【ライトニング・サムライ】~転生者はダンジョンで英雄になりたい~   作:独身冒険者

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連投その2


戦狂のアマゾネス

 正重が【スセリ・ファミリア】に加入して、2週間が経過した。

 

 ヘファイストス様から頂いたお金で、早速新しい本拠を建てた。

 

 前の家のすぐ近くの建物を買い取って解体し、そこに極東風の屋敷を建てたのだ。

 

 

 その名も【紅嵐の屋敷】。

 

 門には【スセリ・ファミリア】のエンブレムが記されている。

 

 

 前世で言えば武家屋敷のイメージか?

 

 ただし、屋敷の半分は土足タイプの床にして、残り半分を畳や板張りの床にした。

 理由は靴を脱いで家に上がるなど、極東出身の者くらいしか馴染みがないからだ。

 

 これから様々な団員を迎えることになる可能性があるため、土足でも住める部屋を造ることにしたのだ。

 

 だが、現在そっちを使っている人はいない。

 正重は極東出身なので鍛冶場に近い畳の部屋を選んだ。

 

 鍛冶場は裏庭に建てられ、正重は毎日朝から籠って鉄を叩いている。

 その音が俺とスセリ様の目覚ましになっているのは内緒である。

 

 ちなみに……なぜか俺とスセリ様はまだ一緒の部屋で寝てる。

 たくさん部屋があるのにだ。

 

「もう少しの間だけじゃ。今更恥ずかしいも何もなかろう?」

 

「……まぁ、そうですけどね」

 

 正重から微笑ましく見られたのは少し恥ずかしかった。

 

 建築の依頼をしたのは鍛冶系派閥の【ゴブニュ・ファミリア】。

 神ゴブニュは建築を司る神でもあるため、鍛冶以外にも建築を生業としている。

 

 鍛冶に関しては【ヘファイストス・ファミリア】に規模は一歩劣るも、上級冒険者の多くが【ゴブニュ・ファミリア】の武器を好んでいるため、かなり力のある派閥だ。

 

 神ゴブニュも村正一派はもちろん存じており、オラリオ来訪兼新築祝いということで正重に高品質の鍛冶道具一式を贈ってくれた。

 

「……励めよ」

 

 と、言葉少なく正重に声をかけて、去っていった老人の男神に、正重は両膝をついて頭を下げていた。

 

 更にヘファイストス様からも素材を大量に贈ってもらった。

 

 鍛冶系派閥の2トップから来訪を祝って頂いたことに、正重は感無量とばかりに鍛冶にのめり込んでいる。

 

 俺の武器と防具も一新され、素人の俺でもわかるくらい滅茶苦茶グレードアップした。

 

 

 

フロル・ベルム

Lv.2

 

力 :H 111

耐久:I 72

器用:I 88

敏捷:H 134

魔力:I 95

狩人:I

 

《魔法》 

【パナギア・ケルヴノス】

・付与魔法

・雷属性

・詠唱式【鳴神を此処に】

 

【】

 

《スキル》

【輪廻巡礼】

・アビリティ上限を一段階上げる。

(・経験値高補正)

 

疾風迅雷(ミョルニル・ゴスペル)

・『麻痺』に対する高耐性。

・雷属性に対する耐久力強化。

・被雷時に『力』と『敏捷』のアビリティ高補正。

 

 

クスノ・正重・村正

Lv.1

 

力 :C 637

耐久:C 625

器用:C 681

敏捷:E 489

魔力:I 0

 

《魔法》

【】

 

《スキル》

獅子吼豪(キングハウル)

・周囲アビリティ値一定以下の対象を威圧。

・『力』と『耐久』の高補正。

・一定範囲内の対象の獣人族の全アビリティ高補正。

・威圧・補正効果はLv.に依存。

 

 

 

 正重のステイタス、正確にはスキルを見た時、

 

(あぁ……そりゃ騙してでも仲間にしたくなるよな)

 

 と、納得させられた。

 

 相手を威圧して、獣人族軒並み強化するとか恐ろしいわ。

 ……あれ? これ、サンジョウノ・春姫の【妖術】と合わせれば、無敵に近い軍隊が出来上がるのでは?

