【ライトニング・サムライ】~転生者はダンジョンで英雄になりたい~   作:独身冒険者

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連投その3

ステイタス(というかスキルと魔法)マジムズイ


いざ、中層へ

 俺、正重、ハルハさんは一度本拠へと戻った。

 

「随分と立派な本拠を建てたねぇ。あんたらしかいないんだろ?」

 

「まぁ、ありがたい実入りがありまして」

 

 ホントは全て正重のお金なんだよね。

 

 とりあえず、中に入る。

 

「ただいま戻りました~」

 

 中に声をかけると、すぐにスセリ様がやってきた。

 

「おかえりって、んん? そっちのアマゾネスは?」

 

 スセリ様はすぐにハルハさんへと顔を向ける。

 

 ハルハさんは気軽に右手を上げる。

 

「アタシはハルハ・ザール。形だけ【アナラ・ファミリア】所属さ」

 

「アナラ? あ奴、オラリオにおったのか。それにアマゾネスのハルハと言えば【闘豹】ではないか」

 

「まぁね。まぁ、ファミリアの方はまだLv.2になった奴がいないからねぇ。神会に顔も出せてないよ」

 

「なるほどの。それで用件は?」

 

「この子達のパーティーに入れさせてほしいのさ。正直、上層に飽きちまってねぇ。けど、中層に行くパーティーにはなかなか入れてもらえない」

 

「じゃから、中層に行きたいフロル達のパーティーに入りたいと?」

 

「そ。ついでにそこで相性が良ければ、【スセリ・ファミリア】に入らせてもらいたいんだよ」

 

 ……なるほど。臨時戦力兼入団試験というわけか。

 それに暴れ回りたいハルハさんの希望も叶うってわけだ。

   

 俺達も中層に進出できるからありがたい申し出ではある。実力は確かだしな。

 後は信用の問題か。

 

 俺は今のところハルハさん加入に文句はない。

 正重も言うときは言うので大丈夫だと思う。

 

「まぁ、【闘豹】で変な噂は聞かぬし、嘘も言っておらん。妾はフロルが良ければ構わんぞ」

 

 神様には嘘が通じない。これは世界共通だ。

 神様同士は無理らしいけど。故にファミリアに入団する際には主神の面談があるところが大抵だ。

 

「俺としては助かります。正重には負担をかけ過ぎてたので」

 

 サポーターと前衛は流石にキツすぎるだろう。

 もちろん中層では戦ってもらう必要があるだろうけど、そこまでは負担が減らせるはずだ。

 

 理想を言えば、あと1人欲しいけど。

 ハルハさんが現れただけでもありがたいんだから、これ以上は無理だろうけど。

 

 ……ていうか。

 

「パーティー加入を認めて頂けるのであれば、ファミリア入団でもよろしいのでは?」

 

「ん? 妾は別にそれで構わんぞ。妾はロキのところほど厳重に眷属を縛る気はないでな。もちろん、フロルは別じゃがの」

 

 ですよね。

 

「いいのかい?」

 

「うむ。立派な屋敷を建てたものの、見ての通り閑古鳥が鳴いておる状態じゃからな。それにフロルはまだ酒は飲むには早すぎるし、正重は分かっとると思うが寡黙じゃからの。1人くらい呑み仲間が欲しかったところじゃ」

 

「あははは……」

 

「む……」

 

 流石に神の恩恵を得ても、病気にならないわけじゃない。だから、健康には気を付ける必要はある。

 子供の身体に酒なんて少量であれば問題ないが、飲み続ければ問題だ。

 

 スセリ様がそんなことを俺にさせるわけがない。

 

 正重は言われた通り、口が回る性格じゃない。それにぶっちゃけ俺より真面目だ。身体には人一倍気を使っている。

 だから、スセリ様からすれば呑んでも盛り上がる面子じゃない。

 

 基本的にはバイト先で客と一緒に飲むことが多く、時折ミアハ様やヘファイストス様とかと飲んでいるらしい。

 

