【ライトニング・サムライ】~転生者はダンジョンで英雄になりたい~ 作:独身冒険者
*すいません、冒頭の時間経過を『4ヶ月』から『2ヶ月』に変更しています
よく考えたら時間経過おかしなことになっていました(ーー;)すいません
二つ名を得てから7カ月、オッタルに助けられてから2カ月が過ぎた。
俺達はあれからも上層や中層で地道に鍛錬に励んでいた。
あれ以降はトラブルに巻き込まれることもなく、真っ当なダンジョン探索が出来ていた。
フロル・ベルム
Lv.2
力 :F 358 → D 561
耐久:G 291 → D 524
器用:G 269 → D 544
敏捷:E 422 → C 689
魔力:G 225 → E 497
狩人:I
《魔法》
【パナギア・ケルヴノス】
・付与魔法
・雷魔法
・詠唱式【鳴神を此処に】
【】
《スキル》
(【
(・アビリティ上限を一段階上げる)
(・経験値高補正)
【
・『麻痺』に対する高耐性
・雷属性に対する耐久力強化
・被雷時に『力』と『敏捷』のアビリティ高補正
クスノ・正重・村正
Lv.1
力 :C 677 → B 753
耐久:C 671 → B 712
器用:B 743 → B 789
敏捷:D 530 → D 591
魔力:I 0
《魔法》
【】
《スキル》
【
・周囲のアビリティ値一定以下の対象を威圧
・『力』と『耐久』の高補正
・一定範囲内の対象の獣人族の全アビリティ高補正
・威圧・補正効果はLvに依存
ハルハ・ザール
Lv.2
力 :H 110 → G 269
耐久:I 72 → H 155
器用:I 57 → H 142
敏捷:H 103 → G 237
魔力:I 48 → H 111
拳打:I
《魔法》
【スリエル・ファルチェ】
・攻撃魔法
・風属性
・詠唱式【今宵も鎌が死を喰らう。舞え、血潮の
《スキル》
【】
ディムル・オディナ
Lv.1
力 :I 99 → H 198
耐久:I 62 → H 184
器用:H 123 → F 309
敏捷:H 109 → G 271
魔力:G 201 → E 412
《魔法》
【ガ・ボウ】
・呪詛付与魔法
・Lv.および『器用』『魔力』アビリティ数値を魔法威力に換算。潜在値含む
・発動に槍必須
・詠唱式【其が傷は汝の常。我が忠義は永遠の矛】
【ガ・ジャルグ】
・対魔力投槍魔法
・発動回数は一行使のみ
・詠唱式【穿て、紅薔薇。茨を以って敵の誇りを討て】
【】
《スキル》
【
・槍装備時、発展アビリティ『槍士』の一時発現
・『魔力』の高補正
・補正効果はLv.に依存
アワラン・バタル
Lv.1
力 :B 771 → A 802
耐久:A 849 → A 898
器用:E 423 → E 478
敏捷:C 662 → C 685
魔力:E 448 → D 511
《魔法》
【マース・カブダ】
・硬化魔法
・Lv.および全アビリティ数値を魔法効果に加算。潜在値を含む
・詠唱式【闘志は折れず、拳は折れず、膝は折れず。我が
【】
《スキル》
【
・体温上昇と共に『耐久』が上昇する
リリッシュ・ヘイズ
Lv.1
力 :H 112 → H 153
耐久:H 101 → H 138
器用:C 671 → B 712
敏捷:D 568 → D 589
魔力:A 875 → A 899
《魔法》
【デゼルト・ビブリョテカ】
・広域攻撃魔法
・地属性
・詠唱式【知識の砂漠を彷徨い続ける。砂粒全てが求める叡智、この砂漠こそが偉大な書庫。我が知欲の餓えは、砂漠の渇きと変わらない。戻ることも出来ず、立ち止まることも出来ず、進むことも出来ず。終わらぬ旅路を私は呪い、狂喜する。この砂漠は私の力になるのだから。私もいずれこの砂の一粒になることを希う】
【グノスィ・アイアス】
・反射魔法
・反射対象の『魔法名』『効果』『威力』『範囲』『時間』『詠唱式』の見識が深いほど反射時の威力が増大する
