【ライトニング・サムライ】~転生者はダンジョンで英雄になりたい~ 作:独身冒険者
ダンジョンから戻りバベルから出た俺達は、換金してからゆったりと本拠への帰路に就く。
うむ。良き稼ぎ、探索の充足感嬉し。
これぞ冒険者だぜワッショイ。
……なんでこんなテンションかって?
それはだねキミィ……。
「いやあああ!?」
「助けてくれえええ!!」
「オラリオに混沌を!!」
「オラリオに死を!!」
闇派閥が暴れてる真っ最中だからだよ!!
「くそっ!! 帰ってきていきなりこれかよ!?」
「行くぞ!! 闇派閥を倒しながら住民をバベルに避難させる!! 正重、ディムル、ドットムさんは入り口の護衛を頼む!! リリッシュはバベル上階の【ヘファイストス・ファミリア】の武具屋から盾や防具を出させて、住民の護衛を要請してくれ!」
「ちぃ!! しょうがないねぇ!!」
「クソ野郎共がぁ!!」
「承知!」
素早く指示を出して、武器を抜きながら駆け出す俺達。
それにしてもバベルのすぐ近くに出るとか本当に舐めてくれる!!
せっかく
ちょっと【勇者】に【猛者】! 仕事して!!
って文句言ってる場合じゃないか!!
流石にダンジョン帰りで消耗してる! 魔法はあまり使えない!
ああ、くそっっ!!
30分後。
【ガネーシャ・ファミリア】もやってきて、闇派閥は一掃された。
今回はこれまでより数は少なく、やはり幹部格はいなかった。
……なぁんか嫌な感じだ。何かから目を逸らさせようとしているような気がする。
でも、全く狙いが分からない。本当にただこっちを混乱させて消耗させようとしているだけなのか?
とりあえず、後始末は【ガネーシャ・ファミリア】に任せて、俺達は今度こそ本拠へと帰る。
本拠の前に戻ると門の前に荷車が置かれており、その荷車には越中屋さんのロゴが記されていた。
「お。食材や調味料を持ってきてくれたのかな?」
「なんか珍しい酒は入ったかねぇ」
すると明里さんが中から出てきて、俺達に気付いて、正確にはアワランに気付いて嬉しそうな笑みを浮かべる。
あらヤダ、偶然ですね。
「お帰りなさい! アワランさん! 皆さん!」
もう隠す気ないですよね?
思ったよりイケイケな明里さんでした。
「ただいまです。ありがとう。まだ運ぶのある?」
「ううん、あとお酒だけだから大丈夫!」
とは言うものの、箱で頼んでるから流石に重いだろう、これは。
と、言うわけで。
「ハルハ、アワラン、手伝ってやってくれ」
「あいよ」
「おう」
「い、いいよ!? 今ダンジョンから帰ってきて疲れてるのに……!」
「問題ねぇよ、このくれぇ」
「そうそう、運んでそのまま飲みたいからね」
色々と打算ありきなのでお構いなく。
大きな箱を
俺達も正重の工房に装備を下ろして、自室に戻って着替える。
そして、スセリ様に報告に向かうと、
「今、アワランの奴を越中屋の護衛に出したからの。先程も闇派閥共が出た様じゃし」
「了解です」
ニヤニヤしながら言うスセリ様。楽しんでらっしゃいますね。
まぁ、俺らもなので口にしませんが。
こう荒んでいる時期だからこそ、人の恋路と言うのはどこかホッとする。アワランや明里さんには悪いけどさ。これはこれで上手く行ってほしい。
俺はとりあえず先に風呂に入らせて貰い、ちょっとゆったりする。
「はぁ~~……」
風呂と飯、寝る時くらいしかゆったり出来ないってやっぱりなんかおかしな話だよな……。街で心休めないってのは、やっぱり異常事態だよなぁ。
たった二つのファミリアがいなくなっただけで、ここまで荒れるなんてどれだけ凄い連中だったのか……。まぁ、Lv.7やLv.8がいたって話だし、流石の闇派閥もそんな化け物相手には嫌がらせも糞もなかったんだろうな。
……今のオラリオはLv.6が最高で、それを抱えているのは【フレイヤ・ファミリア】のみ。