 何度か俺は酒を飲まないけど、同席させて頂いたことはある。

 それにこの本拠が出来た時には、知り合いの神々を招いて酒宴を開いてたし。

 

 一応俺と正重も同席してたけど……。あれは修羅場だった。

 

 女神デメテルが俺を抱きしめてスセリ様と奪い合いになり、ヘファイストス様とゴブニュ様は淡々と正重に鍛冶の極意を競うように語り続け、ミアハ様と神ディオニュソスがその様子に苦笑し、女神ロキは大爆笑していた。

 

 あれはもう勘弁だね……。

 

 っと、意識を戻そう。

 

「酌の相手をするくらいでいいなら、喜んでするよ。じゃあ、『改宗』させてもらおうかね」

 

「けど、ハルハさん、ステイタスをロックしてますよね?」

 

 基本的に背中に刻まれるステイタスは、神の手によって見られないようにロックされている。

 これを外せるのはロックをした神で、他の神ではピッキング作業をしなければならないため非常に手間がかかる。

 

 なので、『改宗』するには神アナラの元に向かう必要があるのだが、ハルハさんは肩を竦めて谷間に手を突っ込んだ。

 

「これを使えばあっという間だよ」

 

 谷間から取り出したのは小指サイズの小瓶。

 小瓶の中に入っているのは、魔石を思わせる結晶と透明感のある真紅の液体だ。

 

 スセリ様は目を細める。

 

「それはもしや……」

 

「そ。『開錠薬(ステイタス・シーフ)』さ」

 

 『開錠薬(ステイタス・シーフ)』。ロックされたステイタスを無理矢理暴く非合法アイテムだ。

 希少な発展アビリティ『神秘』でしか作れないため、裏市場にしか出回らない超高価アイテム。

 

 ……Lv.1のハルハさんが手に出来るアイテムとは思えないけど……。

 

「これは闇派閥の連中から奪ったんだよ。正確には闇派閥と取引してた商人からね」

 

「ほぅ……」

 

「大丈夫なんですか?」

 

「顔は見られないように倒したから大丈夫だと思うよ。その後、ギルドに密告して捕まったしね」

 

「やるのぅ」

 

「ってわけで、これを使ってくれりゃあいい。いつまでも持っとくのも危ないしね」

 

「じゃの」

 

 というわけで、スセリ様とハルハさんはさっさと『改宗』を行った。

 もちろん、俺達は別室待機。

 

 『改宗』は10分もせずに終わり、そのままステイタスを更新を行ったらしい。

 

「残念ながら【ランクアップ】は出来なかったねぇ」

 

「え。そうなんですか?」

 

「どうやら喧嘩を売り過ぎて、『偉業』と認められるには()()らしいよ」

 

「あ~……モンスターを殺しても【ランクアップ】出来ないのと同じですか」

 

「まぁ、流石にアタシもLv.3や4の第二級冒険者に挑んだりはしなかったからねぇ。しょうがないと言えばしょうがないね」

 

 肩を竦めたハルハさんは、更新用紙を俺に投げ渡してきた。

 

 

 

ハルハ・ザール

Lv.1

 

力 :B 792 → A 826

耐久:B 787 → A 811

器用:B 739 → B 782

敏捷:B 743 → B 777

魔力:E 402 → E 433 

 

《魔法》

【スリエル・ファルチェ】

・攻撃魔法 

・風属性

・詠唱式【今宵も鎌が死を喰らう。舞え、血潮の紅華(はな)。散れ、闘争の火花(はな)。高潔なる魂を汚し、悪辣たる罪を洗い流せ。堕落せし(ともがら)を想い、赫き月を血涙(なみだ)で満たせ】

 

《スキル》

【】

 

 

 

 ……強くね? 魔法もあるじゃん。アビリティも軒並み高い。

 いや、うん。俺、よく勝てたな。

 

 でも、ここまで来たら普通にダンジョン攻略するだけじゃあ【ランクアップ】は難しそうだなぁ。

 