 ……殺生石が造られたわけだ。

 

 けど、だからこそ狙われやすいんだろうな。

 無茶させないようにしないとな。正重の本分は鍛冶師なんだから。

 

 俺は気合を新たに鍛錬に励むことにした。

 

 相も変わらずスセリ様には投げられるけど。

 

 ちなみに正重もスセリ様と鍛錬をして、ぶん投げられて目を白黒させていた。

 まぁ、驚くよね。ステイタスも無いスセリ様が、あの巨体をぶん投げれば。

 

 俺と正重?

 

 流石に俺が勝ったよ。

 こればっかりはLv.差が大きく出た。潜在値ほぼSだからね! そう簡単に負けられんよ!

 

 ここで負けた日にはスセリ様に地獄の特訓を受けさせられる。

 

 本当に、勝てて良かった……。

 

 

………… 

………

……

 

 

 そして、俺と正重はダンジョン11階層へとやってきていた。

 

 

オオオオオオオオオ!!!

 

 

 正重が吠えながら、オークの群れに突攻する。

 

 右腕に握られている獲物は200Cほどの大剣。

 

 剣先が斧を思われる形状をしており、正重は『斧剣《砕牙》』と名付けた超重武器だ。

 

「オオオオオオオ!!!」

 

 雄叫びのままに《砕牙》を()()()横に薙ぎ払う。

 

 オーク3体の上半身が一瞬で吹き飛び、残った下半身が灰へと変わる。

 

 なんちゅうパワーよ……。

 豪快過ぎて、苦笑いしか出てこない。

 

 だが、その重量のせいで小回りは利かないので、俺が即座にフォローに入る。

 高速で正重の周囲を走り回って、残心が残る正重に飛び掛かろうとするインプやオークを斬り捨てていく。

 

 ……完全にベルとヴェルフのコンビと同じ構図だなぁ。

 

 まぁ、凄く戦いやすいけどさ。

 

 インプとオークは完全に正重の【獅子吼豪】で動きが鈍っている。

 さっきから正重が雄叫びを上げながら戦っているのは、そのためだ。

 

 流石にシルバーバックは効きが弱かったが、ハード・アーマードまでなら動きを止められる。

 

 だが、欠点もある。

 

 めっちゃモンスターが来る……!

 

 『上層』のモンスターの知性は低い。だから、撤退するという判断が出来ない。

 故に、ただただ声がした方へと移動し、目にした冒険者に猛進するしか出来ないのだ。

 

「しぃ!!」

 

『グギャ!?』

 

『ゴォ!?』

 

 インプの首を刎ね、シルバーバックの右脚を膝から斬り飛ばす。

 倒れ伏したシルバーバックに、正重が土を巻き上げながら駆け迫り、振り上げた《砕牙》を頭に叩きつけて砕く。

 

 そこにハード・アーマードが、正重の真横から高速で転がってきた。

 

「オオオオオオオ!!」

 

 正重は両手で握った《砕牙》を横に薙ぎ、丸まって転がってくるハード・アーマードの側面に叩きつける。

 

ゴォガバジャッ!!

 

 ハード・アーマードは真横に吹き飛んで、()()()()()()

 

 上層最硬度の甲羅を持つハード・アーマードを砕くって恐ろしいなマジで。

 

 ようやくモンスターの波が収まり、俺達は一息つく。

 

「ふぅ……お疲れ、正重」

 

「うむ。……スマヌ、モンスター、呼ぶ、過ぎた」

 

「この程度なら問題ないさ。正重もいるしな」

 

「……感謝」

 

「いいって。さ、まずは魔石を回収しよう。その後、一休みするか」

 

「うむ」

 

 サポーター問題だが、これも正重が解決してくれた。

 

 正重の背中には、初めて会った時に背負っていた葛籠より一回り小さい葛籠。

 そこに魔石やドロップアイテムを入れている。

 

