小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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またも長くなってしまいました。

それと視点がところどころ変わります。


第287話 土やのうて石の味

『夢だ。』

 

 そんな風に、ぼんやりとした意識の中で「これは夢だ」と気付くことがあるだろうか?

 しかもその自覚だけでは、夢から覚めることができない時もあるかもしれない。

 

 無いかもしれないし、有るかもしれないが少なくとも今はそんな感じだ。

 

 暗く、月と星明かりだけがぼんやりと照らす世界。油まみれのレンズ越しに見える視界は、どこかの『建物の中』を伝えていた。

 

『ね、ちょっと入ってみましょうよ■■■■。』

 

 目の前を歩いている誰かが、そう言ったような気がする。

 

 だがその姿は見えず、ただ人影のシルエットが頼りだが、『声からして幼い少女だろう』という印象は感じ取れた。

 

『────』

 

 口が動いたようだが、耳に届かない。

 

『すこしだけ。』

 

 こそこそと動く少女のシルエットを追い、一歩ごとに胸がざわつく。

 

 そのざわつきは次第に大きくなり、『ここにいてはいけない』と()()が直接訴えかけてくる。

 

『────』

『────』

 

 壁の向こう側から誰かの話し声が聞こえるような気がする。

 

『だれかしら? ねぇ、■■■■は分かる?』

 

『────』

 

 再び口が動くが、音は出ない。

 

『────?』

『────』

 

 何やら騒がしい。

 

 目の前のシルエットが物陰から出ようとした瞬間、胸のざわめきが頂点に達し、視界がブレた。

 手を伸ばすと同時に、隣の壁が崩れ、何かが体中を貫く感覚が走る。

 

 不思議と痛みは感じなかったが、『夢なのだから』と納得しながら、視界が暗くなっていく中で一つのことを思った。

 

 目の前のシルエット────あの少女は無事なのだろうか?

 

 視線を倒れていた床から移すと、何やら罪悪感が胸奥に走り、瞬時に悟った。

 

『ああ、酷い〇〇だな』と諦めじみた考えが浮かび、体が鉛のように重くなっていく。

 

『────』

 

 誰かが見下ろしている感覚があるが、体はとうに動かなくなっていた。

 

 相手を見ようとしても、首は動かない。

 

 倒れていたシルエットがもぞもぞと身じろぐのが見えた。

 

 駄目だ動いては、気付かれてしまう。

 

 そう伝えたいが、体は何も反応しない。

 

 ノイズが走り、辺り一面が冷たい暗闇に包まれていく。

 

『肺が水でいっぱいになったかのように息苦しい。』

『冷たい体を温めて、少しでも楽になりたい。』

 

 だがそれよりも()()()()()()()()()()()()()()()

 ()()()()()()()()()()

 

 息苦しさに重い何かがのしかかっても、必死に暗闇の中をただ歩く。

 

 直感で分かる。

 

『一度でも足を踏み外せば、自分が暗闇に引きずり込まれる』のだと。

 

 息を吸うたびに肺が焼けるように苦しくなる。

  体は重く、感覚も既にない。

 

 だがここで止まることだけは────()()()()()()()()()()()()()

 

 ここまで歩んできたのはあくまで『過程』であり、『結果』ではない。

 

 まだだ。

 

 まだ、この様々な要素が絡み合った綱の上を歩き続けなければならない。

 

 どれだけ苦しくても。

 

 どれだけ悲しくても。

 

 どれだけ助けを願おうとも。

 

 どれだけ諦めたくとも。

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『瞼の裏が眩しい。』

 

 そう感じながら、腕を上げようとした瞬間、体中が重く感じられた。

 

 頭がぐらつき、ここに至るまでの過程を思い返そうとする。

 

 首の裏と胸に嫌な汗がじっとりとまとわりついていたため、『多分いつもの夢を見ていたのだろう』と思う。

 

 内容は毎回のことながら思い出せないが、嫌な夢(悪夢)だったことは間違いない。

 

 目を開けると、ぼんやりとした視界の先に俺の手を握っている誰かがいた.

 

『少女だ』と、シルエットのアウトラインで理解する。

 

「────」

 

 自分が何を言ったのか分からない。

 というより、言葉ではなく、ただの吐息だったように思える。

 

「ふ……くっ……う、うぅぅぅぅ……」

 

 だというのに、徐々に焦点が合ってくる景色の中で、少女は苦しそうにくぐもった声を出している。

 

 ここでようやく気づく。

 周囲に花の香りが満ちていることに。

 

 ここは『庭園』か────?

