小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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少々長めの次話です。

誤字報告、誠にありがとうございます! お手数をお掛けになっております。 (シ_ _)シ

楽しんでいただければ幸いです!


第49話 修羅場(意味深)を全力で回避

「と言う訳で、今度の休日は皆でお出かけよ♡」

 

「です!」

 

 ミレイとライブラが生徒会でそう言うと明らかにリヴァルが反応する。

 

「あの……何で私まで?」

「ええっと……正式な生徒会員のカレン先輩はともかく、私も。」

 

「ごめんねカレンにアリス? ミレイちゃん、こういう時は止まらないから……」

 

「「(あ。 なんか納得しちゃう。)」」

 

 そして準生徒会員を含めた生徒会の女性陣もそこに招かれていた。

 

「まぁまぁ! 前回の親睦会がちょ~っとトラブったから今回は問題ないのに招待されたのよ! なんと、『地元の名士』ってことでクロヴィスランド内に新しくできたグランドリゾートへ招待されたのよ!」

 

「(あー、なるほど。)」

「(それでねぇ~。)」

 

 カレンとアリスの二人が見たのは『むふ~』とミレイの真似をするライブラ。

 

「あ。 それとルルーシュとスザク君とスヴェンは今度の休日、予定あるのかしら? なかったら一緒にどう?」

 

「ミレイ会長……(名を省くなんて……むごい。 むごすぎる。)」

 

 スヴェンは更に項垂れるリヴァルを見る。

 

「ああ、一応生徒会の皆が入れるようにしたからね?」

 

 これを聞いた瞬間リヴァルは神を拝めるようなポーズをとって、スヴェンは狂信者(マーヤ)を連想して顔色を若干悪くさせる。

 

「今度の休日ですか……僕は、ちょうど軍の事が……」

 

「またですか、スザクさん?」

 

「うん、ごめんねナナリー。」

 

「(『グランドリゾート』、ウォーターリゾートか。 聞き覚えはないが、たまには良いかもな……それに目の保養を期待できるだろうしな♡。)」

 

 スヴェンは建前後に思わず本音でにやけそうになるのを、『優男の仮面』で塗りつぶす。

 

「それだとナナリーが一人になって、それに俺は────」

「────あ、そうそう。 さっきナナちゃんに聞いたけれど彼女も咲世子さんがオーケーを出したわよ?」

 

 「なら俺もオーケーです。」

 

「(なんという手のひら返し即答……流石ルルーシュだな。)」

 

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

 

「く!」

 

 上記とは別の場所でコーネリアはゼロ(ルルーシュ)に追い詰められた時より険しい表情を浮かべていた。

 

 彼女の前には屈強な男……ではなく実の妹であるユーフェミアがいた。

 

「そ、それだけはダメだ!」

 

「これは前総督が例となった義務の一つですよ?」

 

「ダメだ! そ、それだけは!」

 

「さぁさぁお選びください、総督♡」

 

「楽しんでいるだろうユフィ?!」

 

「まさか♡ 後“公の場所ではきっちり”するんじゃなかったんですか?」

 

 ユーフェミアがニッコリとして手に持っていたものをコーネリアに近付かせるとコーネリアはニンニクから逃げる吸血鬼のように、身を壁にできるだけよじらせる。

 

 ユーフェミアの手には女性用水着が二着。

 

 そして両方、布地がかなり少なめのものだった。

 

「ど、どうしてもか?! 軍服ではダメなのか?!」

 

「はい♡ あ、それと他にもクロヴィスお兄様のデザインした水着が────」

「────見せろ────!」

「────ありますが、これらより更に派手ですよ? これらが()()()()なものです♪」

 

「(あの人参役者めぇぇぇぇ! なぜこうも露出度が高いものをデザインするのだ?!  人参ならずウサギか貴様は?! ウサギなのだな?!)」

 

 あまりの展開にコーネリアはテンパり、その様子はどことなく焦るルルーシュ(ゼロ)に似ていた。

 

 ほぼ同時刻、隣の着替え室ではクロヴィスに薦められた()()に対してライラの開口一番が『ヤダ』だとか。

 

「なぜだライラ?! これならば安全が保証されているのも同然ではないか?!」

 

 彼が勧めたのは一昔前に使われていた鎧のように全身を覆うダイバースーツ。

 ライラサイズにカスタム化されたバイオでショックなものである(ドリル付き)。

 

「だって動きにくいですお兄様!」

 

 ………………それで良いのですか、お嬢様?

