「────とまぁ、これが大雑把に情報をまとめた話だ。」
もみもみもみもみもみ。
「フニャ~。」
ライラの
もみもみもみもみもみ。
「むふ。」
話したと言っても、基本的に当たり障りのない程度の事ばかりだ。
1、俺とカレンがブリタニアと日本人のハーフであること。
2、カレンが『紅月』であると同時に『シュタットフェルト』であること、そして『シュタットフェルト』と名乗っているときはなるべく『病弱かつ大人しい令嬢』を装っていたこと。
3、彼女の実父であるジョナサン様の計らいで俺が(建前上の)世話係兼従者見習いをしていたこと。
終わり……
な、ワケが無いぜよ。
4、茶髪ツーサイドアップのウィッグに茶色のカラコンのユーフェミアこと『ユウちゃん』はブリタニアの貴族で彼女が情報源だったこと。
4.5、アリスがこの関係を前から知っていたと追記。
5、ユウちゃんとライラが遠縁で、その所為で敵勢力による『
5.5、ここでコーネリアこと『ネリス』も二人とは以前からそれなりに知り合っている関係と追記。
6、遠縁のユウちゃんが居るところにライラを匿いつつ、敵勢力がいる東ユーラシアとギアス嚮団を潰したこと。
「フ~ン……“遠縁”、ねぇ~?」
「あ、あははははは。」
もみもみもみもみもみ。
ユキヤが疑う様な目を向けるとユーフェミアが気まずい、乾いた笑いを出す。
もみもみもみもみもみ。
「何か変です?」
「「「「「??????」」」」」
逆にライラは他意のない『え、何を言ってんのこいつ?』風にハテナマークを浮かべながら頭を傾げると、ここで何故か見た気がして今もう一度よく見たらアニメで『ロロお兄ちゃん!』と呼んだそのロロ本人に虐殺されたギアス嚮団の子供たちもライラを真似て頭を傾げる。
どういう経歴でその組み合わせに?
そもそもなぜなぜライラが蓬莱島からここに?
もしかしてワープ? 『亡国のアキト』で見た謎ワープなの?
あとはユーフェミアの変装ってどこからどう見ても『さっちん』なユーちゃん。
非ッッッッッッッッッ常に『どういうことだってばよ』と問いたいがそれよりも俺の注目は────うん……我慢しよう。
今問いだすとロクなことにならないような気がする。
「なるほど……色々と納得がいきます────」
「────ふわ?!」
もみもみギュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!
「いだだだだだだ?!」
横から急にレイラの声が来て思わずドビックリマーリモ!
「スバル、ギブギブギブギブギブギブ!」
さっきまで緊張感ゼロの糸目になっていたカレンだったが堪能していた『頭部のツボもみもみマッサージ』が急に『両手アイアンクロー』に変わったことで即座に涙目カレン。
「あ、ああ。 すまないカレン。」
というわけでタオルをターバンっぽくして巻き巻き~。
後は自然乾燥させて大丈夫だろ。
「レイラ、何時からそこにいた?」
あとそのインナー、強化スーツのだよね?
目の保養的に効果抜群なのだけれどブリッジクルーに意味は……いや、あるか。
元ネタがエロゲーからだとしても、無駄に凝ったデザインと開発方針の設定で『着用者の生存と性能アップに負傷からの防御力』に特化しているから意味あるか。
あの世界線、ディストピアと言うか人類滅亡一途寸前だったし。
……でもやっぱレイラええのぉ~♪
スリットからチラチラと見える太もも♡
ゾワ!
何やら横から寒気が……
「なんだ、カレン?」
「別に。」
カレンがむっつりんごのままそっぽを向いた?
なんでこんなに大人しい?
あ、他人の前だからか。
「えっと……“いつから”との質問ですが、お二人の馴れ初めの話からでしょうか?」
ほぼ初めからやん。
「艦は大丈夫なのか?」
「ウィルバーさんが代わってくれました。」
さいですか。
何故にニコニコ顔?
「それに……恐らく近い内に何かが起きるでしょうから今の内に英気を養おうと。」
え。
ちょっと待ってレイラ。 もしかして君、超合集国決議第一号の『日本解放』をすでに予測しているの?
もしそうだったら流石『亡国のアキト』でシンやルルーシュ(厳密には『ジュリアスとして振る舞うように洗脳されたルルーシュ』)が警戒しただけはある。
やっぱりアマルガムに引き込んでおいてよかった。
「何かって、どういうことだレイラ司令?」
あれ?