 

 「────ごめんなさい!」

 

 少女の声が、見覚えのある大きな声に変わり、耳鳴りがキーンと鳴る。

 

 なるほど目の前に泣いているナナリーがガガがガガガがガガがががががが。

 

「ごめんなさい────!」

「────ナナリー総督────?!」

「────変な顔なんて言ってごめんなさい────!」

「────ちょ、ちょっと落ち着き────」

「────変な喋り方なんて言ってごめんなさい────!」 

「────ひ、人を呼んでくるわ────!」

「────変な子なんて言ってごめんなさい────!」

「────急にどうしたんだい────?!」

「────だって、だって! こんなにも、ボロボロに、なって────!」

 

 一気にノータイムで意識がフル覚醒する。

 

 え? なんでナナリーが?

 それよりも、なんで謝るんだ?

 

 訳が分からない。

 

「────私の所為で────!」

 

 近くにいたノネット────というかいつからここに?

 

 というかここどこじゃい?

 

 それよりもしゃくりあげるナナリーの前にアタフタとしているから今は無視だ。

 

 それよりも、ナナリーが謝罪している理由を考えた。

 

 彼女は多分、俺の状態が自分の所為だと思い、心を痛めているのだろう。

 

「~~~~!」

 

 やがて彼女の言葉は意味を成していない、押さえつけられた泣き声へと変わる。

 

「ナナリー……」

 

 乾いていた喉を潤し、ようやく言葉を発すると、ナナリーの肩がびくっと跳ね、泣き腫らした────あるいは怯えた────目で俺を見た。

 

「泣か、ない、でくれ。」

 

『泣く理由が分からない』と言いたかったが、うまく言葉に出せず、何故か極端に変換される。

 自分でもよく分からない。

 

 ああ、口下手だったな俺は。

 

「ですが、こんなにも、ひどい状態に、なるまで、無理を、なさって────!」

 

 波打つようなウェーブのかかった栗色の髪が震え、大きな紫色の瞳に再び涙が溜まっていく。

 彼女の普段透けるように白い肌が、赤みを帯びていく。

 

 しかしさっきナナリーは俺になんと謝っていた?

 

『変な喋り方~』とか、『変な顔~』とか、身に覚えのないものばかりだったような気がする。

 

 いや、天使を泣かせてはいけない。

 

 何か……何か言わなければ。

 

「────私の、意志、で、勝手に、やった。」

 

 ようやく言葉がまともになってきたが、たどたどしい話し方のためか、ナナリーは口をつぐんだものの、納得している様子はなかった。

 

 そもそも、ナナリーは最初に『裏で何かしている兄の助けになって』と頼んできたが、俺が痛々しく我慢している姿を見かねて彼女に訂正させたのだ。

 

『ああ、失敗したな』と俺が思ったのは、ナナリーの目尻に新たな涙が溜まり、再び泣きそうな顔になってからだった。

 

 ああ、泣かないでくれ。

 

 このままでは、ナナリーが────

 

「────あ、あー……ちょっと横からいいかい?」

 

 複雑な心境の中で、ナナリーの背後から落ち着いたノネットの声が聞こえ、ナナリーもポカンとした表情で彼女を見た。

 

「二人の関係とかは詮索しないけど、総督には言っておきたいことがあるよ。 ()()()()()()。」

 

「……ぇ。」

 

「多分、『ごめんなさい』じゃなくて、他の何かを少年に言って欲しいんじゃないかな?」

 

「……」

 

「どんな事情があっても、少年が総督のために行動したのに“ごめんなさい”は()()()()じゃないかな?」

 

 おお、ノネットのキリッとした表情が凄い迫力だ。

 ナナリーも畏まってしまっている。

 

「だってさ、せっかく行動した結果が謝罪なんて、その行為を軽んじているようなもんじゃないか。」

 

「で、ですが……私は、彼に酷なことを強いて────」

「────だったらなおさらだよ。 こういう時は、単純に考えればいい。」

 

「???」

 

「頑張った相手には、どう接すればいい?」

 

「ぁ……」

 

 ナナリーはノネットの言葉にハッとし、近くのティッシュで涙を拭い、ぎこちないながらも笑顔を作った。すると、目に溜まっていた涙がまたもやポロポロと流れ落ちる中で口を開けた。

 

「あ、りがとう、ございます……」

 

 ────。

 

 その瞬間、俺の頭も心も真っ白になった。

 

『感無量』。

 

 まさに『感無量』という言葉がぴったりだった。胸の奥で心臓が温まり、体の隅々までその温もりが広がっていくのを感じた。

 

 この感覚は心地よく、そして()()()()()()()()

 

 例えるなら、まるで残り火で何とか動いていた錆びつきかけていた蒸気機関車が、新しい燃料を燃やし始め、ボイラーが一気に沸騰し、ピストンが再び激しく動き出すような感覚だ。

 

 分かりにくくてすまない。 俺自身もよく分からないが、そういうことだ。

 

「ッ。」

 

 とにかく、俺は右手でティッシュを取り、ナナリーの涙をできるだけ優しく拭きとる────あ゛。

 

 俺の目に映ったのは、火傷の跡がある手だった。

 

 これはまずい。

 どうやら病室にいる様子から見て、治療の際にメイクが落とされたのだろうか?

