TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです 作:相川翔太
一日300~400文字くらい少しづつ書いてなんとか仕上げました。
月に2~3話くらい投稿出来たらなぁ・・・と思っています。
まさかの一夏の『戦わない』宣言に俺はぶったまげた。
――え?なに?どゆこと?
もしかして、授業中に一夏がどっかに行っていた間に織斑先生とかと話し合って“模擬戦をしない”ことにしたってこと?
だったら俺の計画がパーじゃん・・・。
いやっ!待て待て、落ち着けっ!!
まだそうと決まったわけじゃないっ!!!
話を聞くんだ、話を・・・。
「た、戦わないですか?あの~、一夏さん?それは、どういうことでしょうか?模擬戦を辞退したと言うことでしょうか?」
「ん?まぁ、結果的にはそうなるのかな?」
なに、その言い方?
なんか嫌な予感がしてきたぞ・・・。
「結果的に、ですか?あの、一夏さん。その、それは織斑先生や他の先生方と相談などをされて決めたということでしょうか?」
「相談?いや、してないな。無駄だし・・・」
・・・相談をしてない?
え?何、つまり、こいつ・・・
――バックレるつもりだなっ!!
いやいやいや、一夏くん?一夏クン?一夏くぅぅううんッッ!!!
それはマズいって!本当にガチでマズいってば!!
一夏になにがあったか知らないけどもそれはヤバイってッ!!!
そんなことしたら、今日の一夏の様子を見てたクラスメート達から間違いなく総スカンを食らうし、いや、今日見た限りだと学園での男の装者の注目度を考えるに学園中で一夏の『評価』が悪い意味で高くなるのは『必定ッ』!!
――そうしたらお前の学園生活は地獄だぞ?
そんなこと考えていた俺だったが、俺は
――なんで俺は一夏のことをここまで
俺の計画が破綻するから?
それはある。間違いない。でも、俺は断られないようにはしようとしてたけど最悪、一夏の説得に失敗することも想定していたからそれだけじゃない、と、思う・・・。
一夏が『
・・・確かにさ、一夏はかな~り捻くれてて、態度とかは悪いんだけど、今日、いろいろとやり取りしてて思ったんだけど、根っこは良いヤツ?だとは思うんだよ。
――だからなのかねぇ・・・。
って、それよりも相談が無駄ってなんだよっ!
『企業』に就職希望だったのに報連相の大事さを知らんのかっ!!
「無駄、ですか?あの、一夏さん?余計なお世話かもしれませんが、それ程重要なことならば、やはり織斑先生に相談した方が・・・」
「いや、いいんだ。本当に無駄だから。セシリアも教室で『姉貴』が俺の抗議を無視したの見てただろ?
・・・だから話しても仕方ないんだよ」
いや、例えそうでも一回話しとかないと織斑先生とか学園側もいろいろ対応とか出来ないでしょ~よ?
「ですが・・・」
「いや、大丈夫だから!本当に大丈夫だからさ!!・・・それに俺、気付いたんだ。
いや、大丈夫じゃねぇだろ・・・。それに気付いたって何よ?
「気付いた、ですか?あの~、一夏さん?それは、一体、何に?」
「いやさ、ほら、セシリアなら分かると思うんだけど、世の中って『
「?、まぁ、そうですね」
確かにそうだけど、それがどうしたよ?
俺の同意の言葉に満足したのか一夏が得意げに持論を語る。
「だろ?だからさ、俺、気付いたんだ。どうせ『
?!?×○?!!//○×!?
ごめん、ちょっと何言ってるか分からない・・・。
「い、一夏さん?申し訳ありません、意味が良く分からないのですけど・・・」
俺の困惑の声に一夏は苦笑しながら喋りだした。
「いや、だからさ、そのままの意味だって。ほら、『人間』ってさ、頑張ろうが、努力しようが、やりたくないことをやって真面目に生きようが『理不尽』なことってほぼ・・・、いや、確実に起こるだろ?」
「それは、そうですが・・・」
――それは同意。
「だろ?だったらやりたくないことやって『理不尽』な目に遭って死ぬより『好き』に生きて『理不尽』に死んだ方が全然良いなってこと」
ほうほう、なるほどねって・・・、馬鹿っ!
意味は分かったけど『理不尽』に死ぬって何よっ!!
今回のは模擬戦なんだからマジで死ぬワケじゃない》でしょうよっ!!!
「あの、一夏さん?意味は分かったのですが今回は模擬戦ですし、たとえ敗北しても実際に死亡するワケではないですよ?