何故にアキトはレイラを呼び捨てにしないの?
「ゼロのやろうとしていることに対してブリタニア帝国が何かを前もって仕掛けてくると思います。」
そしてレイラ、何故にアキトの呼び方をスルーしている?
「なるほど、束の間の休憩ということか……」
何かがおかしい……
いや、俺がここにいる時点で何もおかしくないか。
ピりリ、ピりリ。
そこでカレンの携帯に連絡が来る。
「あ、私だ。 ちょっと取って来るね。」
頭にタオルターバンをしたまま距離を取るカレンの姿はどこかシュールだな────
「────↓う↑ぇぇぇぇぇ?!」
カレンの素っ頓狂な声にその場の皆が彼女を見ていると、顔色が悪くなったカレンが俺たちに振り返る。
と言うか俺を見る。
「なんだカレン?」
「えっと……ここにいる皆に、福江島に親戚とか友達、居ないよね?」
「フクエジマ? どこだ、それ?」
「アヤノは知っている?」
「さ、さぁ?」
福江島?
ええええっと……佐世保の西にある島だっけ?
え、『何で知ってんだよ』だって?
『フクオカ事変』があったから────
「────いや、その……大きな暴動があったみたい。」
フ~ン……またか。
「なぁ、それって俺らに関係あるのか?」
おお、流石はずけずけ言うタイプのリョウ。
「それが、福江島に黒の騎士団用の倉庫と言うか拠点があって……ほら、あの時と同じだよスバル。 アッシュフォード学園の。」
アッシュフォード学園の……はて?
「ああ、マリーベルとクララのか。」
ああ。 そう言えばあったな。 ナイスだぶっちゃ────はい?
…………
………
……
…
『よく突然の通信に応じてくれた、感謝する。』
リア・ファル内にある作戦室のモニターに映っていたゼロが俺たちにそう挨拶してくる。
『まずフクエジマの事を話す前に、ここにいる皆は“キュウシュウブロックの乱”を覚えているだろうか?』
「『キュウシュウの乱』?」
「いや、
「『キュウシュウの乱』とは一年前、かつて第2次枢木政権で官房長官を務めていたアツシ・サワサキと元日本解放戦線のタテワキ・カタセ少将、そして中華連邦の第七機甲師団長ツァオ将軍によるフクオカ基地の占領の事です。」
「流石はレイラだな。」
「いえ、新聞の記事にあったことをそのまま口にしただけですシュバールさん。」
それにしてはめっちゃご機嫌そうですが?
「黒デメキンの澤崎淳か……」
そしてぶっちゃんにとって未だに苦々しい思いの様子。
「ですがゼロ、あの時は黒の騎士団も介入して傀儡国家となった日本を阻止したのでは?」
『うむ、中華連邦の傀儡国家となることは一目瞭然だった。 故に黒の騎士団はサワサキたちを倒した。 そしてブリタニアの注目がそちらに向けられている間、来るべき時の為に日本のそこら中に武器弾薬にナイトメアなどを設置した……その多くはブラックリベリオン時に消耗された、あるいはブリタニアに発見されて破棄されたが。』
「……」
『さて。 ここで注目すべきところはそれらの拠点の全てが発見されなかったことと、福江島はブラックリベリオン後に日本解放の為多くの黒の騎士団の協力者に物資を送っていたことだ。』
おっと、な~んか知っているコードギアスとは違う流れ。
アニメではスザクとの密会後、ルルーシュはトウキョウ租界を攻め落とすことを建前にナナリーの奪還を試みたはず。
やっぱり色々と違うからか?
それともRTA気味で色々端折ったアニメでは描写されなかった部分?
多分、どちらも混じっているような気がする。
『皇女ナナリーが総督になってから以前とは違う、穏健で的確な統治で租界を中心に治安などは比較的に上昇した。 だがそれでもかつての悲劇によって一度燃え上がった情熱は燻り続け、暴動は地方で度々起きていた。 そして先日、福江島で一際大きい暴動が起きた。』
……あ。
俺たちが『スルト』とギアス嚮団ぶっ潰しに行っている間か?
もしかして?