 

「あ、私これにしますです! 可愛いです♡」

 

「ああああああああ?! (そそそそそそれはぁぁぁぁ! なぜだ?! なぜ私はあえて露出度の高いものだけを設計したのだッッ?! 対コーネリアへの嫌がらせがこうも裏目に出てしまうとは不覚ぅぅぅぅぅ!!!)」

 

 それは彼にとって、まるでシンジュク事変の再来だった。

 

 これらのやり取りで、腐っても()妹なのは明らかである。

 

 尚その後、外で警備をしていたギルフォードとダールトンを見たユーフェミアが顔を赤くして気を失いそうだったのは別の話であるのだが……

 

「ひゃわぁぁぁぁぁ?!」

 

「どうしたユフィ?! ダ、ダールトン?! なななななななんだ、()()は?!」

 

「“それ”と申されましても護衛の立場上、武器を携帯するのは必然としか────」

 「────銃を水着の下に仕込む奴がいるか?! もう少し考えろ!」

 

「ありがとうございます姫様。 私も将軍に注意はしたのですが────」

「────暴発したらどうする?! そのためのホルスターであろう?!」

 

「ハ! 考えが至らず申し訳ございません姫様!」

 

 「お二人とも? それは少々無理がございます。」

 

「お兄様~、何も見えないです~!」

 

 ライラの目はクロヴィスが覆ったのでセーフ(?)。

 

 ギルフォードはまたも胃を痛めながらコーネリアとダールトンにやんわりと注意をすることに成功はしたかと思われる。

 

 この説得により、コーネリアはサーベル型の銃を腰から下げること()()に渋々断念した。

 

 ギルフォードは泣いていい。

 

 だからコーネリアが水着を試着してその凛々しい姿への嬉し泣きはもういい。

 

 気持ちは分からなくもないが。

 

「ん? これはなんでしょう?」

 

 コーネリアとクロヴィスがいつの間にか仲良くなったユーフェミアとライラがきゃぴきゃぴしながら水着を個室で試着している間、ギルフォードの目に留まったのは以前コーネリアがユーフェミアに渡した、『騎士候補』の本……からはみ出ていた紙。

 それを手に取ると、彼が見たのは彼女がクロヴィスに描かせてもらった似顔絵だった。

 

「……少年の似顔絵?」

 

「ああ、それですか。 いやはや姉さんの妹も『年相応の少女だった』ということだけですよ。」

 

「なに?! 貸せ、ギルフォード!」

 

 クロヴィスがからかい目的100%純度の声を出してコーネリアが慌てる。

 

「ほぉ、まさか……もうすでに騎士をユーフェミア皇女殿下は決めていたとは行動的……やはり姫様の妹だけはあるようですな?」

 

 それをギルフォードの手から取ったコーネリアの手はワナワナと震え始め、クロヴィスの言葉を真に受けたダールトンの言葉が火に油を注いだ。

 

「こんな……こんなどこの馬の骨とも知らない奴を……ユフィが騎士にさせたがる……だと?! 認めん! 断じて認めんぞ!

 

「認めないって何がさ、コーネリア。」

 

「なに?! 誰だ! 不敬で────あ、貴方は?! なぜここに?!」

 

 突然女性の声がコーネリアを呼び捨てにしたことでギルフォードが思わず怒鳴りそうになるが相手を見た途端、口をつぐんで驚愕する。

 

「~~~~~~~~~~~~」

 

 クロヴィスは声にならない叫びを、息を吸い続けることで誤魔化した。

 

「や、コーネリアにクロヴィス。 視察とお見舞いで来ちゃったよ♪」

 

「お姉様、どうし────あ?!」

 

「や、ユフィも久しぶり♪ なんかすごい格好だけど海にでも行くのかい? 私も連れてって欲しいな……なんてね♪」

 

「卿がいれば百人力です!」

 

 「ギルフォードは相変わらず堅すぎ!」

 

「???? お兄様、この人誰ですか?」

 

「わお! クロヴィスにこ~んな可愛い妹が居ただなんて!」

 

 なおクロヴィスもこの人は()()知っている。

 そしてどちらかというとコーネリア以上に苦手意識のある人だった。

 なにせ自分をぼこぼこにしたコーネリアにより効率よく指南していたのは()()だったのだから無理もない。

 