 

 ノネットとナナリーの視線が、その手に集中している。

 

 注目を逸らさねば────

 

 ────バァン────!

 

「────先輩────!」

「────ケイトとフェリッリたちを連れて来ました────!」

「────ちょっと私たちを無視するな────!」

「────そうよ、誰のおかげで二人を連れてこられたと思うのよ────?!」

 

 ドアが乱暴に開かれ、ナース服を着たライラ、私服姿のマーヤ、ゲッソリしたケイトを連れたアンジュ、そしてフェリッリを担いだアリスが入ってきた。

 

「────スバル大丈夫?!」

 

 それとカレンも血相を変えて駆け込んできた。

 

「「「……………………………………」」」

 

 部屋に入った彼女たちは、泣き顔のナナリーを見てから俺を見返し、ジトッとした目で再びナナリーに視線を向けた。

 

「「……あんたの所為!」」

 

 なんでや!

 俺は涙を拭いていただけだぞ、この金髪レッドアイズドラゴンズが!

 その2400ATKを別のところに向けろ!

 

「えっと……」

 

 部屋の中で目を丸くしているノネットに気づいて、どう対応すればいいのか俺にアイコンタクトで尋ねてきている。

 

 そんな戸惑うカレンを見習え!

 

『これってどういうこと?』

『複雑だ。』

『見りゃわかるわよ。』

『なら聞くな。』

『いや聞くでしょ普通。 なんでここにナナリーがいるの?』

『知らん。』

『彼女、泣いていたよね?』

『……』

『気付いていないフリがバレバレ。』

『ただいまおかけになった電話番号は────』

 『────ベッドダイビングして頭突きを食らわせるわよ────』

 『────それは勘弁してもらいたい。』

 

 仕方ない、体を起こしてこの場を切り抜けよう。

 

 案の定、体を起こすと背骨からポキポキと音が鳴る。それにお腹の空き具合からして、第二東京決戦から数日経っているらしい。

 

 「「「「って、ナナリー/ナナリー皇女の目が見えている?!」」」」

 

『さぁ、これからどうやってナナリーが泣いていた理由を誤魔化すか』と思っていた瞬間、カレン達が二度見して、ナナリーの目が見えていることに驚愕する。

 

「……え、えへへへ。 見えちゃっています♪」

 

 でもナナリーが照れているので許しちゃう!

 ナナリーの照れ顔は世界一ィィィィ!!!!

 癒せないモノなどぬぅわ()いのどぅ()ああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 今すぐ某敬礼も付け足したいが、さすがにダメだろう。

 

 それに、この世界でも第二次世界大戦っぽい戦争は起きている。

『アメリカ独立戦争』が『ワシントンの反乱』に変わっているように、名称も『第二次世界大戦』から『第二次エウロペ内戦』に変わっていた。

 

 だから例の敬礼も、EU出身の人たちにとってはトラウマになりかねない。

 

 よし、現実逃避と脱線で少しだけ冷静になって来たぞ。

 

「えええっと……カレンさんにアンジュさん、アリスちゃんにライラですよね? 想像通りの見た目ですね♪」

 

「「「はうあ?!」」」

「良かったです!」

 

 カレン、アンジュ、アリスの三人は奇声を出し、胸が痛むかのように顔を歪ませながら己の胸に手を添える。

 

 わかる。

 わかるぞ、その気持ちが。

 

 俺も最初の頃は同じように動揺していたが、今では耐性がついた。

 

 「「もしかしてこれ、スー先輩/神様のおかげです/ですか?」」

 

 スーッと、いつの間にか俺のそばに来たライラとマーヤが小声で話しかけてくる。

 

 なんだ今の完璧な『絶』とコンビネーションは?!

 

 化け物モブ子のマーヤはともかくライラまで……

 

 恐ろしい子たち!

 

「……俺は何もしていない。これは彼女の努力の結果だ。」

 

 ナナリーの目の件はシャルルのギアスによるものだったし、原作より時期は少し早まったけど、嬉しいことに違いはない。

 

「ね? 私の言った通りでしょうライラ?」

「むぅ……確かに全然動揺していないです……マーヤ先輩の言った通りです……」

「神様ですから。」

「確かに神様ですぅ……」

 

 ……聞こえなかったフリをしよう。

 

 とりあえずこれも(内心で)言葉にしていいか?

 

 ライラさんやそのナース服はどこからどう見ても普通のじゃなくて学園祭でミレイが来ていたようなぴっちりなタイプでスカートの丈が短くてエロス溢れるムホホホでえちちなコスプレだゾイ。

 

 良くライラ(155㎝)のサイズがあったな。

 

 というか……どっから出てきたそんなニッチなサイズのコスプレ衣装?

 

 オイこら誰だグッジョブ?

