小心者、コードギアスの世界を生き残る。   作:haru970

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あと今回はスヴェン視点でキリの良いところまで書けました!

お読み頂きありがとうございます、楽しんでいただければ幸いです!

6/25/2022 20:51
誤字報告、誠にありがとうございます鷺ノ宮さん、どてらさん、ソーシローさん! m(_ _)m

やはり急いで投稿すると誤字が多発してしまいますね。 (汗汗汗


第08話 『先輩』と『悪役令嬢』

 い、今! ありのままのことを話すぜ?!

 

『ある日、生徒会の手伝いをしに来ていたら血相を変えたナナリーと小夜子さんがぐったりとしたアンジュリーゼを生徒会のクラブハウスに連れ込んできて、弱っていた彼女に俺は言われるがまま点滴を打った。』

 

 いや、まぁ……生徒会の手伝いは()()()()()としてだな?

 え? 『まずはナナリーたちとの馴れ初めを説明しろ!』だって?

 

 ああ、別に良いぞ。 それも今の状況に関係しているからな。

 

 じゃあ行くぞ?

 

 せーの。

 

 1. アッシュフォード学園に入学してカレンの代わりに第二の学生ライフをそれとなく満喫していた。

 2. 原作でしか見たことのない電動車椅子を見たら案の定にナナリーがどうやら同期の中等部でそれなりの家を背後に持つ同年代の子たちに絡まれていた。

 3. 売り言葉に素っ気ない返しをしたナナリーに危害が加えられそうになったから『人当たりの良い優男の先輩』として割り込んだ。

 4. 場を収束させたと思ったらどこからともなく現れたミレイ・アッシュフォードに腕を掴まれて“貴方! 採用だから来て!”と言われた。

 5. 腕が確かな感触に挟まれているのを感じて流されるままナナリーと後から駆け付けた彼女の親友らしき子と一緒にクラブハウスへと連行されてそのまま生徒会の書類手伝いをさせられた。

 6. その時にコードギアスの主人公であるルルーシュやほかの生徒会のメンバーとも出会った。 なおこの時のシャーリーは俺を見たら『うわ?! 本物のハンセン君?! 幻じゃなかったんだ……』とか(幻は知らんがな)。

 7. 書類仕事が終わったら今度は“ねぇ~、何かおつまみ作って♡”とミレイに言われて手っ取り早く離れるために即席ポテチをクラブハウスの台所で作ったら皆に大喜びされた。

 8. その日からどこからか現れるミレイに見つかってはクラブハウスへとドナドナ。

 9. 以上である、完。

 

 

 

 

 …………………………いや、本当にそうだって。

 

 原作でも生徒会長であるミレイ・アッシュフォードはかなりのむn────豪快&強引な性格を持っていた描写があったけど、ここまでとは俺も予想していなかった。

 

 というかナナリーが虐めを受けているのって、アニメではその素振りも無かったからそのまま思わず焦りながら割り込んでしまって、『原作を変えちまったか?!』って焦ったよ。

 

 でも今思い返しても『スファルツァ家』なんてアニメとかでは出ていなかったし、多分カットされたシーンか設定の一つなんだろうさ。

 

 いつの時代、『どこか違う』ってだけで虐められることはあるんだ。

 どんな些細なことでも。

 それを、()()()()()()()()()()

 

 つかあのエカテリーナって子、うっぷんを晴らしたいだけの悪役令嬢っぽかったな。 

『ナナリーが実はブリタニア皇族だ』なんて知ったら、どうなっていたんだろう?

