小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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前半第三者、後半スバル視点の次話です。

お読みいただきありがとうございます、楽しんで頂ければ幸いです。


第119話 『知らないところで加速する(スバルの)胃痛と(スバルへの)期待』4

 ヴァイスボルフ城周辺にある森────最近では『魔女の森』と呼称されている中を横断するように流れる川につながっている一つの湖の『停戦協定』を結ぶ場所と指定された場所に、レイラとクラウスを乗せたクルーザーが停泊する。

 

 原作では明らかに劣勢であったwZERO部隊の者たちを助けるために降伏を勧める場所だった。

 

 普通なら司令と副司令と言った『部隊のトップ』だけでこの場所に来るはずもないのだが……皮肉にも『相手が騎士道を重んじる騎士団』、『相手からの停戦の提案』、そして『指定場所はwZERO部隊側に任せる』という要因も重なり、正直なレイラは敬意を表するために必要最低限の人員で応じることを決めていた。

 

 彼女の知る『聖ミカエル騎士団』はマンフレディがまだ総帥だった頃の古い情報だったが、“()()()()()()()()としても『保険』は一応掛けてある”とレイラは思っていた。

 

 といっても、第三者からすれば彼女がいかに『世の中を知らない』ことが伺えるだろうか。

 

 そんなことを知らないレイラとクラウスの頭上から、ポツポツと真っ白な雪が静かに降ってくる。

 

「うぅ~、道理で寒いわけだ! こりゃ積もるかな?」

 

「……」

 

 レイラはただ灰色に変わった空から舞い降りてくる雪を見上げ、とある雪が目の前を落ちるのを思わず手袋をした手で受け止める。

 

「(そういえば……彼が来てからわずか数か月だけ経ったのでしたね。)」

 

「司令? どうかしたか?」

 

「ああ、いえ。 行きましょうウォリック中佐。」

 

 レイラはクラウスに声をかけられて彼の後を歩くと、ローマ帝国時代の遺跡がちらほらと周りに見えるようになり、いずれ開けた場所にシンとジャン、そして『黒』、『青』、『白』を思わせる装身具を軍服に付けた聖ミカエル騎士団員と思われる非武装の者たちが待ち受けていた。

 

「こちら停戦文書案だ。」

 

「では確認します。」

 

 副官であるジャンとクラウスが上記のやり取りをしている間、シンはレイラに近づきながら互いの分析をしていた。

 

「(ふむ……『敵の指揮官は世間知らず』と思っていたが、まさかアキトとそう変わらない歳の少女とはな。 だがいろいろと合点がいく、()()()()()()()()。)」

 

「(なるほど……前の方────アキトの兄は騎士団のトップになってからそう時間はたっていない、あるいはあまり馴染んでいない様子ですね。 周りの者の緊張感や態度はおそらく、シュバールの策略だけからではなく新しくトップになった彼に対してからくるものも含まれていますね……つまり、この停戦は恐らくトップではなく部下からの提案。)」

 

「「……」」

 

 敵対する組織の実質上のトップは互いを見つめあい、なんの言葉も交わさずただただ二人の間に静かな時間が過ぎる。

 

 わずか数秒間だけが過ぎ、そこでレイラが口を開ける前にシンが言を発して、二人の間にあった沈黙が崩れる。

 

「古代ローマの遺跡を指定するとは……貴方は趣味がいい、さすがは『ハンニバルの亡霊』の作戦を立案するだけはある。 あなたのような少女だったとは意外でしたが。」

 

「それを言えば、この停戦にあなたは前向きではないようですね? シン・()()()()・シャイング卿。」

 

 シンの軽い()()()に、レイラのズバッとした言葉が返ってきて彼の笑みはごくわずかに深まる。

 

「アキトから聞いたのか。」

 

「(やはり、この人が……)」

 

「ああ、そう身構えないでくれたまえ。 私は貴方に恨みなどを持つどころか感謝をしているのです。」

 

「???」

 

 ここで初めてレイラの力んでいた表情が崩れたことにシンは愉快な笑顔を向ける。

 

