TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです 作:相川翔太
職場でコロナの濃厚接触が発生してそれに伴うシフト変更で休みが取れず投稿が遅れました。
皆様もコロナにはお気を付け下さい。
後書きに今後についてお知らせがあります。
○月×日 晴れ
突然のIS学園入学指令を受けた俺は戸惑いながら主任に話しを聞きに行くと主任は経緯を説明してくれた。
なんでも先日の会議で現在失踪中の篠ノ之博士をとっ捕まえることを決定したらしく、居場所を突き止めるための情報収集の手段としてIS学園に入学予定の篠ノ之博士の妹に対して諜報活動を行うことを決めていたのだが、本来なら人員交換で諜報員を潜入させるのとインテリオルがスパイ活動をさせている代表候補生を入学させて行う予定だったところをBFFの王小龍の横やりによって俺をおとり役として入学させることになったことを苦々しい顔で説明してくれた。
その話を聞いて俺は“う~ん、流石は陰謀屋。アクアビットのリンクス『テペス=V』が「
まぁ、決まってしまったものはしょうがないので俺はどうすればいいのか聞くと「とりあえず社が保有しているISコアを専用機として渡すから適当に学園生活を送ればいいよ」と主任は言った。
“えっ!?そんな適当でいいの!?”と思ったが、よく考えたら俺は身体はこんなんだし、そもそも諜報活動の教育とかされてないしでまともな活動は出来ないので本当におとりとしてしか役に立たないので諜報活動は餅は餅屋ということで他の人に任せることにした。
・・・それにしても仕事とはいえIS学園に入学、か・・・・・・。
人生に『もしも』はないけれども・・・。いや、よそう・・・・・・。
×月○日 くもり
IS学園入学に向けて勉強開始!
俺は表向きはレイレナードのIS関連技術のテストパイロットとなっているので俺の成績があんまりだとレイレナードが馬鹿にされるので、そんなのは嫌だから主席目指して勉強頑張るゾイ!!
△月×日 くもり
勉強ムズかしいなこれ・・・。
でも楽しいな。勉強ができるって贅沢だよなぁ・・・。
○月○日 雨
勉強と平行して今日から実際にISに搭乗して訓練することになった。
それに伴い訓練前にIS適正をもう一回調べて貰ったのだが結果は変わらず『
一応IS適正はAMS適正とは違い変化することもあるとあったので“ワンチャン上がってないかな?”と期待していたが世の中そんなに都合良くないよね!
まぁそんなこんなで早速アンジェの指導の下ラファール・リヴァイヴに搭乗したのだがこれが中々に良い機体だった。資料で操縦しやすく汎用性が高いことと、それにより操縦者を選ばないことは知っていたが初搭乗でIS適正も低い俺でも結構動かせたのだ。
ちなみにこのラファールはインテリオルが国からメンテと整備を頼まれていた二機をこっそりこっちに回してくれたものである。
・・・これバレたら怒られるよね。大丈夫だと思うけどさ・・・・・・。
×月×日 くもり
アンジェ強すぎワロタ。
教導が始まって結構経ったのだがアンジェは熱?、いやスイッチが入ったのか教導隊時代を思い出したのか分からないが「痛くなければ覚えませぬ」と言わんばかりに遠慮無く俺のことをボコボコにしながら教導してくれた。
痛みを感じないとはいえボコボコにされるのは嫌だったので俺は必死に訓練を行った。おかげで最初の時よりはだいぶマシ?になった・・・、と思う。
この調子で明日も訓練頑張るゾ!!