フィンさん達も強いけど、闇派閥にもLv.4やLv.5はいるだろうから、流石に厳しいんだろうな。
そう考えたら、原作はかなり強くなってるんだな。……そりゃそうか。この状況を覆すことが出来たら、そりゃ嫌でもランクアップするか。
【フレイヤ・ファミリア】の幹部陣はもう揃ってるはず。噂を聞いたことがあるしな。まだステイタスは低いんだろうけど。って言うか、最近知ったけど、まだオッタルは副団長らしい。将来『都市最速』と呼ばれるアレンも、まだLv.2らしい。ってことは、まだ他の人が団長なのか? それともオッタルが一番強いけど、団長は別ってだけなのだろうか。
【ロキ・ファミリア】はまだアイズを始めとした幹部陣はいない。でも、古株と思われる冒険者はいる。
【ヘルメス・ファミリア】はまだ【万能者】がいないから裏工作はそこまでじゃないだろうし、【アストレア・ファミリア】はこれから伸びてくるだろう。
……闇派閥の方が僅かに層が厚いのかもしれない。
そして……秘密の経路と隠れ家がどこかに存在する。それを見つけない限り、俺達はずっと後手だ。
……これからも厳しい戦いが続くだろうな。
「はぁ~~……」
先程とは違う意味で息を吐く。
闇派閥を壊滅させたのは……リュー・リオンが『復讐者』となった原作本編の5年前。
つまり……あと7,8年は、闇派閥との戦いが続くことを意味する。
「……長いなぁ」
オラリオの歴史からすれば瞬きレベルの時間なのかもしれないけどさ。
今、俺7歳なんだけど。
まだ今世分の年月戦うの? いや、ダンジョンはもっともっと長く挑むんだから、そのくらいで嫌になったらダメなんだろうけどさ。ちょっと気が滅入るな~。
俺達の存在がどこまで影響するんだろう。原作よりも早く暗黒期を終わらせられるのか。それとも長引かせてしまうのか、変わらないのか。
たとえ影響を与えたとしても、そんな1年も2年も短くなるわけはないだろうな。
「お~いフロルや~、飯が出来たぞ~」
「は~い」
とりあえず――飯食べて寝よ。
………
……
…
一週間後。
ダンジョンに潜って、闇派閥と戦ってを繰り返していた俺達は、流石に休暇日を設けた。
各々思い思いに過ごす事になったんだが……なんとアワランは明里さんとデートに行った。
正確には連れ去られ、スセリ様達に追い出されたんだけど。
明里さん達、越中屋さんは色々と街中を巡るらしい。その護衛にと、スセリ様が酒を貰う代金代わりにアワランを差し出した。
まぁ、なので太吉郎さん達もいるから実際はデートではないんだろうけど、明里さんは嬉しそうだったのでデートと言ってもいいだろう。
で、俺は以前アーディと来た高台にやってきていた。
途中で果物と飲み物を買い、手すりに座って涼しい風を浴びながら口に運ぶ。
……そんなに時間は空いてないはずなのに、随分と見える景色は変わってしまった。悪い方向で。
どこを見渡しても崩れた建物が見える。
それだけ闇派閥が短期間に何度も現れて暴れ回ったということだ。
「はぁ……」
駄目だな。逆に気が滅入りそうだ……。
移動しようかと思った、その時。
「あ! フロルー!」
「アーディ? それに……」
アーディがトテテテと効果音が響きそうな駆け足でやってきて、その後ろに付いてきていたのは【アストレア・ファミリア】の面々、正確にはアリーゼ、輝夜さん、あと……確かライラさんの3人。
いつの間にやら仲良くなってたようだ。
まぁ、【ガネーシャ・ファミリア】と【アストレア・ファミリア】は街の巡回とか取り締まりに動いてるし、色々と顔合わせる機会はあるか。それに同年代で同じLv.1みたいだし、俺というかうちのファミリアよりは共に成長するには丁度いいのかもな。
「今日はダンジョンじゃないの?」
「最近毎日潜ってたから休みにした。ダンジョンから帰ると闇派閥に出くわすのも多かったしな。そっちは?」
「巡回だけど、ちょっと休憩!」
「【アストレア・ファミリア】と巡回?」
