TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです   作:相川翔太

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お疲れ様です。

会議で決定したの報告書です。本当は議事録形式的にしたかったのですが難しかったので諦めました。


第57次報告書

・役員、幹部及びBクラス以上職員、研究員、リンクス・ベルリオーズのみ閲覧可

 

先日の全六大企業を集めた方針会議において主に以下のことが話し合われた。

 

 

①他社が開発したネクストパーツ及び武装を使用する際の契約内容について

 

②リンクス・セシリアの各企業への期限付きでの出向要請(GA社より提案)

 

③各社が不定期で受けているクラッキング攻撃について

 

④篠ノ之束の探索結果の報告及び来年度IS学園並びに入学予定の篠ノ之箒に対する諜報活動について

 

 

①に関してはこれまでの交渉結果の確認という形でスムーズに取り決めが行われた。ただし情報漏洩が確実に起こるため各社での使用となっているが実際には我々レイレナード陣営(レイレナード、BFF、インテリオル・ユニオン)とオーメル陣営(オーメル・GA・イクバール)間内での使用に留まると思われる。

 

 

②に関しては最早呆れとしか言いようがない。

 

セシリアの出向に関しては前々から我が社にGA社から要請があったが、今回はGA社単独への出向ではなく『各社』とした所からセシリアに興味を持つ他社を巻き込んで出向を認めさせようという浅はかな考えが透けて見える。

 

GA社曰く、現在各社の保有リンクスの数と質に明らかに差が有り、このままでは来たるべく国家解体の際に各社の連携に問題が発生するとして更なるリンクス確保の為にAMS適正が低い者にも対応するAMS開発のためにもセシリアを使用しての実験が必要とのことだったが、これは完全な詭弁である。

 

まず、セシリアを被検体にしたAMSのデータは現時点で出尽くしており、これ以上実験を行っても新たなデータは出てこない。さらにGA社が子会社であるGAEを通じてアクアビットから破棄予定だった()()()()()()()()()()初期型AMSを取り寄せたという報告もありGAが何を企んでいるかは明確であり、事前にBFFとインテリオル、イクバールと協議していたこともありこのGA社の提案は賛成1反対5により棄却された。

 

しかし事前に協議を行っていない()()()()()()()()()()()ことに関しては留意が必要だと思われる。

 

 

③についてはクラッキング攻撃が開始されたのはアレサによるIS『アラクネ』の撃破後から行われており、最初は我が社のみだったがその後協力関係を結んでいるBFF、インテリオルに行われ、現在は全ての企業で同様の攻撃が確認された。

 

攻撃が始まったのがアラクネ撃破後なこと、攻撃対象となった企業の順番、クラッキングの方法が高度化されている点などからISコア解析の際に確認された情報ネットワークによりアレサの存在を確認した篠ノ之束によるものと判断。

 

実戦テストの際には可能な限り妨害手段を取ったのだが流石と言うべきか完全な情報の遮断は出来なかったようである。しかしクラッキングという手段で情報収集を行っている点を考えるとアレサの完全な性能やコジマ技術の詳細まで情報は漏れていないが、最低でもISを破壊しうる兵器が開発されたことを把握したのは確実である。

 

この一連の攻撃に関しては当初の予測通りであり各社24時間体勢で対応。また各社ネクスト及びコジマ関連技術に関してはデータ化せず書面で処理、漏洩しても問題ない情報はダミーと合わせて渡すなどの対策が取られているが、このまま攻撃が続けばいずれ何らかの機密が漏れるのは時間の問題である。

 

篠ノ之束の今までの行動、思考パターンから国家に対する忠誠心は皆無であり情報を国家に報告するということはないと思われるが、同時に()()()()()()()()()()()()という行動、思考の不気味さがあり野放しにしておくのは危険と判断。

 

――よって篠ノ之束の『()()』を全会一致で可決した。

 

 

篠ノ之束の排除の決定に伴い、現段階での探索結果についてオーメルから報告がされた。

 

まず衛星軌道上には『アサルト・セル』の存在があるため地球上に潜伏しているのは確実であり、篠ノ之束も『()()』で有り、無から有は生み出せない以上、生活インフラの維持や研究設備の維持管理などに定期的な物資の補給が必要になるため各企業で不審な物資の流れがないか探索した結果、いくつかの候補地が上がった。

 

その内の一カ所に亡国機業を使い威力偵察を行わせたが無人機と思われるISに迎撃され損害を負ったようである。

 

このことから中途半端な戦力の投入は悪手であり、排除の際にはネクスト戦力を最低でも二機は投入することを決定。

さらに情報漏洩を防ぐことと、排除を確実なものとするため篠ノ之束の潜伏場所を確定するために来年度IS学園と妹である篠ノ之箒に対する諜報活動を行うことを確認。

 

篠ノ之束が妹に執着している点、篠ノ之箒自身が年齢や現在日本政府から監視、聴取などが行われ精神的に不安定かつ篠ノ之束の妹であるという特別な立場などから閉鎖的なIS学園内で()()()()()()()()()が発生する可能性が高く、その際に何らかの形で二人の接触が発生する可能性が高いと判断。

 

人選としては新年度の人員交換の際に一定数の諜報員を潜入させることと、インテリオルが現在国家代表候補生として政府に潜入させているリンクス候補を生徒として入学させ篠ノ之箒と接触させることで進んでいたが会議に同席していたBFF所属リンクス『王小龍』の提案で事態は一変した。

 

本命のインテリオル諜報員の露払いとして()()()()()()()()()()()学院の注意とリソースをセシリア及びレイレナードに向けさせ、諜報活動を円滑に行えるようにするというものである。

 

一見、諜報活動の成功率を高めるための提案と思われるが我が社のネクスト戦力を()()()()()()()()という『陰謀屋』の考えは明白である。

 

しかし現在レイレナードは作戦遂行に必要な軍事インフラをBFFに頼っているのが現状で有り、企業全体の目的を考えると妥当な提案でもあるためこの提案を断ることは出来ず、セシリアの身体の状態から医療スタッフを諜報員に加えることを条件に不本意ではあるがこの案を了承する形となった。

 

セシリアに関して身体の状態とその性格から諜報活動を行うのは不可能なので、直接的な諜報は行わせず、潜入させる諜報員の情報も与えず、篠ノ之箒とも積極的な接触は控えさせ、本来の意味でのおとりとして入学させるべきである。また我が社が保有している技術研究用のISコアを情報漏洩しても問題ないレベルで専用機として改修して与える予定であるが、セシリアの本来のIS適正は『Aランク』なものの四肢の切除と身体の大半の機械化により恐らく現在のIS適正は『Cランク』相当まで()()()()()()()()()があるため、現在主流となっている特殊兵装は搭載せず、基礎スペックの向上とネクスト用の兵装をISに搭載しても問題ないレベルまで性能を落とす形で装備させ、現在のセシリアでも運用出来るものとするべきである。

 

また公式記録ではセシリアは我が社のIS関連技術のテストパイロットということになっているためIS学園に入学する以上、最低でも同学年の国家代表候補生と戦闘を行い勝利するだけの技量が必要になる。そのため入学までの間に教導隊出身であるアンジェに教導と教育を行わせ主席が狙えるレベルまでを目指させることとする。




お疲れ様です。

簡単にセシリアがIS学院へ入学する経緯を説明するためにこんな形になりました。
新興であるレイレナードの脆弱性が現れた場面でもあるかもしれませんね。

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