BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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やっと執筆の時間が取れたぞおおおお!でも体調不良だからクオリティの低下は見なかったことにして!!!!!!


手加減のご利用は計画的に

俺に降りかかる剣戟を斬月のオッサンが受け止めその隙に白い俺が()()()に攻撃を加える。

 

「立て一護!転がったままではすぐに死ぬぞ!」

 

俺の中にいた()()()は俺たち三人と戦いながら余裕の表情で笑っていた。

 

「あははははは!そんな屑を庇ってどうするんだ?地虫に与える慈悲などないというのに!!」

 

宮能藤丸…否、推定アルなんとかと交戦していた

 

    

 

 

 

 

斬月!斬月はどこだ!?俺の斬月は…

 

「それも外れだ。」

 

振るわれた刀が俺の刀を破壊し肉を断つ直前、霊子でできた矢が藤丸さんの斬月を弾く。その隙に白い俺が斬月を飛ばし追撃を仕掛けるがそれを蹴り上げた藤丸さんは高速で移動し斬月のオッサンに拳を振るい、直撃したオッサンは岩肌に叩きつけられる。

 

「オッサン!」

 

「人の心配をしている暇がどこにある?」

 

腹部に蹴りを入れられ胃液をぶちまけながらもその辺で拾った刀を振るう。しかしその刀も藤丸さんの肌を傷つけることはできず割れてしまった。

 

「少し早いがこれ以上やっても明日に疲れが残るだろう。しまいだ、四楓院夜一。」

 

「…訪ねたいことはいくつかあるがいいじゃろう。一日目終了じゃ。」

 

消えていくオッサンたちを見ながら俺は自分の無力を噛み締めながらただ呆然と立ち尽くした。

 


 

かわいい後輩たちが喧嘩しているところを見ながら食べるお菓子はまずかった。

 

「いやひっでえな。」

 

藍染に言われてこの立ち回りしてるのかもしれないけどシロちゃんに何にも信用されてないし、桃ちゃんはシロちゃんのこと斬りかかってるし原作と何にも変わってない。

 

「馬鹿やろう雛森っ!よく考えろ!!自分が死んだから代わりにお前が戦えだと!?藍染のやつがそんなことを言うと思うか!俺の知ってる藍染はな、勝ち目のねえ戦いに一人で出向くような馬鹿でも、そのしりぬぐいを部下に勝てるような腰抜けでもなかったぜ!!」

 

「すばらしい!その通りだよ冬獅郎君!桃ちゃんも刀を冬獅郎君に向けるのはやめなさい。」

 

んふっ、んふふふっ!やっぱ人が驚いてる顔を見るのは面白いな。夜一さんが猫になってるのもようわかるわ。あれ絶対楽しいだろ。

 

「ふ、藤丸さん。だって!藍染隊長の字で書かれてたもの!日番谷君を討ってほしいって!」

 

どうしよう。説得する方法全然見つからないし何ならちょっとめんどくさくなってきたまである。…そうだ!

 

「桃ちゃん。落ち着いてよく聞くんだ。藍染隊長の遺書にはそう書いてあったかもしれないが、実はそれは一人の隊長による策略だったんだ。」

 

「え?」「は?」

 

「その隊長の名は東仙要。かつて自身の上司であった六車拳西を虚化させ浦原喜助に冤罪をかぶせた極悪人だ。」

 

「その話は本当なの?」

 

「ああ、(過去の話の方は概ね)本当だよ。奴の狙いは自身の幼馴染を殺した貴族を殺すためにまずは障害となりえる護廷十三隊を疑心暗鬼に陥らせることだったんだ。」

 

「でもそれなら市丸の今までの言動はどう説明するんだ。確実に何か企んでやがるぞこいつは。」

 

「ひどいなあ。僕は何にも企んでへんよ。」

 

ふむ、一理ある。然しそれにもすでに答えは出しているさ。

 

「ギン君の言動はね…実は大して意味がないんだよ。

 

「「「「は?」」」」

 

四人の疑問の声が重なった。っていうか金髪、おまえだれや。

 

「ギン君がちょっと不穏なことを言うのも、藍染隊長と意味わからん口論をしてたのも、冬獅郎君に怪しんでもらうためだったんだよ。」

 

「どういうことだ…そんなことをして何の意味がある。」

 

「乱菊ちゃんにかまってもらえる。たったそれだけのためにこれほど紛らわしい行動を起こした中二病かまってちゃんなんだよ。」

 

ギン君の好感度が低かったのは正直想定外だしせっかくの干し柿もみんなが口にしてないっぽいし、でもここで干し柿喰ったって聞くのも不自然な気が…

 

「な!何を納得しようとしてるんですか!?雛森さんも日番谷隊長も!こいつは尸魂界に反逆した犯罪者で五大貴族を殺した男ですよ!?藍染隊長を殺したのもそいつに決まってる!」

 

っち!糞陰キャが正論かましやがって、確かに俺は尸魂界に反逆したことになってるし五大貴族も殺したことになってるが…五大貴族?