「あなたのおかげで、時代遅れの思想を未だに掲げるEUとユーロ・ブリタニアの愚民どもに『恐怖』という刺激を与えられただけでなく、想定より早くユーロ・ブリタニアを手中に収めることが出来ました。」

 

 ここでスマイラスだけでなく、シンにまで国の掌握に利用されたことをダイレクトに言われたことで、レイラは動揺しそうになる。

 

 まさか目の前の者が騎士団のトップでありながら、敵国のトップであるとはさすがに予想外だった。

 

「ユ、ユーロ・ブリタニアを────?」

「────ああ、勘違いしないでいただきたい。 貴方たちがいなくともやるつもりでしたから、純粋に計画を前倒しに出来たことを感謝しているのです。」

 

 シンがにっこりと、今までしていた仮面のようなものではなく心からくる笑みをレイラに向けて彼女は困惑するが、彼の次に言った言葉にハッとする。

 

「して、『魔女の森』に仕掛けを施した者はどこだ? まさかあの職務怠慢が服を着ているようなモグラや君ではないだろう?」

 

「(『魔女の森』と呼ばれているのですか。) ……私ですが────?」

「────嘘を言うな女。」

 

 さっきまでの空気から一転し、笑みが獰猛な獣がするようなものに変わったシンからは、明らかに彼が不愉快だと宣言するような雰囲気が漂い、彼はレイラに迫る。

 

「あのような類の物を、お前ごときが使うはずがない。 あれは()()()()ような者がするものだ。 決してお前のような、まるで温室で育った夢見がちの者が考え得る芸当ではない────」

「────あなたと彼は違います。

 

 ここで初めてレイラがムッとし、思っていることを声に出す。

 

「いいや、違わない。 私とは────」

「────彼と貴方は違います。 貴方のことは、アキトが話していました。 彼はいまだに貴方のことを『兄』と慕いながら話す。『シン・ヒュウガ』は確かに素晴らしい人のようですが、今のあなたが同じ人とは思えません。 それに()も貴方のように『仮面』はしていても、彼の他人に対する思いは本物で信用するに値します! それに反して貴方の笑いはまるで中身のない抜け殻で────」

「────黙れ────」

「────まるで、周りを()()と恐れる子供のような────」

 「────黙れ貴様!」

 

 シンは蓋をしていた感情を抑え込むのをやめたのか、怒りを露わにすると、まるで感情の高ぶりに同調するように彼の左目にギアスの印が浮かび上がり、彼は腰の剣を手に取る。

 

「お、おいおいおいおいおい────?!」

「「────シャイング卿────?!」」

「動くな────!」

「────ジャン殿、何を────?!」

「────ウッ?!」

 

 シンの行動を見たクラウスとミカエル騎士団の使者たちは焦りだし、ジャンはまるでこのことを想定していたかのように、躊躇なく腰の拳銃をクラウスより早く抜いては向ける。

 

「お前に私の何がわかる、小娘?!」

 

「………………」

 

 レイラはいつの間にか抜かれて剣先が自分に向けられたシンの剣に目を向けずに、ただジッとシンを見る。

 

 この観察されるような目を向けられていることに気付いたシンは、無理やり怒りを抑え込んで冷静を表面的に装う。

 

「……なぜだ? 貴様は周りから裏切られているのだぞ? 口先では恩人と名乗り出ていたスマイラスにも利用されて。 なぁ、そこの冴えないモグラよ?」

 

「……ケッ! “冴えない”は余計だ!」

 

「だというのになぜだ。 なぜ貴様は信じられることが出来る? その眼差しは不愉快だ。 実に不愉快だ、反吐が出る。」

 

 「……可哀そうな人。」

 

「ッ?!」

 

 レイラのボソリと小声で零した言葉にシンは固まり、彼の笑みは引きつる。

 

 「私は貴方のことをアキトほど詳しくは知りません。 ですが、彼が貴方と話したいと思う気持ちはわかったような気がします。 あなたは……()()()()()()()()()()。」

 

 ビキッ。

 

 長年に渡る『仮面』を維持し続けていたシンのこめかみに、珍しく血管が浮く。

 

「“見えていない”のは貴様だ。 人間は醜い生き物で、誰もが自分の幸せのためならばどれだけ他人が不幸になろうが構わない。 

 それどころか、他人を不幸に落とし込めば落とし込むほど、『自分ではなかった、ああよかった』と幸せを確認するような浅ましい生き物だ!」

 

 シンは深く息をしては、天を仰ぎながら剣を握っていない手で目を覆う。

 

 「……ふぅー……もういい。」

 

 カチャ。

 

 シンは懐からE()U()()の拳銃を出し、レイラに向ける。

 

 パパパァン!

