小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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次話です!

お読みいただきありがとうございます、楽しんで頂ければ幸いです! m(_ _)m


第160話 アンダーグラウンドでナイトメアの散歩(デート?)

 ガラガラと脆くなって崩れ、大地にぽっかりと開いた穴に落ちそうになったロロ(仮)機は、『ジ・アイス』によって崩れそうにない壁の部分に足場を急遽作って落下を防ぐ。そしてドキドキと高い心拍数のままヴィンセントと紅蓮型(試作型蒼天)が落ちていった穴の奥を睨んだ。

 

何もかも滅茶苦茶すぎる! 一機だ! たった一機だぞ?! いきなり私を足蹴にし、その勢いのまま機体制御をできずに転んだかと思えば今度は暴れて周りの味方機(GX01)たちを滑りながら蹴散らす! なんなのだ?! 理不尽にも程が過ぎる!

 

 彼はイラつきと共に思わず口にした上記の言葉は皮肉にも、ランスロットと初めて相対したルルーシュのモノと似ていた。

 

「(機体慣らし(遊び)はもう十分だ! 殺す!)」

 

 違いがあるとすれば、彼は『自分が持っている操縦技術と己のギアスで敵を撃退できる』と言う自信があったことだろうか?

 

 ピッ♪

 

「ん? マッドからの通信? ……は? 『氷漬けにしてでもヴィンセントの騎乗者を生け捕りにしろ』だと? ハードルが高いわ、この戯けが! (とはいえ、確かに興味が出ているのは私もか。)」

 

 小腹が空いたのか、非常食の高カロリーゼリーを片手で飲みながら彼はぶつくさ言いながらも『ジ・アイス』を器用に使って氷の滑り台のようなモノを作成し、穴の中を降りていく。

 

 見た目で言うのなら完全に某銀色サーファー、あるいは緑色のランタンヒーローである。

 

 

 ……

 …

 

 

「シュバールさんが穴の中────?! コホン、いえ。 穴はどれぐらいの深さでしょうか?」

 

『ああ、こちらもエナジーをすべて暖房に回していたので目視でだがかなりの深さだ。』

 

 氷漬けになっていたリア・ファルとガニメデ・コンセプトたちはロロ(仮)機がいなくなったことで徐々に機器の状態が戻りつつある中で、毒島の通信にレイラは焦るような声を出しては注目を集めていることに気付き平常心を取り繕う。

 

 毒島は溶けていく氷から生み出された水滴が滴るコックピットの中から機体状態のチェックをしながらスクリーンから入ってくる穴の画像を拡大化する。

 

「(日光があっても穴の底が見えない……彼の事だからどうにかしていると思うが、蒼天は少々機体に不慣れな感じが……いや、今は私たちの方だ。 ここはまだ仮にも『敵地』、早々に決着を付けて────)」

『────ねぇアリスは機体が動けるようになったら穴の中に入るんでしょ?』

 

 不意に上記の言葉を発するマオ(女)の声が通信から入ってくる。

 

『は? 入らないわよ?』

 

『え? なんで?』

 

『なんでって────』

『────アリスなんだから穴にダイブしてこそだと思うんだ~♪』

 

 『どこの童話よマオ?!』

 

『だってアリスの“ザ・スピード”って加重力を使っているんでしょ?』

 

『………………………………あ、うん。 そうね。』

 

『今の間は何────?』

『────機体チェック終わったら行くわね────』

『────もしかして以前に体重計誤魔化すために使った時を思い出したとか────?』

 『────なんでマオがそれ知っているのよ────?!』

『────ダルクから聞いた。 ピザの食べ過ぎ────』

『────“ピッツェッタ”ね。*1

 

『ええええええええ? 細かくない、アリス? 昔はおおざっぱだったでしょ?』

気のせいよ。 レイラさん、彼らを追うのはいいかしら?』

 

 アリスは割とどうでもいい風にして、言い訳の原因を考えないようにした。

 

 穴に落ちた一人が張本人なので結局は無駄に終わるのだが、それはまた別の話である。

 

 

 


 

 

 

 ガシャァン!

