BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
霞「藤丸さん!突然手紙だけおいて百年もいなくなるから何かあったのかと思って心配しましたよ。」
藤丸「(トゥルルルルルル)霞!霞!おぎゃー--!(知性0)」
霞「はいはい、霞さんですよーー。」
花太郎の発案により地下水道を通りルキアが捕まっている
「久しぶりだな。俺の顔を憶えてるか?」
「・・・阿散井恋次!」
「意外だな。名前まで憶えていたか・・・上出来だ。正直驚いたぜ。テメーは朽木隊長の攻撃で死んだと思ってたからな。どうやって生き延びたのか知らねぇが、大したもんだ。・・・だがここまでだ。言ったはずだぜ。ルキアの力を奪ったやつは殺す。テメーが生きてちゃ、ルキアに力が戻らねえんだよ。」
「殺す気で連れ帰ったやつが何いってやがる!」
意地でも通してもらう、そのために刀を構えたが、
「黒崎、ここは僕にやらせてもらおうか。あれには情けなくも瞬殺されてね。汚名返上のいい機会だ。」
「わかった。」
恋次の横を走り抜ける。当然俺たちに刀は振るわれるが、石田の矢が弾きその刃が俺たちに届くことはなかった。
「おい、俺は一護と「黒崎黒崎と、僕たちはおまけかい?それならそのまま殺されるといい。僕は黒崎のように甘くはないから。」」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
人生で初めて終わったと思ったのは、藤丸さんが食べちゃダメだって言ったプリンを食べたときだ。両親から俺をあずかる許可を勝手に承諾され、夏休みの一週間を血反吐を吐くほどの訓練に使わされ、もう一週間はそこで負った傷が隠れるように激痛が走る薬を塗りこまれ、砂やヘドロを野草で煮込んだような薬膳を食わされた。死ぬかと思った。
その時から俺は異様に危機回避がうまくなった。ヤバいもの、人、状況が迫った時、五感全てが激しく警鐘を鳴らす。だけど藤丸さんの逆鱗は五感よりもまず先に勘が働くんだ。
「黒崎一護だな?」
やばい、切れた藤丸さんと同じだ。命にかかわる、そんなヤバいやつ。藤丸さんは痛めつけた後に必ず俺を治療するがここじゃそんなことは起きない。
「十一番隊隊長、更木剣八だ。てめえと殺し合いに来た。」
「岩鷲!這ってでもいい!花太郎と織姫背負って逃げろぉ!!」
ぜってえ通さねえ。たとえ命に代えたとしても。
「意外だな・・・2人そろって追っかけるそぶりも無しか。」
「言っただろ。俺は『てめえと殺し合いに来た』ってな。」
「・・・上等だ!『開放』!」
斬月を覆っていた布は解け右腕に戻ってくる。
「奇妙な奴だ。構えは上等で隙も無い。霊圧も出けえ。それなのに、何だその霊圧のブレは?てめえも何かを守ってんのか?」
「・・・仲間を助けに行くんだよ。」
「そうか、そりゃあ楽しみだ!」
・・・・・・
・・・
俺の全力の振り下ろしは片手の振り上げで止められ、硬直した刃を手が傷つくこともいとわず素手でつかみ捻り上げられる。宙に浮いたところを突かれるが
「なんだよ!すげえじゃねえか!鈴よりも早く気付いて俺が攻撃をしてるはずなのになぜかこっちがダメージを負ってやがる!楽しいなぁ一護ぉ!」
「あああああああああ!!!」
これで決める!ここで
斬月を構え突進する。速度も重量も載せた全力の一撃は
「ああ、最高だったぜ。」
剣八の放った突きによって斬月ごと貫かれた。
くそッ!
くそッ!
死にたくねえッ!
こんなところで
死んでられっかよ・・・!!
まだ死ぬわけにゃ いかねえんだっ!!
止まれよ血ッ!!