「ゼロ、その暴動者たちは黒の騎士団の拠点を見つけたのか?」
『ああ。 察しが良いな、スバル。 今までの暴動は程度が知れていてナイトポリスでの対応ができていたが軍用ナイトメアが出てくると話が違ってくる。 そして黒の騎士団の協力者たちはブラックリベリオンの再現を阻止するため暴徒たちの手綱を握ることに成功はしたが、間の悪い事にブリタニアの駐屯軍は既に鎮圧のために動きだしていた。 これも、ブラックリベリオン後に対処方法が見直しされた結果だ。』
なるほど、つまりブラックリベリオンの余波によって起きた暴動か。
『協力者たちは暴動の制御が出来たものの、ブリタニア軍が動いてはやむを得なかったのだろう。 地の利を活かし為、駐屯軍を山中に誘い込んで奇襲を試みた。 だが駐屯軍と言っても相手は訓練された軍、衝突の際に大打撃を与えられなかったせいで蹴散らされ、協力者たちは各個撃破を余儀なくされ敗走している。』
うっわ。 当然と言えば当然だけどブリタニア軍、手加減無しかよ。
『敗走と先ほど申したが、彼らがゲリラ戦を繰り返した結果に出た被害のおかげでブリタニアの駐屯軍は躊躇を覚えた。 数時間前までは。』
「その口ぶりからすると、正規軍が動いたのか?」
おっと、ここで黙っていたコーネリアからコメントが。
『その通り。 正規軍が加わったことによるブリタニアの反撃に、協力者たちは瀬戸際に立たされた。 よって、彼らの支援と救助を行いたい。』
「ゼロ、てっきり“切り捨てる”とでも言うのかと思ったぞ。」
ダールトンさんや、それってさっきから続けていた『ブラックリベリオンネタ』の意趣返しですか?
『“切り捨てる”という選択肢を私は視野に入れていない。 確かに暴動から始まった小競り合いだが彼らは勇気をもって孤立状態になった今でも戦い続けている。』
「そうか。」
『話を続けるが、協力者たちは一度バラバラになっていたが正規軍の巧妙な攻勢により一つの大きなまとまりになり、何人かの者たちが指揮を執り行動を総括している。 現時点でブリタニアは地上戦力で包囲網を敷いているが、時間が経つあるいは航空部隊が現れれば一気に攻め込むだろう。 藤堂のいるサウジや四聖剣たちを任している地域でも小競り合いが確認されている。 零番隊だけではカバーしきれん。 そこで────』
「────ねぇゼロ、一つ聞いていい?」
『何かね、ユキヤ君?』
「それって要するに、僕たちに仕事をやらせて黒の騎士団の手柄にするつもり?」
「「「「……」」」」
Oh……ユキヤ、口にしにくい事をズバズバと……
余程『ムスペルハイム作戦』のことを根に持っていらっしゃる?
『……先の作戦について、アマルガムの皆には申し訳ないと思っている。』
ゼロが謝罪した……だと?
初めてなんじゃね、これ?
「“ごめんなさい”で済むと思うの?」
『……』
つーかどこか本当にしょんぼりしている……ような気がする。
助け舟を出すか。
「ユキヤ、そこまででいい。」
「シュバールさん────?」
「────ゼロにも考えがあっての作戦変更だったのだろう。 黒の騎士団とアマルガムによる初めての合同作戦だ。 もし連携が上手く活かせず、全員が地上部隊とスルトに手こずっていている間、伏兵による背後からの攻撃を受けていれば被害は出ていた。 その隙に、地下の者たちも逃げおおせていたのかもしれない。 『適材適所』だ。」
要するに、『結果オーライ』というヤツだ。
「……」
だからその『イライラしていることを隠すニチャッとした笑み』はヤメロ。
胃が痛む。
……躍起になって『やっぱ全部爆破しよう!』とか思わないよねこの爆弾魔?
「……はいはい、そう言う風に考えた方が前向きだよねぇ~。」
肩透かしをして諦めた様な顔をしたからセーフ!
「「「『……』」」」
キリキリキリキリ。
だけど代わりに周りと通信のゼロから無言の視線にワガハイの胃がアウチ!
『……コホン。 恐らくブリタニア軍は、我々の介入を予期していないだろう。 何せ合衆国中華の支援に、黒の騎士団の戦力はかなり広く展開されているからな。 その隙を突き、包囲網を崩し、ここまで正規軍を相手にした者たちの退路を確保する。』
「しかしゼロ、このままでは下準備が終わっていないまま帝国に宣戦布告することになるぞ?」
『そこでアマルガムに声をかけた。』
ん?
『
ここで俺に振るんかい?!
鬼か!
キリキリキリキリキリキリキリ!