 葛籠の中には、砥石など武器の手入れ道具や採掘用の道具、そしてポーション類も入っている。

 

 邪魔じゃないのかと正重に訊いたけど、『問題、ない』の一言で終わってしまい、事実問題なく戦っている。

 おかげでここ数日の稼ぎは40000ヴァリスが平均になった。

 

 ちなみに二度、インファイト・ドラゴンも討伐した。

 1回目は魔法を使って、2回目は魔法を使わずに。

 

 つまり、上層ではもう俺達の敵はいないも同然になったと言える。

 もちろん油断は出来ないけど。

 

 問題はこれでも中層にはまだ下りるには危険だということだ。

 

 2人じゃ中層モンスターの対応が間に合わなくなる可能性が高い。

 せめてもう1人欲しい、というのがスセリ様も含めた俺達の認識だ。

 

 Lv.2のステイタスがあっても、俺はまだ子供だ。体力も一般人よりはあっても、冒険者としては下の方だ。

 正重だけじゃ俺のフォローが間に合わないし、俺も正重のフォローに限界がある。

 

 せめて後1人。治療役か中衛役が欲しいところだ。

 

 魔石の回収を終え、周囲を警戒しながら休息を取る。

 俺は水を飲んで携帯食を食べ、正重は俺の横で武器の点検と手入れを行っている。

 

 もちろん、俺の武器も見てもらう。

 パートナーが鍛冶師って言うのは本当にありがたい。

 

 俺よりも正重の方が当然圧倒的に手入れが上手いし、見立ても確実だ。

 

 少しすると他の冒険者パーティーがちらほらと姿を見せ始める。

 

 休憩している俺と正重を見て、一瞬目を丸くする冒険者達。

 

 まぁ、目立つよね。この凸凹コンビは。

 

 正重は特に珍しいだろうし。

 

「おい、あいつ……【迅雷童子】じゃないか?」

 

「その隣の奴……獣人か」

 

「うそ……!? 獅子人じゃない……!?」

 

「しかも、鍛冶師なのか? 獅子人が……!?」

 

「パーティーを組んでるのか? それとも護衛クエストか?」

 

「武器持ってるんだぜ? パーティーだろ。【ヘファイストス・ファミリア】なのか、【スセリ・ファミリア】なのか、だぜ」

 

 おぉおぉ、気になってる気になってる。

 正重の様子を横目で確認するが、正重は周囲の反応を気にした様子はない。

 

 ホント、どっしり構えてるよなぁ。

 

 その時、俺達に向かって、勢いよく何かが飛んで来た。

 

「「!?」」

 

 俺と正重は後ろに跳び下がる。

 

 俺が立っていた場所にズガン!と突き刺さったのは、鎖に繋がれた大鎌だった。

 

 

「いぃ~動きだねぇ。さっすがLv.2」

 

 

 現れたのは、褐色肌に群青色の短髪を持つスタイル抜群のアマゾネス。

 

 バツ印を描くように赤い布で豊満な胸を覆い、下はパンツに前後のみを覆う腰布という煽情的な服装。

 

 ……アマゾネスと言えば【イシュタル・ファミリア】だけど……。娼婦って感じじゃないな。

 

「……何か御用ですか?」 

 

「決まってるだろ? アマゾネスが雄に声をかけるのは――」

 

 アマゾネスは右腕に巻き付いている鎖を引いて、大鎌を引き戻す。そして、右腕を掲げて勢いよく大鎌を振り回す。

 

()()()の時だよ!!」

 

 好戦的な笑みを浮かべ、叫びながら大鎌を俺に向かって投げた。

 

 品定めって! 俺、まだ7歳ですよ!?

 

 高速で回転しながら飛んでくる大鎌を躱しながら腰の刀を抜く。

 

 アマゾネスは武器もないのに、獣が如く猛烈な勢いで詰め寄ってきた。

 

 アマゾネスは体術も優れた種族!