 

『南から~』とかだったらいよいよ危な過ぎてルルーシュにアイツを黒の騎士団から追放するように何がなんでも説得するぞ。

 

 ナナリーをダシ────ゲフンゲフン。 例にして挙げたら多分、一発だな。

 

『行政特区の発表時にナナリーを見て頬を赤めていた』という事実もあるしな。

 

 俺はその場に居なかったけれどアニメでもそうだったし、蓬莱島でも時々ベニオをどこかじっと見ているときがあるってサヴィトリが愚痴っていたし。

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

『ナナリーが目を開けている』というニュースは瞬く間にリア・ファル内部を駆け巡り、アリスが号泣してナナリーに抱きつき、部屋が本格的に大混乱の場と化す前にライラとマーヤが退室することを勧め、フェリッリとケイトが皆を押し出している間、俺が連絡を取ればレイラと毒島が独断で緘口令を敷いていた。

 

 今更過ぎて当然と言えば当然だが、この二人は本当に優秀だ。

 

 指示を待つのではなく、事前に情報を得ていれば、俺がアマルガムの内外問わずにやってほしいことを独自に判断して動き、指示を出してくれている。

 

 本当に頭が上がらない。

 

 感謝の気持ちを伝えるべく、室内の端末でメッセージを送ったら、すぐに既読がついた。……だが『これでよろしかったですよね?』と『些細なことだ』の返事が来るまでに10分ほどかかり、一時は俺が操作ミスをしたのかと思った。

 

 返事が遅かった理由はさておき、俺が気を失っていた間に起きた出来事の報告を受け、ようやく全ての情報に目を通し終えた。

 

「ねぇ、本当に大丈夫なの?」

 

 ちなみにナナリーたちが退室した後、俺の自室から小道具箱を持ってひっそりと俺のいる病室に俺の安定した具合に、『変化なし』と判断したフェリッリとケイトの了承を得てから戻ってきたカレンが近くにいた。

 

 レイラたちも優秀だが、カレンも……『野生の勘』というか察しがいい。

 

「ああ、すこぶる調子がいい。」

 

「……本当に?」

 

 ジト目で疑念を表すカレンに、俺は声を大にして言いたい。

 

 アニメ────じゃなくて、『嘘じゃない』と。

 

 どういうわけだか、本当に体の負担が楽になっているのだ。

 

「ああ。 俺の顔のクマもほとんどないだろ?」

「……確かに。 だったらメイクする必要ないんじゃない?」

「俺の気持ち(の問題)だ。」

「……そ。」

 

 なぜだかわからないが、本当に体の負担が軽くなっている。

 それどころか、今すぐ立って歩きたい……いや、軽いジョギングでもして体をほぐしたいぐらいの気分だ。

 

 本気で前世(多分)で聞いた『女性はマイナスイオンの効果が~』の説を信じたくなるぐらいに、体の調子がいい。

 

「それで?」

 

 カレンが言っているのは、俺が読み終えたレポートの内容についての感想だろう。

 

 要約すると、以下の通りだ:

 • 神聖ブリタニア帝国と超合衆国連合の間に停戦協定が結ばれる。

 • その見返りとしてエリア11が合衆国日本に返還される。

 • 返還期間内にエリア11に滞在しているブリタニア人やブリタニア企業などは、残るか帝国領に戻るかを選択する。

 

 実にシンプルな内容だ。

 

 ………………………………………………『ナニコレ』と叫びたい。

 

 俺の知っているコードギアスとは全然違うが、まぁ……今更だ。

 逆に今まで原作に沿って進んでいたことが不気味なぐらいだから、これはこれでいいのかもしれない────あ!

 

「カレン、端末を貸してくれ。」

「ハイどうぞ……で、何をするの?」

「メッセージをレイラたちに送る。」

 

 メッセージの内容はニーナに関してだ。

 

 ブラックリベリオンでフレイヤの開発を止めたものの、その後シュナイゼルが独自に開発を進めていたとしたら……

 

 俺が覚えている通りだと、ニーナは租界にいるはずだ。

 

 フレイヤではなく、サクラダイトに頼らない電力────核融合炉で政庁がゲフィオンディスターバーの影響を受けていなかったと仮定し、アヴァロンが上空にいなかったことも考慮すれば、ニーナは政庁にいた可能性が高い。

 

 そして、もし世間が核融合炉の有用性に気付いたとすれば、フレイヤのドタバタのすぐ後に動いていたもおかしくはなく、今頃はミレイのいる学園に匿われているかもしれない。

 いずれにしても、ニーナが狙われている可能性があるので────

 

 ────ピロン♪

 

 お、返事が来た。 流石に早いな────

 

『ニーナ・アインシュタインという方なら既に保護しています。』

 

 ────超々々々々~ナイスや、レイラたん!

 

『グッジョブだレイラ。』

 

 最ッッッッッッ高にCOOOOOOOOOOL(クール)ですよぉぉぉぉ聖処女ジャぁぁぁぁンヌよぉぉぉぉぉぉぉ!

