小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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勢いのまま書いた話の第三弾です。

お読みいただきありがとうございます!
楽しんで頂ければ幸いです!


第211話 『……可憐だ。』 (同意)

 結婚式場のスピーカーから『婚姻に異議あり』との声が聞こえ、次の瞬間ナイトメアが壁を切り崩して声の持ち主と共われる者が乱入し、機転を利かせたシュナイゼルの問いに以下の言葉を放った。

 

 「俺は通りすがりの、()()!」

 

『ネモ』。

 

 それはそれぞれの人物に、様々な意味合いを持つかのような『モノ』として取られていた。

 

 ……

 …

 

「ちょっとこれ、もしかしてテロ?!」

 

「会長は?! 会長は無事なのかぁぁぁぁぁぁ?!」

 

 テレビを見ていたシャーリーは思わず席から立ち上がり、リヴァルはテレビの小型パネルを両手で掴みながら物理的に放送中のカメラの角度を変えようと必死に念じた。

 

「(あれ? このネモって人のポーズ……どこかで?)」

 

 ライラは感じた違和感にハテナマークを頭上に浮かばせた。

 

「(さすがは神様! 古来ギリシャの『誰でもない』をお使いになられるとは! 皮肉たっぷりの偽名ですね! ああ、あの場にいないことが悔しい!)」

 

 マーヤはクラブハウス内に漂う緊張感とは裏腹にキラキラと輝いた。

 

「(ほぉ、よりにもよって()()()を使うとはな。)」

 

 そしてルルーシュに偽装中のエルはほくそ笑んだ。

 

 ……

 …

 

「(“ネモ”? もしやヴェルヌ氏の小説、『海底二万里』の? あれもよく読んで、現実逃避をしていたなぁ~。)」

 

 オデュッセウスはビックリしながらも、昔によく読んでいた本を連想した。

 

「(『ネモ』……確か『誰でもない』という単語……『ゼロ()』の関係者か?)」

 

 シュナイゼルは目の前の人物と、『オレンジ事件』で初めてゼロが現れた時と今の状況を重ねていた。

 

「(あ! マリーがエリア11で助けられたと言っていた人と特徴が合う!)」

 

 オルドリンはハッとしながら颯爽とマリーベルの危機に駆け付ける姿を今の状況に連想したそうな。

 

 

 余談だがグリンダ騎士団では落ち着くために、この放送を見ながら優雅にティータイム中だったマリーベルは紅茶を全く優雅ではない作法である『吹き出し』を披露して『何でシュナイゼルお兄様は私も連れていかなかった?!』と嘆いたとか。

 

 

 「(俺は何を口走っているんじゃああああぁぁぁぁぁ?!)」

 

 そして当人のネモと名乗ったスバルは滝のように冷や汗を試作型の強化スーツ中で流しながら、ここで震える天子の様子に気が付く。

 

 心配するな、もう少し落ち着いたところで想い人に引き合わせる。

 

「え?」

 

 バァン

 

 礼拝堂への扉が荒々しく外部から開けられ、そこにいたのは予想されていた周辺の警備隊ではなく星刻と正規軍だった。

 

「天子様────!」

「────星刻?! 警備隊は、どうな────」

「────今は侵入した賊が先! 貴様、天子様から手を放せ!」

 

「(はいこれでサイナラの合図キター。) だが断る────!

 

 ドォン!

 

「────きゃ?!」

 

 スバルは天子を抱きかかえながら背後の礼拝堂に空いた穴を抜けて斬月と暁が下ろしてきた巨大トレーラーのコンテナ中へと走る。

 

『フッ、まさか我々の初仕事が、花嫁強奪の手伝いとはな。』

『中佐、なぜ我々がこのようなことをしなければならないのです?!』

『まぁ落ち着け、千葉。 ゼロの作戦だよ。』

『同時に中華連邦側の実力もお手並み拝見しようって話かな?』

『……そう言う朝比奈はかなりゼロの事を買うようになったんだな?』

『色々あったからね……色々……』

『(中佐と私がいない間に、一体何があった?!)』

 

「天子様を取り戻せ!」

 

 大宦官の命令に中華連邦の警備員は銃を構え、相手のナイトメアに効かないと知りながらも照準をネモ(スバル)に合わせては引き金を引く。

 

 パパパパパパパパパパパパパパパパ!