 

 アマゾネスはそのしなやかな右脚を振り上げて、俺の頭を狙ってくる。

 俺は頭を下げて、鞭のような蹴りを躱す。

 しかし、アマゾネスはそれを読んでいたかのように右脚を素早く引き戻して腰を捻り、なんと左足だけで飛び上がり左脚を振り抜いてきた。

 

 んな、無茶苦茶な!?

 

 更に身を低くして、その蹴りを躱す。

 

ガン!!

 

 そこにいつの間にやら彼女の手元に戻っていた大鎌の石突が、俺の目の前に突き刺さる。

 

 アマゾネスは右足で大鎌の柄に着地し、振り抜いた左脚を素早く引き戻し、鋭く突き出してきた。

 

 俺は慌てて横に跳んで、突き出された蹴りを躱す。

 

「っ!!」

 

 地面スレスレで刀を薙ぎ、大鎌を斬り払う。

 

「まだまだぁ!!」

 

 アマゾネスは右腕を振って、鎖を鞭のように振るう。

 

 俺はそれを躱すことなく左手で掴む。

 

「!!」

 

 アマゾネスは僅かに目を見開く。

 左腕のみで鎖を全力で引き、その勢いを利用して俺も右脚を振り上げる。

 

 アマゾネスは顔面に迫る右足を、左腕で防ぐも横に吹き飛ばされる。

 

「ちぃ!」

 

 アマゾネスは軽やかな体捌きですぐに体勢を整えて着地する。

 

 ……体術は凄いけど、ステイタス的には俺の方が上って感じか?

 

「Lv.1……か?」

 

「まぁね。そういやぁ、自己紹介がまだだったねぇ。ハルハ・ザール。【アナラ・ファミリア】所属さ」

 

「……【アナラ・ファミリア】」

 

 知らない名前だな……。

 

「そりゃあ、アンタの所にも負けない弱小ファミリアだからね」

 

「……あなたならもっと上の派閥に入れるのでは?」

 

 正直、すでにランクアップ出来るだけのアビリティを持っているだろう。

 ()()でここまで来ているのだから。

 

 しかし、ハルハさんは俺の言葉を鼻で笑う。

 

「はっ! アタシは()()派閥にゃ興味はないよ。()()()()派閥がいいのさ」

 

「……バトルジャンキー……」

 

「はははは!! 言ってくれるじゃないか。まぁ、否定しないけどねぇ。アタシは『殺意』と『血』で交わりたいのさ。強い奴との『死闘』という名の交わりが!! 好きで好きで堪らないんだよ!!」

 

 目を大きく見開き、口を三日月に歪めながら、ハルハさんは大鎌を担いで地を蹴った。

 

 俺は柄を両手で握り、正眼に構える。

 

 リーチと身のこなしは向こうが上。

 力は背が低い俺が不利。

 

 勝機は速さのみ!!

 

 俺は目を見開いて、迫り来る刃を見据える。

 

 風を切り裂いて唸り迫る荒々しい大鎌に対し、俺は流水が如く静かに刀を動かして大鎌の刃に添える。

 

 そして、力を込めて横に薙ぎながら右足を前に出し、大鎌を逸らして一気に右足を踏み込む。

 

「!!」

 

「【――鳴神を此処に】」

 

 魔法を発動した直後に刀を手放し、右足で地面を蹴る。

 

 雷光が如く、一瞬でハルハさんの足元に潜り込み、俺は右掌底を鋭く突き出す。

 

「がっ!?」

 

 ハルハさんはくの字に吹き飛んで、地面を転がっていった。

 

 俺は追撃せずに魔法を解除し、刀を拾い鞘に納める。

 

「ふぅ~」

 

「フロル、無事か?」

 

「ああ、何とかね」

 

 俺は正重から水を受け取り、ハルハさんに目を向ける。

 

 ハルハさんはゆっくりと起き上がる。

 

「っつぅ~……! 参ったねぇ。今のが噂の雷の付与魔法か……。ありゃあ今のアタシじゃ勝てないね」

 

「ポーションはいりますか?」

 

