雇われ掃除人形417   作:ムメイ

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その33

今回潜入するのはテロリスト……それのイチ派閥の連中。

かなり過激思想の持ち主でコーラップスを神同等に崇めているクソバカ共。

だからコーラップスに対する技術もそこそこに持ち合わせている。

あの爆弾の製造にも成功したのはそんな所があるんだろうな。

コーラップス汚染されるのも厭わない、むしろ嬉々として喜ぶキチガイだもの。

変異したE.L.I.Dゾンビは御神体等と言って崇める始末だし。

軍資金が欲しいのとコレを気に同じ思想を持つヤツを集めようって事でテロったらしい。

潜入はいつものような色仕掛けではない、成功率低いし。

コーラップス爆弾のバイヤーって事で潜入する。

実際に色んな所の暗部があのコーラップス爆弾の事を知りたがっている。

どこにこんなコネがあるんだか……と思うけど私も無いわけじゃないしな。

 

「ここが待ち合わせ場所なはずだけど……うわ、見事にボロ酒屋じゃん」

 

私的にはちょっと近寄りがたい場所かな、酒に弱いんだし。

事前連絡で橋渡し役が指定したのはココ……

さてさて、内部侵入した後は人形パワーでバキバキにぶち殺しながら進む感じになるんだけど。

うまーいこと侵入できるかなー?

その前にここで酒ってなったらまずいかも。

 

カランカラン、ドアベルが鳴り一斉にこちらを向かれる。

これまた荒くれ者ばかり、多少目がイッた奴もいて近寄りがたい。

まぁこれで怯むようなら裏社会には居ないよね。

そういう篩いにかけられてるのかも、まぁ試練と言ってもいいか。

軽い食事くらい摂りながらのんびり待つかねぇ。

 

「ようデカパイの姉ちゃん……ヒマ?」

「すいません、このチリソースフォカッチャください」

 

まぁ案の定ナンパされるというか……胸を揉まれてセクハラされる。

馴れ馴れしいんだよなぁ、こういう男。勝手に肩組むし胸揉んでくるし。

酒臭い吐息引っ掛けてくるしで好かれる要素無し。

これで惚れるとかどれだけ男見る目無いんだって感じ。

私が涼しい顔して無視してるのが気に食わないのか更に揉んでくる。

うん、感度抑制もきっちり働いてる……カットオフは出来ないから快楽を受けるけど。

顔に出す程じゃない全然我慢できる。

 

「おい、この女すげぇ揉み心地だぞ」

「ソイツぁ良いな、オレも混ぜてくれよ」

 

仲間を呼んでさらに囲もうってか、やることが姑息。

余計にマイナスポイント、褒めるところも揉み心地っていうのもねぇ。

胸はもうそれはそれは自慢の逸品ですけど?提供して心地いい相手っていうのもあるんです。

視線をカウンター奥のマスターに向ける。

目を逸らしたな……自力でなんとかしろって事ね。

 

「……良いよ、じゃあそこの個室でいい?」

 

こういう時はちょっとばっかり期待させて……黙らせようか。

それぞれ寄ってきたヤツにウィンクしてから手を握って個室へリードする。

マスターがなにか言いたげだけど向こうが無視したならこっちもこっちのやり方で行く。

あとであのマスターも軽くシメたいなー♪

 

 

 

まぁ特に問題もなくチンピラ2匹は仲良く頭をかち合わせにして気絶させた。

今日は武器特に無いしね、仕事外で殺す程血に飢えてるヤツでもないし。

数秒で出てきた私を見てイロイロ察したのか他の色目で見てたやつも黙った。

さて、この中には……事前情報で知っている風体の男は居ないな。

見た目で分かりやすくコーラップスバンザイなんていう文言つけたシャツ着てるらしいけど。

 

「あ、あの人か」

 

ドアベルの音に反応してそっちを見る。

これまた目がイッた感じ……えらく達筆な感じで。

私の外観もあちら側には伝わっている……真っ直ぐこっちに来たな。

メチャクチャ乳のデカい銀髪美少女、これだけなんだけどね?

 

「ブツを買う予定だよな」

「えぇ、ウチの組織はあの光にかなり関心を寄せています……つきましてはコチラを」

「……前金だな、よしじゃあ映えある我らの教徒に入れてやろう」

「ありがたき幸せですわ」

 

耳打ちをする距離で囁き合いながら私のサイドポーチ……普段は417なんかの弾倉をブチ込むヤツから札束を見せる。

私の今の肩書はギャング組織の殺し屋、一応実しやかに噂があったりするから信憑性は零じゃない。

実際私はフリーランスの殺し屋みたいなモノだし……つーか殺し屋そのものか。

圧倒的な破壊力を持つコーラップス爆弾、その驚異は周知の通り……超小型の核爆弾みたいなものだ。

サイズも個人携行可能で時限発破装置を組み込めば相当使い道が広がる。

故に裏社会の連中は挙って購買交渉に出ている……そこに目をつけた。

購買するにあたって前金を用意し……さらにサービスも良い女を派遣する。

ついでに面倒事を片付けるくらいの勢いでいる。向こうもそのつもりだろう。

教徒になるつもりはサラサラないけど。

 

「ふむ、しかしお前にはまず洗礼を受けてもらわないとな」

「は?洗礼ですか」

「着けば分かる」

 

……情報は少ないか。やれやれ。

肩を竦めつつあちら側が用意した車に乗る。

場所などは察知されないように目隠しまで。

まぁジャイロセンサーで全然トレース出来てますけど。

入っていったのは黒い噂が流れている新連邦の一区画……へぇ、ここがコイツらのアジト。

といってもかなり街外れの方でコーラップス汚染区域にも近い。

 

 

 

その後、通されたのは応接間……ではなく牢獄だった。

まぁなんて手厚い歓迎の仕方、これは惚れ惚れとしちゃうねぇ。

スパイを警戒してここで数日間捕らえた後に実際の交渉につくって。

背後関係を洗おうって寸法かな、檻の規格は普通の人間用だけど……高圧電流か。

流石に電流を垂れ流しにされると私もひとたまりもないな。

生体部品は焦げるし内部の機械部品もオシャカ。さらには電脳も焼ききれて私が死ぬ。

しょうがないしおとなしーくするかなぁ……道中も高圧スタンガン背中にグリグリされてて抵抗許されなかったし。

意外と用心深いんだなーって思う。

まぁともあれ侵入は出来た……牢獄からスタートっていうのも経験が無かったわけじゃない。

無線規格がある機器は周囲に無し……監視カメラは牢屋内に無し。

メンテナンス用のサーキットは……お、あるじゃん。

これからハッキングは出来るかなー……デバイスは女性の嗜み、お化粧品に紛れさせてきた。

ふふん、このコンパクトミラー型デバイスでー……

 

「……マップ情報ゲットぉ、うーん……何かの混乱に乗じないとキツイ配置してるなぁ」

 

最短距離を突っ走ったとしても多分データ破棄の方が早い。

出来ればコーラップスに関するデータは回収したい。

各所に配備されているカメラ回線との接続も出来て相手側の目を盗むことは出来たのは幸いだけど。

それだけじゃぁどうしようもないな。セキュリティにはアクセスできなかったし……別回線を掘り起こさないと。

そっと戻して素知らぬ顔して待っておこ。

潜入は一朝一夕では成らずだよ。

 

 

食事の前に尋問?あぁこれまたベタな所ぉ……まぁ耐えられると思うけど。

 




尋問?もちろんR18になるヨ。
書き上がったら投稿するのでお楽しみに。
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