 

 何かが背後で割れるような音が聞こえる。

 

『────!』

『────!』

 

 横からは何かを怒鳴る声。

 

 そして目の前には────

 

『確認しました白兜を基にした量産機かと。』

『そうか、破壊しろ────』

『────消えた?! うわ?!』

 

『消えた? 消えただと?! ふざけるな! スザクじゃあるまいし、“()略”が“戦()”に潰されてたまるものか!』

 

 ────画面に映っていたルルーシュが学生服のままナイトメアの中から懐かしい一連を連想させる言葉を叫び、突如として現れた金色のヴィンセントを前に焦っていた。

 

『近接戦闘なら────!』

『────こちらが上だ』

 

 そこにカレンの紅蓮と卜部の月下がヴィンセントに襲い掛かって攻撃が当たる直前にヴィンセントはいつの間にか二機の間を通り過ぎていた。

 

 ああ、なるほど。 これってR2の2話で出た『バベルタワー事変』か。

 

 バリィン!

 

『────!』

『────!』

 

 ここまで来てようやく俺はぼんやりとそう思いながら、眼前の画面に集中して外野の叫びをシャットアウトし、そのまま見入った。

 

『消えた?!』

『神速のごとき!』

『(あり得ん! 物理的なものではない、だとすれば何か別の────)────は?!』

 

 思考を張り巡らせるルルーシュが気付けばヴィンセントはすぐそこまで来ていた。

 ルルーシュの指揮官用無頼はアサルトライフルを撃ちながら距離を取ろうとしてランドスピナーを展開するがお世辞にも反応速度が速いというわけでもなく、ヴィンセントがランスタイプのMVSで切りかかる。

 

『ルルーシュ!』

 

 そこに()()がルルーシュ機を押しのけながら割って入ってきて、ヴィンセントの攻撃を受け止める。

 

 え?

 

『カレン────!』

 

 あれ?

 

『────ゼロ! アンタの正体が誰であろうと、関係ない! でもね────!』

 

 え?

 

 『────“やってやる”って言ったからには、最後までやり遂げなぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 そう叫びながらカレンは甲壱型腕装備のリミッターを外しながら────

 

 『────日本、万歳!』

 

 

 


 

 

 ガタッ!

 

 「カレン! ウッ、ゴホ?!

 

 身体を起き上がらせながら目を開けても真っ暗だった。

 

ゴホ、ゴホ、ゴホ!

 

 そう思えるほどに周りは暗く、突然声を出したことでむせながらも反響具合で自分が密閉空間の中にいることは察せた。

 

 ポケットの中に入れておいた携帯を取り出して手探りで懐中電灯の設定を押すと電源が切れたコックピットを目にして、徐々にロロ(仮)機と相対した事を思い出す。

 

 確か……

 相手の『ジ・アイス』に対抗するためヤケクソで試作型蒼天の輻射波動をカレンに撃てと言ってから大穴が空いて?

 落ちそうになったカレンを見てヴィンセントで衝撃を和らげるためにかなりスパイダー〇ンと言うか荒いスぺランキング(洞窟探検)気味にスラッシュハーケンをところどころ打ち出して?

 

 で、気付いたら電源が付かないコックピットの今に至ると。

 

 気を失っていたところを見ると、スラッシュハーケンが千切れて落下したんだろうか?

 とりあえず、ハッチは開くかな?

 

 電源が落ちているので、手動で空気圧ポンプ用のレバーを────

 

 ズキ!

 

「────ッ。」

 

 左腕を上げようとして鋭い痛みに顔を思わずしかめ、右腕でレバーを何度か動かしてから非常用のハッチ開閉ボタンを押す。

 

 プシュー、ボン!

 

 空気が抜けるような音の次に小さな爆音が響き、湿った空気の匂いでハッチが開いたことを知りながらも懐中電灯モードの携帯を向ける。

 

 そういや、気を失っている間に何か夢を見ていたような気が────って俺の左腕が変な方向に曲がっておるがな。

 

 道理で動かそうとしたら痛いわけだ。

 

 ハァ……気が重くなるが、“このままは流石にダメだよな?”と思いながらも変な方向に関節が曲がった左腕を右手で掴んでは一気に方向を正す。

 

 ゴキッ!

