緋想戦記   作:う゛ぇのむ 乙型

35 / 103
~幕間・3 七年間の歴史~

<<統合事変から軍団の乱立へ>>

 世界の境界が崩壊し様々な世界が融合するという未曾有の大異変の後、不変世界では混乱が続いた。

そんな中人々は自分にとって縁ある土地に集まるようになり集団が出来上がった。

 それから暫くして集団は軍団となり軍団が乱立する事になった。

 

<<軍団から国家へ>>

 軍団の中には強力な指導者を持つものがあり、それらの軍団が周辺の軍団を吸収して行った。

 軍団は徐々に組織化し国家へと変容する。

そして空白となった日本に領土を得るべく戦いが起こるようになり人々は大きな戦が始まると予感した。

 

<<統合争乱初期>>

 早くから中立を宣言し多くの人々を集めた出雲・クロスベルだったが彼の地には多くの企業が集まっておりその財力を周辺諸国が狙うようになる。

 統合事変から一年後の10月。一色善幸率いる一色家が出雲・クロスベルに侵攻。

これを制圧する。

 一色家に財力が集中する事を快く思わない周辺国が一色家に宣戦布告し、翌月には早くから六護式仏蘭西と手を組んだ毛利家が出雲・クロスベルを制圧した。

 だがこれを切っ掛けに日本中で戦いが始まり統合争乱が始まった。

特に近畿での戦いは激しく、京をめぐり三好・足利・六角・羽柴・織田・浅井が入り混じった戦いとなる。

 

<<統合争乱中期>>

 戦いが混迷する近畿から離れた関東で強大な勢力が現れた。

 八雲紫を中心とした妖怪軍団であり、彼女らは己の居場所を得るべく関東諸国に宣戦布告する。

 人間を超える力を持つ妖怪軍団に関東の大名達は次々と敗れていくが北条・武田・今川が同盟を結びこれと対峙、膠着状態となる。

 近畿では勢力が次第に二分化し足利家を中心とした反織田と羽柴・織田の戦いとなる。

 中国地方では毛利が正式に六護式仏蘭西と合併し国名を六護式仏蘭西に改名。周辺諸国を圧倒するが同じく土佐で長宗我部家と合併したT.P.A Italia、大友家と合併した三征西班牙に阻まれ膠着状態に。

 そんな中制圧した出雲・クロスベルで反発運動が頻発し苦悩していた。

 

<<統合争乱末期>>

 九州では島津と合併した英国、三征西班牙、竜造寺で膠着状態。

 中国地方では六護式仏蘭西が伸びきった戦線を維持できず出雲・クロスベルを放棄。

 近畿では以前膠着状態が続き、関東では最初こそ優勢であった妖怪軍団だが長期戦になるともともと寄せ集めであったのが災いして離脱者や敵に寝返る者が後を絶たなかった。

 一方東北では争乱初期から互いに不戦条約を結んだため穏やかであった。

 

<<聖連の誕生>>

 どこも彼処も膠着状態となり人々は疲れきっていた。

そんな中T.P.A Italiaの教皇インノケンティウスが各国に停戦を提案。

 西日本で英国・三征西班牙・六護式仏蘭西とT.P.A Italiaが同盟を結び聖連が出来上がったため各国もこれに参加を始めた。

 戦いを続ける国家もあったが多国籍軍となった聖連に押しつぶされて行った。

こうして統合争乱は終わりを告げた。

 

<<臨時惣無事令と暫定国家>>

 日本を支配した聖連は戦国時代の勢力図を元に大名を配置。これを暫定国家とした。

また本格的な戦争を認めないが小規模な争いや、国家の代表による相対戦を許可し不満のガス抜きをさせる策として臨時惣無事令を制定。

 日本に多くの大名が出来上がった。

 

<<聖連と東側諸国の対立>>

 聖連の結成により世界は一応の安定を得たが聖連の取り決めの多くが異界の人間にとって有利なものでありこれに反発する戦国大名は少なくなかった。

 特に聖連から離れた東日本では反聖連を掲げる大名も多く、次第に西と東で対立を深めて行く。

 

<<遊撃士協会の成立と富士崩落>>

 西と東で対立を深めていく中出雲・クロスベルで遊撃士協会が誕生した。

この頃の遊撃士協会は深刻な人員不足で組織とは言えない物であったが戦争で疲れきり、東西の対立に不安を持つ民を助け支持を得て行く。

 統合事変から三年後、伊勢で北畠家が北条家と伊勢の商人衆の力を借り国内から聖連の影響力を払拭したため東西の対立が深刻に。

 一触即発の事態となったが突如富士山が崩落するという大災害が起こった。

 

<<怪魔の出現>>

 救助のため北条の一軍が富士山が向かうが壊滅し戻ってきた。

生き残りの報告で富士山周辺に白い怪物が大量発生していることが判明。

 北条軍は今川や武田、神社の助力を得て怪物と交戦。

多大な被害を出しながら何とか勝利する。

 その後各地で白い怪物が現れ、これを『怪魔』と名付けた。

 

<<津軽凍結から今へ>>

 富士崩落の一件があり東西の対立は僅かにだが緩和していた。

それから一年後津軽が凍結するという異変が起き、最上家と伊達家が津軽を封印。

現在も調査団を派遣しているが解明していない。

こうして各国は臨時惣無事令に従い小規模な争いを続けながら年月を重ねていった。

 そして統合事変から七年後、P.A.odaが突如斉藤家に侵攻するのであった……。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。