 

 ピロン♪

 

『お褒めに預かり光栄です、シュバールさん。 それとサエコの口添えでクルルギ卿とコノエナイツ────』

 

 え。

 

『────およびキャメロットの主任と副主任も艦にいますのでご注意を。』

 

 え。

 

 ……オーケー。

 ちょっと整理しよう。

 ハプニングが怒涛のように押し寄せているからネ♪

 

 当たり前だが『クルルギ卿』とは『スザク』の事だろう。

 

 しかし毒島(サエコ)とスザクの接点なんて……

 

 いや、あったわ。

 

 どういうわけか毒島は()()では桐原の孫だ。

 

 そしてアニメでは、ルルーシュのフラッシュバック時に枢木神社に関する描写があったはずだ。

 

 そしてアニメだとルルーシュのフラッシュバック時に確か、枢木神社に関して枢木ゲンブとSPたちにムスッとした桐原のじっちゃの描写があった……と思う。

 

 天子の結婚祝いパーティで神楽耶はその枢木ゲンブの息子であるスザクと“同じ六家で又従兄妹同士で婚約者候補だった~”と、口走っていた。

 

 つまり、毒島とスザクが顔見知りであってもおかしくはない。

 

 ここまでは理解できる。

 

 だが『近衛(コノエ)ナイツ』ってどういうことやねん。

 

 俺は知らんぞ。

 そもそもネーミングセンスが酷過ぎる。

 

『近衛』と『コノエ』ってそのまんまやんけ。

 

 それに『キャメロットの主任と副主任』って……

 これ、ぷかぷかクラゲの大工ロイドとセクシーセイウチセシルのことだよね?

 

 ………………………………『ナンデ?! どんな経歴でこうなった?!』と叫びたいがこれも多分、スザク絡みだろう。

 

 あの二人、スザクと縁が割と深いからな。

 

 特にセシルは、スザクを過去の誰かに重ねているようで、ロイド曰く何かと面倒を見たがっているらしいし。

 

 ピロン♪

 

 レイラから新たなメッセージが届く。

 

『スザクが救助活動の再開と言っていましたが、彼のKMFが飛ぶ方向が違います。 どうされますか?』

 

 一緒に送られてきたのは地図を見ると、スザクのランスロットが現在移動しているルートから測定された行先には太平洋だが……

 

 それ以外に、この行先は────

 

『────毒島、このルートは枢木神社の近くを通るか?』

 

 ピロン♪

 

『ああ、通る。』

 

 別のメッセージ画面を開いて地図のデータと共に転送すると、すぐに返事が来た。

 

『そうか。』

 

 俺は体を起こす。

 

「スバル?」

「カレン、ちょっと出て行ってくれないか?」

「え、なんで?!」

「着替えるからだ。」

「そ、そう? 手伝うけど?」

「いい。 それよりもナナリーを見てやってくれないか?」

「……そういえば、なんで彼女はここに来ていたの?」

「お礼を言いに来た。 多分。」

「それだけ?」

「ああ。 (多分。)」

「なんか隠していない?」

 

 相変わらず鋭いな!

 

「いや?」

「……………………………………」

 

 カレンの半目のジト目スペルカード!

 しかしスバルは『耐える』の罠カードで防いだ!

 

「はぁ~……分かった、ナナリーのところに行ってくる。」

「助かる。」

「他には?」

「特にない……が、紅蓮はいつでも出れるようにした方が良いかもしれない。」

「戦い?」

「分からん。 でも“備えあれば患いなし”だ。」

「うん、わかった。 あ! スバルの機体だけれど……ぐちゃぐちゃでラクシャータさんたちがすごい口論してたよ?」

 

 Oh……

 

「機体なら考えがある、大丈夫だ。 アンナは?」

「アンナちゃんなら────」

 

『アンナちゃん』って……そういえば俺(18(精神オンリー))とカレン(18(胸以外(?)))より一歳年下だったな、天才技術者アンナ(17)は。

 

「────オロオロしていたけれどなんか別の機体を提案してたよ?」

 

「そうか。」

 

 よし、あとはカレンが退室してからメイクをし直して、スザクの尾行を開始しよう。

 

 俺の予想通りなら、たぶん()()だろうからな。

 

 

 

 

 


 

 

 

 とある郊外のような風景の中、木々が風に揺れ、ざわざわと音を立てていた。

 その音を無視しつつ、ルルーシュは黙々と石段を登っていた。

 

「(周囲を何度か確認したが、近くに蜃気楼以外のKMFや人の気配は他になかった。 あとは、『どう話題を切り出すか』だな。)」

 

 石段を登り終えたその先には、まるでルルーシュを待ち構えていたかのように、スザクが立っていた。

 

 そしてルルーシュが通った鳥居にはかすれてはいるものの、『枢木神社』と書かれていた。

 

「やぁ……ここで会うのは久しぶりだね、ルルーシュ。」

 

