TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです   作:相川翔太

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仕事中ぼく「今日はこの商品が一杯出るな~。そうだ!今のうちに多めに材料を用意するぞ!」

数時間後ぼく「あれ?お客さんはくるけど誰も注文しないぞ・・・」

???「身構えているときには注文は来ないものだ・・・」


一夏の『確認』

「クラス対抗戦に出場する代表者を決めようと思う」

 

姉のその言葉にクラスの女子の一人が『天才』である弟を推薦し、次々に賛同の声が上がった。

 

そこに異を唱える者が現れた。名前は・・・、もう覚えちゃいないが、確か旧イギリスの代表候補生だった気がする。

 

そいつ曰く、「男の装者という『天才』が二人もいるのだから模擬戦を行い、より『優秀』な方を代表にしよう」とのことだった。

 

その言葉に当時の俺は憤慨したのだが、今になって冷静に考えるとそいつの言っていることは決して間違いではなかった。

 

IS適正という、『男』なら本来持ち得ず、努力ではどうにもならない先天的才能を持っている時点で『天才』であることは間違いないのだから・・・。

 

 

・・・結局、そいつの言葉は受け入れられ、俺は弟と望まぬ模擬戦をすることとなってしまった。

 

 

それが決定した授業の後、その事実を受け入れられなかった俺は姉にサボるなと言われていたその日の授業を全てサボった。

 

まぁ、最終的には夕方に姉に見つかり軽い説教を受けたのだが・・・。

 

その後、寮のカギを渡され自分の部屋へと向かったわけだが、その部屋で俺は()()()なモノを見た。

 

 

――『全裸』のセシリアである。

 

 

セシリアの『身体』は『普通』ではなかった。

 

両手、両脚は義手と義足。胴体には大量の手術痕が刻まれていたのだから。

 

 

 

 

 

・・・『人生』に()()()()()()、とセシリアはよく言っていたが、それでも俺は、そのもしもを考えてしまうのだ。

 

 

 

 

 

俺はこの時、全裸のセシリアを正面から見てそれらの『異常』を見たのだが・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――もし、この時、セシリアの『背中』を見ることが出来ていたら、ナニカが違ったのではないのか?、と・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しの間座り込んでいた一夏だったが頭を軽く振ると立って歩き出していた。

 

向かう先は千冬がいるであろう職員室である。

 

そう、一夏は千冬が自分に渡した寮のカギを間違ったと思い、確認をするためだ。

 

本当なら悪気がなかったとはいえ裸を見てしまった白い少女(セシリア)にちゃんと謝罪してからの方が良いと思ったのだが、彼女が服を着るまで廊下でずっと待っているのも不審であるし、なにより一夏自身が頭を冷静にする時間が必要であると思ったのだ。

 

 

――それだけ一夏の見た彼女の姿は衝撃的だったのだ。

 

 

彼女の身体にハンデがあるというのは今日、ほんの少しのやり取りではあるが()()()()()()()()()だった。

 

しかし、まさかアレ程とは一夏は、いや一夏だけでなくても普通の人間は想像出来ないだろう。

 

 

(何をどうしたらあんな風になるんだ?生まれつき?事故?病気?・・・やっぱり事故か?)

 

 

歩きながら先ほど見た少女について考える一夏。

 

正直、勝手にこんなことを考えるのは失礼だと一夏は思ったが、一切考えるなというのは無理というものだった。

 

そうして悶々と考えていた一夏だったが頭を軽く振って苦笑した。

 

(いや、別に俺があの子に何があったかなんて考える必要ないだろ・・・。俺には()()()()()()()()・・・・・・)

 

そう頭の中で独りごちる一夏。

 

実際問題、一夏と白い少女は特に深い関係があったわけではない。

 

たまたま同じクラスになり、たまたま少女とぶつかり、少女が起き上がるのを手伝っただけ。

 

大別すれば間違いなく赤の他人である。

 

 

――なのに、なぜこんなに彼女のことを考えているのだろうか?

 

 

「っと、職員室はここか・・・」

 

 

そんな自問自答をしている内に目的の職員室に着いた一夏はノックをすると中へ入った。

 

「・・・失礼します・・・・・・」

 

そう言って中へ入った一夏に職員室内の教師達の視線が集中する。

 

(予想はしていたけど、やっぱり教師も女しかいないんだなぁ・・・)

 

そんなことを考えてた一夏に教師の一人が歩み寄り話しかけてきた。

 

「あら、どうしたの?え~と、ごめんなさい。あなたは秋二くんだっけ?一夏くんだっけ?双子だからまだ()()()()()()()()()・・・」

 

 

――びきり・・・。

 

 

「・・・織斑一夏です。あの、姉、いえ、織斑先生はいますか?」

 

秋二と見分けが付かないという女教師の言葉に一夏の中でナニカが軋むが、ソレを押し殺し一夏は努めて冷静に用件を伝える。

 

「あ、一夏くんね?ごめんなさい。織斑先生は今会議中で席を外してるの。織斑先生に何か用事?」

 

「・・・織斑先生から寮のカギを渡されたんですけど、カギを間違えたみたいなのでその確認に・・・・・・」

 

「え、本当?じゃあ、そのカギ貸してね?」

 

持っていた寮のカギを渡す一夏。

 

するとカギの番号を確認した教師の口から驚くべき言葉が出てきた。

 

 

 

 

 

「あれ、一夏くん?寮のカギ、これで()()()()()?」

 

 

 

 

 

「・・・・・・はぁ!?」

 

 

教師の言葉に思わず一夏は驚きの声を上げた。

 

 

(あってる?合ってる!?ど、どういうことだ?え?つまり、合ってるってことはあの

子と・・・。い、いや、そんなわけないだろッ!?)