・・・まぁ、一夏さんは今回の模擬戦を嫌がっていたので一夏さんにとって『理不尽』な出来事なのは事実ですが・・・・・・」
「・・・あぁ、セシリアは
――なんだよ、その反応。
「確かに模擬戦では死なないさ。でもさ、今回の模擬戦は俺を秋二の
――んなわきゃねぇだろっ!!!
本当に研究所送りになんなりにするなら最初からIS学園に入学なんかさせないで適当に“織斑一夏くんは悲しい事故で死にました”みたいに偽装して送るわいっ!!!
「一夏さん、流石にそれは早とちりが過ぎませんか?仮に、仮にですよ?
本当に口実を作るためでしたらファロンさんからの提案からの多数決というカタチにしないで織斑先生が最初から一夏さんと秋二さんの二人から模擬戦で決めましょうと言うはずですし、そもそも一夏さんに一週間の訓練期間を与えることなど無いと思いますが・・・」
それに一瞬だけ見た織斑先生の目からすると・・・・・・。
俺の言葉に心底不満げに一夏は口を開く。
「・・・じゃあ、なんで
それは、ほら、ISコアの数には限りがあるし、秋二は世界『初』の男のIS適正者だから囲い込みとかプロパガンダとか高度な政治的判断とかで・・・、ん?
「ちょ、ちょっと待って下さい、一夏さん!?秋二さんだけ専用機というのは、まさかとは思いますが模擬戦で
――『不公平』ってレベルじゃねーぞ!?
「・・・職員室に行ったときに、“弟くんは専用機を貰えるそうだからあなたも頑張ってね”って言われたんだよ・・・・・・。つまり、そういうことだろ?」
あ、な~んだ、びっくりした。
それって、「秋二が専用機を貰えるから一夏も貰えるように頑張ってね」って意味じゃん。模擬戦で使用云々は一夏の思い込みじゃん!!
俺がそう考え、「それ、一夏の思い込みだよ?」と言おうとしたところで・・・、
「だからさ、俺、こんな『理不尽』で『不公平』な茶番に付き合うつもりなんてないんだ。だから訓練もしないし、模擬戦も当日はどっかに隠れる。
・・・俺の『人生』なんだ。『好き』に生きてそれの何が悪いんだって話さ。
――セシリアもそう思うだろ?」
一夏が同意を求めてきた。
う~ん、拗らせとんの~。
・・・ぶっちゃけ言うとね?一夏の言ってることも『理解』出来なくはないんだよ?
世の中が『理不尽』っていうのは
その『理不尽』な世の中を『好き』に生きて『理不尽』に死ぬって在り方も、まぁ、アリじゃないか?とは思うんだ。
――でもさ、
一夏の場合はさ、『好き』に生きた結果『理不尽』な目に遭うんじゃなくてさ、どうせ『理不尽』な目に遭うから好き勝手するっていう、なんていうのかな?『逃避』ってやつじゃないかな?
いや、別に逃げること自体は俺は否定しないんだ。
――逃げた方が『身体』や『心』を守れるって場合もあるから。
ただ、それは逃げた先に自分の安全を確保出来てないと意味がないわけで、一夏の場合は確保出来てないわけでしょ?
しゃ~ない、そこら辺を指摘してやるか。
「あの~、一夏さん?私は一夏さんどう生きるかは否定しないんですが・・・」
「!?、だろっ!!セシリアなら分かってくれると思ってたんだっ!!」
――うわっ!?びっくりした!?
いや、まだ話の途中なんだけど・・・。それに全肯定したわけじゃないからね?
「いや~、そう考えると俺って今までの『人生』、かなり無駄にしてたんだな~。勝てもしない相手に張り合って無駄な努力してさ、もっと『好き』に生きてりゃ良かった。本当に馬鹿だったよ」
――ん?
その一夏の言葉に俺は
「あの、一夏さん?少しよろしいですか?」
「ん?どうした、セシリア?」
ニコニコしている一夏に俺は・・・、
「怒らないで聞いて下さいね?もしかして、なんですが一夏さんは単純に・・・、
――
俺がその言葉を発した瞬間、
――ビキリッ!!
一夏の顔と空気がそう音を立てて凍った。
・・・・・・やっべ、地雷踏んだッ!!??
好きに生きた結果、理不尽に死ぬ。理不尽に死ぬから好きに生きる。
全然意味合いが違うなぁ・・・。
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