異世界はブリッツボールとともに。 ~異世界ワッカ~   作:3S曹長

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 原作の「異世界はスマートフォンとともに。」で雷の魔法が風属性魔法だって知らなかったの、オレだけかよ!てっきり光属性魔法だと思い込んでた…。
 FFXには雷の魔法(サンダー、サンダラ、サンダガ等)があるので、この設定で言うならワッカは風属性魔法も得意じゃないといけないのですが、ここまで散々「風属性と土属性は苦手」と言ってきてしまっているので、このまま通します。申し訳ございません。
 ワッカはスピラの雷の魔法(サンダー系統やエレメントリールの黄色揃え等)は得意だけどいせスマ世界の風属性魔法は苦手、ということでよろしくお願いいたします。


召喚、そして白虎。あとブリッツボール。

 翌日、ワッカ一行はギルドでユミナの登録を済ませた後、キングエイプの討伐依頼を受けることにした。登録したばかりのユミナのランクは一番下の黒ランクで、他のメンバーはその二つ上の緑だ。キングエイプの討伐依頼は緑ランクだったが、ユミナが大丈夫だと言うのでそれに決定した。

 指定場所に向かう前にユミナの装備を調えておく。服は双子のお下がりだ。武器はリフレットの町の武器屋で買うことに決めた。彼女は国王(ちちおや)からの餞別(せんべつ)で白金貨50枚という大金を所持していたので、準備金には困っていない。王都の貴族御用達の武器屋ならもっと良い装備を手に入れることが出来たかもしれないが、ワッカがこの町の武器屋で買うことに決めたのだ。彼曰く「オレ達と行動を共にするなら、貴族だけが進める楽な道を行くのはつつしむべきだ」とのことで、ユミナ自身もこの意見に賛同していた。彼女が選んだのは速射性に優れたコンポジットボウだった。

 ワッカ達5人は馬車に乗って指定場所へと向かう。

 

「キンブエイプはパワーは強いですが、知能は高くありません。落とし穴のような罠にはめて戦うと効果的です」

 

「落とし穴かぁ、面倒くさそうだな~」

 

「土属性の魔法で作れますよ?」

 

「あー、いらんいらん。どうせ何匹来たってオレ達にかかればチョチョイのチョイってもんだ!」

 

ワッカは土属性魔法が苦手なので面倒くさがってそう言ったのだが

 

「小細工無しの真っ向勝負ってことね、いいじゃない!」

 

とエルゼがガントレットを打ち鳴らしながら乗っかってきた。

 

「私はワッカさんに従います」

 

ユミナも反対しなかったので、真正面から戦うことになった。とは言え、油断はせずに(あらかじ)め戦いのフォーメーションは決めておいた。

 

「しかし、ワッカ殿が結婚でござるか…」

 

「驚きですよね…」

 

「生活の基本だろ?って、オレはまだ結婚するって決めたわけじゃねえ!!」

 

「私はいつでも大丈夫ですよ?」

 

ユミナがワッカの腕を抱きしめながら言う。

 

「あんまベタベタすんなよ!それに、結婚はお互いがしっかり了承した上でしねえとろくな事にならねえってオレは知ってんだ」

 

ワッカはユウナのガード時代を思い出しながらユミナに言い聞かせる。

 

「だから、オレがお前との結婚を決めるまで過剰なイチャツキは禁止だ!分かったな?」

 

「はぁい…分かりました」

 

 そんな会話をしている内に、一行は目的地の森に到着した。

 

「さてと、お目当てのキングエイプを探さにゃならんわけだが…」

 

「すみません。森に入る前に召喚魔法を使っても良いですか?」

 

ユミナが皆に尋ねる。

 

「お、待ってました!召喚魔法!」

 

「相変わらずワッカは召喚魔法にノリノリね…」

 

「オレの以前の仲間に召喚士がいてな。デッカイ召喚獣を使役してくれたお陰でラクゥに戦いが出来たのよ!」

 

「あ、あの、私が使うのはそんなに大きなモノでは無いんですが…」

 