俺を もう一度たたかわせてくれ・・・!
去っていく剣八の背をにらみつけていた俺の目に斬月のおっさんが映った。
「勝ちたいか?それとも行きたいか?どれだ。」
「・・・勝ちたい・・・」
「・・・きこえんな。」
「戦うだけじゃ意味がねえ・・・生き残るだけじゃ意味がねえんだ・・・!勝ちたい!
おっさんの黒い服は俺を包み、俺は世界から消えた。
気が付くと俺はビルの側面にいいいいいいいいい!?!?やばい!落ちる!?
「何をしている?」
現在は地面となっているビルの側面に寝転がっている俺を見下ろしながら訪ねてきた。
「だってこうしねえとまた落ちるだろ!?」
「その心配はない。あの時はお前の虚化によって内なる世界の安定が失われていたからそうなっていただけのこと。だが今は違う。見ろ。あれだけ戦いの中にあってもお前の内なる世界は微動だにしていない。「まてまて、じゃあ何か?俺の心ん中ってのはこの縦穴でたらめなのがフツーの状態ってことか?」どうやらお前は少しばかり強くなったようだ・・・」
ガン無視じゃねえか。
「立て、一護。」
斬月のおっさんは抜き身の刀をぶん投げ、俺に渡してきた。
「『浅打』護廷十三隊に入れぬ下級死神の名もなき斬魄刀だ。」
「いや、俺の斬魄刀は斬月「『斬月』というのは・・・お前が敵に折られたこれのことか。ー--これはお前には渡せない。」
そういうとおっさんは巻布の色が違う斬月をぶん投げてしまう。
「何すんだよ!!」
「
おれの後ろから追い抜いた白い死覇装を着た男が・・・いや、俺が斬月を手にする。
「何を驚いてんだよ。相棒。」
「これからお前が私を持つに足るものかどうか試す。もう一度私を手にしたくば、自分の手で奪い取って見せろ。敵は、お前自身だ!!!」
「一護君がんばれー!!」
「・・・ちょっと待ってくれ。」
無理だ。今更だがちょっとスルー出来ねえ。
「なんで藤丸さんがいるんだ?俺ももう一人いるしそんなもんなのか?」
白い死覇装を纏った藤丸さんが俺の心の中にいるっておかしくないか?
「あはは!いやいや一護君!そんなこと気にしてる場合じゃないよ。君は今すぐ斬月を手にしなきゃいけないんだ。」
「いや、それはわかってるけどさ・・・」
「ふむ、わかったわかった。そんなんじゃすぐ白一護君に倒されちゃうからね。今すぐ本気にさせてあげるよ。」
藤丸さんは瞳の色が黄色く染まり、徐々に肌の色をもう一人の俺のように白くして い き
「憶えてるかな?俺のこと。」
俺はその存在に近づき斬魄刀で斬りかかった。けれどもその刃はそいつの肌を斬り裂くことはなく簡単につかまれてしまう。
「俺を斬るのにその刀じゃ力不足だ。ははっ!今どんな気持ち?母親の足を奪ったやつを目の前に、絶対に殺すことのできない気分はさあ!?」
俺は殺そうとした。そいつに斬りかかった。だけど、
「なあ、なんでなんだよ。」
俺の師匠だったのは・・・
「あんたは・・・藤丸さんなのか?」
勉強を教えてくれたのは・・・
「そうだよ。仇の前で倒すために強くなりたいとか、滑稽だよなあ!」
俺の悩みを聞いてくれたのは・・・嘘だったってのかよ。
「おい、白い俺。」
「なんだ?相棒。」
「お前の持ってる斬月。もらうぞ。」
白一護「マジで?」
藤丸「まじまじ。俺全力で敵ムーブするから戦いながら俺が敵だって共感して一護君の仲間認定してもらいなよ。」
YHVH「その後はどうするのだ?」
藤丸「それはまあ、あっちの俺に何とかしてもらうさ。」