・・・あ、青アザ出来てら・・・・・・。
○月○日 晴れ
俺の専用機が完成したそうなので主任に機体を見せて貰った。
その機体を見て俺は驚いた。だって見た目がまんまネクストだったからだ。
その機体『002-B』(長いので2Bと呼ぶことにする)は全身装甲でアレサとアリーヤの中間みたいな見た目をしていた。
主任曰く、開発期間短縮の為に元々アレサを基に開発していた自律型ネクストのデータを流用して開発したとのことだった。
主任の説明を受けて俺は「それって機密的に大丈夫なの?」と聞くと「ネクストやコジマ関連の技術は一切使ってないから大丈夫」とのことだった。
その後2Bの性能に関して主任は説明してくれた。
この2Bは現在主流である特殊兵装は搭載せず、純粋な基礎スペックの向上を目指して開発したとのことで、元々エネルギー系に強いレイレナードらしくシールドエネルギーは従来機の三倍以上を誇るらしい。
そしてその豊富なシールドエネルギーを使用して両肩のシールドバリアー発生装置兼用のブースターユニットで擬似的なQBなども行えるとのことだった。
武装に関しては本来だったら武器腕だった腕部を通常のマニュピレーターに変更したのでIS用に性能を落としたネクスト用兵装を使用可能にして汎用性を確保したとのことだった。
短期間でこんなに凄い機体を造ってくれた主任に感謝していると主任は俺に「渡したいモノがある」と言って何やら取り出した。
――それは義手と義足だった。
俺がいつも使っているメカメカしいものではなく
俺が不思議に思っているとIS学園で生活する以上、今のままだと支障を来たす可能性があるから性能を向上させた義手と義足なのだそうだ。
主任曰く、着けてすぐに自由に動かせるそうなので俺はありがたく受け取った。
よ~し頑張るぞ~!
×月△日 雨
あたらしいぎしゅ、うまくうごかせない・・・。ぎそくも、だめ・・・。かんど、よすぎ?いわかん・・・。
だめだ、こりゃ・・・。
○月×日 くもり
主任に貰った新しい義手と義足なのだが感度が良すぎるのかなんなのか分からないが練習しても上手く動かすことが出来なかったので泣く泣く主任に返却した。
俺から義手と義足を返却された主任はどこか悲しげだった・・・。
せっかく用意してくれたのにすまぬ、すまぬ・・・。
○月△日 晴れ
2Bに搭乗して今日もアンジェと訓練!
途中から自分の訓練が終わったザンニも加わってくれて俺に色々アドバイスをくれた。
2Bの武装とか機体性能はザンニの搭乗ネクストである『ラフカット』に近いのでザンニのアドバイスはとてもありがたかった。
これからもザンニは時間をがあるときに手伝ってくれるそうなので俺は“やっぱり持つべきは仲間だよなぁ・・・”と思った。
×月○日 くもり
勉強と訓練を開始してからだいぶ経ち、とりあえず主席を狙えるレベルになった。
まぁ、アンジェからは俺が2Bの性能に頼っているところもあるから入学ギリギリまで訓練は続けるぞと厳しい言葉も貰ったが・・・。
“それにしてももう十二月かぁ・・・。あっという間だったなぁ・・・”と思っていると上層部の方から三日間の休暇を貰った。その休暇を使って実家に一時帰宅していいよとのことだったので俺は喜んだ。
何しろ五年ぶりの帰省である。チェルシーは元気かなぁ・・・。
と、思ったのだが俺は重大なことに気がついた。
――
どうすればいいか聞くと、アレサやネクストのこと、国家解体、レイレナードの悲願については話しては駄目だけど、身体の状態については話してもいいらしい。ただしその場合、今後のチェルシーの行動に制限を付けることになるとのことだった。
それが嫌な場合、俺の身体は表向き実験中の事故ということになっているので、そう説明すれば良いとのことで判断は
きっついなぁ・・・。
チェルシーには、俺のことを知る『
でも、チェルシーにはチェルシーの『
どうしよう・・・・・・。
12月23日 雪
五年ぶりの我が家は全然変わってなかった。
チェルシーやメイド達がしっかり管理してくれていたのでとても嬉しかった。
でも、俺を出迎えた皆の反応は予想していたとはいえキツかった・・・。
チェルシーはすっごく美人さんになっていて、昔、お袋が言っていた理想の淑女といった感じだったが、俺の姿を見た瞬間、分かりやすいくらい狼狽していた・・・。
とりあえず俺は皆に今までのことについて感謝の言葉を掛けた後、人払いをしてチェルシーと二人きりになった。
チェルシーは俺に何があったのか気が気でない様子だったが俺はそれを制し、チェルシーに今後の行動に色々制限が付くけど俺について聞きたいか聞いた。
するとチェルシーは怒りながら「自分は従者として主について知る『
――本当に・・・、俺には勿体ない従者だよ・・・・・・。
俺はチェルシーの言葉を受け、身体を見せながら『
俺の話が終わるとチェルシーはガタガタと震えながら「自分のせいですか・・・?」と聞いてきた。
どうやら自分がIS適正試験を受けることを俺に提案したせいで俺がこうなったのだと思ったらしい。
その問いに俺は笑いながら「違うよ」と答えた。
俺が『
俺は泣き出したチェルシーを抱きしめて謝ることしか出来なかった。
チェルシーを抱きしめながら俺は思った・・・。
実はさ、昔ふと考えたことがあるんだ。
もし、俺に高ランクのIS適正・・・、例えば『
でも、どっかのクソ犬が言っていたみたいに人間は
――手持ちのカードで精一杯勝負した結果がこれなんだ・・・・・・。
だから、チェルシー・・・、ごめんね・・・、ごめんよ・・・・・・。
12月24日 雪
今日はめでたい俺の十五歳の誕生日!!