 

「きゃああああああ?!」

 

「(正気かこいつら?!)」

 

 天子は雨あられのように周りを飛来する弾丸に怯え、スバルはマントと自分の体で彼女を守ると毒島の機体が間に割り込む。

 

「殿下、ここは行きましょう────」

「────う、うむ────」

「────枢木卿────」

「────やめろ!」

 

 ジノがオデュッセウスとシュナイゼルにこの場から離れるように進言すると、オデュッセウスは少し歯切れが悪いまま言われたとおりにし、シュナイゼルが何かを言い終える前にスザクはオデュッセウスたちから離れては中華連邦の警備隊の発砲を無理やり止めていく。

 

「天子様に当たればどうするつもりだ?!」

 

「そこをどけ、ブリタニア!」

 

断る! 来い、ランスロット!」

 

 スザクは作動キーのボタンを押すと上空を巡回中だったアヴァロンの中で待機中だったランスロットが作動キーからの信号を受信し、自動(オート)でスザクの居る場所へと飛来する。

 

「(ほぉ、これは嬉しい誤算だ。 まさか彼が自主的に行動を起こすとは────)」

「────おお! 凄い!」

「────カッコイイにゃー!」

 

 オルドリンとソキアはその場へ駆けつけるランスロットに、目をキラキラと輝かせた。

 

 「────マリーカさんのヴィンセントも、ああやって来てくれないかな……」

 

 レオンハルトは先日と同じ暗い雰囲気のまま、ボソリと上記を口にした。

 

「────いやぁ、さすがはラウンズ。 KMFのOSも最新なモノを使っているんだねぇ。」

 

 ティンクはのほほんとした口調のまま、独りでに動くランスロットを見ては感心する言葉を出した。

 

「(……………………………………マリーも物好きだね。)」

 

 シュナイゼルはそんなグリンダ騎士団を見て癖の強い変人たちロイドたちを思い浮かべて、思わず感じた既視感に対して素直な意見を胸の中で浮かべた。

 

 スザクはそのまま開いたランスロットのコックピット中へと素早く乗り込み、すぐにコンテナを運ぶ千葉と朝比奈たちの暁の後を────

 

 ガァン

 

「────ッ!」

 

『私を忘れてもらっては困るな。』

 

 ランスロットは横からくる、藤堂の制動刃吶喊衝角刀の様なKMFサイズの刀をMVSで受け止める。

 

『やっぱり冴子か────!』

『────未だ呼び捨てにするのは昔から変わらずか、少し安心したぞ。 何せ学園に入学したと聞いたものの、一度として私に挨拶に来ないどころか避けていた節があったからな。』

 

 バチィ!

 

 ランスロットのMVSが毒島の斬月に似た機体────『ナイトメア』と呼ぶには少々一回り大きい『村正一式・陽炎タイプ』の近接戦闘長刀(マイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステム付き)を強引に押し返す。

 

『あの時の()は、それどころじゃなかった。 それだけだ。』

 

『“僕”? 気味の悪い言葉遣いは止せ、脳筋小僧。』

 

『今の僕は、()()()()()()()ここに居る────』

『────そして私は黒の騎士団に手を貸している────』

『────では────!』

『────勝負!』

 

 スザクと毒島は互いの立場を宣言し、認識し合わせるとほぼ同時にランスロットと陽炎タイプの剣がぶつかり合い、その都度に火花が飛び散っていく。

 

『村正一式・陽炎タイプ』とは以前、スバルがバベルタワーにて使ったものを回収してから毒島用に再設計と調整をされた機体である。

 

 更にはスバル自身が手掛けて酷使した結果『再起動不可』の状態に陥っていた村正・武蔵タイプ(撃震)をベースにアンナたち技術部が再設計したことでソフィのBRSやラビエ親子のおかげで(デチューンはされているが)スバル以外でも扱えるようになり、さらには最近まで扱えるパイロットが見つからず半ば死蔵していた彼の改造したカレンのグラスゴー────『無頼弐型』*1に使われた技術の応用で装甲が向上しつつも機動力にそこまで影響を与えていない仕組みとなった。