 スザクが目に映しているのは、手入れが行き届かず雑草がはびこった枢木神社の敷地でその視線は、どこか複雑そうだった。

 

「そう、だな。 (こいつ、何を企んでいる?)」

 

 実はルルーシュ、C.C.から話を聞き始めてからふと彼女が記憶喪失になる前の状態に戻っていたことに気が付いたのだが、『今更』と思いながらスルーを決め込んでいた……のだが、彼女が最後に『随分と前の私に優しかったな? お前、()()()()()()か?』と煽るような一言で封じ込めていた苛立ちが再び蒸し返されていた。

 

 さらに、スザクから『枢木神社で会わないか?』との連絡が『ルルーシュ・ランペルージ用の携帯』に来ていたので緊張感と共に苛立ちが保たれていた。

 

「先日のことがあったから、君が無事だと知ったときはホッとしたよ。」

 

「(この……俺を皇帝に売り渡しておいて、よくもそんなことが言えるな?! どれだけの屈辱と苦労を味わわされたか……いや、冷静になれ。あまり切りたくないカードだが、もしスザクが俺に危害を加えるなら、こっちにユフィがいることをちらつかせれば……)」

 

 ルルーシュの脳裏に浮かんだのは、冷酷な表情のまま自分とナナリーを日本に送ると宣言した皇帝シャルルの顔だった。

 

「(……今さら俺が躊躇する理由はない。やるべきことはただ一つ! スザクをどうやってこちら側に引き込むか、それが今の課題だ!)」

 

「ルルーシュ?」

 

「(事態は個人のレベルをはるかに超えている。過去のことは過去のこととして置いておき、今はどうやってこいつを()()()()に説得するかだ────)」

「────やっぱり僕からだよね……ルルーシュ、君は僕にどうしてほしい?」

 

「…………………………………………は? (は?)」

 

 予想外の言葉に、ルルーシュの思考は一瞬すべてが止まり、彼の口から出たのは思わず気の抜けた一言だった。

 

「お前……何を言っている?」

 

「あの時、俺が君を信じられずに動いた結果がこれだ。 そして君がかつて言った通り、全ては俺の所為だ。」

 

「お前────」

「────それに……()()でもあるんだ。」

 

「(『頼み』? だがナナリーは俺がゼロだということを知らないはずだ……もしや皇帝が関与しているのか? だが、そうすることで何のメリットがある? ならば『頼み』とは一体……)」

 

 ここでルルーシュの思考は加速し、彼の並列思考によって散り散りにばらけていた点と点との間に線が引かれていき、やがて一つの可能性へと結びつく。

 

「まさか────?!」

「────その様子だと、君のおかげなんだろうね。 ()()が生きているのは。」

 

 風が再び吹き抜け、スザクの苦笑と共に、ルルーシュは驚愕の表情を浮かべたまま、その風が彼の髪と共に首筋に浮き出た冷や汗をかすめていく。

 

「(こいつ……どうやってユフィの事を?! いやそもそも()()からだ?! こいつがユフィと接触できた場合はかなり限られている……もしやリア・ファルでコーネリアが会わせたのか? だが、そうであればレイラ等から何らかの連絡が来ていたはずだ────)」

「────今は何も詮索はしない。 だけど、俺が協力すれば何でもできる……だろ?」

 

「お、お前────」

「────今の俺なら、式根島での────」

 「────お前は誰だ?! 本物のスザクに何をした?!」

 

「…………………………………………へ?」

 

 「俺の知っているスザクはここまで物分かりの良い奴じゃない! 一体何者だ貴様?! は?! まさか貴様、影武者か────?!」

「────うわ、ひどいな?! これでも自分なりに────!」

 「────もしや俺は罠にハマっている?! ギアスか────?!」

「────なんでそうなるんだよ?! 勝手に自己完結しないで、人の話を聞けよルルーシュ────!」

 「────やはり別人だ! そうだ! 俺の知っているスザクはもっと感情的で、イノシシのように後先考えずに突っ走る奴だ────!」

「────そういう君こそ1を聞いては10まで膨らませた妄想とかで勝手に仮定を決定させて、その仮定が外れたら苛立ちを他人にぶつけるくせに────!」

「────うっ?! (俺の知っているスザクはこんなに口が立つ奴じゃなかったはずだ! やはりこいつ、エルとかいう奴と同じでクローンか?!)」

 

「それで、()はルルーシュの指示かな?」

 

「え?」

 

 スザクの言葉で、ルルーシュはぐるぐると回転していた思考を中断させ、スザクの視線を追うが視線は何の変哲もない茂みの一部に向けられており、ルルーシュは困惑する。

 

「???」

 

「うん、そうじゃないみたいだね……よっ!」

 

 スザクは近くにあった朽ちかけた灯籠の一部を両手で拾い上げ、それを遠心力と筋力を使って茂みに向かって投げつけた。

 

 ビュ! ドガっ!