・詠唱式【対処せよ。すでにそれは見知っている知識なり】
【】
《スキル》
【
・魔法効果増幅
・魔法効果を理解しているほど強化補正増大
・一見したことがある魔法による自身への被効果、被ダメージを減退する
ツァオ・インレアン
Lv.1
力 :B 729 → A 819
耐久:C 631 → C 692
器用:D 582 → C 628
敏捷:B 788 → A 846
魔力:I 0
《魔法》
【】
《スキル》
【
・月下条件達成時のみ発動
・獣化。全アビリティ能力超高補正
・異常無効
ヒジカタ・巴
Lv.1
力 :B 758 → A 862
耐久:B 702 → A 859
器用:E 411 → E 467
敏捷:F 356 → E 417
魔力:I 0
《魔法》
【】
【】
《スキル》
【
・甲冑装備時、『力』と『耐久』のアビリティ高補正
・風属性魔法に対する耐性強化
うん。やっぱり俺の上昇値がおかしいが、ハルハ達も中々に上がっている。
特にディムルが良い感じだ。今のペースで行ければ、2年以内にはLv.2になるかもしれない。
「ディムル嬢ちゃんのランクアップはかなり厳しい条件になるかもしんねぇぞ?」
「まぁ、もしくはすぐにランクアップ出来るかもしれないけどね」
「難しいところですねぇ……」
「本人にとってどれだけ代えがたい経験をしたか、じゃからのぅ」
現在スセリ様、俺、ハルハ、ドットムさんの4人で集まって会議中。
この4人がオラリオや冒険者の事を一番理解してるからね。まぁ、結局のところ首脳会議みたいな感じになってるんだけどさ。
ランクアップ条件は人によって異なる。
俺とハルハを比べるだけでもよく分かるだろう。
ハルハは特別目立った『偉業』を為したわけでもない。
格上相手に善戦はしたが、勝てなかった。
その事実が心底悔しかった、これまでの敗北で一番悔しかったからこそ、ハルハはランクアップを遂げたと言ってもいい。
まぁ、それまでに何人ものLv.2を倒したのも大きいのかもしれないけどさ。
でも、意外とLv.2へのランクアップに関しては、俺みたいにそこまで話題になるような『偉業』じゃなくても大丈夫らしいけどさ。
原作のベルはもちろん、団員のヴェルフ達もかなり特殊例に入りそうだな……。
ドットムさんの話では大抵のファミリアは、まさにパーティーでミノタウロスやインファント・ドラゴンを複数回倒すことで器を昇華させてるらしい。
【ロキ・ファミリア】や【ガネーシャ・ファミリア】などの探索系大手は『遠征』に連れて行ったりして、ランクアップさせたりもしているらしいが、これは基本的に将来幹部候補の新人に行うスパルタ修行でやらされて喜ぶ冒険者はいないとのことだ。
……うちは喜びそうだけどな。
さて、ディムルの事も心配だが、他の団員達も困ったことに変わりはない。
むしろ、ディムル以外はランクアップ圏内にいるから、こっちの方が重要案件だ。
と言っても、ずっと困ってる案件なんだけどな。
そもそも多くの冒険者がLv.2になれずに道半ば倒れてしまう。
最初のランクアップこそがこのオラリオで生きて行けるかの第一選別とも言える。
「今のステイタスなら、Lv.1組でミノタウロス討伐させてみるのもありですかね? ハルハがいたとはいえ、ライガーファングやヘルハウンドの【怪物の宴】を乗り越えれたわけですし」
「そうじゃの~……まぁ、今の面子なら問題ないと思うが……」
「逆に足りねぇんじゃねぇか? Lv.1が中層の【怪物の宴】を乗り越えたのに、誰もランクアップしてねぇんだろ?」
「あ~……」
言われればそうだなぁ。
あの数を倒して出来なかったのに、ミノタウロス1体を数人がかりで倒しても……微妙か。
いや、そうだよ。オッタルや俺のことですっ飛んでたけど、なんであの地獄を乗り切ってランクアップしてねぇの?