「ああ、悪かったなユミナ!大きさなんてどうでもいいんだ。オレは召喚魔法自体に興味があるからな!」

 

「そうですか?では早速…」

 

 ユミナはワッカ達から少し離れ、魔法の詠唱を始める。

 

「闇よ来たれ、我が求むは誇り高き銀狼、シルバーウルフ」

 

呪文を唱え終ると、彼女の影から5匹の銀狼が次々と飛び出してきた。彼女の言葉通り、大きさは普通の狼と大差なかったが、賢そうな眼をしている。その内の一匹は体格が一回り大きく、額に十字の傷が付いていた。

 

「この子達にもキングエイプを探して貰います。離れていても私と意思疎通が出来るので、発見したらすぐに分かります」

 

「はあ~便利だなぁ」

 

「じゃあお願いね」

 

ユミナの言葉を聞いた銀狼達は方々に散らばって森の中へと入っていった。

 

「なあユミナ。オレにも召喚魔法出来るか?」

 

ワッカが問いかける。口調からワクワクが隠し切れていない。

 

「ワッカさんは闇属性の適性は?」

 

「バッチリだ!」

 

「なら後必要なのは契約ですね。召喚獣と契約するには、相手が提示した契約条件を満たす必要があります。強い召喚獣であればあるほど条件が難しくなります」

 

「長時間寺院に籠もって祈り続けたり、戦って力を示したりってヤツだな!」

 

「えっと、その寺院での祈りって条件は聞いたこと無いのですが、戦って力を示すというモノならあります。その他にも条件は色々あって、私があの子達と契約した時の条件は『お腹いっぱい食べさせてくれること』でした」

 

「なんだか八重みてえだな!ハハハ!」

 

「ちょ、ワッカ殿!?」

 

「…あ!あの子達が見つけたみたいです!7匹います!」

 

「別に何匹でも構わねえよ!方角は?」

 

「あっちです!」

 

「よし、皆構えろよ。気ぃ抜くなぁ?」

 

 ユミナの言うとおり、程なくしてキングエイプの群れが銀狼を追ってワッカ達に向かってきた。

 

「ブリザド!」

 

ワッカが魔法を唱えると、銀狼と敵の間に氷の壁が現われる。ユミナの力を見るためにあえて低級呪文を唱えたのだが、足止めには十分だ。

 

「はぁ!」

 

 ユミナが放った矢は一匹の眼に見事命中。大猿の失われた眼の死角から八重が刀で頸動脈(けいどうみゃく)を断ち切った。

 その間にもワッカが一匹を石化させて砕き、エルゼが一匹の顎を殴り砕いた。

 

「ちょっとワッカ!石化は止めなさいって!」

 

「依頼は5匹だろ?オレはあくまでサポートだ!グラビデ!」

 

 ワッカがエルゼに答えつつ魔法を唱える。重力の呪文「グラビデ」を受けた4匹の大猿が地面に()いつくばる。

 

「雷よ来たれ、白蓮の雷槍、サンダースピア!」

「炎よ来たれ、紅蓮の炎槍、ファイアスピア!」

 

ユミナとリンゼの同時魔法で4匹の大猿が次々と仕留められていく。

 

「ほぉ~魔法の威力もリンゼと互角だな!」

 

「ブースト!」

 

ワッカがユミナに関心している間に、エルゼが身体強化呪文で相手にしていたキングエイプを殴り殺す。これで7匹全部を倒した。

 

「うし!依頼完了だな!」

 

「あの、私どうでしたか…?」

 

ユミナがおずおずと尋ねる。

 

「実力的には問題ないわね」

 

「魔法もなかなかのものです」

 

「やはり後方支援は助かるでござるなぁ」

 

女性陣が次々とユミナを賞賛する。

 

「皆の言うとおりだ!オレ達と戦っても問題なくやってけそうだな」

 

「そうですか?なら良かったです」

 

「これからよろしくな!ユミナ!」

 

「はい!おまかせください!ワッカさん!!」

 