「うん。ほら、アリーゼ達は最近来たから、どこら辺が怪しいとか、あまり人が近づかない場所とかよく分かんないじゃん」
「なるほど」
「で! せっかく近くに来たから、ここの事教えてあげよーってね」
相変わらず向日葵のような笑顔ですな。
心が洗われる気持ちです。
「フロルもアリーゼ達とはもう知り合いなんだっけ?」
「ああ。【アストレア・ファミリア】も闇派閥との戦いに出てきてるからな」
「もっとも、こっちは勝手にやってるだけで、そっちはギルドの
ライラさんが肩を竦めて皮肉気な笑みを浮かべる。
「もう強制任務は解除してもらってるけどな。結局その後も目の前で暴れられて戦ってるが」
「嫉妬しちゃうくらいの活躍よね! 流石は
「……それはあまり関係ないと思うけどな」
「おやおや、随分と殊勝なことでございますねぇ」
……なんか棘と言うか、含みがある言い方だなぁ。
殊勝も何も……犠牲で得た世界記録なんて、誰が誇れるんだって話だろ。しかも、その時の記憶は碌にないし、それを為したのはテルリアさんのおかげだ。
結局俺一人じゃ何も出来なかったんだ。
ただ運が良かっただけ。
もちろん、それも大事なことなんだろうけど、胸を張れる事じゃない。
俺は肩を竦めて、視線を景色へと戻す。
するとアーディが俺の横にやってきて、手すりにもたれ掛かって、
「……随分と変わっちゃったね」
「……そうだな」
「おー! ここ凄いわね! 外壁の上でもないのに、オラリオを一望出来るわ!」
「と言っても、どこを見渡してもボロボロだけどな」
「少し前まではもっといい景色だったんだけどね」
「それだけ、闇派閥の活動が活発ということですか」
そう、俺達が弱いという事だ。
闇派閥を思い留まらせるほどの抑止力が、俺達にはないんだ。
でも、俺達が出来ることなんて、強くなり続けることと戦い続けることだけだ。
こっちは纏まろうにも纏まれない。
最強派閥の2つが宿敵同士だからだ。冒険者同士である以上おかしなことではないが、それが隙になっているのも事実だ。
はっきり言って【フレイヤ・ファミリア】は『個』としては強くとも、『軍』としては微妙だ。参謀的存在はいるんだろうけど、従う人は少ないんだろう。
オッタルは最強であっても、団長としては微妙だって噂を聞いたことがある。
フィンさん一人で闇派閥全ての動きを潰すなんて無理な話だ。
頭も、目も、手足も足りてない。
……うん。やっぱり俺がやることは変わらないな。
ただ強くなる事。足を止めない事。
それだけだ。
モンスターであろうと、闇派閥であろうと、戦って勝ち続けるしかないんだ。
そう、今は――ただの通過点でしかないのだから。
すると、アーディが俺の横に座り、
「ねぇ、前に話したこと覚えてる?」
「アルゴノゥトの話か?」
「うん。あれからずっと考えてたんだ」
正義とは、喜劇とは、人々を笑顔にする方法とは、何か。
「答えが出たのか?」
「うん。決められないって答えがね。今のオラリオには……助けたい人が多すぎるよ」
「……だろうな」
恐怖、暴力、飢え、破壊、誘拐――殺害。数え切れないほどの不条理がオラリオに蔓延している。
起因は闇派閥ではあるだろうけど、それを止められない冒険者、ギルド。そして――神々。
このオラリオに生きている、生きてきた人全てに何かしら原因があるとも言える。
「正義って……難しいね」
「……そうだな」
「アリーゼ達の正義って何なの?」
アーディがアリーゼ達に顔を向けて、問いかける。
難しい、決められないって言ったことを、いきなり訊ねるのかよ……。
その問いにアリーゼは、不敵な笑みを浮かべて胸を張り、
「私の『正義』は――分からないわ!!」
と、堂々と宣った。
俺とアーディはポカンと目を丸くし、輝夜さんとライラさんは呆れたり、頭痛に耐えるように額に手を当てていた。
いや、正義の使徒が言っていいことなのか?