 

 

 


 

 

 

「いい天気だよね、ルルーシュ~?」

 

「……………………」

 

「ルルーシュ、どうしたのですか?」

 

「あ、ああ。 すまないリヴァルにスヴェン。 少し疲れていてボーっとしていた。」

 

 黒のブリーフにシャツのような上着を羽織っていたルルーシュが、サーフパンツのリヴァルと青いサーフパンツに白のフード付きシャツを羽織ったスヴェンに答える。

 

 彼は生徒会の皆と一緒に、クロヴィスランド敷地内にある『グランドリゾート』へと来て今はスヴェンたちと一緒に場所取りをしていた。

 

「(なぜ、こうなった。 いや、理由は分かっている。 わかってはいるのだがなぜあの時俺は会長の誘いに即答した? 何かの考えがあったはず……いや、そうだ。 これは護衛だ! 飢えた男どもが獲物を求めて徘徊している場所にナナリーを一人にできるか! 咲世子さんも逆効果的になってしまいがちだからな!)」

 

 本来なら彼は勢いが付き始めた黒騎士団の為に色々と動いているのだが、()()()にも活動がスムーズに進んでいたことで最近独りにさせがちになっていたナナリーの側にいることを正論化しようとしていた。

 

「(それにまさかナリタ以降行方不明だった藤堂と四聖剣が黒の騎士団に来るとは思わぬ幸運だった。 伺った様子と報告によればあちらはあちらで別の目的があるみたいだが奴らの能力は本物だ。 それに利害が一致しているらしいし、これで黒の騎士団の軍方面はほぼ完成したとも言える。 だからこれは敵情視察を兼ねたナナリーのケアだ。 そうだ、そうに違い────)」

 「────おっまたせ~!♪」

 

「ん?」

「おおおお?!」

「(ニコニコニコ。)」

 

 シャーリーの元気のいい声にリヴァルは感動するような声を出し、男性陣は彼女の声がした方向へと視線を移す。

 

 まずは水浅葱色のタンキニを着たシャーリー。

 

「おお~……さすが水泳部!」

「そうだな、似合っているよ。」

 

「う、うん……あ、ありがと……ルル……(カァァァァァァ)」

 

「(出た! ルルーシュの天然コメント! シャーリーにどストラァァァァイク!)」

 

 黄緑色のキャミソール型タンキニと麦わら帽子のニーナ。

 

「あぅぅぅぅ……(モジモジ)」

 

「「なんで麦わら帽子?」」

 

 リヴァルとルルーシュの言葉にニーナはさらに気まずくしてミレイの後ろに隠れる。

 

「紫外線対策ですよね、ニーナさん?」

 

「は、あひ(はい)! さ、さ、さすがスヴェン君です!」

 

 ニーナがパァッと嬉しそうになる反面、体がさらに強張った。

 

「??? (なんでそこで更にカチコチに? まだ男性が苦手なのか……)」

 

 そのニーナの前に立っていたのは赤いホルタービキニのミレイ。

 

「ウホ♡」

「リヴァル、だらしないぞ。」

「よくお似合いですね。 (ムホホホホ♡。 眼福よのぉ~。)」

 

 口にするリヴァルと違い、スヴェンは上手く隠せていた。

 

 さらに色違いのチューブトップのアリス、ライブラ、ナナリーの三人は全員ツインテ仕様で咲世子は髪の毛を上げながら緑色のワンピースを着てナナリーの車いすを押していた。

 

「あれ? お嬢様は一緒では?」

 

 既に鼻の下を伸ばしていたリヴァルはミレイの姿を脳内に焼き付け、カレンがいないことにスヴェンが気付く。

 

「こ、ここにいるけどスヴェン……」

 

 カレンはおずおずと気まずく上着をギュッと両手で自分を覆い、一番後ろにいた咲世子の後ろで立っていた。

 

 これを見たミレイはシャーリーとのアイコンタクトを取り、その直後に行動へと二人は出る。

 

「てぇ~い!」

「ごめんカレン!」

 

「うひゃぁぁぁぁぁ?!」

 

 二人はカレンのガードを左右から挟み撃ちにし、彼女の上着をはぎ取ると()のバンドゥビキニを着ていることが判明する。

 

「あ、カレンは赤じゃないんだ?」

 

「なんで赤って決め付けるのよ、リヴァル……」

 

「ん~、髪の毛とのお揃いで?」

 

