TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです 作:相川翔太
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二月に入ってから仕事のシフトが変わって投稿が遅れました(汗
二時間早く帰れる代わりに二時間早く出勤することになり生活習慣とか体内時計の調整に時間が掛かってしまいました。
だいぶ慣れてきたのでなんとか投稿ペースを週一くらいに出来たらいいなぁ・・・
3時間目始まりのチャイムが鳴り自分の席に着いた秋二の頭の中は『原作』ヒロインの一人のハズのセシリアについて一杯だった。
イギリスの代表候補生ではなくレイレナードという自身の『原作知識』にない
原作だとAランクのハズのIS適正が
髪型も違う上に
口調が
極めつけには『右手』が
(本当にどうなってるんだ?セシリアが義手?・・・原作だと両親が事故死だったからこの『世界』だとセシリアも一緒に事故に巻き込まれて負傷して
原作開始早々に原作知識が
よくよく考えればもしあのセシリアが初登場時のセシリアと同じく『女尊男卑』思想の持ち主だったら、世界『初』の男のIS適正者とはいえ初対面の男が馴れ馴れしく話しかけた上に名前呼びをさせろなどとほざけば怒り狂っているはずである。なのにセシリアは困惑はすれど名前呼びを『許可』したのだ。
そこから考えるに・・・・・・。
(まだ確定じゃないが、セシリアは『女尊男卑』思想じゃない
そう後悔する秋二だったが頭を軽く振った。
(いや・・・、落ち着け・・・・・・。まだ確定じゃない。とりあえず次はセシリアイベントのクラス代表イベントが始まるんだ・・・。その様子を見てからでも
そう思いながら秋二はイベントの発生を待った。
そして秋二の記憶通りクラス代表選出のイベント『は』発生した。
――したのだが・・・、
「はいっ!私、織斑秋二くんが良いと思いますっ!!」
「私も賛成ッ!!」
「そうだよね、せっかく男の子の装者がいるんだもんね~」
「それが良いよッ!」
クラスメート達の自分を推薦する声を『当然』のことと思いながら秋二はセシリアを観察していた。
するとセシリアはそんなクラスの熱狂に驚きと困惑しながらも恐らくだがクラス代表のために立候補しようと手を上げようとしているようだった。
そんなセシリアの様子を見て秋二は確信した。
(!?、やっぱりだッ!!『この』セシリアは根本的に『原作』と性格が違うッ!!」
もし『原作』通りならセシリアはこの時点で『首席』である自分ではなく自分のことを『挑発』してきた『男』が推薦された事に激怒しヒステリックに男や日本を蔑視しながら抗議したハズだが、この白いセシリアはそんな様子は見られない。
セシリアの様子を見るにあくまで推薦されるのを待つのではなく立候補しようとしていることからクラス代表に
(どうする!?こんなの想定の『範囲外』だ!?)
入学前に原作イベントの際に自分がどう行動を起こすか色々シミュレーションを行っていた秋二だったが、それは
その前提がセシリアという存在によって一気に
しばらく会っていなかった箒がほぼ原作通りだったので油断していた秋二は、後から入学してくる鈴やシャル、ラウラなどのヒロイン達も性格が大幅に変わっている可能性も・・・、いや、下手をすると
(そういえば、神の野郎も
そんなこと思っている間にも『現実』は待ってくれない。
気付けばグレイスがせっかく『男』の適正者が二人もいるのだからと一夏と秋二が戦ってより『優秀』な方をクラス代表に選出すればいいと提案を行い、それが千冬によって了承されてしまった。
一夏もクラス代表選出戦で戦うことも想定していた秋二だったが、それはあくまでセシリアが参加していることが前提で、『実力者』のセシリアが一夏に勝利し、そのセシリアをIS搭乗経験では『素人』の自分が倒すということで自分の
――それでは不味い。
しかし時既に遅く、今さら秋二がセシリアを推薦するなどの行動を起こすわけもいかず、秋二はただ状況を見守るより他に無かった・・・。
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クラス代表選出の議題が終わった後の授業中、秋二はずっとセシリアへの今後の対応の仕方をモンモンと考えていた。
とりあえず、手袋で義手を
ならば昼休みに話しかけようと考えたのだが、思わぬ『邪魔』が入ってしまった。
――箒である。
お詫びにセシリアに昼食でも食堂で奢りながら謝罪とセシリアの情報収集の計画を考えていた秋二だが、その計画を実行する前に箒に「一緒に昼食を食べよう」と誘われてしまったのだ。
最初は適当な理由を付けて断ろうかと思った秋二だったが、セシリアがああなっている以上、箒も何か原作と違いがある『可能性』があると思い直し、箒の状態を確認するためにも一緒に昼食を食べることにした。
そして一緒に昼食を食べている際に色々話をしたのだが箒に関して
箒が離ればなれになる前のことや、転校した後に勉強や剣道などを
チャンスとばかりに秋二はセシリアに話しかけようと思ったが、当のセシリアは
その様子を見た秋二は唖然とした。
(おいおい、教室だと座っているところしか見なかったから気付かなかったけど、もしかして右腕以外にも『何か』あるのかよ・・・。てか、誰かを探しているみたいな感じだったけど、まさか一夏のヤツじゃあないよな?)