「まぁ、気長にやるさ。中層でミノタウロスでも狩れば上がるんじゃないかい?」

 

「まずそこまで行けるかどうかですけどね」

 

「まぁね」

 

 ハルハさんは肩を竦める。

 

 とりあえず、これで次からは中層へ挑むことが出来そうだ。

 

…………

………

……

 

 翌日。

 俺達は早速中層に出向くことにした。

 

 けど、その前にギルドに寄ってハルハの『改宗』を報告しないといけない。

 

 ということで、俺達はギルドにやってきた。

 

「おはようございます。フロル・ベルム氏」

  

 出てきたのは俺の担当アドバイザーのスーナさん。

 

「おはようございます。新しい団員の登録をお願いします」

 

「新しい団員、ですか? ……もしかして」

 

 スーナさんの視線が俺の後ろにいるハルハさんに移る。

 

 ハルハはニヤリと不敵な笑みを浮かべ、スーナさんの口にしなかった疑問を肯定する。

 スーナさんは頬を引き攣らせて、

 

「ハ、ハルハさんが、ですか……」

 

「悪いかい? 将来有望なファミリアと、将来超有望な団長君に、アマゾネスが惹かれないほうがおかしいだろ?」

 

「そ、それは……そうかも、ですが……」

 

「それに【アナラ・ファミリア】は仮住まい的なものだって前から言ってたじゃないか。住処を見つけたってだけさ」

 

 ハルハの言うことは間違ってないのだが、やはり【闘豹】と仇名が定着するくらいのLv.1だから、その動向は重要性が高いのかな?

 

 スーナさんはもちろん、後ろにいる受付嬢さん達も頬を引き攣らせている。

 更に周囲にいた冒険者達も、

 

「マジかよ……【闘豹】が遂に『改宗』しやがった……」

 

「【ロキ・ファミリア】や【ガネーシャ・ファミリア】の勧誘すら蹴った【闘豹】が……」

 

「最速最年少Lv.2の【迅雷童子】に、巨体の獅子人、【闘豹】。【スセリ・ファミリア】、これから伸びてくるかもしれないわね」

 

 やっぱり目立ってるねぇ。

 まぁ、こればっかりは仕方ないか。

 

「ってことで、アタシの登録よろしくねぇ。行くよ、フロル、正重」

 

「ああ」

 

「うむ」

 

 あ、ちなみにハルハのことは呼び捨て、タメ口になった。

 

 理由は同じファミリアで、俺が団長だから。

 ぶっちゃけハルハが団長でもいいと思ってたけど。

 

「馬鹿言ってんじゃないよ。んなもん、スセリヒメ様が認めるわけないだろ? アンタのためのファミリアって堂々と言ってんだからね」

 

「ですよね~」

 

「しかも、レベルもアンタの方が上なんだ。強い奴が団長になるのが普通だよ。経験則なんて別に団長じゃなくても語れる」

 

「……まぁ、確かに……」

 

 それを言われたらぐぅの音も出ない。

 ということで、団長は俺のまま、ハルハが副団長って感じになった。正重は鍛冶師だし、オラリオは俺より知らないからな。

 

 ある意味、雰囲気的にはフィンさん達に近いものになった気もする。

 実力は全然だけどね……。

 

 

 

 ということで、俺達はあっという間にダンジョン12階層までやってきた。

 

 そして、これまたあっという間に13階層へと続くルームへと到着した。

 いや~ハルハが参加しただけなのに凄く余裕が出来た。

 

 俺が前衛で動き回り、俺が討ち漏らしたり対処しきれない相手をハルハが、それでも抜けた奴を正重がって感じ。

 

 ハルハは鎖鎌で投擲も出来るから離れたモンスターでも十分対応できる。

 

 ルームにいたモンスター達も危なげなく掃討した俺達は、壁にぽっかりと開いた入り口の前に立つ。

 

「いよいよ中層だ」

 

「さぁ、楽しもうじゃないか」

 