いや、高笑いが似合う魔神だったわ。
『しかし君も先の作戦でかなり消耗したと聞いている。 よって、君の肩書だけを今作戦に使おうと思っている。』
およ?
「……いいのか?」
『私は君たちに何かを強制させる立場に立っているわけではない。』
「そうか。」
っしゃぁぁぁぁぁぁ!
ルルーシュから雑巾二号にならない言質を取ったどおぉぉぉぉぉ!
……まぁ俺『個人』じゃなくて、『組織としてのアマルガムに対して』ということに目を瞑ればな。
おっと浮かれ顔を出すわけにはいかないのでそれとなく振る舞うか。
「レイラと毒島はどう思う?」
「……ゼロが言ったように、協力者たちが予期せぬ衝突にここまで機転を利かせて生き残ったことは凄いことだと思います。」
「そしてそのような者たちを見捨てれば、有能な人員たちを失うことになる。」
つまり二人は『賛成』ということか。
「コ────ネリスさんたちは?」
あっぶねぇ、思わず本名で呼びそうだった。
「……この様な地方に主戦力を投入するとなれば猶予はある。 早急に事を済ませれば問題ないが、『黒の騎士団と関係のある勢力』だと勘づかれれば後の事に響く。」
つまり『スピード勝負』とな。
「「「……」」」
え? なんでそこで俺を見るの?
あ、分かったぞ。
傭兵部隊への偽装となると、今でもブリタニア外では珍しいフロートシステムは使えない。
つまり────
「────ゼロ、紅蓮壱式に偽装できる月下はイカルガに何機搭載されている?」
『話が早いな。 二、三部隊ほどならすぐに用意できる。』
よっしゃ。
「あとはリア・ファルにあるアレクサンダを量産型に偽装して、ブースターを全てに取り付けばいけるか?」
「アンナたちにもう手配は済ませています。」
早?!
「……勝手すぎでしょうか?」
「いや、むしろよくやった。」
丁度いい、ブリーフィングが終わればすぐにでも出撃できるということか。
「あ、ゼロ?」
『何かね、カレン?』
「スバルの代わりに私が出て良いかな────?」
ん?
『────私に反対する理由は無い────』
んんんんんんんん?
「────では詳しい打ち合わせはこの後に────」
『────ああ。 それとウィザードにも参加してもらいたい、彼の機体に搭載されたECMはこの様な行動に向いている────』
「────
『────あくまで彼女個人の意思での参加ならば私から言うことは無い。』
なんだかトントン拍子に俺が出撃しない流れになっていないか、これ?
「待ってくれ。 俺は?」
『「「お休みにならないのですか?/休め。/君は十分に活躍している。」」』
レイラ、毒島、ゼロの三連星によるダメ押し?!
誰も踏み台に出来ない!
出来てもしないけど。
「そうだよ。 スバルってまだ車椅子から立ち上がるのも大変でしょ?」
カレン、お前もか。
「ではライラ、彼をお願いしますね?」
「じゃあ皆で世話するです!」
「「「「……」」」」
ウキウキした乗りのまま返事をするライラとは対照的にギアス嚮団の子供たちによるジト目攻撃……
ナニコレ。
「つまり“休め”って言うこと、分かった?」
「どういうことだアリス?」
「……いい加減に気付きなさいよ。」
アリスさんや、分からない人に“気付け”なんてこの上ない投げやりな言葉なのですが?
「このバカ。」
え? 今なんて?
