BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。   作:九頭竜 胆平

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四番隊が少ないのも意外だったけど一番隊が多いのもことさら意外だったわ。


ママ身を感じるハードSM

虎徹勇音からの伝令は一護たちや護廷十三隊全体に伝わった。

 

「だからこんなことしてる場合じゃないんじゃないですかおじいちゃん。」

 

俺はどうやらおじいちゃんたちの中ではなぜか四大貴族殺しの極悪人となっているらしい。しかし中央四十六室を皆殺しにし、なおかつ情報操作をやらかした藍染よりはましと判断されたようだ。

 

「どうやらすべて知っていたようじゃな。小僧。貴様もついてこい。」

 

そう言うと山本総隊長は瞬歩で双極へと向かっていった。俺も付いて行かなければならないのだが、行きたくないな。右腕は肩口が斬り裂かれ今にも千切れそう。右足と腹部は甚大な火傷があり、動くだけで痛むほどだ。他にも裂傷、骨折、打ち身、打撲etc.最初に使う縛道を卍禁とかにすればよかったと心底後悔したぜ。

 

「最後の一仕事、頑張るかぁ~。」

 


 

俺と恋次が、他の隊長が、夜一さん達が来て直、藍染を仕留めることはできなかった。

 

「あの光は反膜(ネガシオン)というての。大虚が同族を助けるときに使う物じゃ。あの光に包まれたが最後、光の内と外は鑑賞不可能な完全に隔絶された空間となる。大虚と戦うたことのあるものなら皆知っとる、あの光が降った瞬間から、藍染にはもはや、触れる事すらできんとな。」

 

光の壁に包まれた藍染たちは空に昇っていく。それは俺たちがあいつを取り逃がしていく事をじっくりと実感させられた。すべてあいつの思惑通りになってしまった。

 

「…大虚とまで手を組んだのか…何のためにだ。」

 

「高みを求めて。」

 

「地に落ちたか。藍染…!」

 

「…傲りが過ぎるぞ、浮竹。最初から誰も天に立ってなどいない。君も、僕も、神すらも、だがその耐え難い天の座の空白も終わる。これからは、

 

私が天に立つ。」

 

絶望的だった。ルキアを助けることはできたものの、複数の犠牲者が出て、掌の上で転がされて、とてもみじめな気分だった。

 

「許すわけないよな、そんなこと。」

 

いつもの落ち着いた声は俺の耳にすっと入り俺の目の前にその人は降り立った。体中にケガがあってボロボロでもその背中に憧れる。

 

「おかしいよな。虚は共食いを前提の存在なのに仲間を守るなんてよ。そもそも絶対攻撃が通らないってことがおかしいんだ。なあ?藍染。」

 

「みすぼらしい格好で急に現れてはべらべらと、口の減らない男だ。君の研究も終わった。もう興味はないのだが。一体何が言いたいんだ。」

 

「わからないのかよ。俺ならお前を傷つけられるって意味さ!

 

蘇れ(よみがえれ) 不滅王(フェニーチェ)

 

白い炎が藤丸さんの全身を包み込み隠す。そこから現れた姿は怪我は全て治ったものの全身に罅を作った異質な姿だった。

 

「しっかりみてろよ、だっけか?一護君が次に覚えるのはこれだからな。」

 

顔の右半分を覆う仮面ごと大きく口を開けその口腔から雄たけびとも悲鳴ともとれる声とともに黒い閃光が放たれる

 

黒虚閃(セロ・オスキュラス)

 

とっさに何かを唱えた藍染だったが反膜と何かもう一枚の壁を砕きその黒い閃光は藍染の腕を吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「捨て台詞はいたっていいんだぜ?」

 

「私と唯一同じ目線を持てる君がその程度の品位しかなくて非常に不愉快だよ。」

 


 

糞爺、ワンコ隊長、兄さま、恋次君、一護君を治した俺は乱菊ちゃんや浮竹隊長、京楽隊長と久しぶりにゆっくり話しながら非常にワクワクした心持で卯ノ花隊長を待った。悪役を演じてまで尸魂界を守ったヒーロー!こんなん伊花様たちにもよしよししてもらって卯ノ花隊長からも褒められてまつ梨と一緒に瀞霊廷に戻ってこられるかもしれない。そうだ。朱司波家の近くに家を買って霞も呼ぼう。英雄になっちゃったからな、多少のわがままぐらい聞いてもらえるだろう。

 

「あっ!卯ノ花たいちょーう!」

 

いくら俺でもそんなことを想像すればニコニコが止まらないってもんよ。肉雫唼に乗って飛んできた卯ノ花隊長はすぐさま俺のもとに駆け寄ってきて俺の右手を跳ね飛ばした。…え?