 

 「カッ?!」

 

 予想通りの痛みに“イデェェェ!!!”と思う反面、心の中の一部で“おお、暗くても星は散るもんだな”と考える俺はまだ余裕があるのか? あるいはまだ意識がそこまで覚醒していないのか……

 

 多分、後者だな。

 

 でも今でも続く鈍痛でじわじわと雲がかかったような微睡を引きずっていた頭がしゃっきりした!

 ……ような気がする。

 

 何はともあれハッチから出ると、騎乗していたヴィンセントはボロボロだった。

 

 「うわぁ……」

 

 上記の他に言う事が出ないほどの損傷具合だった。

 手に持っていた携帯が照らしたコレ、もう『ボロボロ』じゃなくて『ボロ雑巾』だよね?

 

 金メッキが剥がれているどころか装甲がめくれて関節部とか頭部のメインカメラはむき出し。

 腰に備え付けられたスラッシュハーケンが両方とも無理やり剥ぎ取られたのに釣られて腰部の装甲は無くなっている……と言うか左足は膝から下がごっそり無くなっているし、良く見たら両腕も肘から先が無くなっている。

 

 …………………………良く生きていたな、俺?!

 

 あ、脚部と両肩のランドスピナーも無いや。

 もしかしてそれ使って減速したとか?

 

 ……それでも良く生きていたな、俺────?!

 

 「────昴!」

 

 後ろからカレンの声────

 

 ────ドッ!

 

 ごぶぇ?!

 

 背後からバック?!

 

「カレン、無事だったか。」

 

 それでも相変わらずの平常運転の口下手運行中。

 

「大丈夫?!」

 

 いや、普通に貴方(カレン)の所為で気を失いそうでござるが?

 後は左腕が折れそうでした。

 多分。

 

 とも言えないので、ここは当り障りのない返事をしよう。

 

「まぁ……そうだな────」

「────腕は?」

 

 何故わかったカレン。

 

「いや、だって立ち方が────」

 

 ────ちょっと待て、俺さっきのことを声に出していないよね?

 

「………………なんとなく?」

 

 野生の勘、恐るべし。

 

 っと、良く見たら後ろに試作型蒼天があるではないか!

 しかも擦り傷(?)と言うか塗料とか外装以外は割と平気っぽいぞ?

 

『兵器』だけに。

 

「ねぇ? これって昴用の機体なの?」

 

 そう言いながらカレンは試作型蒼天を見上げる。

 

「そうだが?」

 

「…………ふぅーん。 そっかそっか♪」

 

 お? なんだか知らないがカレンがちょっとご機嫌になった?

 

「で、腕はどうなの?」

 

「折れかけていた。」

 

 ここはやっぱり素直に言うか。

 

 あ。

 カレンのその呆れ顔、久しぶりに見るな。

 

「ア・ン・タ・ね?! ちゃんとアームスリング(腕つり)ぐらいしなさいよ!」

 

 なんか逆に怒られた。

 

 カレンはぶつくさ言いながら自分の羽織っていたフードを破って簡易的な────

 

「────ちょっと待て。 カレン、お前どうやってここまで来た?」

 

 ビクッ。

 

 そう問いかけるとカレンの体は跳ね、目が逸れると言うか泳ぎ出す。

 明らかな『動揺』だな。

 

 思わず見落としそうなっていたが、さっきまでの言動もこの事実から俺の注意を逸らすためだろう。

 

「あー、いやー、そのー────」

「────もしかして『密航』とかか?」

「────ギクッ。」

 

 図星か。

 お前は『ベルファストのミ〇ル』か?!

 

 いや、縁起的に悪いから別の密航者キャラを────

 

 「────だって、心配だったから……」

 

 ん?

 今、ボソリと何か言ったような気が……

 

「何か言ったか────?」

「────そ、それよりさ! 動くかどうか早く見ようじゃん!」

 

「そうだな。」

 

 御尤もな意見に俺とカレンは手分けして試作型蒼天の簡易点検をし始める。

 

 確かにこの転落で俺たちが無事ならば、ロロ(仮)機も十分無事な可能性があるし何よりこの空洞……とてもじゃないが自然に出来たとは思えない。

 

 何せ『GX01やギアス電動回路搭載型の機体が出た』と言う事は、近くに()()()()()がある可能性が高い。

 

 それが果たして『エデンバイタル()()』か『ギアス()()』かは未知数だが。

 

 あるいは『()()()()()』だけに、二つの組織があったりして。

 

 そうなったらもうマジで闇鍋状態だなこの世界。

 

 ………………………………俺の知らない作品が出てきたらどうしよう?

