【ライトニング・サムライ】~転生者はダンジョンで英雄になりたい~   作:独身冒険者

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さぁ、遂にあの人が……!


着実に前進、されど闇もまた着実に

 あの後も17階層と16階層で狩りまくって、リヴィラに一泊。

 

 ……9人で一泊20万ヴァリス。

 地上の安宿よりボロくて壁薄いし飯出ないし風呂もないのにどんな高級旅館だバカヤロー!!!

 

 ……失礼。あまりの理不尽に早口で一気に叫んでしまった。

 

「……無理だ。俺、もうここに泊まれない……!」

 

「そりゃ大派閥は野営するわな」

 

「ここで魔石とドロップアイテムを換金しても、10万ヴァリス行くかどうかだったしねぇ……。こりゃパーティーで来るならともかく、派閥全員で泊まるのは当分無理だね」

 

「一泊2万ヴァリスは流石に痛い出費ですね……」

 

「でも、ダンジョン内の限られた場所でとなると、妥当と言えば妥当」

 

 そうなんだけどさ。でもやっぱり1人20000ヴァリス以上で、あの部屋って受け入れられない……!

 

「前も言ったが、周囲に多くの冒険者がいる中で一晩過ごすから安全を買うって意味では、リリッシュ嬢ちゃんの言う通りこんなもんだろうよ」

 

「そうだけどさ……」

 

「まぁ、今の面子で来るなら野営でいいかもな」

 

 そうさせてください。まだ俺達には20万ヴァリスはデカすぎる出費です。

 

 くそぅ……ベル達ほどの借金じゃないけど、俺達も金で苦しめられるなぁ……。

 厄介なのがうちの借金って正重への借金ってことだ。しかも、正重にとっては思い入れのある武器を担保に借りた金。

 

 流石に気長にとは言えないし、思えない。

 俺は、だけどさ。屋敷を建ててから入団したハルハ達に負担をかけるのは違う気がするし……。でも、俺だけの稼ぎで1億ヴァリスなんてホント何年計画だよって話じゃん? ……駄目だ。金の事はもう一旦考えるの止めよう。眩暈がする。

 

 俺達は一度19階層を再挑戦するも、やはりローテーションの問題は解決せず、早めに見切りをつけて17階層方面に向かう事にした。

 

 やっぱりディムルの事を考えると、16階層辺りで戦う方が鍛錬的には良さそうだな。

 資金的には19階層だけど。それは今回みたいにサラッと行って帰るって感じになるだろう。

 

 それに対空対群戦術を整えないとな。倒すのに時間がかかり過ぎて、毒どころの話じゃない。

 俺が弓に専念するとハルハに負担がかかる。だから、俺も何度も後衛に回れない。正重も弓矢を扱えるが、命中率がそこまで高くない。

 

 後衛不足をこんな形で思い知らされるとは。現実は厳しいですね。

 でもなぁ……新しい団員を入れたところで育成が間に合わないし、人数も流石に多すぎる。でも、二手に分かれると、モンスターの物量に押し負けそうだ。つまりは……巴あたりにも弓矢を会得してもらう必要があり、正重にも弓矢の鍛錬をしてもらわないと。

 

 ……なんかオールラウンダーを求め過ぎか? 【ロキ・ファミリア】でもそこまで出来る奴っていないもんな。

 【タケミカヅチ・ファミリア】はあらゆる武器を使えるって聞いた事あるけど、まだまだ先の話だし、ステイタスもそこまで高くない。

 

 ……極東の派閥はオールラウンダーが売りですとでも言って、やっていくか。

 スセリ様に相談するとしよう。もちろん、巴達にもな。

 

 一泊出来たとはいえ、疲れが取れたわけではないので帰りはあまり無理せずに進みながらモンスターを倒していく。

 ミノタウロスは最初の咆哮さえ俺達Lv.2組が対応すれば、後はアワラン達でも問題なく勝てる。正重がランクアップしたことでスキルの【獅子吼豪(キングハウル)】の効果も上がったので、ツァオの能力値も強化幅が上がり、ライガーファングはもちろん、ミノタウロスも咆哮さえしのげば巴とのコンビだけで問題なく勝てるようにもなった。

 

 やっぱり19階層以降が問題だな。

 