ユミナが笑顔でワッカに抱きつく。

 

「おい止めろっての!ああそれと、ユミナにお願いがあるんだな~」

 

「はい!なんなりと!」

 

「宿に帰ったら、オレに召喚魔法教えてくれよ。頼む!」

 

「喜んでお教えします!!」

 

元気よくユミナが承諾した。

 

 

 

 

 

 その後、報告を終えたワッカは「銀月」の裏の空き地でユミナに召喚魔法を教えて貰うことになった。「大勢いると呼び出された召喚獣の気が散ってしまう」ということで、双子と八重は建物内で待つことになった。

 

「闇属性の召喚魔法はまず魔法陣を描き、対象を召喚することから始まります。何が召喚されるかは全くのランダムです」

 

ユミナが本を片手に、魔石で作られたチョークで地面に複雑な魔法陣を描きながら、ワッカに説明をする。彼女の隣には銀狼の群れのボス、額に十字の傷がある「シルバ」という名前の狼が座っていた。

 

「選べねえってことか!?」

 

「はい。魔力や術者本人の素質にも左右されるというウワサですがハッキリとしたことは分かっていません。全くの初心者が高位の魔獣を呼び出したという話も結構ありますし」

 

「マジかよぉ…」

 

ワッカがうなだれる。彼は今まで時間を見つけては「世界の召喚魔獣図鑑」を読みながら自分の使役したい魔獣をチョイスしていたのだ。ガッカリするのも当然である。

 

「そんなに落ち込まないで下さい。複数契約することも出来ますから」

 

「そっか、そういやユミナは3種類使えるって言ってたもんな」

 

「はい。ですが契約に失敗すると、呼び出された魔獣は帰ってしまいます。そしてその魔獣とは二度と契約することが出来ません」

 

「一発勝負ってわけか」

 

そんな会話をしている内に魔法陣が出来上がる。

 

「ま、物は試しってヤツだ。早速やってみっか!」

 

「頑張ってください!ワッカさん!」

 

 完成した魔法陣の前でワッカは手を合わせ、闇属性の魔力を魔法陣に集中させる。少しずつ黒い霧のような魔力が魔法陣に溜まっていき、黒いカーテンのようなモノが出来上がった。

 

『我を呼び出したのはお前か?』

 

カーテンの内側から声がした。カーテンが薄れていき、声の主が姿を見せる。

 

「こいつぁ…クァール…じゃねえよな。何だ?」

 

ワッカは声の主を見ながら呟く。クァールとはスピラに生息する虎に似た魔物であるが、呼び出された魔獣の姿はそれとは異なっていた。クァールと同じ白い虎の姿をしているが、体格は二回りほど大きく、クァールの特徴である顔の長い(ひげ)が存在していない。そして何より違うのが魔獣の放つ威圧感(オーラ)である。クァールのモノとは比べものにならないその威圧感(オーラ)はシンを彷彿とさせるほど強いものだった。

 

「この威圧感……、白い虎……、まさか《白帝(びゃくてい)》!?」

 

 ユミナが驚きの声をあげる。

 

『ほう小娘、我を知っているのか』

 

白帝がユミナを睨みつける。ユミナはしゃがみ込んで震えながらシルバにしがみついている。シルバも尻尾を丸めて耳を伏せ、怯えた仕草をする。

 

「おーい!呼び出したのはオレだ!オ・レ!!」

 

『ほう、お前は我を目の前にして平気でいられるのだな、面白い』

 

「あいにく、山よりデッケェ相手と戦ったこともあるプロなもんでね。で、ユミナ!白帝って何だ!?」

 

 ワッカの疑問にユミナは答えられないでいた。白帝の放つ威圧感(オーラ)気圧(けお)され、声が出せないでいるのだ。ワッカは白帝を睨み返す。

 

「おい!威圧をつつしめよ」

 

『逆に我を威圧するか…。まあ良いだろう』

 

ワッカの言葉を受け、白帝が威圧感(オーラ)を放つのを止める。

 

