小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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第291話 荒ぶる海

「上空からKMFの反応!」

「ブレイズルミナスは?!」

「無事、展開されています────いえ! エナジー消費が急激に上昇していきました! これは……」

 

 ズズゥウン!

 

 ダモクレス内部が揺れ、中にいた者たちがざわめいた。

 

「今のは?!」

「ブレイズルミナスが一時的にダウン! その隙間にKMFが放った攻撃で被害が!」

「ダモクレスの一部に軽微損傷……いえ、広がっています!」

「そんなはずは?!」

 

 カノンは驚きのあまり、自分の耳を疑った。

 

 ブレイズルミナスとは『クーロン場の超圧縮空間でブレークダウン現象を応用したエネルギー装甲システム』であり、普通の人どころか専門家ですら理解しがたい複雑な原理に基づくバリアである。

だが、確かなことは『様々な攻撃を()()()弾く盾』であるという点については、誰もが納得せざるを得ないものだった。

 

 そう、『()()()』。

 

「恐らく、ロイドたちの仕業だろうね。」

 

「殿下────ッ?!」

 

 カノンは声を上げながらシュナイゼルの方を見ると、すでに席を立っていた彼の姿にカノンは息を飲んだ。

 

「(どうやらブレイズルミナスの展開に使用されるエナジーを反転させ、一部のオーバーロードを引き起こす……と言ったところか。 これは私でさえ予期していなかった。先の艦砲射撃は目くらましに過ぎず、本命はKMFによるダモクレスへの電撃強襲! なんと素晴らしい!)」

 

「……ハッ?! 早くブレイズルミナスを再展開────」

 

 ズズゥウン!

 

「────敵KMFが空中で反転し、なおも攻撃を続行中!」

「弾幕を上げろ!」

「砲座は何をしている?!」

「ダメです! 速度を保ったまま攻撃を繰り出しており、自動照準が追いつきません!」

「マニュアルに切り替えろ────!」

「────敵KMF、機動修正が間に合わずに離脱中の様子です!」

 

 レーダー担当者の報告を受け、安堵の声が漏れた。円を描こうとしていたKMFのターンが浅く、ダモクレスから離れていくのを見てホッと一息つく者もいた。

 

「待ってください! 敵KMFがスモークを散布中? いえ、これは……チャフ?!」

「チャフ?」

「しかもこの反応は、陸戦用のチャフ?」

 

「ブレイズルミナスの再展開はまだかね?」

 

 困惑する部下たちに対し、シュナイゼルの涼しい一言が届く。

「ぁ……ブレイズルミナスの再展開────」

「────遅いよ。」

 

 ズズゥウン!

 

「多数のKMFがブレイズルミナス内部に侵入────?!」

「────マリーたちだよ。ラウンズおよび兵士たちのKMFを出撃させ、迎撃に当たらせる。」

 

 シュナイゼルはそう言いながら、シャルルに視線を向けると彼はただ静かに頷き、シュナイゼルは周囲のモニターに目を戻す。

 

 ダモクレスを中心に描かれた円陣形は、リア・ファルとディーナ・シーによる強襲で崩され、攻撃を免れた艦は右翼、左翼、後方に集中していた。

 

 それに対抗するように、グランベリーとネッサローズがリア・ファルの側に並び、背後には大グリンダ騎士団とイカルガの横長の陣形を展開していた。

 

「(さて、次は恐らく……) 全艦にKMFの出撃命令を。 さらに、ダモクレスからの指示があるまで、艦砲射撃は控えさせろ。」

 

「ハッ!」

 

 「……『艦砲射撃は控えるように』?」

 「宰相閣下だ、何か考えがあってのことだろう。」

 

 

 ……

 …

 

 

『さて、相手がかき乱されますよ?』

 

 スバル機が特攻する様子を、ほぼ海上と垂直に落下していたマリーベルは楽しそうに通信を飛ばしていた。

 

『いややっぱりアレ、絶っっっっっっっっっっ対に人間やめている動きだよね?!』

 

 オルドリンは最初、ほぼフリーフォールに怯えていたが、マリーベルの通信を受けてスバル機の軌道を追い、彼が巧みにチャフを使い、未だに混乱中の皇帝派の艦の間を飛びながらチャフの中で、()()()()も含まれた武装が内蔵されているコンテナユニットから様々な攻撃を皇帝派へ撃ち出し続けて反撃による誤射(または共倒れ)を誘う様子に驚愕した。

 

『ほぼ大気圏突入に匹敵するぐらいの速度を出して、どうやって意識を保ちながらあんな行動が取れるの?! ナンセンスよ、ナンセンス!