 

「(フム。 この機体とこの強化スーツ、ランドル博士の『BRS』とやらも上手い具合に噛み合って実に馴染む。)」

 

 毒島は以前試着した時より更に完成度の高い無駄に無駄な設定モリモリの性能が追加されていた。

 以前はインナーだけであったが今では高機動戦によるGに耐えるための頸部プロテクターにBRSを応用したヘッドセットと脚部により操縦桿を補佐する(疑似的な)間接思考制御、そしてそのBRSで脳内に疑似的な網膜投影システムがコックピット内の画面に機体状況やレーダーにセンサー情報等がオーバーラップして展開される。

 

『パイロットの生命維持』や『動きやすさ』を重視したコードギアスのパイロットスーツの中でも毒島や太平洋でアンジュが着用していた物は破格の性能を持っているがそれ故に、大量生産や大規模なロールアウトはそれこそ軍事力に力を入れているブリタニア帝国でなければ無理である。

 

 アマルガムの様な『少数(超)精鋭の組織』にはうってつけの装備であるが、今までアマルガムはEUからの避難組などの自給自足が安定していたことで余分のリソースなどをナイトメアや浮遊航空艦に新たな兵装などに回せていたが『100万の奇跡』で膨れ上がった人口を支えるために物資は軍部から外され、新たな機体や武装の量産も開発も以前の様に行えなくなった。

 

 だが取り敢えず、ビルキースや新たなパイロットスーツの類を数人分の試作品含めて出来上がっている。

 

 数が少ないだけに、乱用や『破損は機体と装備共々なるべく避けてね?! シュバール(スバル)さんの様にリミッターを外して無理な機動戦で関節部や電気回路がめちゃくちゃになるまで溶けさせたり、機体を使い捨てるみたいな扱いなんてしないでね?! お姉さんたちとの約束だよ?! 絶対だよ?!』と、涙目になっていたアンナたちに使用者は懇願され念を押されているが。

 

 ちなみに上記には太平洋で『ヒャッハー』をしながらカールレオン級を追撃していたアンジュも含まれていて、帰還した後にウィルバー・ミルビルからみっちりとビルキースの整備と調整をアンジュは(無理やり)手伝わされたとか。

 

「(だがやはり空中戦はどうも慣れんな……やはり当所の狙い通りにスザクを地面に釘付けて、合図に伴い離脱するか。) そうとくれば、話は早いな────!」

 

 村正一式・陽炎が少し間を取りながら構えをすると、ランスロットの中にいたスザクはかつて藤堂の道場で何度も瞬殺される直前のイメージを思い出す。

 

「(毒島の居合! だがKMFを通しての攻撃ならば、武器が先に動くはずだ!)」

 

 ガシャ! ゴゥ!

 

「グッ!」

 

 村正一式・陽炎の背中、腰、肩や足裏などのあらゆる場所の噴射機が一斉に機体を加速させ、中に居る毒島は急なG変化による圧迫感を身体全体に感じながら、強化スーツのおかげで操縦に負担なくそのまま居合を警戒する(あるいは躱す)様子のランスロットへと飛来する。

 

「ッ?! 武器に動きが────?!」

「────やはり甘いな、スザク!」

 

 ドガン

 

 村正一式・陽炎は速度や構えを変えることなく、装甲の厚い肩でランスロットに体当たりをする。

 

「ぐ?!」

 

『刀が来ると思ったか? 生憎“戦場”は“道場”とは違うのだよ、脳筋坊や!』

 

「ッ! ブス子ッ!」

 

 村正一式・陽炎の突進は止まることなくランスロットはそのまま朱禁城の防壁にめり込み、機体の胴体を狙った刀をランスロットはMVSで受け流すが後付けされているフロートユニットのウィングが切り取られる。

 

『フハハハハハハハハハハハハハハハ!』

 

 予想通りにスザクが動いたことと、狙った結果になったことで毒島はいつもの『優しい姉御顔』から『獲物をなぶる猛獣』と化していた。

 

『髪型は』?