 さて問題なく地上に帰還し、魔石とドロップアイテムをバベルで換金。

 その後に【ミアハ・ファミリア】で19階層で採取してきた素材を換金。

 

 結果、合計で362000ヴァリス。

 

 ちなみに魔石とドロップアイテムだけだったら182000ヴァリスでめっちゃ赤字でした。

 

 で、帰り際にミアハ様に人数分ポーションを貰って、本拠に帰る。

 ……ミアハ様、相変わらず無料で作った薬、配ってるんだな。怒られないといいんだけど。

 

 帰宅した俺達は風呂に入るなど身支度を整え一休みして、スセリ様にステイタスの更新をお願いする。

 

 そんな感じで何だかんだ2週間が過ぎ、試行錯誤を繰り返しながら19階層に挑んだ結果、

 

フロル・ベルム

Lv.2

 

力 :B 763

耐久:B 711

器用:A 802

敏捷:A 888

魔力:D 595

狩人:I

 

 

クスノ・正重・村正

Lv.2

 

力 :H 112

耐久:I 88

器用:I 92

敏捷:I 64

魔力:I 23

鍛冶:I

 

 

ハルハ・ザール

Lv.2

 

力 :E 417

耐久:F 309

器用:F 325

敏捷:E 400

魔力:G 286

拳打:I

 

 

ディムル・オディナ

Lv.1

 

力 :E 443

耐久:F 342

器用:D 551

敏捷:D 506

魔力:E 497

 

 

アワラン・バタル

Lv.1

 

力 :A 811

耐久:S 903

器用:E 489

敏捷:C 692

魔力:C 635

 

 

リリッシュ・ヘイズ

Lv.1

 

力 :G 231

耐久:H 186

器用:B 777

敏捷:C 698

魔力:S 903

 

 

ヒジカタ・巴

Lv.1

 

力 :S 921

耐久:A 880

器用:D 504

敏捷:D 515

魔力:I 0

 

 

ツァオ・インレアン

Lv.1 → Lv.2

 

力 :A 843 → I 0

耐久:A 800 → I 0

器用:C 681 → I 0

敏捷:A 890 → I 0

魔力:I 0  → I 0

拳打:I

 

 

 ということで、ツァオがランクアップした。

 

「此度は19階層で活躍したらしいからの」

 

「……ツァオ殿が昇華された事は己の事の様に嬉しゅうござるが……やはり置いて行かれたのは悔しゅうございますな!」

 

「なんで俺はまだランクアップしねぇんだ……」

 

「私も最近は頑張ったと思う」

 

「私はようやくランクアップの資格を得たばかりですからねぇ」

 

 Lv.1組、特に入団当初からランクアップ圏内だった3人は今回ばかりは悔しげだった。

 まぁ、やっぱり19階層であまり動けなかったのが大きいんだろうな。リリッシュも確かに最近活躍してたけど、これまでが逆に微妙だったからなぁ。

 小人族はそもそもランクアップが難しいっていうしね。

 

 でも、アワランはそろそろしてもいい気がするんだけどなぁ。

 そこまでLv.2に求められる上位の経験値は個人差というか、質に差があるのだろうか?

 

「まぁ、やはり何かしら人で言う『一皮剥けた』と思わせるモノがいるのじゃろう。アワランは良くも悪くもまっすぐじゃからの」

 

 なるほど。

 確かに格上の【ネイコス・ファミリア】団長を倒したけど、言われてみればハルハも何人もLv.2を倒してきたのにランクアップはしてなかったもんな。

 

 上位の経験値とやらは本人にとって何かしらの意味がある必要があるんだろう。

 

「でもまぁ、着実に強くなってるじゃないか。アワラン達だってそう遠くはないと思うぞ」

 

「そうだねぇ。流石に余程の臆病者とか才能がない限り、ここまで上がってランクアップが数年しないってのはないと思うよ? 第一級、第二級ならともかくさ」

 

「儂も同感だな。お前らの場合、下地は出来てるからよ。後は経験値貯めるだけだ。焦って偉業を成しても、地道に積み上げても、そう時間に大差ないと思うぜ?」

 

 俺もそう思う。

 別にベルみたいに1人でって訳でもないし、変な横槍入れる()もいないんだから。あと数回19階層あたりで頑張ればランクアップする気がする。

 

 まだガン・リベルラにはちょっと苦戦するけど。

 それを乗り越えたら、一気に3人ともランクアップ出来るんじゃないか? 巴は最近弓矢頑張ってるし。

 