「……ヘルハウンド、アルミラージ、ハード・アーマード、注意」

 

 正重がメモ帳を取り出して、ギルドから聞いた中層の情報を口にする。

 

「ヘルハウンド、火炎攻撃、群れ、距離、注意。アルミラージ、素早い、集団、連携、注意」

 

「そうだねぇ。中層からは遠距離攻撃に、連携とかこっちの動きに対応するようになってくるって話だよ」

 

「モンスター、遭遇率、上層、以上。他、縦穴、注意」

 

「縦穴……落ちれば下の階層に真っ逆さま、か」

 

「うむ、15階層以下、ミノタウロス、出現。17階層、階層主、出現。落下、帰還、困難、なる」

 

 まさしくアニメのベル達が陥った状況がそれだ。そして、俺達も同じ状況になれば恐らく死ぬ。

 ステイタス的には俺達のほうが上だろうけど、それでも微々たる差だ。

 

 ヘルハウンドの火炎攻撃に耐えられるわけじゃないし、体力も物資も限界がある。

 リリルカのようにモンスターを寄り付かせない臭い袋があるわけでもない。

 

 無理は絶対に禁物だな。

 

「隊列は変えずに行こう。ヘルハウンドは俺の魔法で出来る限り潰すよ」

 

「あいよ。じゃあ、アタシはアルミラージを蹴散らすとしようかね」

 

「俺、ハード・アーマード、潰す」

 

「よし、じゃあ行こう」

 

 簡単に役割を決めて、俺達はいよいよ中層への入り口に踏み入れる。

 

 ゴツゴツした岩肌が続く下り坂。

 

 その先が『最初の死線(ファーストライン)』と呼ばれている『中層』が待っている。

 

「なんかジメッとしてるな……」

 

「洞窟なんてそんなもんじゃないかい? ヘルハウンドの火炎も相まって湿気が高いのかもね」 

 

 しばらくすると、開けた場所に出る。

 

 至る所に灰色の岩石が転がっており、壁や天井も同じ色の岩で形作られている。

 上層と比べると通路は広いが暗く、壁際には所々縦穴が見える。

 

「上層はまだ人工って感じの通路だったけど、本当に天然の洞窟って感じだな……」

 

「より自然って感じだねぇ」

 

「中層、岩壁、鉱石、出る」

 

「あぁ、そうだね。中層からはダンジョン産の資材が多くなるって言われるよ。クエストも中層からのが多いしね」

 

「余裕があればどっかのルームの壁を掘ってみるか?」

 

「うむ」

 

 まぁ、まずは中層の戦いに慣れることが大事だけどさ。

 

 そんな話をしながら、通路を進む俺達。

 中層からはルームとルームの間隔が長くなる。だから、本来ならばさっさと進んでルームに辿り着くべきなんだけどな。

 

 焦って移動して、それで奇襲を受けて下に落ちたら目も当てられない。

 だから、今は無理せず注意しながら進めばいい。

 

 そして、もう少しでルームに到着しようかという時、

 

『グルルルルル……!』

 

「お。来たみたいだねぇ」

 

 ルーム入り口を塞ぐように四本足の黒い影が3つ現れる。

 

 それにハルハは待ちくたびれたとばかりに好戦的な笑みを浮かべ、俺は腰の鞘に左手を添える。

 

 現れたのは〝ヘルハウンド〟だ。

 

『ガアアアアアア!!』 

 

 ヘルハウンドが鋭い牙が生えた口を大きく開けて吠えた瞬間、俺は地面を蹴って最初からトップスピードでヘルハウンドへと駆け出す。

 

 ヘルハウンド達も駆け出そうとしていたが、俺はすでに中央のヘルハウンドを間合いに入れていた。

 

「シッ!!」

 

 居合を繰り出し、中央のヘルハウンドの首を一太刀で刎ねる。

 

『『ガァ!?』』

 

 左右のヘルハウンドが驚き、俺から跳び離れようとする。

 

「こっちもいるよ!!」

 