 無論、以前にスバルがセットしたものとなっていますが何か?

 

 「うぎゃああああああ?! 僕のランスロットがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

 余談だが礼拝堂の中からランスロットの(フロートユニットの)被弾を見たロイドは立ちすくみながら真っ青になり、絶叫したそうな。

 

 

 

『カレン、準備は良いか?』

 

 場所は朱禁城付近────というより洛陽の地下にある迷宮(あるいは蜂の巣)の地下空間に中水道などのパイプが人体の血管のように張り巡らされている場所にいた紅蓮・強襲型にゼロからの通信が繋がる。

 

「ええ、ナリタの時と同じ要領ね。」

 

『ああ。 ただし、出力は以前の時より少々強めにしろ。 私の合図があるまで待て。』

 

「了解。」

 

 カレンは輻射波動機の付いた手を、以前にナリタ連山で見た様な貫通電極と形状が似た装置に手を置く。

 

「輻射波動機構、涯際状態維持。 出力確認────」

『────カレン、今だ────!』

「────鎧袖伝達!」

 

 ズン

 

 カレンの紅蓮が輻射波動を撃つと手の置かれていた装置だけでなく、そこら中を張り巡らされたパイプ等に装置も同時に出力アップされた輻射波動の影響を受けて急激な温度変化により、洛陽のいたるところで水蒸気化したことで湿気を一気に上がっては()()()()()()()()()()()()()()が発生する。

 

 

 

「これは?!」

 

 スザクは驚きながらモクモクと周り一帯を包み込む霧にびっくりしながらレーダーやセンサーにノイズが走り始める。

 

『(来た。) またな、脳筋坊や。』

 

 毒島はこの霧の発生を合図と受け取り、村正・陽炎タイプに付いたブースターで距離を取りながら更にチャフが混じった霧に己の機体に備え付けられているチャフスモークを作動させて密度を上げる。

 

「(この大規模な状況……黒の騎士団? 中華連邦の慌て様を見れば、『天子を守った』とも言えなくもないが……彼らならばもっと上手く出来た気がするけれど────)」

 

 

 ……

 …

 

 

『しかし凄いですね、中佐。』

『ああ。 まさかチャフを洛陽の水道に混ぜ、紅月君の輻射波動で人為的な霧状のチャフスモークを一気にばら撒くとはな────ッ?! 上だ────!』

 『────脳天ガラ空きィィィィ!』

 

 ガリガリガリガリガリガリ!

 

 天子や神楽耶たちを乗せたトレーラーを持ち上げていた暁たちに、フロートユニットを新たに搭載したランスロット・クラブ・エアタイプが上空からMVSランスで襲い掛かってきたが、藤堂の斬月が制動刃吶喊衝角刀で受け止める。

 

『させん!』

 

『中佐────!』

『────ヒュー! やっぱやるねぇ! 一足先にグランベリーに戻っておいて良かったよ!』

 

『お前たちは先に行け! 後で合流する!』

 

『お、その声……確か奇跡の藤堂とかだったね? 私はナイトオブナインのノネット・エニアグラムだ!』

 

『なるほど、君が“ブリタニアの武士”とやらか!』

 

 ノネットのこの『ブリタニアの武士』とは皮肉にも、ブラックリベリオン時にトウキョウ租界で暴徒化した者達の鎮圧やアッシュフォード学園での大活躍をした彼女に対してエリア11の者たちが(密かに)敬意を表した二つ名である。

 

『え? 私、黒の騎士団側からはそう呼ばれているの? アッハッハッハ、参ったな~。 そっちの方が“閃光”より複雑な気持ちだ────ねぇ?!』

 

 ガッ!