 

『あの対G訓練は地獄だったなぁ……アヤノは連日吐いていたし。』

『確かにきつかったし、ゲロったのはリョウもじゃん。』

『うるせぇよユキヤ! シュバールが出した飯が悪いんだ!』

『あ、あはははは……』

『大丈夫だアヤノ。 弱気なところも可愛い。』

『ア・キ・ト!!!』

 

『ちょっと待って。 何その、“いかにも大気圏突入を実感しました~”的な空気は?』

 

『まぁ、スヴェンだから?』

『スヴェンだからな。』

『スヴェンですから。』

『理不尽の塊だよねぇ~。』

 

『……え?』

 

 元ワイバーン隊と元イレギュラーズの言葉に、オルドリンは困惑の表情を浮かべた。

 

 「う~、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いおはぎちゃん高いところは怖いよ~。」

 

 余談ではあるが、マリーベルの近くにいた毒島は目を閉じつつ網膜投影システムからも景色を遮断しながら上記のような独り言をブツブツと呟いていた。

 

 余談だがおはぎちゃんはしっかりとコックピット内にある小物入れの中で保護されていたと、ここで記入する。

 

『ブスk……毒島さん、目を瞑る方が余計に浮遊感を感じて怖いですよ?』

 

 『怖くなんかないもん! 足もガクガクしていないもん!』

 

「(うわぁ……やっぱり参っている。 何か元気づける方法はないかな……)」

 

 そんな彼女の機体にスザクのランスロット・リベレーターが直通通信で話しかけると明らかに挙動不審な毒島の様子に、彼はどうやって毒島を励ますか考えだした。

 

『(何かないかなぁ……そうだ!) 毒島さん、久しぶりにこの後に試合でもしませんか────?』

 『────よしそうしよう絶対に試合をしよう!』

 

「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」

 

 あまりの豹変ぶりにスザクはちょっと()だけ後悔したそうな。

 

 

 ……

 …

 

「アッハ~♪ 皇帝ちゃんの方は混乱しちゃっていますねぇ~♪」

 

「ちょっとロイドさん!」

 

「はぁ~……」

 

 リア・ファルのブリッジにて場違いな声が響き、苦笑いするオリビアたちとは対照的に艦長代理を務めるウィルバーは深いため息をついた。

 

「ここに来たからには『引っ込んでいろ』とは言わないが、ちゃんと座っていなさい。 急な揺れで倒れて骨折などをしても知らんぞ、ロイド?」

 

「うん? もしかしてウィルバー、さっきのヤツをもう一度撃つの? というか撃っちゃって。」

 

「いや、主砲は()()使わない。 しかし、そろそろ敵がKMFで攻めてくる頃だろう。」

 

「ブレイズルミナスを展開すればいいじゃん? この艦の出力なら全方位、可能でしょ?」

 

「そうすればこちらからの攻撃ができなくなる。 数では我々が劣勢だ。 敵は私たちへの攻撃が一方的なリスクを伴うと気づけば、先行した部隊を前後から袋叩きに向かうかもしれない。」

 

「……昔から思っていたけれど、ウィルバーってば全然技術者らしくないねぇ~?」

 

「今は『艦長代理』だからな。 それに、テストパイロットになるため、軍人の真似事をして色々と補っているだけだ。」

 

「謙虚だねぇ~。 そこ、結構ポイントが高いんだよぉん?」

 

「私にはサリアがいる。 彼女だけで十分だ。」

 