「だって正義って人それぞれだもの。そう簡単に決められたらアストレア様だって苦労しないし、もっと多くの人が眷属になってるわよ」
そりゃそうだけどさ。
「正義と正義はぶつかり合うものだわ。だから、私達だって正義を謳ってはいるけど、私達のしていることややろうとしていることが絶対に正しいなんて思ってない。私達は今、『絶対に間違っている事』『絶対に許しちゃいけない事』に対して立ち向かっているだけよ」
おぉ……思ったよりしっかり考えてるんだな。
「闇派閥がやっていることは絶対に間違ってる。だから私達は、正義と秩序の為に戦う。みんなの笑顔の為に戦うの!」
アーディにも負けない輝かんばかりの笑顔で言い切るアリーゼ。
その後ろで輝夜さんとライラさんは苦笑しながらも、どこか誇らしげだ。
「そっかぁ……。アストレア様の眷属のアリーゼ達も探してる最中なのか」
「ええ、そうよ。その時その時、何が正義なのか、どんな正義なら皆が救われるのか、いつも考えてるわ。ま! 私は天才美少女だから? いつも自然と正義を引き当てちゃうのだけどね! ふふん!」
これがなけりゃなぁ……。
「あはははは!」
アーディはお気に召したようだ。
アーディの感性って寛大だよね。そのままでいてください。
「で? フロルは何かこれだって『正義』はあるのかしら?」
なんかいきなり呼び捨てにされたけど、まぁおチビ童子とか呼ばれるよりはマシか。
「俺は別にないかな。アーディには前に言ったし、アリーゼも言ったけど、その時その時で正義や悪は変わるものだからな。俺が闇派閥と闘ってるのは、ダンジョン探索の邪魔で、色々と因縁があるからってのが大きいし」
「ふ~ん。やっぱり英雄に憧れてんのか?」
「まぁ、憧れがないと言えば嘘になるけど。一番は俺を救ってくれた神様に恩返しがしたいってのと……誓ったからかな」
「誓った? 何を?」
「流石にそこまで話す気はない。気持ちのいい話でもないし」
それこそ、自慢げに話すことじゃあない。
「まぁでも、それでも俺の『正義』を挙げるとするならば――進み続けること、だな」
「進み続けること?」
「どんなに苦しくても、どんなに嫌な事があっても、どんなに絶望的でも、足を止めず、前に歩き続ける。後悔も苦しみも、全部背負って、背負い続けられるように強くなる。――それが俺の正義かな」
テルリアさんに救われて、救いを求める同業者を見捨てて、今も苦しんでる人達を助けることも出来ない。
それでも、だからこそ、足を止めず、強くなって同じことを繰り返さない様にする。
「……それは御立派ですなぁ。ですが……そう簡単に行かないのが人生というもの。貴方様のそれは、一歩間違えば全てを失いかねないものだと、御忠告しときますえ」
輝夜さんが険しい顔で告げてくる。
それにライラさんはため息を吐き、アリーゼが何か輝夜さんに言おうとしたが、
「俺は一人で歩き続ける気はないので。俺が道を間違ったら、おっかない我が主神がぶん殴って止めてくれるでしょう。うちの団員達も黙ってる質じゃないですしね」
「……それでも道を間違うことはあるだろうに」
なんか口調が変わったけど、今はいい。
「ならば新しい道を進めばいいだけ。正義が決められない様に、正しき道もまた決められない。道は一つではなく、たとえどんなに遠回りになったとしても、どんなに惨めで愚かだと笑われようとも……最後に望むものに至れればいい。それだけのことだ。道を間違うことは――足を止める理由にはならない、進みを止める理由にはならない」
うん……口にしたことで、俺のやるべきことはより明確になったな。
すると――アーディがいきなり俺の頭を撫でてきた。
「……アーディ?」
「ホントにフロルは頑張り屋さんだよね〜。えらいえらい」
「……」
なんだろう? なんか、この褒められ方は違う気がする……!
剣呑な雰囲気だった輝夜さんも毒気を抜かれたのか、呆れへと雰囲気が変わった。ごめんよ、俺のせいじゃないけど。
「あんまり無理しちゃ駄目だよ?」
「だから今日休んでるじゃないか……」
「あ、そっか」
「そこら辺はスセリ様やドットムさんがしっかりしてるから、無理しようにも止められるよ」
スセリ様には少し前にゲンコツ食らったばっかだし、ドットムさんに殴られたら俺の身長縮んでしまう。
「それもそだね!」
アーディは笑いながら俺の頭から手を放す。
「近々私も含めたLv.1の団員達はダンジョンに行くことになったんだ。少しでもステイタスを上げないといけないからね」
「だろうな」
やっぱり鍛錬だけじゃ限界がある。
実戦に、心身ともに追い詰められる方が得られる経験値は段違いだ。それはもう嫌という程、実感してる。
だからって闇派閥とは言え、人間相手にいきなり実戦させるわけにはいかない。となるとダンジョンのモンスターしかないって訳だ。
そもそもこの街はモンスターと戦う場所だしな。
「実は私達【アストレア・ファミリア】もそこに同行させてもらうことになったの!」
「へぇ……」
連合小遠征って訳か。
まぁ、それはそれで安全性も増すし、オラリオに来たばかりの【アストレア・ファミリア】も色々と学べるだろうな。
俺達は明後日から20階層を目指す予定だ。泊まり込みで。
泊まるのはリヴィラの街の予定だけど、一応野営の準備もしていく。解毒剤もいるし、簡単な鍛冶道具もいる。滅茶苦茶金がかかるんだよなぁ……。
「俺達も泊まり込みで中層だ。お互い頑張ろう」
「うん!」
「すぐに追いついてあげるわ!」
「無茶言うんじゃねぇよ」
「まだランクアップ出来るステイタスでもないだろうに」
「それくらいの気合で行くってことよ!」
何か空回りしそうで怖いけど、そこは輝夜さん達に頑張ってもらうしかないな。
俺達も頑張らないとな。
もっともっと強くなろう。
たとえ泥臭かろうとも。
______________________
簡単キャラプロフィール!