 

 

 


 

「ハックチ!」

 

「マーヤってば寒がり? 帽子、借りる?」

 

 地上のスバル機が乗せられていたトレーラーがところどころ未だに凍っている地面を避けながら移動している中にいたマーヤがくしゃみを出すともこもこジャケットを羽織っていたアンジュがかぶっていた帽子を渡そうとする。

 

「ううん、大丈夫よ。 多分、彼が私のことを口にしただけだから。」

 

何その自信ありげな笑顔?

 

「そう? 気のせいじゃない?」

 

「あら、そうかしら?」

 

「そうよ。」

 

「オホホホ。」

 

「ウフフフフ。」

 

 「ハワワワワワワワワワ……」

 

「(これはこれで面白いわね。)」

 

 何故かピリピリしだすマーヤとアンジュにネーハはオロオロとしだすのを見て、ミス・エックスはこの状況を楽しんでいた。

 

 

 


 

 

「この空洞……トンネル? かなり続いているわね?」

 

「………………」

 

「でも昴が手に入れたあの新型は残念ね……」

 

「………………」

 

「後で回収するにしても……ってファクトスフィアは使わないの?」

 

「………………」

 

 軽い整備チェックを終えた試作型蒼天のエナジーをできるだけ抑えた移動中のコックピット内にいるカレンが顔を俺に向ける為に振り返ると、彼女のハネッ毛が鼻をくすぐる。

 

『こいつ、シャワー時にリンス使っていない上にタオルでガシガシと乾かしていやがるな』と思ってしまうのは従者見習い兼世話係をやっていた時代の性か。

 

「……………………」

 

 カレンの吐息が顔にダイレクトあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!

 

 落ち着け俺、まだハーフタイムで慌てる時間じゃない!

 いや、そもそもハーフタイムってなんやねん?!

 

 まぁ……うん。

 落ち着こう。

 

 落ち着いて何故俺とカレンが『バイクの二人乗り』っぽく、移動中の試作型蒼天内に乗るまでに続く一連を簡単に思い出そうぜよ。

 

 1、 試作型蒼天のチェック終わった。

 2、 ヴィンセント見事に大破で身動き取れず

 3、 エナジーフィラーをヴィンセントから試作型蒼天にチェンジ

 4、 空洞の中を把握するためファクトスフィア展開

 5、 長~い洞窟の様に続いていること判明

 6、 湿気もあって肌寒いからナイトメアの手に一人が乗っての移動は危険

 7、 俺が手に乗ると言ってもカレン聞く耳もたないまま“いいじゃんいいじゃん”でカモーン

 8、 カレンの潰れるほどの胸を背中に押し付けられてワイぎこちなくなる

 9、 場所変わって貰ってカレンと俺は前後ポジション交代

 

 で、現在へと至るのだが密着状態なのは変わらないのでカレンの髪の匂いとかやわらかい体の感触とかうなじとかに注意が逸れて『あ、やっぱりおにゃのこだ』と思わせる特徴とかがダイレクトに伝わってきて息をなるべく浅くしているし視線もモニターに集中させているが人より高性能な肉体の所為か色々と感じ取れてやっぱり昇天しそうですダレカタスケテマジ鼻血デソウ。

 

「……………………」

 

「……ねぇ、()()言ったら?」

 

「何か。」

 

「クス、何それ?」

 

「聞かれたから言っただけだ。」

 

「「……………………」」

 

 またこの沈黙ぅ……

 

「聞いて、良いかな?」

 

「なんだ?」

 

「アリスたちの事は以前の時に聞いたから*2なんとな~く分かるんだけれどさ……ブリタニアの独壇場と思っていた『空飛ぶ船』は何?」

 

 ああ、浮遊航空艦のことか。

 

「知らん。 俺もさっき初めて見て驚いた。」

 

「じゃあ、ラクシャータさんたちとかの独断?」

 

「多分な。 少なくとも俺は頼んではいなかった。」

 

 うん、嘘は言っていないぞ。

 だから何故か気落ちするのはやめてくれ。

 

「それとさ……遠目で見たことしかないけれど、綺麗な人だったね……」

 

 うん?