 

「五大貴族を殺したって何?俺殺してないんだけど。」

 

え、誰?俺の罪が軽いから藍染が更に増やしたってこと?ちょっと待ってよ。俺の作戦を破壊して来たり俺の思考を乱して来たりだるいんだけど、こいつ何なん?

 

「面を上げよ『侘助』!」

 

藤斬魄刀の解号を聞きその斬魄刀の能力がなんか地球を斬ったら破滅に追い込めるみたいなそんな感じだったと中途半端に思い出した藤丸は当然回避を選択する。然し、それは藤丸にしては珍しく悪手であった。吉良イヅルという男の雰囲気と正論で目を覚ました隊長二人と狂気に陥っている副隊長一人が藤丸に対して敵意を持っていることに気づくのが遅れてしまったのだ。

 

「霜天に坐せ!!『氷輪丸』!!!」「弾け!『飛梅』!」

 

「え、ちょっ、なんで!?!?破道の三十三『蒼火墜』!」

 

今まで重要な局面は全て竜条丸というカンニングペーパー(秘密のメモ帳)に頼ってきた藤丸は自身を客観視できていなかったこともあり選択肢を誤った(バッドコミュニケーション)事態に対して非常に弱くなっていた。

氷輪丸の攻撃を蒼火墜で相殺するという規格外の鬼道を見せながら飛梅から飛んできた火球(牢屋の壁に一撃で穴をあける)を腕で受けた藤丸はへらへらとした表情を崩さない。が

 

「(あっちゃちゃ熱々痛ってええええええええええええ!!!!)」

 

内心では結構苦しんでいた。

 

「降り注げ『神殺鎗』」

 

更に高速で伸びては縮む神殺鎗による連続の突きを躱すため瞬歩を連続で多用して回避運動を取る都合上強制的に地面に縫い付けられた藤丸を桃、イヅル、冬獅郎が囲むように陣をはる。そのまま詰められ接近戦になるのを予想していた藤丸は次の瞬間度肝を抜かれることになる。

 

「「破道の四十八『蒼鋭撃(そうえいげき)』」」

 

四十番台破道×二と氷輪丸の攻撃、複数の氷雪系攻撃で拘束を狙っているのだろうが四十番台など藤丸にとってはとるに足らない攻撃だった。

 

「破道の五十四『廃炎』」

 

先ほどと同じように氷輪丸の攻撃のみを迎撃し残りの破道は力技で破ってやろうと意気込んでいた藤丸だったがなぜか『蒼鋭撃』が襲ってこない。不発を疑いつつイヅルの脇を通り抜けることでギンの攻撃の隙をついた藤丸は自身の斬魄刀を引き抜こうとしてそれに気づいた。抜けない。竜条丸が抜けないのだ。思わず見ると鍔と鞘が凍り付いて固定されてしまっていた。()()()()()()()()()()()()

 

「あ!そっち!?うそ!待って待ってタンマ!!!」

 

藤丸が慌てふためいている隙を突きイヅルと冬獅郎は距離を詰める。

 

「何かあるなら牢屋で聞くよ。」

 

「とりあえず捕まってもらうぞ!藤丸!」

 


 

日番谷は考える。宮能藤丸は本当に信頼に値するのかと。子供の頃にあったそいつはちゃらんぽらんだが強く頼りになる(という話を聞かされていただけだが)という印象だったが、ほか死神を襲い五大貴族を殺し虚化実験をしていた浦原、握菱、当時二番隊隊長であった四楓院夜一とともに尸魂界を去った。当時藤丸と交戦したのは確か藍染と東仙だったはずだ。そして隊長格を単騎でやれる強さも持ち合わせている。つまりこいつが藍染を殺したのではないか?そんな疑問が頭をよぎった。

 

「(考えすぎだったかもな。)」

 

藤丸は確かに強いがよく考えれば朽木白哉しかたおせず浮竹たちから逃走しているしいくら強いとはいえ結局自分たちに防戦一方でしかなかった。斬魄刀も火力が出るものではないと聞いていたし自分が卍解をすればもっと簡単に倒せていただろう。五大貴族の件も冤罪だと言っていた。調べてみれば藍染を殺した奴の情報が何か出てくるんじゃないか。

 

「(ま、その前にこいつは捕まえておかないとな。)」

 

氷輪丸で動きを鈍らせてから侘助で動けなくなるまで切りつければいい。そう思い冬獅郎は藤丸に斬りかかった。

 

瞬閧・轟天龍號

 

今だ藤丸は全力を出していなかったというのに。




・轟天龍號:藤丸の自作鬼道。衝撃を一方向に向かって放ち続けることができる。要はかめはめ波。瞬閧にしたときは背中にできる霊圧の翼と両腕から放つことと単純な肉体強化が付く。できたときは最強だと思っていたが腕と背中のジェットブースタで動く人間がまとも挙動をするわけがないということに彼は気づかなかった。
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