・アワラン・バタル
所属:【スセリ・ファミリア】(元【プランディ・ファミリア】)
種族:ハーフドワーフ
職業:冒険者
到達階層:18階層
武器:手甲、大剣、斧
所持金:126543ヴァリス
好きなもの:強い奴、スセリヒメ、肉!
苦手なもの:殴りにくい奴、器用さを求められること
嫌いなもの:弱い者を傷つけて嗤えるクズ、なよなよしてる奴
装備
《荒鱗・第十鋼》
・手甲
・正重作 180000ヴァリス(ヘファイストス談)
・超硬金属と軽量金属で鍛造された防具込みの第三等級武具
・殴る、防ぐ、受け流すを可能にした攻防一体の武具だが、その分壊れやすい。あまりの造り直しているのでドロップアイテムを使おうにも使えないのが鍛冶師の悩み。ちなみに壊れた理由の半分以上は、スキルと魔法で硬くなった拳による
オラリオより遥か南の荒野に存在する『豊穣』を司る女神プランディが治める【国家ファミリア】出身の硬派な男。
両親は牧場経営者で恩恵を授かっておらず、兄が2人、弟と妹が1人ずついるが、誰も恩恵は授かっていない。
昔からガキ大将的な性格(イジメはしない)で、腕っぷしも年上にも勝つほど。『売られた喧嘩は仲間のものでも俺が買う!』が口癖で信条だった。その暴れっぷりからプランディに守備隊に強制的に入隊させられた。
荒れ果てた荒野に出来た畑を護る守備隊の者は全員恩恵を授かる。モンスターはそこそこ出る。街に立ち寄る国外の商人から聞くことが出来るオラリオ、冒険者達の噂や伝承を聞いて、いつか行きたいとずっと思っていた。
話を聞けば聞く程、時折現れる弱いモンスターや恩恵も持たない野党とばかりと戦う日々に鬱憤が溜まっていき、ゼウスとヘラの眷属の黒竜討伐失敗の報を聞き、「オラリオで成り上がるなら今だ!」と国を出ることを決意した。
脳筋気味ではあるが馬鹿ではない。考えるのが面倒なだけ。敵を分析するのはサボらない。
他種族に偏見はない。
強い人に惹かれるが、強かろうが他人を見下し、痛めつけるクズは嫌い。
女の好みも強さ基準。ただし、弱くとも信念や自分の意思を強く持っていれば文句はない。
スセリヒメはどストライク、ハルハもそこそこ好み。明里もグイグイ来てしっかり者なので嫌ではないが、やはり好きと公言しているスセリヒメの前で他の女に手を出す事は信条的に受け入れ難く、一歩引いてしまう。その一途な男気が好かれていることにまだ気付いてはいない。
多分【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦とは相性がいい。スセリヒメの手前、手を出す気はないが。
身長176㎝、19歳。
【スセリ・ファミリア】の面々の事は気に入っている。
全員自分より秀でた分野を持っており、強くなることにひた向きだから。
団長のフロルの事は認めているが、やはり男として年下に負けてることは悔しいのでいつか追い越す気満々。でも、子供だからこそ守ってやりたいとも思っており、内心ではフロルを弟分のように思っている。
意外とフロルと輝夜の相性悪いんじゃないか疑惑。……アリーゼとアーディが緩衝材になるか。……美少女ばっかりやないか!
チクショウ! リア充爆……駄目だ。アーディが絡むネタでそれは言えねぇ……