と名付けられてはいるが別に麻で作られているわけではない。普段はタコ糸ほどの大きさであり適当な長さに切って霊力を込めると人を縛るのにちょうどいい大きさになる。強度は更木剣八と山本元柳斎でなければ引きちぎれない程度。
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