 

「あの、えっと……金髪ツインテの人。」

 

 あ、もしかしてレイラのことか?

『遠目で見た』と言うことは密航中……の時だろ、多分。

 まぁ確かに綺麗だよな。

 出るところは(ボン、)出て引き締まるところ(キュ、)は引き締まって実に良い(ボン)

 

「まぁな。 あれでも貴族令嬢だ。」

 

「“あれでも”?」

 

「ああ。 レイラ・マルカル、本名は『レイラ・フォン・ブライスガウ』と言う。」

 

「そっか……そうだよね。 良いよね、あんな如何にも絵本とかで見るような“お姫様~”な感じの女の子……

 」

 

 あれれ? 更に気落ちしてブツブツ言いだしたぞ?

 

「カレン。 何を思っているのか知らないが、彼女の戦略家としての腕は相当なモノで、EUでは優秀過ぎて除け者にされていた部隊の指揮官の一人だ────」

「────え────?」

「────その部隊なんだが、EUのスマイラス将軍を知っているか?」

 

「えっと……EUでクーデター未遂の?」

 

「ああ。 奴は彼女の部隊ごと生贄にクーデターのきっかけとした。 優秀過ぎて除け者扱いされる部隊を見過ごすワケにはいかないからEUに俺は潜入して丸ごと引き抜いて来た。 彼女はその部隊の発案者で指揮官だった。」

 

「……………………」

 

 嘘は言っていないからな?

 だからその『ぽぇ?』っとした顔は向けなくて良いぞ?

 

「じゃ、じゃあさ?! じゃあさ?! じゃあさ?! あの船の乗組員たちはどういうことなの?!」

 

「どう言う事も何も、大半は毒島と桐原の部下だぞ?」

 

「それになんか女性が多いよね?! お飾り姫(ユーフェミア)とかアンジュさんとかガーフィールドさんとか毒島さんとかとか?!

 

『ガーフィールドさん』って……ああ、マーヤのことか。

 

「ユーフェミア皇女殿下は行政特区と並列で起きていたブリタニア内部のゴタゴタから保護した流れのままで、身を現在の黒の騎士団に預けるのは得策ではないと思ったから。 アンジュは……まぁ、ブリタニア貴族の政治抗争のゴタゴタもあって頼られたこととミレイ会長の頼みから始まったな。 マーヤ・ガーフィールドは、色々あって黒の騎士団にいた俺に弟子入りしたかった感じだ。 毒島は桐原のこともあって、今までの奴らも身を隠す場所を作るのに協力してもらっている。」

 

 うん、嘘はないな。

 

「…………………………ほぇ?」

 

「それと、少し遅くなったが……さっきはヤバかった、来てくれてありがとう。」

 

「あ、うん。」

 

 な~んか未だに反応が薄いな?

 

 たいていの場合、情報の呑み込みが余り宜しくないときにカレンがする仕草だ。

 

「どうした? 何かあったのか?」

 

「え? えっと……久しぶりで聞きたかったことがいっぱいあった筈なんだけど……もういいや。」

 

 そのはにかんだ笑顔は『聞いたら迷惑かな?』の時にする奴だろうが。

 

 幼馴染なめんなと言うか地味に罪悪感が上昇中。

 

 …………………………よし。

 

「なら簡単に話をするが、良いか────?」

 

 と言うわけで試作型蒼天、ただいま洞窟内をランドスピナーでゴロゴロヨーソーローしながら久しぶりにカレンと会話中~。

 

 『会話』と言っても『報告』……『旅の語り』みたいな感じだが。

*1
8話より

*2
90話より




スバルゥ……………… (;´ρ`)

尚左側の操縦桿はスバルの代わりにカレンが捜査しています、とここで追記しておきます。 ( ・д-☆

あと悩んでいる内容について読者の皆様のお考えを参考にしたく、アンケートを実地中です。
お手数をおかけしますが、何卒ご協力をお願い申し上げます。 m(;_ _ )m

今作のR-17でもG付きや虐待(児童含む)内容は────

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