「おお、物分かりがいいじゃんよ!で、白帝って何なんだユミナ?図鑑にゃ載ってなかったぞ?」

 

「召喚、出来るものの中で、最高クラスの四匹、その内の一匹です…。西方と大道、の守護者にして獣の王…。魔獣では無く『神獣』です…」

 

未だに震える声でユミナが答えた。

 

「ああ、そういやそんなコラムがあったっけか?姿が載ってねえから読み飛ばしちまってたけどよ。そんで、契約条件って何なんだ白帝?」

 

『我と契約だと?随分と舐められたものだな』

 

「契約しねえのに呼ぶ意味ねえだろ?とりあえず言ってみ?」

 

『ふむ……』

 

白帝がワッカを嗅ぎ始める。

 

『奇妙だな…。お前からは何かおかしな力を感じる。これは…精霊の加護、いやもっと高位のものだな…』

 

「ああ、まあ、ビサイド・オーラカの選手兼コーチだからな!」

 

ユミナの前で神の話題を出されると困るので、ワッカは誤魔化した。「ビサイド・オーラカの選手兼コーチ」という単語自体、ユミナには意味不明なので誤魔化しの意味が無いのだが、肝心のユミナ本人が怯えていてそれどころでは無かったため事なきを得た。

 

『言っている意味は分からんが、いいだろう。お前の魔力の量と質を見せて貰う。我の額に手を当て、限界まで魔力を注ぎ込め。最低限の質と量を持っているならば契約を考えてやろう』

 

「こうか?」

 

 ワッカは言われたとおりに白帝の額に手を当てる。白くて柔らかい毛が彼の右手を包む。

 

『そうだ。先に行っておくが、お前の魔力が枯渇した時点で契約は無しだ』

 

「だろうな。うし!行くぜ!!」

 

 宣言と共にワッカは白帝に魔力を流し込む。白帝が気にしているワッカの魔力量だが、この世界の彼の魔力量はユウナ一行のメンバー全員分である。つまり彼が元々持っている魔力(MP)に加え、ティーダ、ユウナ、ルールー、キマリ、アーロン、リュックの魔力(MP)も持ち合わせているのだ。これが全て無くなれば契約失敗ということになる。

 

『ほう、()み切った質、そして中々の量だな…。だがまだだ…』

 

ユウナと同量の魔力(MP)を流し終える。つまりユウナには白帝との契約は出来ないということになる。最も彼女ならば別の方法で白帝と仲良くなりかねないのだが。

 

「へえ、言うだけはあるじゃねえか。まだまだ行くぜ!」

 

『ぐぅ…!?ふふふ、良いぞ…!」

 

ルールーの分を流し終える。

 

「まだ足りねえってかぁ?」

 

『ま、まだ、これだけの量を…!?」

 

リュックの分を流し終える。

 

「まだまだぁ!」

 

『ふぐっ……こ、これは……ちょ、ちょっとま…!』

 

アーロンの分を流し終える。

 

「オレの魔力が欲しかったら、たっぷりくれてやるよ、いつでも」

 

『まっ…まってく…これ以上は……あううっ!』

 

ティーダの分を流し終えた所で白帝が(あえ)いだ。

 

「なあんだ、コウサンかぁ?」

 

『そ、そうだ…、認める……!お前の…、いやあなたの魔力を……!」

 

「う~し、いいだろう」

 

ワッカは白帝から手を離す。実際の所、彼に残っている魔力量もワッカとキマリの分しか無く、余裕は無い状況だったが、そんなことはおくびにも出さない。相手に自分を大きく見せるのは基本だ。

 

『お名前を(うかが)っても?』

 

「オレはワッカ。ビサ…ギルド所属の冒険家だ」

 

 さっき自分で言った単語に流されそうになりつつ、ワッカは自己紹介する。

 

『ワッカ様、我が(あるじ)にふさわしきお方とお見受けしました。どうか私と主従の契約をお願いいたします』

 

 白帝が態度を改めて、ワッカに対し静かに頭を下げる。

 

「おう!んで…何すりゃ良いんだ?」

 