なんかアワラン達の『偉業』条件厳しくない?
特にアワランとか【ネイコス・ファミリア】の抗争とかで活躍してたし、【怪物の宴】も乗り切ってもダメとか何させたらいいの?
「流石にアワラン1人でミノタウロスと戦わせるわけにいかないしなぁ」
「でも、あいつって1人でダンジョンに行ったこともないんじゃないかい?」
「……そういえば」
「そうじゃのぅ」
「一度11階層くらいまで1人で行かせてみたらどうだい? 意外と苦戦するかもしれないよ?」
「ん~……」
「苦戦っつぅより……無茶しそうだからなぁ、アイツ」
そうなんだよなぁ~。アワランも地味~に焦ってる感じが出てきてるんだよな~。
でも、一度くらい行かせるのは確かにありだとは思う。
「アワランもだけど……俺的には正重もランクアップさせてやりたいんですよねぇ」
「そうじゃのぅ。【鍛冶】アビリティもそろそろ欲しいところじゃし、あ奴には色々頑張ってもらっとるでなぁ」
そうなんだよ。
鍛冶だけでも大変になってきてるのに、戦闘訓練もさせて、サポーターもお願いしている。
しかも最近、正重は時間があれば【ヘファイストス・ファミリア】や【ゴブニュ・ファミリア】の武具屋を巡ってる。色んな武器を見て、インスピレーションを貰おうとしてるみたいだ。
それはつまり、鍛冶への行き詰まりを感じ始めているかもしれないということだ。
正重には本拠のために育ての神や父親の刀を担保にさせてしまった負い目というか、恩がある。
だから、正重のことも優先してやりたいとも思ってしまう。
結局いい答えが出ぬまま時間が過ぎて、スセリ様が大きく息を吐く。
「はぁ……やはりもう少し様子を見るしかないの。こればかりは本人達の問題じゃしな」
「だな」
「とりあえず、ディムルとリリッシュを除いた者達は一度1人でダンジョンに行かせてみるとしよう。もちろん11階層まで、じゃがな」
「分かりました」
「あいよ」
簡単に方針を決めた俺達は解散することにし、ハルハとドットムさんは部屋を後にしていった。
「やれやれ……焦るようなものでもないが、手が届きそうなものほど手を伸ばしたくなるものよの」
「アワラン達は【フレイヤ・ファミリア】に会ったのと【怪物の宴】で力の差と未熟さに、そして……正重は大事な時に参戦出来ていないことに、焦ってますからねぇ……」
そう、正重が追い込まれているのは、【鍛冶】アビリティが欲しいだけでなく、俺達が苦しんでいる時にその場に自分がいなかった事を悔やんでいるからだ。
俺とハルハが街で暴れた闇派閥と戦っている時も鍛冶に集中していて、【怪物の宴】の時はディムルと上層にいた。【ネイコス・ファミリア】との抗争の時も、結局本拠でスセリ様の守護で、敵の本拠には駆け付けられなかったことも、ずっと気にしてたんだ。
だから、せめて鍛冶で役に立とうと頑張ってくれているんだが……やはり上級鍛冶師の作品と比べて劣ることに、逆に追い込まれてしまってるんだよなぁ……。
どうしたもんか……。
「贅沢になったもんじゃなぁ。一年前までは小さな平屋で2人っきりじゃったというに。一年も経たずに他の連中のランクアップの心配をお前とすることになるとはのぅ」
「ホントですねぇ……」
確かに半年足らずで一気に8人も入団したもんなぁ。【ヘスティア・ファミリア】真っ青だよね。
ベルは俺以上の短期間でランクアップしたのに、【アポロン・ファミリア】との【戦争遊戯】で勝ってからだもんな。借金がバレてあっという間にいなくなったけど。
まぁ、借金があるのは俺らもなんだけどさ。ちなみに借金を返す目途はまっっったく立ってない。
やっぱり中層では100万ヴァリスを稼ぐのも難しい。
でも、18階層から下はまだ無理だと思うんだよな。確か状態異常攻撃をしてくる虫系モンスターが多かったと記憶がある……。