 

『ざまぁ』展開は……ナナリーだから無いか。

 

 というわけで生徒会の手伝いを時折させられ……()()()()()()()()、今では割と足をクラブハウスに運ぶようになってしまった。

 

 この場所こそ、最大の地雷原の密集地帯だというのに……

 

 気をつけよう、地雷探知機を使うんだ。

 

 だが上記でも言ったように半分は書類の処理と、半分はクラブハウスの台所でひっそりと料理人の真似事で極力距離を取っている。

 

 あとはと言えば、ミレイの押しの強さだ。

 

『う~ん、冷静沈着&少し皮肉屋さんが二人でしかもイメージカラーが対極的な白と黒! はぁ~、目と心と頭の保養になるわぁ~! しかも何でもできるなんて流石ね♪ スカウトしてよかった♡』

 

 だから敢えてこう言ってやったぞ、一応。

 

『俺は正式な生徒会員になった覚えはないのですが?』、と。

 内心では『俺はスバルえもんじゃないぞ』と強く思いながら。

 

 だがそこでナナリーの親友である少女は俺の肩に手を置きながら『諦めなさい。 ミレイ会長は準会員だろうが生徒会員だろうが中等部だろうが使える人材は使うわよ?』、と俺に伝えた。

 

 遠い目をして。

 

 一応(内心で)言うぞ?

 

 なんでやねん。

 

 あとよく聞けお前ら。

 ここに足を運んでいるから更に分かったことだがナナリーってばマジ天使。

 

 原作のルルーシュを知っているからこそ言うが、なんで彼が世界を敵に回してまでナナリーを幸せにしたいか分かる。

 

 天使が降臨しているとしか思えない。

 

 マジ癒される。

 

 一緒にいるだけで、心が自然と優しい気持ちに包み込まれるような感じがする。

 

 マイナスイオン効果なんて目じゃない。

 

 カレン(じゃじゃ馬)とは大違いだ(色々な意味で)。

 

「ハッ?!」

 

 そんなことを思い出しながら近くの椅子に座って読書していると、アンジュリーゼが息を吐き出しながら目を覚ました。

 

「あ。 気が付かれましたか?」

 

 時間で言えばもうすでに下校時間を回っていてマジ天使で看病をしていたナナリーが優しく目を覚ましたアンジュリーゼに話かけると彼女がナナリーを『シルヴィア』と呼ぶ。

 

 多分、ナナリーの電動車椅子を見て連想したんだろう。

 

 けどな、アンジュリーゼ? ナナリーはシルヴィアとは違うのだよ。

 一緒なのは車椅子ぐらいなものだ。

 

「いいえ、私はナナリーと言います。」

 

「起きたようだな。 苦労を掛ける、ナナリー。」

 

 そしてナナリーの声に近くの部屋にいたルルーシュが入ってくる。

 

「いえ、お兄様たちの頼みですもの。 なんてことありませんわ。」

 

 ハァ~……ええ子や

 

 パタン。

 

「すまないな、二人とも。」

 

 本を閉じて、ニヒルな笑みを浮かべて、“すまない”って……

 そんなことをするキザ野郎がどこにいる?!

 

 ……ここにいる俺でした。

 

 クッ! もっと言うべきことがあるだろうが、俺!

 口下手か俺は?!

 

 ……口下手でした。 すんません。

 ちくせぅ。

 

「ヒッ!」

 

 アンジュリーゼは俺に気が付いたと思えば、目を見開いて既に悪い顔色がさらに悪くなる。

 

 ……いや、そこまで露骨なリアクションをされると凹むのだが?

 

 顔に出なくてよかったよアサガオ~。

 

「なんだ、やはりスヴェンの知り合いだったのか?」

 

「だからそう言っただろ、ルルーシュ?」

 

「でもビックリしました。 小夜子さんと一緒に校内を移動していたら、人が倒れているのですもの。」

 

「ありがとう、ナナリー。」

 

 いや、本当に。 

 マジで。

 

「スヴェン、お前は苦労する相でもあるのか?」

 

 ルルーシュ、お前にだけは言われたくない。

 

「ルルーシュほどじゃないさ。」

 

 色々な意味も含めて、そう返すとルルーシュは両手を上げて肩をすくませる。

 

 まぁ、この頃の彼は『ただ生きている』状態であってその日その日をのらりくらりと過ごしているだけだからな。

 

 そこでヒソヒソとルルーシュがわざと開けたままのドアから入ってきた、ナナリーの親友である少女が配置に着いたのか急にナナリーを後ろから抱きしめる。

 

 バッ!