「そうだな。 あるいは()か。 居眠り中に『黒』を叫ぶぐらいだしな。」

 

 リヴァルとニヤニヤするルルーシュのコメントにカレンはジト目(睨み)を返す。

 

「(そうだな、赤か黒が似合うのに青とは……でもこれはこれでなんかイイネ!)」

 

「むぅ~……先輩たち、ライブラたちはどうなのです~?!」

 

 ぴょん、たゆん。

 ぴょん、たゆん。

 

 ライブラが自分たちにコメントが無いことを不服そうにぷっくりと頬を膨らませてぴょんぴょん跳ねると、彼女の胸部装甲()も時間差で彼女の動きに付いていく。

 

「あ、あ~……勿論似合っているよ? な、ルルーシュ。」

「あ、ああ……」

 

「なんでリヴァル先輩とルルーシュ先輩はそっぽを向くのですか~?!」

 

 ライブラがプンスコと怒りながら身体を前のめりにするとさらに目立つ。

 

「なんか不服……」

「気持ちはわかっちゃうよアリス……」

 

「(う~ん……やっぱり見間違いとかじゃなくて、単純に身長に対して大きめだな。 アリスもなんかあっちで『の』の字を書いているし……え? 何でニーナまで? 二人とも平凡だぞ?)」

 

「スヴェン先輩はどうなんです?!」

 

「え? 可愛いと率直に申し上げますが?」

 

 そこでライブラの矛先がスヴェンへと向けられて彼は本心からの言葉で即答する。

 

「……………………………………ぅえへへへ~♪」

 

 ライブラは即答されたことに呆気に取られた次の瞬間、ツインテールを両手でパタパタさせながら体をくねくねさせる。

 

「(う~ん、安定の健気な反応!)」

 

「ふ~ん? じゃあ他の皆は?」

 

「(なんだミレイ? 褒め言葉が欲しいのならくれてやるでぇ!)」

 

「勿論、今の皆さんに見惚れない人はいませんよ。 ニーナやカレンお嬢様は咲いた花となっていますしシャーリーさんやミレイ会長にアリスは健康美そのモノです。 ライブラさんやナナリーは今にでも咲く花のようで似合いつつ愛らしいですよ。 (ニコッ&歯がキラッ)」

 

「「「「「「「……………………………………」」」」」」」

 

「(フハハハハハ! 『優男』に『従者見習い』のダブルパーンチ!)」

 

「さ、さ、さぁてアトラクションを見に行こうかしら────!」

「────そ、そ、そうね!」

 

「わ、私は荷物を見ておくから────」

「────私が僭越ながら荷物を見ておきますので、お嬢様(ナナリー)もご友人やルルーシュ様とお時間をお過ごしに────」

「────そうだなナナリー、久しぶりに泳ごうか────!」

「────あ、じゃあ私も!」

「────私もです!」

「────……………………」 ←唸りに似た言語化できない声を喉から出すジト目カレン

 

「(あっるぇぇぇぇぇぇぇ? 俺の言葉にノー反応? なんかちょっと寂しいな。 あとなんかルルーシュとカレンの視線が痛いのは気のせいか?)」

 

 

 

 同じ『グランドリゾート』内で、別の場所では特別派遣嚮導技術部の二人がいた。

 一人は緊張感を保っているものの、困惑しながら正反対の空気でだらけていたもう一人に声をかける。

 

「あの~、セシルさん?」

 

「なぁに、スザク君?」

 

 青いサーフパンツのスザクが近くのビーチチェアで上半身がきわどい白モノキニビキニを着て横になりながらサングラスをかけたセシルに声をかける。

 

「僕たち……警護任務中なんですよね?」

 

「ええ、そうよ。」

 

「なんだか……凄く気が緩いような……」

 

「それは仕方ないでしょ? まさか前総督(クロヴィス)の事があってからも、総督自らが落成式を行うなんて誰も思わないでしょ?」

 

「……なんかセシルさん、不貞腐れていません?」

 

気の所為よ。 強いて言うのなら、この頃ストレスが溜まり込んでいただけね。 あのマッド()()────じゃなかった、()()が見た『ランスロットモドキ』とやらのおかげでこっち(特派)は根掘り葉掘り聞かれて内部を探られるし、活動や備品管理の証明もしなくなってから開発スピードがグンと下がっていたから。」

 