杖をつきながらよたよたと歩いていた以上、恐らくセシリアは足も悪いのだろうということは分かった。
原作では色々な意味で
問題は『誰か』を探しているような様子だったことだが・・・
(・・・もしかして、原作で鈴がやっていたみたいに一夏のヤツと関わろうとして一夏を探しているとかか?それなら・・・)
セシリアがクラス代表に立候補しようとしていたことからその可能性は極めて高かった。と、言うよりも仮にセシリアが一夏を探しているとしたらそれしか
(なんだよ、形は違うけど『展開的』には問題なしだったってことか。焦って損したぜ・・・)
そう安堵した秋二は考え事の間少し黙っていたことに心配していた箒に微笑みながら安心するように言った後、一緒に楽しい昼食を続けたのだった・・・。
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さて、昼休みも終わり午後の授業が開始された後、とりあえずセシリアと戦う展開になるであろうことに安堵していた秋二だったが『今後』のことも考えセシリアについての情報収集をしようと考えていた。
展開的に問題なくてもセシリアの状況がまったく違うため、セシリアに『勝利』したとしても原作通りにいかない可能性も
そこで間違い無くセシリアについて知っており、姉である千冬に話しを聞こうとしたのだが千冬は仕事が忙しいらしく、実際に話せたのは放課後になってからだったのだが・・・。
「千冬姉・・・、いや、織斑先生!!少し聞きたいことがあるんだけど・・・」
「む、織斑弟か。なんだ?寮のことに関してなら山田先生に・・・」
「いや、そうじゃなくて・・・。聞きたいことっていうのは
すると千冬の眉がピクリと動いたが秋二は気付かなかった。
「・・・オルコットがどうかしたのか、織斑弟?」
「いや、どうってわけじゃないけど・・・。えっと、右手が義手だったし、杖をついて歩いていたからどうしたのかなって心配になって・・・・・」
そう言う秋二の言葉に目を険しくしながら千冬は口を開いた。
「・・・オルコットが自己紹介の時に言っていただろう?
「え、いや、それは分かるけど、そうじゃ「なぁ、織斑弟」な、なんだよ」
「何故、オルコットが義手だと
自分の言葉を遮りそう質問してくる千冬の目を見て秋二は思わず息を呑んだ。
――千冬の目に明らかに怒気が込められていたからだ。
驚きのあまり言葉を発せないでいた秋二をそのまま数秒見つめていた千冬だが、怒気を納めると普段通りの目に戻し、ため息をつくと口を開いた。
「・・・オルコットの身体に関しては『一応』事情は
「ちゅ、忠告?」
「お前のことだから、オルコットに対して何か
「そ、それって、どういう・・・」
「それは
そう言うと千冬は秋二を置いてその場を立ち去った。
「善意が悪意?は?意味わかんねぇ・・・」
千冬の言葉の『意味』が分からず、唖然としていた秋二に背後から声が掛けられた。
「秋二さま?」
振り返るとグレイスが立っていた。
「あ、あぁ、グレイスか・・・。何か用?」
そう訪ねる秋二にグレイスは優雅に微笑みながら答えた
「いえ、秋二さまがお困りのようでしたので声を掛けさせていただきました。秋二さまは、
そのグレイスの提案は千冬にセシリアのことを
(流石に千冬姉よりも詳しくはないだろうけど、グレイスなら何かしら知っているか・・・。セシリアに聞くにしても前情報はあった方も良いしな・・・。あ!?ついでだからレイレナードとかいう企業についてもグレイスに教えてもらうか!!)
そう考えた秋二は先ほどの千冬のセシリア『自身から』という言葉も忘れ、グレイスの提案を了承することにした。
「ありがとう、グレイス。じゃあ、悪いんだけど『セシリア』について教えてくれないか?ついでだからレイレナードとかいう『企業』についても教えてくれると助かる」
秋二がセシリアと名前を呼んだ時、ほんの僅かにグレイスの目元がピクッと動いたが秋二は気付かなかった。
「・・・えぇ、教えて差し上げますわ・・・・・・。立ち話もなんですから、良い茶葉もありますし、わたくしの部屋でお茶でも飲みながらお話ししましょう・・・・・・」
「え、いいの?
「えぇ、大丈夫ですわ。
他ならぬ秋二さまの『ため』ですから・・・」
以上になります。
大変申し訳ありません。実は活動報告で今話で千冬視点、及びIS学園側も書くみたいなことを報告していたのですが流れが分かりづらい形になってしまったので今話は秋二視点のみになってしまいました。
千冬視点などを楽しみにしていた方がいたら申し訳ありませんでした。
これからは進捗や内容についての活動報告を行う際は確定してから行うようにしたいと思いますので再発しないようにしたいです。
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