 

「なーなーりっ!」

 

ひゃあ?! あ、アリスちゃん?! も、もう驚かせないでください!」

 

 ナナリーの親友であるこの金髪ツインテの『アリス』は原作では生徒会……

 というよりはナナリーと絡む場面など見たことがない。

 アニメとかで省かれた接点とか、オンエア出来なかった内容と思えばいいか。

 

 ナナリーに友達の一人もいないのは余りにも不自然だからな。

 

 ルルーシュたちの話に戻るが、彼らと会って俺が病弱な学生の代わりに学園を通っていると話したら、意外と似た境遇にいるルルーシュとアリスがシンパシーを感じたのか割とすんなり話し合えるようになった。

 

 かく言うアリスも、妹もいて数年前に事故で足が不自由になったとかなんとか。

 

 この世界は足が不自由になる呪いでもあるのか?

 

 ……俺が転生した身体が健康体でよかったよ、マジに。

 

 そこから俺たちはそれとなく話していく間、アンジュリーゼは一言も喋ることは無かったのが気になったが……こればかりは彼女自身が開き直るまで待つしかない。

 

「あ、そう言えばスヴェン先輩!」

 

 キュゥゥゥゥン。

 

 む、胸が! マイハートがッッッッ!!!!

 

 ヌッハァァァァー!

 『先輩』って陽気な女子に呼ばれるの、最高やのぉぉぉぉ~!

 

「何だい、アリス君?」

 

「このあいだの焼いた()()、美味しかったです!」

 

「そうかい、それは良かったよ。 だけど、正確には“ピッツェッタ”という小サイズを示す言葉がアレにはあるんだ。」

 

「スヴェン、お前……料理や家事とかとなると細かくなるな? ピザはピザで、結局はサイズの違いだけだろう?」

 

 ルルーシュ、さっきも言ったがお前にだけは言われたくないよ。

 

 あれから少し時間が経った後、クラブハウスに戻ったミレイが一段落した俺たちの所へと来ると突拍子もないことを俺に言う。

 

「と、言う訳でぇ~! アンジュリーゼさんの知り合いであるスヴェンくん、彼女のエスコートをお願いできる? あ、ちなみにこれは会長命令だから♪」

 

 なんでやねん。

 

 会長“命令”ならお願いでも何でもないじゃん。

 お茶目にウィンクしても変わらない事実だぞ。

 

「“と言う訳”も何も……ミレイ会長、私は男ですよ? それに────」

「────だ・か・ら・よ! なにも彼女を“部屋の中までエスコートしなさい”と言っているわけじゃないわ。 あくまで寮までの案内。 

 学園内だけれど、時間が時間だけにね? それとも、スヴェンは遅い時間に弱った女の子を一人で帰す気なのかしら?」

 

 ……確かに?

 ミレイ会長にしてはまともに聞こえる。

 なんかはぐらかされたような気がするが、俺の気のせいか?

 

「そうですね。 ではその頼み、このスヴェンが承りました。」

 

「うん、良い返事ね! 私はそういう素直な子、好きよ!」

 

 おお、良い笑顔。

 ミレイもコードギアスのキャラクターだけあって見目麗しいな。

 

 そしてリヴァルがジト目で俺のことを見るが、無視だ。

 

 お前はバイクに使った金とパーツ代の借りが俺にあるだろうが?

『一緒にバイクをいじっ(改造し)た仲じゃねぇか!』、だと? 