「あ! その所為でロイドさん、今日来れなくなったからセシルさんは不貞腐れているんですね!」

 

 「す、スザク君?! それは違うから! これは清々しているのよ?!」

 

「それはそうと、水着似合っていますよセシルさん。 (ニコッ)」

 

「も、もう! 大人をからかうモノじゃありませんよ?!」

 

「では、僕はその辺を巡回してきます。」

 

 スザクは怒っているのか照れているのか分からないセシルを後にして歩き出す。

 

「はぁ~。 (ロイドさんもあのくぎ打ち武器(パイルバンカー)に執着すぎだわ。 黒の騎士団の輻射波動を使う赤い機体がラクシャータさんのデザインと分かってから暴走気味になるし……)」

 

「長い溜息は君に似合わないぞ、セシル。」

 

「え?! うひゃぁ?!」

 

 くつろいでいたセシルに女性の声がかけられ、彼女は慌ててビーチチェアから転げ落ちてしまう。

 

「フハハハハハ! そこまで慌てるのはセシルぐらいだよ! 相変わらず変わっていないな!」

 

 ケタケタと笑うのはセシルにも負けず劣らず派手な水着を着た女性にセシルは目を見開く。

 

「なななななな?! え、え、え、エニアグラム卿?!」

 

「お前もか?! “ノネットさんでいい”と昔から言っているだろう!」

 

 

 

 その時ちょうどスザクも誰かに声をかけられていた。

 

「あら、この足音……スザクさん?」

 

「な、ナナリーにルルーシュ?! ど、どうしてここに?!」

 

「スザク!? それはこっちのセリフだ! 今日は軍のことがあるって────」

「う、うん。 そうなんだけど? 警護中なんだ。」

 

「……全然そうは見えないのだが?」

 

「だ、だよね……あ、でも先にあったのが僕だったのがいいかも。 実は今日────」

 

 スザクはルルーシュたちと出会い、ルルーシュの指摘に苦笑いを浮かべる。

 

 そして彼の言ったことにルルーシュが一瞬無表情になったのは誰も気づかなかった。

 

 

 

 更に別の場所でスヴェンは一人で歩きながら愛想よい笑いを維持し、癒しを味わっていた。

 

「(ウヒョヒョヒョヒョヒョ~♪ ええのぉ~。 やっぱりコードギアス!♡ 美人美女が基本で────)」

 

 ドン。

 

「────きゃ?!」

「────うお?!」

 

 スヴェンが横を見て癒しを堪能していると誰かとぶつかってしまい、彼は反射的に謝る。

 

「あ、すみませんでした。 前方不注意d────い゛?!」

「いえいえ、こちらこ────そ?! な、何でここに?」

 

 スヴェンとアンジュリーゼは互いにびっくりして固まる。

 

「(あ。 『クロスアンジュ』で見た赤い紐ビキニ姿だぁ~。)」

 

「どうしたアンジュ? そっちに────おや?」

「あれ? お兄さんが何でここに?」

 

 更に現れた紫色のレイヤードビキニを着た毒島と桃色のボーイレッグスタイルのマオの姿にスヴェンは────

 

 「(ウォホホホ! 毒島の姉貴ごっつあんですぅぅぅぅ!)」

 

 ────盛大に色気を出して周り(男女双方)の視線を集めていた彼女の姿に思考が一気に別方向へと逃避した。

 

「さすがスヴェンだな。 今日来るとはやはり『特別ゲスト』と関係しているからか?」

 

「(はぇ?) どういうことだ?」

 

「??? だって今日は────」

 

 

 

「はぁ~……プールなんて久しぶり~。」

「です~。」

 

 アリスとライブラはふにゃりとした表情を浮かべ、川をモチーフにした流れるプールを借りた浮き輪で漂っていた。

 

 そして少し距離が離れたところでは同じくリラックスしていたミレイとニーナの姿があった。

 

「(はぁ~、“兄のルルーシュと一緒に過ごしたい”って言ったから譲ったけれど……これで監査と護衛対象も────)────ふぼぁぁぁ?!」

 

 アリスが何気なく視線を感じて見てみると思わず水を飲み込んで変な声を出しては固まる。

 

「「………………………………………………」」

 

 彼女のように固まって視線を返したのは黒のクロスホルタービキニを着たサンチアと、花柄フレアビキニ姿のルクレティアだった。




ノネットの姉御、参上です。 (; ̄ー ̄川
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