「シュバール機、敵艦隊にチャフを散布しながら攻撃中! 敵艦隊は誤射を始めています!」

 

「(予定通りだ。これで艦隊の戦力差はさらに縮む。毎度のことながら、己の命を賭けるのは見ているだけで肝が冷えるな。)」

 

「艦長、射程圏内に入りました。」

 

「よし。第一波のミサイル攻撃と艦砲射撃をグランベリーとネッサローズに合わせろ! 次弾を装填次第、撃て! KMF部隊は第三波……いや、第四波までに出撃準備を整えろ! 高い熱源反応は確認次第、最優先で撃ち落とせ! ここからは艦隊戦だ!」

 

「う~ん、『面倒くさい』のが『面白い』に変わっていいねぇ~♪ 僕、嫌いじゃないよぉ?」

 

 「ロ・イ・ド・さ・ん♥?」

 

 「あ゛。」

 

「「(この二人、付き合っているのかしら/かな?)」」

 

 オペレーターのオリビアたちの考えを、ロイド達の事を知っている者が聞いていれば『先輩後輩枠で恋人未満』とのツッコミを入れていただろう。

 

 主にスバルが。*1

 

 ……

 …

 

「何たるザマだ!」

 

 皇帝派の中でも元軍人だったこともあり、前線から身を引いてもなお人望もそれなりにあったローゼンクロイツ伯爵はガタガタで『艦隊』とは名ばかりの景色に愚痴をこぼしていた。

 

「栄光ある皇帝陛下の御前で、あの程度の敵にこのような失態を晒すとは名門貴族の恥だ! KMF部隊を出撃させよ! 後方から半月陣で包囲し、我々の艦砲に誘い込め!」

 

 ……

 …

 

「艦長代理、敵のKMF部隊が出撃しました。」

 

「艦の動きは?」

 

「半月陣を敷くつもりのようです。」

 

「(この艦隊運動……敵にも軍事に少々精通した者がいるようだ。) よし。 できるだけ焦らす様、敵の艦隊運動に合わせろ。」

 

「『焦らす』、のですか?」

「あの、二人とも? 何で僕をガムテープで椅子に固定しているの?」

 

「意外かね、クルーミー君? 数ではこちらが不利だ。我々は敵艦隊に送り込んだKMFに注意を向けさせないようにしなければいけない。 特に、敵側の将校たちにはな。」

 

「はぁ……」

「僕を無視しないで?!」

「ミーン、ミーン、ミーン。」

「このピンクの球体はなに?! もしかして自立型のAI?! それともそのようにプログラミングされている玩具?!」

 

「ウィルバーさん、ガムテープをもう一度貸してもらえませんか?」

 

「さすがに呼吸困難になると困るので控えたい。」

「二人とも酷い!」

「オマエモナー。」

 

 ……

 …

 

「シュナイゼル。」

 

 ここでようやく王座で静観していたシャルルが口を開けたことにより、ダモクレスの制御室内はさらに緊張感を増した。

 

「艦の両翼を広げて、包囲陣形を取らせます。」

 

「ウム。 それと艦砲射撃は真正面の敵、特に先頭に集中させよ。 ()()()()以外のKMFはローゼンクロイツの後に続かせろ。」

 

「『例の部隊』ですか、皇帝陛下?」

 

「茶番はよせ。」

 

「ではそのように。 例の部隊は正面でよろしいですね?」

 

「ウム。」

 

 ……

 …

 

「ッ。 (敵の艦隊の動きが変わった? シュナイゼル宰相……いや、この動きは皇帝シャルルだな。 味方の臨機応変に合わせて砲撃を集中させている。)」

 

星団(リア・ファル)、こちらシュバルツァー将軍だ。 敵は両翼を広げ、包囲陣を敷こうとしている。』

 

「ああ、こちらでも見えている。 こちらはイカルガもいるし、密集しているため、包囲しようとするのは当然です、将軍。」

 

『そちらの考えが私と合っているかどうか、確認を取りたい。』

 