 

「「……え?」」

 

 そしてシンが引き金を引いたと思うと、彼は銃口をミカエル騎士団の使者たちに向けて発砲していた。

 

 発砲音が響き渡る中、シンは銃をレイラに向けて彼女の眼を見る。

 

「これで我が騎士団の使者はEUの者に撃たれた。 『停戦』などと笑わせてくれる────!」

「────ヒュウガ様────?!」

「────どうせここで貴様は『死ぬ』のだからな────!」

「────ヒュウガ様、彼らにはまだ利用価値が────!」

 

 ────シンが叫ぶと、常時ギアスの印が浮かび上がるようになっていた彼の眼から発された光はレイラの眼を通るが────

 

 ────バチッ

 

「ウッ────?!」

「────グオァァァァ?!

 

 レイラはまるで静電気のような感覚が直接脳に響き、シンは意識して発動していなかったはずのギアスが弾かれた反動から、自分を襲う頭痛に苛まれて思わず銃を手放し、左目から涙のように出てくる血と痛みを抑え込もうとしながらレイラから距離をとる。

 

「ヒュウガ様────!」

「司令────!」

 

 ────キィィィン!

 

 ジャンとクラウスがそれぞれシンとレイラに駆け寄りと、僅かにだが遠くからランドスピナーが独自に出す音が聞こえてくる。

 

「フ……フフ……もう止まらない。 ()()は止まらない。 ファクトスフィアは優秀な精密機械だ、銃声などすぐに探知できる。 それに多くの仲間を失っている────」

「────ヒュウガ様、まさかそのために────?」

「────シン・ヒュウガ・シャイング! 貴方は、『アポロンの馬車』を手に入れて何をするつもりですか?!」

 

 レイラは近づくナイトメアが到着する前に退避させようとするクラウスに寄りかかりながら、痛みに耐えたため涙目ながらも片目を開けて、自分より苦しんでいるシンを見て問うた。

 

 するとシンは今まで浮かべていたものとは違う、邪悪な笑みが彼の顔に広がっていく。

 

「ペンドラゴンかニューロンドン、どちらを()()するかはまだ決めかねているので、その時になってからコインを投げる予定だ。」

 

「「「ッ?!」」」

 

 シンの言葉にクラウスとレイラ、そして側近であるジャンまでもがヒュッと息を素早く飲み込んでしまう。

 

「ってちょっと待て! そんなことをすれば────?!」

「────そうだ。 戦火は瞬く間に世界中に広がって、たくさんの死人が出るだろう。」

 

 思考がフリーズしてからいち早く回復したクラウスの礼儀もへったくれもない言葉に、シンは狂った、愉悦感マシマシの笑みをしながら言葉を続ける。

 

「そうだ。 『人間』という愚かしい()()はもっともっと死ねばいい……醜くて醜くて醜くて醜くて醜くて醜くて耐えられんッ!

 

 まるでシンの高らかな宣言とタイミングがかぶるように、ローマ帝国の遺跡を無視してシンたちがいる場所へ駆け付けるかのように、聖ミカエル騎士団仕様のサザーランドが姿を現す。

 

 クラウスは現れた敵のナイトメアを見上げては『せめて司令だけでも!』、あるいは心の奥底に埋めた年長者としての本能を刺激されたのか、レイラを守るべく動く。

 

『やはりさっきの銃声は魔女か!』

『仲間たちの仇!』

『死ねぇぇぇぇぇ!!!』

 

「司令────!」

 「────大丈夫です。」

 

 ドドドッ!