「リリッシュも結構難しいですよね~」
「そうじゃのぅ。ただでさえ使い辛い魔法ばかりで、前衛としての技もなく、何より冒険者には向いておらん小人族じゃからなぁ。リリッシュも前に出たがる性格ではないしの。それに小人族は今のお前のような戦い方が一番適しておる種族。今のままでは中々難儀なのは間違いないの。それに……」
「それに?」
「そろそろアビリティの熟練度が頭打ちになるであろうな」
「……ああ」
俺はスキルのおかげでアビリティ上限が上がっているから、ヒューマンでもSランクを目指せる。
でも本来であればSランクは1つでも届けば御の字だ。ヒューマンならA止まりの可能性だってある。小人族もまた然り。
『器』には個々の限界が存在する。
確かにステイタスを見た限り、アワラン、リリッシュ、巴、ツァオはそろそろ成長が止まってしまうだろうな。正重は種族的にもう少し伸びると思うけど。
でもそれはつまり……更に追い込まれるかもしれないってことだ。
原作ではアイズがそんな感じだったな。
「お前と言う存在もまた……あ奴らを鼓舞し過ぎる要因になっておるのも難儀なもんじゃて」
「そう、ですね……」
アイズにとってのベルが、アワラン達にとっての俺。
まぁ、立場は逆だけど、追いつかれるのも、差が広がっていくのも、しんどいのは変わりない。うちは全員向上心が高い連中だからな。しかも、相手は団長とは言え、ヒューマンの子供。普通だったらプライドが傷つくよな~。
一攫千金とかよりも武や技で名を馳せたいアワラン達からしたら、階層うんぬんよりもランクアップの方が重要だろう。
やっぱり……ちょっと無茶を承知で『冒険』させるしかないか?
やれやれ……団長って、大変だなぁ……。
………
……
…
その翌日。
この日、ちょっと色々変わったことが起きた。
いつも通りスセリ様やハルハ達と組手をしていると、普段書斎に閉じこもっているリリッシュがやってきた。
動きやすい格好をして。
「リリッシュ? どうしたんだ?」
「スセリヒメ様とハルハに頼み事」
「ぬ?」
「なんだい?」
「『並行詠唱』教えてほしい」
まさかの頼みごとに俺やハルハは目を丸くし、スセリ様も僅かに目を見開く。
「この前の【
「で、『並行詠唱』ってわけかい?」
「ん」
「ふむ……で、妾には身のこなしを教えて欲しいということかの?」
「ん。まだすばしっこさには自信がある」
なるほど。確かにその方が俺達的には助かる。
でも、そう簡単に出来ることじゃない。原作でもそれが出来る魔導士は少なかった。
それこそハルハやアイシャ・ベルカのように武器を振りながら発動するなんて戦い方でもなければ、魔導士にはそこまで重要ではない技術だ。
確か【ロキ・ファミリア】のレフィーヤってエルフが練習してるところまでは憶えてる。でも、リヴェリアさんが使ってた印象がない。
リヴェリアさんの魔法はかなり強力で、詠唱も長い。
そう、リリッシュも負けないレベルで、威力も高いし詠唱も長い。かなりの集中力が求められているはずだ。
本当に動きながら詠唱できるのか?
「分からない。でも、練習しなきゃずっと出来ない」
俺の疑問にリリッシュはいつも通りの眠たげな顔で、でも力強く答える。
「今のままじゃもっと下に行けない。それは困る。私は自分の目と耳で知りたい」
「うむ、覚悟があるならば妾に否はない。……が」
「「が?」」
俺とリリッシュは首を傾げる。
「やるからには最低限の自衛手段も憶えてもらおう。杖術ならば損にならんであろうて」
「え゛」
リリッシュが初めて動揺した声を出した気がする。
まぁ……俺らの地獄を見てれば喜べやしないだろうな。
頑張れ、リリッシュ!!