「そうですね。 『普通』に囚われる必要はありませんね────」

『────将軍、ダモクレスからKMF部隊が出撃! ……()()です!』

 

「正面?」

 

 ネッサローズにいたシュバルツァー将軍は側からきた報告に困惑し、リア・ファルにいたウィルバーも画面に映っていたシュバルツァー将軍と同様に困惑した。

 

『罠か? ……いや、関係ない。艦砲射撃で迎撃せよ。』

 

「こちらも副砲で援護します。」

 

 ……

 …

 

 

 大グリンダ騎士団とリア・ファルが皇帝派との激しい攻防を続けている間、静観していたイカルガも表面上とは異なり、内部は騒がしかった。

 

「なぁゼロ、俺たちも加勢しなくていいのかよ?」

 

「玉城さん、なぜあなたがここにいるのですか?」

 

 主にブリッジ『が』混乱していたと訂正する。

 

 「ディートハルトさんの疑問に便乗するわけじゃないけれど、なんでだろう……」

 「玉城さん、予定通りだと救助活動の監督をしていた筈だよね?」

 「吉田さんや井上さん、杉山さんたちと一緒にね。」

 「「「……………………もしかしてバックレたとか────?」」」

 「────おいそこ! 聞こえているぞテメェら?!」

 

 「「「……………………地獄耳。」」」

 

「で? どうする、ゼロ?」

 「君は少し黙っていてくれ。」

 

 ニヤニヤするC.C.を横目に、ルルーシュは頭を抱えることを我慢していた。

 

「玉城、お前……救助活動の監督を任されたのになぜイカルガにいるんだ?」

 

「うっ……そ、そりゃあその……アレだよアレ! 『虫の知らせ』ってヤツだ!」

 

「『虫の知らせ』?」

 

「そうだよ! ちょうど休憩をしに来たらイカルガが出撃準備している様子だからな! 『これは何かある』と思って身を隠してりゃ案の定、ブリタニアの内輪揉めの決戦に来ているじゃねぇか!」

 

「つまり、あなたは『任された仕事をサボっていた』と?」

 

「玉城、お前……」

 

ディートハルト、そして扇の呆れるような顔から玉城は目を逸らした。

 

「で、どうすんだゼロ?! このまま弱ったところでドカーンと皇帝を殺っちまうか?!」

 

 「「「(逃げた。)」」」

 

「……玉城、君は何か勘違いをしているようだが、超合衆国連合とブリタニア帝国の間には停戦協定がある。 それも『皇帝と』結んだものだ。 大義名分なく内戦に介入すれば、我々はただの戦争狂いにしか見えなくなる……しかし、その大義名分ももう間もなく得られるかもしれん。 君もKMFに騎乗する準備をしたまえ。」

 

「「「は?」」」

 

 ビー!

 

 玉城、扇、ディートハルトの声が重なると同時に、コンソール画面に警告が表示されて一二三オペレーターズ(双葉、日向(いちじく)、水無瀬)が内容を確認していく。

 

「え?!」

「これ、ナイトメアの反応?」

「でもこれ……」

 

「どうした?」

 

「ぁ……えっと……」

 

「ありのまま伝えて構わない。 だろ、ゼロ?」

「ああ。」

 

 ゼロの声に彼女たちはお互いを見て戸惑うが、扇の後押しに双葉たちはようやくそれぞれが確認の取った情報を伝えていく。

 

「敵の艦だけでなく、巨大建造物からも敵KMFらしき反応が多数確認されています。」

「ですが、一部はこの砲火を無視して一直線にこちらに向かってきています。」

「そしてそれらが時々反応が消えてロスト(LOST)となるのですが……えっと、()()()()()()()()のです。」

 

「そうか。 来るならば迎え撃つしかあるまい。 扇、私は蜃気楼で出る。 イカルガを任せる。」

 

「あ。 わ、分かった! 紅蓮や暁の出撃用意!」

 

「ディートハルト、映像を取ってくれ。」

 

「ゼロ、もしや双葉たちが報告したのは────」

「────恐らく、人体実験が施された者たちだな。」

 