なのだが、やっぱり盛り上がらなくて・・・・・・。
なんとか盛り上げようとしたのだけど、皆、俺が無理をしてると思ってるみたいで全然駄目でした・・・。
そして寂しい誕生会が終わった後、チェルシーと二人で語り合った。
レイレナードの悲願について話せたら違ったのかもしれないけど、チェルシーに理解も納得もしてもらうことは出来なかった。
・・・まぁ、聡明なチェルシーのことだから悲願のことを話しても大義に
12月25日 雪
休暇も終わり、エグザウィルに帰ることになった。
俺を見送るチェルシーの泣きそうになりながら笑う姿を見て、俺は泣きそうになった。
昨日、チェルシーは俺に言った。
――切り開いた未来の先に
その通りだ・・・。俺に
――でも、
そして、その
だから、俺はレイレナードの悲願に賛同したのだ。例え、それが勝手な
いつか、必ず全部話すから・・・。その時は・・・・・・。
○月×日 くもり
IS学園入学も間近になったときにとある情報が入ってきた。
なんと本来なら女しか起動させる事が出来ないISを起動させた男が現れたのだ。
情報によると起動させたのはブリュンヒルデの弟の片方“織斑秋二”という男らしい。
そして協議の結果、保護の為にIS学園に入学させることで話が進んでいるらしい。
このイレギュラーに対してどうすればいいか主任に聞くと「いまさら男がISを使えたところで
まぁ、ネクストとリンクスがいる以上どうでもいいわな。
・・・でも、なんでISを起動出来たんだろう?
○月○日 晴れ
またまたイレギュラーが発生!!
前回の男のIS装者が発見されたことから世界で男に対してISの適正検査が行われたのだが再び男の適正者が現れたのだ!!
そいつの名は“織斑一夏”。そう前回発見された織斑秋二の双子の兄である。
その情報を受けて俺は出来すぎじゃないか?と思ったが、双子なので遺伝的、先天的なものもあるのかもしれないのでとりあえず納得させた。
――でも、疑問を抱くなといったって無理があるだろう?
とりあえず企業全体としては当初計画通りで進めるとのこと。
・・・こんなにイレギュラー要素がいる状態で大丈夫なのだろうか?
まぁ、いまさらジタバタしてもしかたない。俺は俺の仕事をしよう。
目指せ!主席!!
今回のセシリア日記10でレイレナード編は終了になります。
次話でチェルシー視点。
幕間でオリ弟の秋二視点、束視点を書いてIS学園編へと突入したいと思います。
それに伴いお知らせなのですが、まず作者はIS原作を移籍前の7巻までしかもっていないので7巻までの情報で書いていきますので人間関係や設定で“あれもあるよ”みたいなのがあるかもしれませんがご了承ください。
次にIS学園編を書く前にもう一度原作を読み返してメインキャラの性格や口調などを確認してから書こうと思いますので、IS学園編は投稿が少し遅れますのでご了承下さい。
最後にIS学園編は日記形式をやめようと思います。IS原作イベントがかなり過密スケジュールなので日記形式にすると描写したいところが描写出来なくなる恐れがある為です。そのため文字数の増加が予想されますので、今までは週一投稿を目指していましたが投稿ペースが空くかもしれません。申し訳ありません。
結末までのプロットは考えていますので必ず完結はさせたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。