 

「いったー!?」

 

これには四番隊どころかここにそろった全員が驚き何なら俺が一番驚いてる。鏡花水月にかかってるとかそういう話!?

 

「藤丸さん。砕蜂隊長をどうしましたか?」

 

…やっっっっば。

 

「ごめんなさい。」

 

土下座だった。土下座しかなかった。やべえ、優しくなでてもらうどころか全身撫で斬りされる。生粋の優がそんなことするか?

 

グサッ

 

したわ。これは生粋の暴。俺下手売ったら死ぬのでは?

 

「女性に対しての扱いというものがあります。私が言いたいことがわかりますか?」

 

片足が跳ね飛ばされる。はい。おっしゃる通りでございます。誠に申し訳ございませんでした。ペット扱いなどもってのほかですよね。

 

「…ペット?」

 

右腕が肩口から跳ね飛ばされる。失言だったかもしれない。ごめん兄さま。さっきのいい話を全て飛ばすインパクトの絵面をしてるのは悪いと思ってる。でも許してほしい。俺の命がかかってるんだ。

 

「縛道の七十七『天挺空羅』(ルキアちゃーん!乱菊ちゃーん!助けてー!(泣)浮竹隊長でも京楽隊長でもいい!一護君!お願い!助けて!もう霊力すっからかんなの。死んじゃう。俺これ以上死んじゃうから!)」

 

「ああーえっと関係はわからねえけど。今日はいいんじゃねえか?藤丸さんも大変だったしよ。」

 

君は素晴らしいマイ一番弟子だ。志童?知らんな誰だそいつ。

 

「…まあいいでしょう。吹き飛んだ手足を持ってこっちへ来なさい。優しく治してあげますから。」

 

吹き飛ばしたの間違いじゃ…イエナンデモナイデス。

なおよしよししながら俺のことを治してくれた卯ノ花隊長は生粋の優だった。胸を触ろうとしたら左腕が飛んだ。

 

………

 

……

 

 

藍染の反乱から一週間が経過し四番隊隊舎からは馬鹿の叫び声が聞こえていた。

 

「アァ!?うるせーよテメー!!」

 

「いや…そういわれましてもまだ…「もう治ったっつってんだろが!!」」

 

「あんまりうるさいとオメーの骨も折っちゃうよ!?」

 

皆が陰から見守っている中堂々と出ていく男が一人。

 

「じゃあ俺が治そう。『聖なる炎(サントフエゴ)』」

 

藤丸である。聖なる炎は肉を焦がした灰が肉体を組成する術である。ゆえに、

 

「「ぎゃあああああああああああああ!!」」

 

「うるさいからこれでも突っ込んでろ。お大事に~。」

 

そういって藤丸は洗ってあった彼らの替えの褌を口に詰めて外に放り投げた。

 

「ああいうのいっつもいるな。斬っちまってもいいんじゃないの?」

 

「だ、ダメですよ。卯ノ花隊長に叱られてしまいます。(ありがとうございます!)」

 

「そっか。じゃあ仕方ないな。」

 

砕蜂の一件で狂人、変態、などの汚名が広まっていたが一生懸命働く姿は不信感をだんだんと溶かしていった。

 

「宮能さん。この書類なのですが。」

 

「卯ノ花隊長。虎徹副隊長。お疲れ様です。その書類は十三番隊に回してください。」

 

「藤丸さん。精が出ますね。」

 

「ええ、久しぶり家に帰れたので何もかも元通りですから。」

 

「…あなたから見れば、そうかもしれませんね。そういえば、臨時の四番隊業務も今日で終わりですよ。あなたの判決が下りました。」

 

え?

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