「大丈夫だよ。ちょいと痺れるくらいさ。すぐに治る」

 

 ハルハさんは立ち上がって、大鎌を肩に担ぐ。

 

「随分と上手く戦うねぇ。主神に鍛えられて強くなったって話は眉唾じゃなさそうだね」

 

「今も純粋な試合じゃ勝てませんからね。ステイタスに頼って、魔法を使えば話は別でしょうが」

 

「……そりゃ戦い慣れてるのも納得さね」 

 

 ハルハさんは苦笑する。

 

「さて、迷惑かけちまった分はちゃんと償いをさせてもらうよ。あんたのところの主神様にもね」

 

「いや、別にそこまでは……」

 

「アタシがしたいんだ。それに他にも企みがあるしね」

 

「企み?」

 

「それは主神様と一緒に言わせてもらうよ。さて、あんた達はどうするんだい? アタシは引き上げるけど」

 

 俺は正重に顔を向ける。

 正重は俺に任せるとばかりに小さく頷いた。

 

 なので、俺達も引き上げることにした。

 

 ハルハさんも同行し、話をしながら地上を目指す。

 

 ハルハさんはファミリア内でも浮いているらしい。自分で言ったよ……。

 他の団員と動くことはなく、主神ともほとんど会っていないとのことだ。ずっと1人でダンジョンに潜ってたってことか……。凄いな。

 

 【アナラ・ファミリア】は結成して10年経っていない弱小ファミリアとのこと。

 ハルハさんは手っ取り早く『恩恵』が欲しかったから入団しただけということで、実はいつでも『改宗』可能な状態らしい。

 

 ……もしかしたら【ランクアップ】出来るんじゃね?

 

「かもね。もう結構長い間ステイタス更新してないし」

 

「……よくそれで色んな人に喧嘩売ってますね」

 

「Lv.2相手なら、そこそこ勝率高いんだけどね」

 

 まぁ、Lv.1とLv.2は大きな壁があるけど、戦い方次第で十分勝てる可能性はある。

 昇格時のステイタスにもよるだろうし、ステイタスに振り回されてる人だったら、まずハルハさんには勝てないだろうな。

 

「パーティーを組んだりしないんですか?」

 

「時々は組むよ。生活費や武器の整備代稼がないといけないからね」

 

 なるほど。臨時パーティーは組んでたのか。

 

 地上に戻った俺達はバベルでそれぞれに換金する。

 俺達は43000ヴァリスだった。

 

 ハルハさんも僅かながら帰り際に拾った魔石を換金していた。

 

 それが終わるのを待っていると。

 

「おい、あれ。【闘豹】じゃないか?」

 

「さっき【迅雷童子】と一緒にいるの見たぜ」

 

「あたしも見たわ。パーティーでも組んだのかしら?」

 

「でも、【闘豹】だったら組む前に挑むんじゃね?」

 

「あ、さっき11階層で戦ってるの見たって連中いたわよ」

 

「もう味見したのか~」

 

「そして、気に入ったのか~」

 

「「「「羨ましいなチキショー!!」」」」

 

 そうか? 別に男女の仲ってわけじゃないんだけどな。

 流石にアマゾネスが強い男に惹かれるって言ったって、7歳児に惹かれるならそれもうヤバイ人だよ。

 

 それに……美人度で言えば、やっぱり女神には敵わないしなぁ……。

 

 いや、ハルハさんも十分美人だけどね。

 やっぱり造形の完成度は女神には簡単には勝てない。

 

 ……雰囲気がスセリ様に近いってのもあるけど。

 

「待たせたね。行こうか」

 

「はい」

 

「うむ」

 

 ハルハさんも合流して、移動を開始する俺達。

 

 その後ろ姿を見ていた人達の1人がボソッと……。

 

 

「美女と野獣の挟まれ童子」

 

 

「「「「ブフッ!!」」」」

 

 

 うるせぇやい!!

 

 




ショタ、口下手デッカマン、妖艶姉御は鉄板な気がする〜
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