俺が言えるのは、ただそれだけだ!!
大丈夫! すぐに慣れるから!!
その1時間後。
「……………きゅう」
リリッシュがボロボロの姿で縁側に倒れ伏していた。
あぁ……懐かしい姿だな、なんか。少し前の俺だ。
しばらくはリリッシュには優しくしてあげよう……。
そんなことを考えていると、
「し、失礼します! しゅ、主神様と団長殿は御在宅でしょうか!?」
「「ん?」」
「ヘ、【ヘファイストス・ファミリア】の者です! 至急我らが主神よりお伝えしたいことがあり、お訪ね致しました!!」
「ヘファイストスからじゃと?」
しかもかなり急ぎのようだ。
闇派閥か何か出たのか? いや、それならギルドからだよな。
なんだ?
とりあえず、スセリ様と2人で玄関に向かう。
玄関に荒く息を吐いて立っていたのは、頭にバンダナを巻いた作務衣を着た青年。
なんか本当に慌てて駆け付けたって感じだな。
「何か用かの?」
「は、はっ!」
青年は弾かれたように片膝をつく。
「ヘファイストス様から……その……謝罪のお言葉を……」
「「謝罪?」」
「えっと……あの……そのぉ……ですね」
物凄くしどろもどろになってるけど。どしたん?
「うちの副団長なのですが……」
「副団長? 【単眼の巨師】がどうかしたのか?」
椿さんのことで何でうちに謝罪をするような話になるんだ?
「……実は……本当につい先ほどのことなのですが……」
「「うん」」
「副団長が……そちらの獅子人殿を捕まえまして……」
「「うん?」」
「そのまま……」
「「そのまま??」」
「ダ……」
「「ダ???」」
「ダンジョン、に……」
「「……は?」」
「引きずって行ってしまいまして……」
「「はぁ~?」」
椿さんが? 正重を? ダンジョンに?
「も、申し訳ありません!! 止めたのですが……私程度の力では……!」
青年は冷や汗ダラダラ流して、頭突きする勢いで土下座した。
あぁ……この人もすぐ近くにいて、頑張って止めようとしてくれたのか。
でも鍛冶師なのに上級冒険者でもある椿さんは止まらなかったんだろうな。だってあの正重を引っ張っていったんだしさ。
「ふむ……何か事情があるんじゃろうが……」
「また強引ですねぇ」
「すいませんすいませんすいません!! ヘファイストス様も今手が離せず……!」
「まぁ、どっちにしろ神はダンジョンに入れんしのぅ。……やれやれ、フロル」
「はい、今すぐ向かいます」
「うむ。もしものことを考えて、ハルハとツァオも連れて行け。……流石に中層までは行かんと…思うんじゃがなぁ~」
スセリ様が少し遠い目をして呟く。
……でもなぁ、椿さんだからな~。
「それは……副団長なので……」
あぁ……団員さんもそう思うのね。
これは、早よ行かんと駄目だな。
俺はハルハとツァオに声をかけて事情を話し、準備させる。
「あ~……あの鍛冶馬鹿女ならやりかねねぇなぁ。鍛冶関係になると遠慮と見境いが無くなっちまうんだよなぁ」
ドットムさんはそれなりに付き合いがあるらしい。
呆れながらも納得されてしまった。
「まぁ、そんな奴だからLv.4まで昇格してんだろうけどな」
「けどよ、3人だけでいいのか?」
「ああ、行って連れ帰るだけだから、別に探索する気はないよ。だったら、アワランはドットムさんや巴と鍛錬しててくれ」
「まぁ……それなら」
渋々ながらに頷くアワラン。
ドットムさんはアワランにも呆れた視線を向け、小さくため息を吐く。
やっぱりドットムさんから見ても、アワランは焦ってきてるか。
「じゃあ、ちょっと行ってくるから。なんかあったら頼むぞ」
「あいよ」
ということで、俺達は駆け足でダンジョンへと向かうのであった。
椿暴走(いつもじゃね?)