 それとパーツ代は別料金に決まっているだろうが。

 

 そもそもお前のアプローチをミレイはことごとくスルーしている、いい加減に気付けよ。

 

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

「こちらが女子寮となります、ミスルギ嬢。」

 

「……」

 

 相変わらず俺の言葉を無視する彼女に、俺はそつなく接し続けると周りからはヒソヒソする声が聞こえてくる。

 

『ねぇ、あれってスヴェン君じゃない?』

『ほ、本当だ! まだ校内に居たんだ?! いつもは下校時間、すぐ帰るのに珍しいね?』

『しかも門とは正反対にある女子寮の近くまで来るなんて?!』

『あの後ろにいる女、誰? ……彼女?』

『でもなんんか雰囲気が違くない?』

『それにスヴェン君の振る舞い方って、従者そのものだよね?』

『さるお方がお忍びで来ている……とか?』

『萌える。』

『きゃあああ~!』

『でも私的にはスヴェン君とルルーシュ君の組み合わせが……』

『『え?』』

 

 ああー……従者振る舞いはマズったか?

 つか、周りは言いたい放題だな(特に最後の方)。

 何でアッシュフォード学園にいるかは凄くやつれて落ち込んでいるアンジュリーゼを見ればいくつかの予想はついたから、少しだけでも慣れた環境を────

 

「────ねぇ。 知っていた、の?」

 

「……」

 

『何を?』とアンジュリーゼに聞き返しても十中八九、彼女の現状についてだろう。

 

 彼女ほどの貴族の令嬢が理由もなく、侍女や護衛を一人もつけずに単身で突然アッシュフォード学園に編入される筈がない。

 

 大まかな思い浮かべられる理由としては『政治の派閥関係』、『家同士のいざこざ』、そして『厄介払い』。

 

 シュタットフェルト家の使用人たち経由の情報源だが、彼らは貴族の派閥の動きなどに人一倍敏感だ。

 彼らの職や待遇に直結するからな。

 例えば自分の主人が負け組の派閥に入っているとなると給料や解雇はもちろん、ほかの家の者たちに対してどう接するのかが変わってくる。

 

 だが俺の従者情報網(ネットワーク)に、『派閥』に関する大きな動きは聞いていない。

 もしあったとしても水面下のもので、とてもじゃないが俺が気軽に首を突っ込んでいいような案件じゃなくなる。

 

 俺の首が物理的に飛ばされる可能性もあるからな。

 

 あとは『厄介払い』。

 短い間だったが、数年前に俺から見たアンジュリーゼは令嬢としてほぼ完璧な振る舞いだったから自家の線は薄い(ブリタニア貴族の意識が人一倍強かったが)。

 

 全くの関係がないとは言えないが。

 

 何故なら『ミスルギ家から距離を置き始めている家がある』という事から、『家で何かがあった』のだろう。

 

 そしてさっきの『知っていたの?』と言う問い。

 

 この世界は『コードギアス』だがアンジュリーゼの妹、シルヴィアは電動車椅子に乗っていた。

 

 体面を気にする上級貴族ならば、立てるのなら意地でも立っている。

 

 つまり、多少なりとも『クロスアンジュ』の設定がこの世界でも活きているという事だ。

 

 そう考えれば、恐らくは『クロスアンジュ』の冒頭と同じで────

 

「────そう……黙っているという事は、貴方も知っていたのよね?!」

 

 バチン!

 

「「「きゃあ?!」」」

「スヴェン君を、ビンタした?!」

 

 俺の目の前に、星が散っていく。

 

 うおおおおお~~~~

 

 ほ、星が! 星が見えたスタ~~~~!

 

「私が……“()()()()()()”という事を! それを知って、嘲笑って!」

 

 そしてアンジュリーゼの言葉で、俺の推測が当たっていたことが確定する。

 

 これはアレだ、多分。

『自分を生粋のブリタニア皇族の血しか流れていなかったと思ったら実は別の人種が混ざっていた』か?