 

 ぐおあああああああああああああああああああああああああああああああああああ?!」

 

 すると重い衝撃音の直後、ギリースーツを着てフルフェイスヘルメットとライダースーツで全身を覆った、どこからどう見ても『不審な人物』が叫び声をあげ、彼はへこんだヘルメットと首を押さえながら地面を転がり回った。

 

「怪しいお前は誰だ────!」

「────待て待て待て待て待て待て待て! 俺だ、俺!」

 

 スザクはその不審者を足で押さえつけると、ヘルメットの中からくぐもった声が聞こえてくる。

 

「……『オレオレ詐欺者』?」

 

 「違う。 頼むからせめてヘルメットだけでも取らせてくれ。」

 

 そう言いながら、不審者は慎重にヘルメットストラップを外し、警戒するスザクとルルーシュの前でダメージを受けたヘルメットを脱ぎ捨てる。

 

「スヴェン?!」

 

 大量の汗をかきながら現れたのはスヴェンだった。

 

「何故ここに?!」

 

 彼の姿に、枢木神社周辺を蜃気楼で隅々まで確認してからやってきたルルーシュは驚きを隠せなかった。

 

「(そもそもどうやってここに?! 先回りされていた?! いやそれはこの際どうでも良い! このままではスザクの奴に半殺しにされ────!)」

「────ご、ごめん! 大丈夫か────?!」

「────は?」

 

 思考停止のセット付でルルーシュは本日二度目となる、気の抜けた声を出してしまった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 ぐおえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

 

 は、激しい痛みが首にぃぃぃぃぃぃぃぃ!

 

 叫びにならない我が咆哮がただの呼吸に!

 

 まさかのまさかでスザクに気付かれるなんてやっぱりこいつチート人間過ぎる!

 

 リア・ファル内で補給を終えて待機状態のまま放置されていたビルキースを借りて光学迷彩をつけながら毒島から枢木神社の場所を聞いて少し離れた場所に機体を隠して蜃気楼のスキャンが終えるのを待ってからもやしルルーシュより一足先に枢木神社の周辺の茂みに擬態して隠れていたのに身体能力化け物のスザクがまさか灯籠を投げてくるなんて予想外だろ!

 

 サイ〇人じゃねぇの?!

 力を込めたら周りが『キュワキュワキュワ~』とかの謎効果音しないか?!

 

 直撃は何とか避けたけれど掠っただけでも滅茶苦茶痛い!

 

 いたきわたる!

 

 あなや!

 

 いたきそ!

 

 よくわからん痛みの表現!

 

 星が散っていくスター!

 

 とにかく体に響く痛みでよくわからない言葉が浮かんでくるほどだ!

 

 ドサッ。

 

 元凶であるスザクの手を取って立ち上がろうとしたが、ギリースーツの重さでバランスが取れず、尻餅をついてしまった。

 

「あ。」

 

「そんな目で見るなスザク、お前の所為じゃない。」

 

 これは単純に重たいギリースーツの所為で上手くバランスが取れなかっただけだ。

 

「コホン! 何故ここにお前がいる?」

 

 そこでわざとらしく咳払いするルルーシュが問いかけてきた。

 

 どうしよう……

 

 え? 『ぶっちゃければ』だと?

 

『あわよくばルルーシュかスザクの土下座を生で見たかった』なんて言えるか!

 

 よし。

 

 久しぶりだが、これしかない!

 

 秘儀、『それらしいことを言う』!

 

「友人の心配をして悪いか?」

 

「ッ。」

「ああ……スヴェンはそうだったね。 いつからルルーシュを手伝っていたんだい?」

 

 んんんんんんん?

 スザクの質問の仕方がまるで『ゼロをいつから手伝っていた?』に聞こえるんだが……

 

 空耳か?

 

「ハッ?! もしかしてギアスで無理やり従え────?!」

「────なわけがあるか。 俺の自由意思だ。」

 

「なるほど、“ギアスじゃない”と。」

 

 な、何ぃぃぃぃぃ?!

 

 あの脳筋スザクがカマをかけただと!?

 何時からそんなテク(芸当)を身に着けた?!

 

「でも中華連邦の事も考えれると……もしかして、『第一次行政特区日本から』……とか?」

 

「……黙秘する。」

 

 自分の口下手さがこんなにも憎いと思うのは久しぶりだ……

 

「……なぁ、スザク? お前さっき、何かできないかと聞いてきたよな?」

 

「うん? そうだけど?」

 

「よし……ちょうどスヴェンもいることだし、二人に聞きたいことがある……『ラグナレクの接続』をどう思う?」

 

 ルルーシュの問いを聞いた瞬間、さっきまで体に感じていた温もりが一気に冷めていった。

 

『ラグナレクの接続』とは早い話が個を捨てて人類すべてを一体化させる、いわばコードギアス版の『人類補完計画』だ。

 