 そこにハルハが大鎌を投擲して、高速で回転する大鎌が右側のヘルハウンドの胴体を真っ二つにする。

 

 同時に俺は右脚を振り上げて、最後のヘルハウンドの顎を蹴り上げる。

 

『グブッ!?』

 

 ヘルハウンドは牙を折れ飛ばして、前脚を浮かせる。

 

「はあああ!!」

 

 ハルハが右脚を振り上げながら俺を跳び越え、ヘルハウンドの頭に踵を叩き込んで、そのまま地面に叩きつけて踏みつける。

 

 グシャッとヘルハウンドの頭が潰れて、血を撒いて体を灰に変える。

 

 俺は横に跳んで、後続が来ないか警戒する。

 その間に正重もやってきて、ハルハも鎖を引いて大鎌を回収する。

 

「このままルームに行こう。ここで待ち構えるのは避けたい」

 

「だね。後ろからも他の連中が来るだろうし」

 

「うむ」

 

 俺達はそのままルームに駆け込む。

 

 他の冒険者はいなかったが、ルームには額に小さな角を生やした二足歩行の兎が十匹いた。

 

 〝アルミラージ〟だ。手には小型の石斧の天然武器を持っている。

 

『キュイ! キュキュ!!』

 

 1匹が俺達に気付いて声を上げ、他のアルミラージ達も俺達に顔を向けてくる。

 

 俺はため息を吐いて、左手で背中の刀を抜く。

 

「正重、孤立しないように気を付けてな」

 

「うむ」

 

「じゃあ、行くよ!!」

 

 ハルハが勢いよく飛び出して、アルミラージの群れの中へと大鎌を投げる。

 

 高速で飛ぶ大鎌は1匹のアルミラージを頭から両断して、地面に突き刺さる。

 ハルハは鎖を引いて、大鎌の元に下りていき、俺は正重と共にアルミラージの群れの中に飛び降りる。

 

 正重は《砕牙》ではなく、両刃の手斧を握っている。

 アルミラージ相手ならば、小回りが利く武器の方がいいからな。

 

 ハルハは大鎌を振り回してアルミラージに囲まれないように牽制しながら立ち回っていた。

 

 俺は二振りの刀で2匹のアルミラージの首を刎ねる。

 

「オオオオオ!!」

 

 正重も吠えながら手斧を薙ぎ、アルミラージを胴体で真っ二つにする。

 

 俺達が参戦したのを確認したハルハは口を吊り上げて、右足を鋭く振ってアルミラージの首を圧し折る。

 

 あっという間にアルミラージの群れを殲滅した俺達は周囲を警戒しながら魔石を回収する。

 

「戦力的には問題なさそだね」

 

「ああ。後は連戦にならないように注意しよう」

 

「それはそれで楽しそうだけどねぇ」

 

「……もう少し慣れてからな。正重はまだダンジョンに潜って、1カ月も経ってないんだ。あんまり無理はさせられない」

 

「俺、問題、ない」

 

「だったらいいけど、全員中層は初めてなんだ。何が起こって、どんな負担がかかるか分からない。だから、最初は警戒しすぎるくらいでいいよ」

 

「アンタ、本当に7歳かい?」

 

「正真正銘7歳だよ。無茶したらスセリ様の拳骨が落ちるし、死にかけたことが何度かあったら嫌でも慎重になるさ」

 

「あはははっ! なるほどね!」

 

 それにアニメでベル達が苦しんでるの見たし、闇派閥もいるかもしれないからな。

 中層は上層程冒険者も来ないだろうし、救援もすぐには来ないと思われる。だから、本当に無理は出来ないんだ。

 

 中層に来て早々スセリ様を心配させるわけにはいかない。

 今が一番気を引き締める時だ。

 

 俺は気を引き締め直して、先の道を見る。

 

「じゃあ、進もう」

 

 

 中層探索はまだ始まったばかりだ。

 

 




ハルハさんはアイシャさんの先輩みたいな感じです
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