 

 それでも────

 

「ご無礼をお許しください、ミスルギ嬢。 何分、学生の身でございますので至らない点がまだまだございます。」

 

 ────俺は『表側の仮面』を継続する。

 ここで彼女を罵倒したり、訂正したりしても逆効果だろう。

 

 この場合相手からアプローチを自らしてこなければ、『他人に理解を強要された』と不満を持ちやすくなる。

 

 それまでは、以前と変わらない対応をし続ける。

 

「ッ」

 

 彼女は歯を食いしばり、何も言わずに笑みを向け続ける俺の横を素通りする。

 

 うん。 完璧に『クロスアンジュ』の冒頭で、島流しにあった直後のアンジュリーゼそのものだな。

 

「スヴェン君大丈夫?!」

「保健室、行く?」

「何よ、あの子?!」

 

 ……………………これはフォローが大変そうだな~。

 Ha、ha、ha。

 ハァ~~~~……………………

 何で引き受けたんだろ?

 あ。 設定ですか、そうですか。

 

「うん、大丈夫だよ。 気にしてくれてありがとうシュニさん、マイヤーさん、ベラルさん。」

 

 俺は近くまで来て、今すぐにでもアンジュリーゼをリンチにでもかけたそうな三人を名前で呼び、気を自分へと向けさせる。

 

 ここにいるのが三人だけでよかった。

 

「はわ。」

「私たちの、名前を?」

「しかもさん付け……ということは()()属性?!

 

 ごめん。

 正直に言うと、君たちの名前を知っていたのは駆け付けた時にカバンの中が見えたからだ。

 

 てか最後の『受け』とはどういうこっちゃ?

『守る』の言い間違えか?

 

「実はここだけの話、彼女とは旧知でね? 急に決まったことなどでいろいろとフラストレーションが溜まっているんだ。 だからあれは決して本当の彼女の姿じゃない。

 私としては昔の話でもして場を和ませようとしたのだけれど、彼女の逆鱗に触れたらしい。 だから、彼女のことは大目に見て許してやってくれないか? でないと私が困るんだ。 もちろん、他の人たちにも私から言うつもりだけど君たちも手伝ってくれると非常に助かる。」

 

「「「は、はひ。」」」

 

 彼女たち三人がコクコクと頷く。

 

「うん、いい子たちだ。 (ニコッ)」

 

 「「「は、はわぁ……」」」

 

 ぐおぁぁぁぁぁぁぁ。

 

 今すぐにでも穴を掘って飛び込みたいぃぃぃぃ。

 

 何が“いい子たちだ”だぁぁぁぁぁぁ?!

 

 でもこれぐらいしなきゃアンジュリーゼが虐めにあってしまうのが容易に想像つくんだぁぁぁぁぁ!

 

 俺じゃない!

『人当たりが良い優男』設定が悪いんだぁぁぁぁぁぁ!

 

 内心で叫び(悶え苦しみ)ながらも出来るだけのことをした俺はその日、クラブハウスで取り合えずマッシュポテトを作ってストレス発散を実行。

 

 マッシュ、マッシュ♪ なんでもぶっ潰せばなんにでも使えマッシュ♪

 

 特にピッツェッタのトッピングとして、相性は抜群だ。

『ピザ』じゃなくて『ピッツェッタ』だぞ。

 出前じゃないぞ。

 俺特製のだぞ。

 

 え? 『そもそもなんで(こだわ)るんだ?』、だって?

 

 ……いや、その……なんだ?

『コードギアス』って言ったら、いつでもどこでも出前を頼む『不思議ちゃん』のおかげで『ピザ』だろ?

 

 けど出前は素直に高い

 

 だから作った方が安く付くし、ボーナス効果として他の皆が喜ぶ。

 

 ……絶対にカレンの我儘の所為で料理が出来るわけじゃないぞ?

 

 シュタットフェルト家で庶民的なモノを作れないからじゃないぞ?

 

 カレンの為に唐揚げ作ったら匂いに釣られたほかの使用人がクソビッチ(シュタットフェルト夫人)にチクったとかじゃないぞ。

 

 ………………………………………………カツ丼、食いてぇなぁ。




クロスアンジュ、観るハードルは高いけどやっぱり面白いな。

ストック? 知らない子ですね。 (汗汗汗汗汗汗汗

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