『人類の完全統一』なんて聞こえはいいが、個性も自由も未来も捨てて得る価値なんてあるのか? 考えるだけで、『カオス』と『ディストピア』が頭をよぎる。

 

「『ラグナレクの接続』……って何だい?」

 

 おっとワンテンポ遅れた。

 俺もショックを受けたままではなく、スザクのようにしっかりと否定し────

 

「────まぁ、知らないのならそれでいい。」

 

 それでええんかい、ルルーシュ。

 

「それよりも本題だ────」

「────ってちょっと待てルルーシュ。 良いのかい?」

 

 スザクが俺をチラリと見てくる。

 そりゃそうだ。

 俺が『ルルーシュ=ゼロだということを知っている』を、スザクは知らない。

 

「ああ、問題ない。 何せこいつは『ネモ』だからな。」

 

 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

 

「え? 中華連邦で見た、あの?」

 

 ルルーシュ! 人の黒歴史を掘り返すな!!!

 

「ククククククククク。」

 

 お前! お前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

 

「でもやっぱりそうなんだ。」

 

「「ん?」」

 

 あ、ルルーシュと俺の声がハモった。

 

「いや、実はとある人に“ルルーシュの手伝いをしているクラスメイトがまだいますから気を付けて”って言われていたし、中華連邦でカレンを助けるときに単機できたこととか、 “スヴェンは行方不明のカレンを探している”って考えたら『そう言う事じゃないかな~』って。」

 

  _, ,_

 ( ;゚д゚)

 *注*言語化できない、某ゴッド風の顔芸を披露する内なるスバルです(全力ポーカーフェイス中)

 

「あれ? もう打ち明けていたと思ったけれど────」

「────ちょっと待てスザク! 誰からそれを聞いた?! ま、まさか皇帝────」

「────違うよ?!」

 

 ちゃうねん……

『ネモ』なんてのはあの虚無感腹黒皇子宰相に名前を聞かれたから咄嗟に出した名前やねん……

 

 

 

 

 

 ルルーシュが『固執している(皇帝皇帝)』ならばスバルも『そこじゃない(スバル)』であった。

 

 

 

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

 スザクの話がぼんやりと耳に入ってくる中、なんとな~く学園祭で騒動を巻き起こしたペロリーナ(ユーフェミア)との出会いが語られているようだ。

 

 まあ、確かに中華連邦でカレンの奪還作戦をやらかしちゃったのは事実だし、スザクも彼女と紅蓮の護送に関わっていた。

 

 それに加えてユーフェミアからの情報もあれば、アッシュフォード学園でルルーシュの人間関係とか出席を見ていればおのずと結びつくのはスザクでもできるか。

 

 ……そう考えると奇跡的に俺やルルーシュのことって上手くすり抜けているな。

 エルという影武者がいるとしても。

 

 いやでもユーちゃん、何しちゃってくれているの?

 

 俺の苦労と心配と努力に割いた時間と労力とエネルギーを返せ!

 

「そ、それよりも本題だ。」

 

 ポーカーフェイスを必死に維持しながら放心していたところに、気まずそうなルルーシュの声が耳に入ってくる。

 

「スザク、お前さっき、『何をしてほしい』か聞いてきたよな?」

 

「う、うん────?」

「────ならば『皇帝を討て』なんてのはどうだ────?」

「────うん? え。

 

「スバル……いやスヴェン、お前はどうだ?」

 

 今度はスザクが呆然としている隙に、ルルーシュの矛先がこちらに向けられた。

 

「『ラグナレクの接続』が何なのか分からないがお前が深刻そうにしているのなら止めるべきだ。」

 

 迷うまでもない。

 

 実際問題、『ラグナレクの接続』をなんでルルーシュが知っているかは別として確実に止めなければならない。

 

 俺のスローライフプランの為にも!

 ついでにでかい展開と関わりのないモブ子とかとイチャイチャしたい!

 

「しかし、エリア11……日本は返還されたぞ? 超合集国連合にはもう大義名分がない。」

 

「例えそうであってもだ。」

 

「何か考えがあるのか?」

 

「正直に言って、『考え』なんてだいそれた事はないが……例え一人でも止めに行く。」

 

「フ、お前はそういうやつだったな。」

 

 おいちょっと待てルルーシュ。

 なんだ今の藤堂ちゃんっぽい『意味深な“フ”』は?

 

 

 

 

 

 


 

後書きEXTRA:

ナナリー:それにしてもえっと……すごい恰好ですね、ライラ?

ライラ:元気になるって渡されたです!

アリス:……誰から?

ライラ:マオちゃんです!

アリス:そ、そう……ホッ、一瞬アイツの趣味かと思った。

ライラ:何か言ったです?

アリス:なななななな↑何でもないわ↑↑よぉぉぉぉ?

ナナリー:……






更にどうでもいいかもしれない全くの余談EXTRA:

冒頭を書きながら聞いていたイメソンは夢幻万華鏡でした。 |ω・)ノ
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