 

 距離的に対人用機銃よりアサルトライフルを使ったほうがいいと構えたサザーランドたちが、次々と撃ち抜かれる。

 

「なに────?」

「────ヒュウガ様!」

 

 爆発の余波から、今度はジャンがシンを遠ざけるために庇い、クラウスはレイラの見上げている先に視線を移す。

 

「(んんん~?)」

 

 その先には、灰色の雲から除きだす陽光に当てられて、きらりと光る流れ星のような輝きが円を描くように近づいて、自分たちにのいる場所へと落ちていく。

 

「大丈夫です、ウォリック中佐。 彼は言いました、“必ず守る”と。 だから大丈夫です。」

 

 

 


 

 

 あっっっっっっっっぶねぇぇぇぇぇ!!!

 

 まさかのまさかで原作ではなかった停戦もだが、『もしワイバーン隊の登場タイミングがズレたら~』という懸念で、少し距離を開けたところからライフルスコープを覗きこみながら待機していたら:

 

 1、 (ちょっとその場にいる人物構成は違ったけれど)亡国のアキト通りにシンとレイラが話し合い始めたと思ったら、シンが何か怒った様子のすぐ後にレイラもムッと怒るような様子になったと思ったら、シンが帯剣していた剣を抜いた

 2、 まったく原作にない動作で、シンが今度は拳銃を懐から出してレイラに向けた

 3、 『マジか?!』と焦りながらナイトメアを本格的に起動させている間に銃声をセンサーがキャッチして、もう一度現場を見たらあら不思議、騎士団の奴らが撃たれているやないの

 4、 『ほぇ~(ポカーン)』としていると現場に近づく土煙(この場合は雪煙になるのか?)を見て、機体のスコープ越しにこれまた物騒なサザーランドたちが森の中を通ってレイラたちのいる場所に出てくる

 5、 『うわ、やべ』と焦って上空をパッと見ても『ガリア・グランデ』の残骸が見える様子もないので、急いで精神統一してから“狙い撃つぜ!”よりは“狙い撃つぜぇ!”気味に撃っては銃口が火を吹く。 さすがにこの距離だとファクトスフィアで探知されるかもしれないから、コードギアス世界での通常弾には無理な距離で待機していた故に。

 6、 技術部の協力を得て最新した機体の推進機を使ったら予想より性能いいモノだったから、一気に雲の下スレスレにまで上がっては大気圏突入も真っ青なほどの『エントリィィィィィィィィ!*1』を現在体験中で、多分俺の顔はオープントップ車で初めて高速をかっ飛ばして走る時の表情だろう。

 

 あとは……

 うん、事前にトイレ行っておいてよかった。

 結論から言って待機しててよかったけどマジにビビっているよ。

 

 前回の大気圏突入?

 あれは予想していたから別ですが何か?

 それとも『ちょっとこの際だから調整したスラスター使っちゃおう♪』から『ナニコレ雲の下スレスレやんけキャアアア?!』と思わせるほどの急加速とGにビビるなとでも?

 

 初見のオイラには無理ぜよ。

 

 っと、地面が(というか機体が落ちて)急接近してきたから、逆噴射&新機能の作動用意!

 

 それと対G備えの息止めるも忘れずに────

 

 ヴオォォォォォォォォ!!!

 

「────グッ?! ギギギギギギギギギギ!」

 

 機体の装甲越しでも聞こえる腰のスラスター噴射の音を横に、俺は歯を食いしばって体を力ませる。

 

 急な反動で頭部から血液が動いて視界が少し暗くなるが、まぁここまで何度も経験すればと自然と慣れてくる。

 

 頭が貧血気味にクラクラするのは相変わらず気持ち悪いが。

 

 っととと、思わずレイラたちのいる場所をこの機体────元ネタ機からほど遠いので『試作型蒼天型・村正一式、武蔵タイプ(仮)』。

 

 ……まぁ、なんか長々しくなったなぁ~と感じるのは俺もなので、個人的には当初目指していた『撃震(げきしん)』と呼んでいる。

 

 ソフィたち(日本マニア)は『ムサシ?! ニンジャァァァァァァ!』と騒いだので『侍だ』と訂正したら、余計に『Foooooooo!』って寝不足か過労のハイ気味になって、ちょっぴり怖かったのは内緒だ。

 

『なんちゃってハロを作ったんだからもうアーバレ〇トにしちゃいなよ』だって?