『私に名前を。それが契約の証となります』

 

「名前か!ユウナも同じようなことやってたっけな。そうだなぁ、うーん…」

 

ワッカが悩み始める。

 

白帝(びゃくてい)…、ビャクテイ…、ビャクティ…、ビャクティー…、ビャクティー・ナビーユ…、いや違うな…」

 

迷った挙げ句、彼は答えを出した。

 

「決めた!お前の名前は『ビャクティス』だ!!」

 

『「ビャクティス」…!おお!何だか王である私にふさわしく感じます。良い名前をいただきました!』

 

「うし!契約完了だな!!ハッハッハ!!」

 

 ワッカが高らかに笑い始めた。

 

「スゴいです。ワッカさん、まさか白帝と契約を…」

 

『少女よ、もう私は白帝では無い。ビャクティスと呼んでくれぬか』

 

「あ、はい。ビャクティス…さん」

 

呆然と呟くユミナに白帝改めビャクティスが声をかけた。

 

『主よ。一つお願いがございます』

 

「ん?何だ、言ってみ?」

 

『私が主の側に、常に居続けることを許可して欲しいのです。通常、我らが存在を保つには術士の魔力が必要です。故に我らが存在し続ければ、術士の魔力は尽きてしまいます。しかし、主の魔力量ならば得に問題は無いはずです』

 

「いや、それは…」

 

『先程「オレの魔力が欲しかったら、たっぷりくれてやるよ、いつでも」と仰って下さったではありませんか』

 

「そういう問題じゃねえ!お前みたいな虎がうろついてたら周りの人間がビックリしちまうだろが!」

 

『ふむ、では姿を変えましょう』

 

「え?」

 

 言うが早いか、ビャクティスはポンと小さな虎へと姿を変えた。ルールーが抱きかかえていても違和感の無い可愛らしい姿だ。

 

『この姿なら目立たないかと思いますが?』

 

「お前、そんなことも出来んのか!それなら大丈夫だな」

 

『ありがとうござフギュッ!?』

 

ビャクティスが驚きの声をあげる。ユミナがいきなりビャクティスを抱きしめたのだ。

 

「きゃーー!!かわいいーーー!!!」

 

『ちょ、こら!離さんか!』

 

ビャクティスが抗議の声をあげると同時に「銀月」の裏戸が開かれ、エルゼ、リンゼ、八重の三人が出てきた。

 

「ワッカ-?さっき契約完了って聞こえたけど…ってなにこの可愛いの!?」

 

「ワッカさんの契約獣です!可愛いですよー!!」

 

「ね、ね!私にも抱かせて!!」

 

「ずるいよお姉ちゃん!私にも抱かせて!」

 

「拙者にも抱かせて欲しいでござるー!」

 

『あ、主ー!なんとかして下さい!!』

 

 ビャクティスがワッカに助けを求める。

 

「ボディタッチはコミュニケーションの基本だろ?そいつら全員オレの仲間だ、仲良くしてやってくれよな!」

 

『そんな、助けて…』

 

「わりいなぁ、オレ、お前を維持するための魔力を回復するために寝なきゃならんのよ。じゃ、元気でやれよ!」

 

『主ー!!』

 

 ビャクティスの助けを求める声を背中に受けつつ、ワッカは自室に引き上げていくのだった。




 ワッカ、召喚士になれました。

 原作では「琥珀(こはく)」と名づけられた白帝ですが、スピラに漢字があるとは思えないので名前を変えることにしました。正直、「琥珀」という名前のセンスはスゴいです、勝てる気がしません。どうせ勝てないなら思い切りふざけてやれ、と思って最初は「タマモノクロス」という名前にする予定でした。
 しかし数日前、「ビャクティス」という獣の王にふさわしい名前を思いついたので、こっちにすることにしました。良い名前を付けて貰えて白帝も嬉しそうです。

 ユミナはことあるごとにボディタッチしてくるのですが、その度に「おい!○○をつつしめよ」と語録で返すと、ワッカが語録BOTになってしまうので控えます。
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