「なるほど……では、『大義名分』は私に任せてください。」

 

「話が早くて助かる、ディートハルト。」

 

「私も出る。」

 

「なんだ、お前もかよC.C.?」

 

「何か文句でもあるのか、髭男。 あるのなら今度こそ撃墜されないことだな。」

 

「されねぇよ!」

 

 ディートハルトはゼロたちを見送ってから、彼は胸を躍らせながら得意分野のメディア仕事に取り掛かる準備をした。

 

「(『違法な人体実験』による『死なない兵士』に『蘇るKMF』。 それと対峙するゼロ……最高の政治宣伝だ!)」

 

 ディートハルトは表面上取り繕っていたが、内心は上機嫌であり、彼は今にでもスキップしそうなほどだった。

 

 そんな彼を誰かが見ていれば、誰もが二度見していただろう。

 

 例外があるとすれば、黒の騎士団に有益な情報を持ってきたディートハルトの監視を任されていた扇かもしれないが、それも原作で片瀬少将を囮にゼロが行った自作自演に気が付いていた場合なので、今回は適応されない。

 

 

 ……

 …

 

 

「(よし、これなら……)」

 

 スバルは機体から空になった武装のパーツ解除による軽量化を行いながら、自分のやってきたことの効果と次に取るべき行動を見極めるためにレーダーを確認していた。

 

「(ん?)」

 

 そこに後方から『UNKNOWN(アンノウン)』とIFF表示されていた所属不明機がスバルの居場所へ直行しているのを見つけ、眉間にしわを寄せた。

 

「(『UNKNOWN(アンノウン)』ってなんだ? ブリタニアなら『BRITTANIA』って出てくるし、黒の騎士団なら『BLKKNGTS』だ。 アマルガムなら『AMLGM』だろうし、なにより速度が速すぎる。 もしかしてカレンか────?)────うお?!」

 

 疑問に思いながらもスバルがカメラの一つで確認しようとしたところを所属不明機がさらに加速したところで認識が『疑問』から『敵』へと変わり、相手から更に『UNKNOWN(アンノウン)』との表示が出る()()が射出された。

 

「クッ!」

 

 スバルはすぐに機体の減速を止めて、ダモクレス特攻時のような加速で自分を追ってくる反応等を引き離そうとする。

 

「(引き離せない?! それどころかぐんぐんと距離が!)」

 

 だがどれだけ加速を出しても敵機等から距離は開くことなく、逆に時間の経過と共に縮まっていった。

 

「(ならば、マニューバはどうだ?!) スゥゥゥゥ!」

 

 スバルは自分を襲うであろうGへの対処として息を深く吸い込みながら体を力ませ、急激にピッチアップして海上とほぼ垂直な機体姿勢からブースターで再び上空へと舞い上がる。

 

「グギ、ギギギ……………………ハァァァァァァ?!

 

 重力転換により頭から血が引いていき、視界の周りが徐々に黒くなっていく中でスバルは背後に付いているカメラの映像を出すと、思わず叫びと共に息を吐きだしてしまう。

 

 映っていたのはランスロット……によく似たKMFだった。

 

 一目見れば殆どランスロットにパーツを付け足しように見えるが、ところどころに違いがあった。

 

 まずは前腕のデザインが盾をイメージしたバックラーから籠手への変更。

 ルビーのような赤い半透明な強化ガラス内に埋め込まれたブレイズルミナスの展開を可能にさせる機器。

 空気抵抗をより少なくするためシンプル化された頭部や胸部に、高機動によって外部からの通信が乱れないように大きくされた角。

 そしてまだまだあるが、スバルにとって決定的だったのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()から伸びていた、緑色で6枚羽をイメージさせるエナジーウィングだった。

 

 「ナンデアルビオン?! アルビオンナンデェェェェェェェェ?!?!?!?!」

*1
スバル:俺かよ!




短くて申し訳ないです。
監査、あるいは別の何かの所為か何度ペンを手に取っても執筆が捗りませんでした……
_(X3」∠)_
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