 

 ランスロット・クラブが空いていた手で背負っていたMVSをくり出してきたのを、藤堂は制動刃吶喊衝角刀のブースターを使ってMVSランスごと強引に受け流し、それらを斬月に掠らせながらも勢いのまま接近した彼女の機体を斬りつける。

 

「やはりラウンズ、一筋縄ではいかないか!」

 

 だがノネットのランスロット・クラブはこれをMVSで受け止めて、無理やり距離を取る。

 

「血がたぎるね────!」

『────エニアグラム卿────』

「(────ん? 宰相の坊やか────?)」

『────一旦引いてくれないか? 流石の君の腕でも、奇跡の藤堂と彼の部下たち相手に天子様を無傷で奪還するのは厳しいだろう? それにこれ以上は正当防衛の範疇を超えて、外交介入と取られてしまう恐れがある。 ここは、中華連邦の出方を見るとしようじゃないか。』

 

「……了解だよ。 (“出方を見る”、ねぇ? “試す”の言い間違いじゃないのかい?)」

 

 ノネットはそう思いながらどんどんと距離を取りながら自分を警戒しながら出来るだけ離れていく藤堂達とコンテナを見送る。

 

 

「(ラウンズが追ってこない……ゼロたちの読み通りだな。 若いのに恐ろしいほどまでの観察眼と洞察力だ……)」

 

 藤堂は自分の画面に表示されたノイズの走るレーダーに、地形の上に投影される中華連邦の監視網を見下ろす。

 

「(しかも蓬莱島について早々、黒の騎士団に“中華連邦の辺境などの村人解放”と称した動きで注目を集めながら裏では別動隊に中華連邦の防衛システムの把握をさせていたとはな……こっちは恐らくディートハルトかスバル君たちだろう。) 末恐ろしいな。」

 

『中佐? 何か言いましたか?』

 

「いや、何でもない。 コンテナをトラックに移すぞ。」

 

 

 


 

 

 ガコォン。

 

「ひ。」

 

 コンテナが路上を走るトラックに接続した際に生じた揺れによって俺の腕の中に居る天子は怯える。

 

大丈夫か?

 

「あ、えっと、その……」

 

ああ、礼拝堂では……すまないが、仮面の横にあるボタンを押してもらえるか?

 

 プシュ。

 

 フゥ~。

 天子ちゃんのおかげで仮面をやっと取れたばい。

 

「済まなかったな、急に抱きかかえたりして────」

「────あ、スバルさん!」

 

 ヒシッ!

 

 え。

 ちょ。

 な。

 えええええええええええええ?

 

 震える天子ちゃんがハグしてきたぞ?

 

 ナニコレ。

 

 この子(天子)、13歳の筈なのに体が11,2歳担当ぐらいだからな軽いし柔らかくてあったかくて髪の毛もフワフワ猫毛みたいで山の中にある花畑に石鹸を投げ込んだほんのりとしたこの香りは多分香水か花が牛乳のお風呂か何か混入された湯上り状態な感じでそんな庇護欲を駆られる少女にヒラヒラウェディングドレスとヴェールにしかもさっきチラッと見たような気がするブライダルガーターなんてアカン奴やろというかけしからんッッッ!!!

 

 今この瞬間、中華テリオンの気持ちが分かったような気がした。

 

 全力で守りたい! この笑顔ぉぉぉぉ!

 

 ガコォン。

 

「フゥ……」

 

 またコンテナ────ああ、今はトラックか────が揺れると今度は毒島がため息を出しながら姿を露わ────って天子ちゃんの教育上に良くないピチピチスーツ姿じゃないの?!

 

「あ、サエコさん!」

 

「元気そうですね、天子様。」

 

 あ、良かった。

 以前より衛士っぽい強化スーツの上にジャケットにパレオっぽくて際どいスカート着ている。*2

 

 ……………………………………何気に学園〇示録(H〇TD)の姿に酷似しているのはきっと俺のキノセイダロウ。

 

 ウンキットソウニチガイナイ。

 

 天子は俺の腕から飛び降りては毒島に駆け寄り、ハグを────

 

 ────ギュゥゥゥ。

 

「────ング。」

 

 あ、ぶっちゃんがキラキラしながら力一杯にハグしてきた天子ちゃんから赤くなっていく顔を背けたぞい。

 

 「やはり可憐だ……」

 

 その気持ち、分かる。

*1
採用させていただきました! ネーミングありがとうございますBBDKさん!

*2
服装アイデア採用させていただきました! ありがとうございますちゅうんさん!




次話投稿は来週の中間辺りを予想しております。

ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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