BLEACH The 3rd Phantom?何それ知らない。 作:九頭竜 胆平
家に帰ればあったかい食事と家族がまっているというのは素晴らしい。それは何よりも勝る幸福だ。
「ただいま。」
「お帰りなさい
家の奥から出てきた160センチほどの激カワな子は宮能
「ただいま。それじゃあいただこうかな。」
正直この子との距離感は少し測りかねる。百年認知してなかった子とどう接しろと。
「あなた。ただ愛してあげればいいんですよ。この子はあなたのために育てたんですから。」
料理を持ってきた霞とまつ梨も含めた四人で食事をしている時唐突に吐かれたその言葉で味噌汁をむせ返す。
「あなたの考えはわかりますけど後ろめたいならいっぱい甘やかしてあげればいいんです。」
「そうか…。柳、何か欲しいものはないか?何でも買ってやるぞ。」
金ならそこそこあるしないなら作ればいい。さあ、何が欲しいんだい?
「そっ!それじゃあ父様に稽古をつけてもらう時間がほしいです!」
「よ、よし!しっかりつけてやろう!俺は最強だからな。任せておけ!」
できるだけ頼りになりそうな父親像を演出しながら俺は二人にこれで大丈夫かとちらちらアイコンタクトを送るが、まつ梨からは苦笑いが、霞からは温かい視線が返ってきた。なぜ!?
そうこうしてる間に寝る時間になったのだが、せっかく三人そろったので夫婦の営みをしようと思い二人を誘ったのだが、
「霞?なんで柳もいるの?」
と言ってしまったがよく考えれば初めて会った*1父親と一緒に寝たいのかもしれない。夜に一人省かれるのも可哀想だし今日はそう言ったことはやめて一緒に寝ようか。
「夜の手伝いもできるようにしっかりと仕込んだのでこの子も参加させようと思い連れてきました。」
「「は?」」
男一人に女二人では(できるだけそうならないように努力はしているが)片方に空く時間ができてしまうからもう一人竿役に抜擢したのかとまつ梨と二人で考えた俺たちの耳にさらにとんでもない情報が叩き込まれた。我が息子はどうやら入れられる側らしい。は?
………
……
…
「は?」
鳥のさえずりとともに体を起こす。右に全裸の嫁、左に全裸の嫁、体の上には全裸の息子が規則正しい寝息を立てて寝ていた。きっと娘を犯したエロ漫画の世界の父親諸君は俺と同じような気持ちだっただろう。罪悪感と背徳感がごちゃ混ぜになったまま自分を激しく抱く父親はこの子のひとみにどう映っただろうか。臀部を見れば何がとは言わないが少し漏れていた。ていうか実の息子に対して興奮して勃った父親って、うわぁ、やばぁ。…骨格は完全に男だが肉の付き方が女っぽいな。なで肩なのがなんか無性にエロく見える。
「ん、んぅ。」
息子よ、落ち着け。…ブラックジョークが過ぎるか。
昨日の様子を見るに後ろは初めてではなくすでにそこが性感帯として機能していた。ずっといなかった父親の慰みができるように実の母親に後ろを開発されたのか。業が深すぎる。……………仕事、行くか。
軽く湯浴みをした後冷えても食べられるような朝食を三人分と先に出る旨の書置きを用意し俺は家を出た。
………
……
…
今日の仕事は全て午後に回している。なぜかと言えば今日は現世組の見送りがあるからだ。
「藤丸さん。今日はあんたを超えたことを証明するぜ。」
まだ現世に帰る時間よりやや早い時間に一護君に呼び出され俺と数名の死神がいる中、一護君は俺に向かって挑戦状を叩きつけた。どおりで卯ノ花隊長と勇音副隊長がそろっているわけだ。
ふ~ん。俺を超えたとか抜かしちゃうんだ。たかだか隊長格を一人斃したぐらいで。
「ふむ、まあ調子に乗っている弟子を叩きのめすのも師匠の役目か。受けて立とう。」
卍解を使い姿を変えた一護君はそのまま僕に話しかける。
「藤丸さんもあの斬魄刀使わねえのかよ。藍染の腕を吹き飛ばしたやつ。」
「くっくっく、一護君程度竜条丸で十分さ。閃け、竜条丸。」
「後悔する時間はねえからな!『月牙天衝』」
飛んで来る月牙天衝×7断空をいくらか発動することですべて防ぐ。このままではらちが明かないと思った一護は突っ込んでくるが一護君が来る方向に向けて竜条丸の刃を置くように構える。
「うぉっ!あぶね!?」
一護は自ら刃に突っ込むという真似はせず身をひるがえし躱すが、藤丸の実力を見誤っていたと考えていたすべての作戦を破棄し、最大最強の火力を持つ虎糾絶衝を叩き込む事のみへと集中する。先ほどと同じく接近を試みた一護はこれまた先ほどと同じ対処をした藤丸の刃を斬月で弾き左手をまっすぐ突き出した。
「『 虎糾
突き出した左手は紫の鬼道を纏ったハイキックを喰らい空に霊圧でできた巨大な刃が放たれる。
「(くそっ!まだ!)」
振り下ろせば当たる。そう思考したときにはすでに眼前に拳が置かれていた。
「竜デコピン!」
その光景を見ていたすべての死神は思った。「うわ、痛そう」と。
「黒崎君大丈夫!?」
試合が終わった時に丁度来た織姫は一護の額を見て悲鳴を上げた。想い人の額の肉が抉れていたのだから当然と言えば当然なのだが。
「黒崎。いないと思ったらもう来ていたのか。」
「ム、何故寝ているんだ?」
「脳震盪、だな。まだくらくらする。」
恐ろしいダメージを与えられた脳はいまだ回道をかけている最中でありその重大なダメージは平衡感覚を麻痺させていた。なお加害者兼師匠は
「あ、ごめん一護君。最後まで見送りたかったけど、仕事があるからもう帰るね。これ次の師匠に会ったら渡して。」
帰った。
勝てるけどどんだけ頑張っても死にはしないだろうなという信頼からくる一護君の殺意マックスの攻撃。多分喰らってても生きてる。