 それにさ、まだ何だかんだでアワラン達はオラリオに来て一年も経ってないんだ。

 生まれてからオラリオにいる人だって、もう何年もダンジョンに潜ってるのに、ランクアップ出来ない人は多い。

 でも、アワラン達は出来る方だと思うんだよな。

 

 だから、頑張って続けるしかない。

 

 そう、進むしかないんだよ。俺達は。

 

 

………

……

 

 

 その頃、オラリオの闇深き場所。

 

「ふぅ~ん……ディーチを倒した後から何匹か増えてんな~」

 

「はい。それもLv.2が1人増え、【ガネーシャ・ファミリア】より【岩砕重士(カブラカン)】が派遣されているようです」

 

「【岩砕重士】ん? あの老いぼれ爺、まぁだ生きてやがったのか」

 

 【ネイコス・ファミリア】団長バグルズは、街に忍び込ませていた構成員達からの情報に顎を撫でながら思案する。

 その周囲には団員達やディーチが思い思いに座っていた。

 

「まぁ、老いぼれはほっとけ。片腕を失くして前線を退いた奴に興味も用もねぇ。俺様達の狙いはあくまであのクソガキ共と――」

 

 ニヤアァと愉悦に口を吊り上げ、

 

 

「その周りの一般人共だ」

 

 

 バグルズの言葉に周囲にいた団員達も凶悪な笑みを浮かべる。

 

「だがまぁ、俺は別に奴らに執着する気はねぇ。仕事を邪魔されたってだけだからなぁ。邪魔ってだけだ。恨んじゃいねぇ」

 

「え~、そうなのぉ? じゃあ、ただ殺すだけなの?」

 

 バグルズのすぐ傍に座っていた女が、わざとらしく首を傾げながら訊ねる。

 

「――んなわけねぇじゃん」

 

 ベロリと唇を舐めながら、更に三日月を深める。

 

「んなつまんねぇことすっかよぉ。俺は奴らに恨みはねぇからよぉ……()()()()()()()()()()()()()()()()()()に決まってんだろうが~」

 

「キャハハハハ! 流石小悪党!!」

 

「だが……ただ甚振るのも退屈だよなぁ。邪魔されたからな~、俺様達も邪魔してやりたいよな~」

 

「邪魔って何すんだ?」

 

「そうだな~……おいディ~チ~」

 

「なんだ? 兄貴」

 

 団員の中で端の方に座っていた弟が答える。

 

「最近外から仕入れたのがいたよなぁ?」

 

「ああ、歓楽街と繫がりがある商人に売る予定の奴らだろ?」

 

「そうそうそうそれ~。それ、使おう」

 

「使う?」

 

「餌だよ、エ~サ」

 

 バグルズはゆっくりと立ち上がる。

 

「でも、問題はちょ~っと俺達じゃ手が足りねぇことかね~。……他の連中もちょいと煽るか」

 

「いいのかよ、兄貴。その商人って付き合い長ぇとこだぞ?」

 

「構わねぇよ。あの豚、最近調子に乗って足元見ようとしてやがるからな。ああいう奴はいつかギルドの連中に俺様達を売るに決まってんだよなぁ。こういう時は、一番関係が良い時に切り捨てるに限んだよ。別にこっちと繋ぎを持ちたい商人なんざ、それこそ腐るほどいるしな~」

 

「けど、ギルドに捕まったらそれこそ情報売られるわよ?」

 

「そうなったら、流石にもう手を出せないんじゃねぇっすか?」

 

 少し前にディーチを救うために留置所を襲ったばかりだ。

 流石に警備も厳重になっているだろうし、闇派閥関係者は留置場を変えられる可能性もある。

 

「じゃあ、殺せばいいだけだろ。切り捨てるなら、斬り捨てればいいんだよ」

 

 あっけらかんと言い放つが、その内容に驚く者はいない。

 人殺しなど、彼らにとってはもはやモンスターを殺すのと変わらない。

 

暗殺者(セクメト)に声かけとけ。時期に合わせて商人と繋がってる奴らも()()()。で、ケテラ。お前は商人を殺してくんね? お前だったら、魔法で逃げれんだろ?」

 

「へぇ~い。ねぇねぇ、その奴隷とも遊んでいいの?」

 