 魔法ドライバは無いんだからつけないよ?

 

 後、さすがにチューリングテストを論破できるAIを、初めのゼロ地点から急遽実戦用に作れるわけがないだわさよ?

 ユーフェミアのプレゼントは、アッシュフォード学園に入学するちょっと前から時間の合間を見て様々な状況パターンなどを入れた機械知能(MI)であって、厳密には人工知能(AI)ではないからね? ハードルとスタート地点がそもそも違うのよ。

 

 それにしても亡国のアキトでは出てこなかったサザーランドを撃墜したはいいが……覚えている内容だとレイラとクラウスがクルーザーに戻る前に、シンが近くに待機させたヴェルキンゲトリクスをワイバーン隊が空から攻撃するはずだ。

 

 タイミングはズレているっぽいから、ライフルを畳んで仕舞っているこの隙を彼はおそらく────来た!

 

 近くの森から飛び出てはローマ帝国の遺跡を軽々と粉砕する流れのまま、シンがコックピットに騎乗したヴェルキンゲトリクスがそのまま俺めがけてハルバードを構えて突進してくる。

 

 さすが140キロの速度、すごい気迫だが前回とは(俺の機体は)一味違うぞ。

 

 ヴェルキンゲトリクスの突進力を付け足されたハルバードを、銃を仕舞った俺はそれをかわすのではなく肩から長刀を両手で掴む。

 

 もちろん二刀流だが両方を同時に使うのではなく、一つはヴェルキンゲトリクスの突きを受け流す。

 

 ガガガガガガガ!

 

 そしてもう一つは逆に突進を利用した薙ぎ払いだ!

 

 ガキィン

 

 馬上からの突進は脅威だが、こう何度も見せつけられれば対策の一つや二つ思い浮かぶ────って硬いなオイ?!

 

 ヴェルキンゲトリクスに傷を付けられた&急増だから使い捨て前提とはいえ、俺の長刀が欠けたぞ?!

 しかも今見ると『傷』と呼んでもいいかどうか怪しいぐらい浅い!

 

 やっぱシュロッター鋼に、おぼろげにちらっと(黒の騎士団で整備のために)見たことある設計図のチェーンソーを取り付けた『なんちゃって廻転刃刀』には無理があったか。

 

 ビィー!

 

 よし、来た。

 

 思わず緊張と切迫感とその他もろもろで現実逃避脱線しそうだった俺の意識を、コックピット内でアラーム音が鳴り響いて俺は反射的にシンのヴェルキンゲトリクスから距離をとる。

 

 するとほぼ同時に、超長距離誘導式ライフル弾が()()()()その場に着弾する。

 

『よし、奴らがやっと来た』と瞬時にほぼ本能で悟った、俺はヴェルキンゲトリクスの状態を見ずにその場から飛ぶ。

 

 いや、今だから言わせてくれ。

 

 『飛翔!』と。

 

 ……『古い』とか言わないでくれ、マイハートが傷つきそうだから。

 

 まぁともかく俺が飛翔すると、案の定取り付けた翼を使って慣性飛行で降りてくるアレクサンダと、アレクサンダの肩に乗ったアシュレイ(多分?)が見えてくる。

 

「アキト、ここは任せた。」

 

 ワイバーン隊の周波数に合わせてそう静かに通信を送ると『グッ!』サムズアップが返ってくる。

 

 う~ん、やっぱりアキトとは気が合うな。

 

 慌てるアシュレイもなんか新鮮だ。

*1
ありがとうございます朽ち果てた古の鉄アレイさん!




仮とはいえ、機体名はかなり迷いました。 (汗

お気に入り、誤字報告、感想など全てありがたく日々の活力剤として頂いております。 本当にありがとうございます。 m(_ _)m
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