蓬莱島へと帰還するルートを変えなかった黒の騎士団、およびアマルガムの混成部隊から東シナ海を横断する部隊は黒の騎士団やアマルガムとはわかりにくく、量産されているナイトメアに偽装していた一機の中にカレンは居た。
平べったい従来のVTOL機に推進力を高める為、フロートシステムが開発されるまではメジャーだった電力駆動プラズマ推進モーターを取り付けたドダイ土台の上にフロートシステムが取り外されたナイトメア。
それ等はフロートユニットの代わりに、アマルガム機に使用されている噴射機ユニットが代わりに背部のユニバーサルコネクターに付けられていた。
『機体の調子はどうだ、カレン?』
『えっと……スバルの機体って、前にも乗ったことがあるから大丈夫。 大丈夫……なんだけど……』
『“だけど”、なんだ?』
『……この強化スーツって落ち着かない! なにこのぴっちり感?!』
『ラクシャータのパイロットスーツのように、光ファイバー回線で血液の偏りを防────』
『────それにしても薄くない?! こう……胸とかさぁ?!』
『別にこれだけ着て大衆の前に出るわけでもないし、私は気に入っているぞ? 性能も折り紙付きだからな。 実際、普通のパイロットスーツで活動した時より体にかかる物理的負担はかなり軽減されている。』
『そりゃそうかも知れないけどさぁ────』
『────それにバベルタワーの潜入時に君が着たバニー姿よりはマシだと思うが────?』
『────大して変わらないよ?!』
『それにこの強化スーツはスバル本人の提案によって開発されたのだぞ?』
『……そうなの?』
『着用者の能力向上と生命維持を追求した凝ったデザインでこうなった、とマリエルたちから聞いている。』
『へ、へ、へぇ~? そうなんだ~────』
『────ちなみに着用者第一号は私だ。』
『・ ・ ・ フゥ~ン?』
『フフ♪ 可愛いな────』
『────こちら、
『あ、ハイ。 (そうだよ、今は小さい事より目の前で助けが必要な人たちがいるんだ!)』
『(ふ~む……まだ緊張しているか。 やはりスバルみたいには行かないか。 私もまだまだということか……)』
毒島とカレンの直通通信をレイラの声が遮ると水平線から太陽の光が昇り始めると陽光が辺りを照らし始め、パイロットたちの緊張感が自然と高まっていった。
「(マリーとあの『スバル』って人、似ているわねぇ……一人で無理するところとか。)」
余談だがオルドリンこと『ドロシー』はのほほんと今着ている強化スーツとグリンダ騎士団の騎士服を連想していたそうな。
「……」
「レイラさん? 緊張していますか?」
「ユーさん……そう、ですね。 (このタイミングと規模、恐らくはワザと仕組まれた敵の罠。 シュバールさんが居ない今……いえ、いないからこそ彼に更なる負担にならないよう上手く立ち回って見せる!)」
……
…
「殿下、考えましたね。」
「うん? いったい何のことかねカノン?」
新大陸からエリア11へと向かう艦隊の中心にある
「殿下の指示通りに噂を流しただけでエリア11内の不穏分子は集結し、動きはより大胆なものに活性化したことですよ。 部隊を動かす名分に、より厳重な体勢と市政へ緊張感を持たせる。 その上、黒の騎士団などが介入すれば報復の大義が────」
「────さすがに買いかぶり過ぎだよ。 私は何時か起きるであろう事態を早めただけにすぎない。」
「殿下がそう仰るのなら、そういうことにしておきましょう。」
「カノン、人を動かすのは何だと思う?」
「『意思』なのでは?」
「違うね。 それはまやかし、気休めさ。 結局のところ、人を動かすのは『他人』……『社会』だよ。 これは人だけに限定した話ではなく、群れを成す生物すべてに当てはまる。 それ等個人は周りに感化され、仲間外れにならないように自らを合わせようとする。 何せ群れから外れた個体は『異端』と古くから断罪されているからね。 だから個人の意思は集団の前では無力さ。」
「……果たして殿下の思惑通りに現れるでしょうか?」
「ん? 何がだいカノン?」
「例の『
「うん?」
シュナイゼルが珍しく何か面白そうなアンティーク壺物を見つけたかのような表情を浮かべる。
「……ああ、そう言う見方もあるか。 それは誤解だよ。 東ユーラシアが所有していたと思われる兵器と領土の確保、それ等と並行して反ブリタニア勢力の脅威を同時に排除する作戦だよ、あれは。」
「そういうことにしておきます。」
「しかし────ッ。」
「殿下?」
「……いや、何でもないよカノン。」
「そうですか。」
「(さっき、私は何を言いかけた? “現れて欲しい気も確かにあった”?)」
シュナイゼルは朝日が昇り始める平行線へと目を向け、平常運転を装った。
「(まさか私が『大局』ではなく、『個』を気にかける日が戻ってくるとはね……これでは視野が狭くなるというのに何だ、この胸の鼓動は……糖分を摂取したからだろうか?)」
大人の事情でRTA気味だったR2でしたが、ここから少々(?)変わります。 (;´∀`)
尚どうでもいいかもしれませんが、後編で聞いていたイメソンは『奇跡の海』でした。 理由は……後ほどに。 (*ゝω・*)ノ
え? 『そんなことよりカレンとオルドリンの着用色を早よ』?
……脳筋のピンクよりの赤と隠れスケバンの赤ですが何か?