「構わねぇよ~。金貰った後だし、好きにしな」

 

「いひひひひ! やったぁ!」

 

 茶髪を無造作に後ろで束ね、頬に目がハートの赤い髑髏の入れ墨を入れた細目の女ヒューマン。【ネイコス・ファミリア】副団長のケテラは、細目を三日月に曲げて嗤う。

 

「これでこっちはいい。後は邪魔が入らねぇようにしねぇとなぁ。【勇者】や【猛者】、【小巨人】が出しゃばって来るのは望むところじゃねぇよな~」

 

 バグルズは顎を撫でながら、更なる戦略を練る。

 

 闇派閥はその動向をいつも探られている。

 

 特に脅威なのは【勇者】。 

 

 あの小さき長は僅かな情報と勘で、こちらの狙いを容赦なく暴き、策を設ける。

 その両腕を担うのは、剛腕のドワーフと麗砲のハイエルフ。

 

 それだけでも厄介だというのに、その戦術を踏み躙る存在が【小巨人】と【猛者】。オラリオ最強の化け物。

 闇派閥でさえ到達し得なかったLv.6が2枚。

 

 しかも、ムカつくことにその最強はどう動くかが分からない。

 こちらはもちろん、【勇者】の策略でさえ無視してあらゆる障害を薙ぎ払って、進撃してくる。

 

 あれこそ闇派閥にとっての『悪夢』である。

 

「ヴァレッタにまぁた借りを作っちまうなぁ……。まぁ、【勇者】に嫌がらせ出来るって嗾けりゃあいいか。問題は他の連中だが……まぁ、好き勝手暴れさせてやれば適当にやるか」

 

 闇派閥はギルド参加の派閥よりも烏合の衆である。

 各々の神、各々の派閥、そして個人。それぞれの思想、嗜好、趣味、欲望のままに好き勝手するために集まった『悪』。

 

 利益関係でしかなく、協力関係では決してない。

 

「で~も~な~、ゲーゼスとかもあの坊主狙いそうなんだよなぁ~。それは邪魔だな~」

 

 だからこそ、標的が被った場合は早い者勝ちとなる。

 

「しゃあねぇ……正面から吹っ掛けてみる、か」

 

 

 

 

 

 バグルズはすぐに動き出し、他の派閥の面々に声をかけて集まってもらった。

 

「――ってぇわけで、お前らには他の連中と遊んでほしいんだよ」

 

「……あんなクソガキを狙うために私らを使うってかぁ? 舐ぁめたことほざくじゃねぇかよ。えぇ? バグルズ」

 

 ヴァレッタが笑みを浮かべながらバグルズを見据える。顔は笑っているが、明らかに目は笑っていなかった。

 

「そうじゃねぇよ。一緒に暴れようぜってお誘いだ。ただ、獲物が被るのは嫌だから話付けようぜってことだよ。【勇者】に手を出して、後でお前に背中から斬られたくねぇからなぁ」

 

「物は言いようだなぁオイ。正直に言えよ。フィン達が怖いってよぉ!! 怖いから手を貸してくださいって頭を下げるのが筋って奴じゃねぇのかねぇ!?」

 

 

「――いや、別にやる気ねぇなら構わねぇよ」

 

 

「………あぁ?」

 

「だからさ~、お誘いだって言ってんだろ? 別に嫌なら嫌で、俺達は勝手にやるぜぇ」

 

「……本気で言ってんのか? テメェらだけでフィンも【猛者】も相手するって?」

 

「はっ! んなわけねぇだろぉ。他の連中にも声をかけただけだ」

 

 バグルズは訝しむヴァレッタを鼻で笑って、親指を立てて背後を指す。

 

 ヴァレッタやゲーゼス達の視線が暗闇に向いたと同時に、その暗闇からヌルリと1人の男が現れる。

 

 長い黒の髪を後ろで縛った極東風の装いの男性ヒューマン。

 顔中に切り傷が走っており、眠たげな目つき。腰には二振りの刀を携え、両手は籠手を身に着けている。

 

「……【斬人鬼(クロオニ)】かぁ」

 

「ちっ……『死闘(ドゥルガー)』の連中か」

 

「あと『不止(アレクト)』も参加する予定だからさ。そこそこ戦力は揃ってるんだよ。だからよ、せっかくだからお前らもどうだって誘いに来たってわけだ」

 

 闇派閥の中でも武闘派と知られている派閥の参加に、流石にヴァレッタ達も怖気づいて話を持ち掛けてきたわけではないと理解した。

 

 もっとも、結局他派閥の力に頼っている事実は変わらないのだが、そこら辺は自分達も他派閥を利用する事は当たり前なのでツッコまれることはない。

 

「で? どうする?」

 

 流れを掴んだと確信したバグルズは愉悦に笑みを浮かべるのであった。

 

「………ちっ! クソッタレが……。いいぜぇ、乗ってやるよ。ただし! フィンは、【勇者】は私の獲物だかんなぁ!」

 

「まぁ、坊主は気になるがぁ……別にそこまでこだわっちゃいねぇしなぁ。今回は譲ってやんよぉ。この前、外から帰って来たばっかだかんな。ちょっと休ませてもらうぜぇ。まぁ、うちの団員で暴れてぇ奴がいたら、好きに連れて行きな」

 

「くっくっくっ! そりゃありがてぇ」

 

 バグルズは顎に手を当てて、

 

「さぁて……どんな風に叫んでくれるかねぇ」

 

 

 闇もまた着実に、迫ってきていた。

 

______________________

簡単キャラプロフィール!

 

・ツァオ・インレアン

 

所属:【スセリ・ファミリア】(元【ナタク・ファミリア】)

 

種族:狼人

 

職業:冒険者

 

到達階層:19階層

 

武器:大盾、脚甲、剣、大剣

 

所持金:107952ヴァリス

 

 

 

好きなもの:肉、日向ぼっこ、子供

 

苦手なもの:魚の骨、船

 

嫌いなもの:悪者、雨の夜 

 

 

 

装備

《堅甲牙》

・二枚の大盾(刃付き)

・正重作 価格200000ヴァリス(ヘファイストス談)

・盾部分は超硬金属、刃部分は波紋鋼

・縁が刃になっている攻防一体の盾。両腕に装備するタイプで、総重量はそれなり。刃はスパイク代わりにもなる。刃はこれまで申し訳程度の切れ味だったが、上級鍛治師になった正重の手により刃の切れ味も上がっており、今はミノタウロスでも斬ることが出来る

 

《疾脚爪》

・爪先が刃になっている脚甲

・正重作 価格256000ヴァリス

・刃は波紋鋼、脚甲部は超硬金属と軽量金属

・爪先が刃になっているこれまた攻防一体の防具。刺す、薙ぐを基本としており、重くなり過ぎず、されど丈夫でなければならないバランスが難しい武具。正重は本当によく頑張っている

 

 

 極東と中東の境にある小さな村出身の武女狼人。

 たまに出るモンスターと、たまに巻き込まれる【朝廷】派閥の諍いで戦う程度であった。それでも油断すれば命を失うので、強くなることは必須。ツァオは体格にも恵まれ、父兄も警備隊に所属していたこともあり、鍛錬や訓練、戦いは身近なものであった。弟と妹が5人いる。

 

 そして主神や商人から聞いたオラリオの事がずっと気になっており、主神の勧めで旅立つことを決意した。

 その道中で巴と出会い、意気投合して、オラリオにやってきた。

 

 身長192cm、19歳。

 

 寡黙な性格で行動で示すタイプ。

 弟妹が多いためか、子供が好き。そのため小さい身体の者も好きで、巴、リリッシュ、フロルは好きな部類で、酒に酔うと3人の誰かを抱き抱えて撫でる。そして、頭をスンスンする。なので、基本的に酒の席ではツァオの横には巴が座る。

 フィンも見た目的には好きな部類だが、性格が大人び過ぎているのであまり惹かれない。多分リリルカは抱く。

 

 背が高いことがややコンプレックスであったが、正重がいるのであまり気にならなくなり、【スセリ・ファミリア】に入って戦い始めてからは『強み』と分かり、今は受け入れている。

 

 足技をメインとしているが、ナタクより拳法(太極拳などに近い武術)を習っており、拳での攻撃も出来る。身体もハルハ以上に柔らかく、実は無手での戦いはファミリアで1,2を争う実力者。スセリヒメとも一番張り合える。

 

  




という事でツァオさんがランクアップです!


最盛期の闇派閥の構成員を考えるのムズイ(ーー;)
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