 

 

「あ、あの!?本当に合ってるんですか?だって、部屋にはもう他の子が・・・」

 

「他の子?他の部屋の子が一夏くんと同室の子と一緒にいたってこと?」

 

「い、いや、そうじゃなくて・・・。って、同室!?あ、あの俺、あの白い子と同室なんですか!?」

 

 

まさかの同室発言に慌てて一夏は聞き返した。

 

「白い子?あぁ~、オルコットさんのことね?そうよ、セシリア・オルコットさんが一夏くんのルームメイト。()()()()()()()()()?」

 

「仲良くって・・・。あの、いくらなんでも『普通』男女一緒の部屋にしないんじゃ・・・」

 

一夏の当然の疑問に教師は少し困ったように「あ~・・・」というと理由を説明しだした。

 

「それなんだけどね?実は男性のIS適正者がこんなに短期間で二人も現れると思ってなかったみたいで、部屋も余ってないし急遽部屋割りを変更することになったみたいなの。

だったら一夏くんと秋二くんを()()()()()()二人一緒にすれば良いのにって私も思ったんだけど・・・」

 

()()、なんですか?」

 

「事情は知らないけど、その、一夏くんと秋二くんって()()()()()()()()()()()()()()?だからそこら辺も考慮したって話らしいよ?だから一夏くんはオルコットさんと。秋二くんは()()()()()と同室にしたみたいだね」

 

 

――秋二くんは篠ノ之さんと同室。

 

 

「・・・その、秋二と同室の篠ノ之さんっていうのは、『()()()()』のことですか?」

 

「そうだよ~。あ、ご、ごめんね?そう言えば篠ノ之さんは()()()()だったんだもんね?ちょっと複雑だよね?でも上が決めたことだから私もどうも出来ないんだ、ごめんね?」

 

――イラッ・・・。

 

教師の言葉に一夏の神経が苛立つ。

 

「・・・いえ、箒とも仲は()()()()()()()()()ので平気です・・・・・・」

 

「そ、そう?あ、そうだ!一夏くんと同室のオルコットさんなんだけどね?あの子、イギリスの『貴族』ですんごい『大企業』に所属してるからこの機会に仲良くなれれば『将来』逆玉を狙えたりするか「教師がそんなこと言っていいんですか?」・・・冗談だよぉ・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 

――沈黙が場を支配する。

 

 

すると沈黙に耐えられなくなったのか教師が口を開いた。

 

 

「あは、あはは、気分を悪くさせちゃってごめんね?でも、オルコットさんと()()()()()()()()っていうのは本当なんだ・・・。

ほら、一夏くんは同じクラスだから知ってると思うけど、彼女、身体にハンデがあるでしょ?だから、一夏くんには彼女のことを()()()()()()()()()んだ・・・」

 

 

()()()?俺が?」

 

 

――自分のことだけで精一杯なのに?今まで()()()()()()()()()()()()()()のに?

 

 

「あ、あ、勘違いしないで欲しいんだけど、何も手取り足取り全部が全部手助けしてあげてって言うワケじゃないんだ。

・・・オルコットさんは今までは一人部屋だったから大体のことは一人で出来るんだけど、例えば彼女が転んだときに起き上がるのを手伝ってあげるとか、杖を手から離しちゃったら拾ってあげるとか、そういう、()()()()()()()()のことでいいんだ。嫌かもしれないけど、お願い出来ないかな~、なんて、あはは・・・・・・」

 

 

 

 

 

――ありがとうございます、一夏さん。

 

 

 

 

 

「あはは、ごめんね?一夏くんも不安だし大変なのにね?私が今言ったことは忘れ・・・「いいですよ」・・・へ?」

 

「そのくらいのことならいいですよ、別に・・・」

 

一夏の返答に教師は驚いた顔をする。

 

(別にそのくらいなら俺には()()()()()()し、俺はあの子の裸を見たから、あの子が俺に悪印象を持ってるのは確実だし、同室な以上、俺が過ごしやすいようにポイントを稼がないといけない。

・・・ただそれだけ、それだけだ・・・・・・)

 

そんなことを考える一夏を余所に教師はぱぁっと笑顔になり心底嬉しそうに捲し立てる。

 

「本当?ありがとうね、一夏くん!いろいろとか不安とか疑問もあるかもしれないけどお願いね?もし困ったことがあったら私でよければ相談に乗るからね?」

 

「あ、いえ、大丈夫です。・・・じゃあ、俺はとりあえず部屋に戻ります。挨拶とかもしなくちゃいけないし・・・・・・」

 

(挨拶云々の前にまずは謝罪なんだけどな。結構時間も経っちゃたし、急がないと・・・)

 

 

そう言って職員室から出ようとする一夏だったが最後の最後で思わぬ『()()』が投下された。

 

 

「うん、そうだね、そうした方がいいよ。あ、そうそう、秋二くんは『専用機』が貰えるって話もあるらしいから一夏くんも()()()()()!応援してるからね!!」

 

教師の放った言葉が一夏の脳内をグルグル駆け回る。

 

 

(専用機?応援してる?頑張ってね?()()()()?)

 

 

――ビギリッ!!!

 

 

突如()()()()()()()一夏に心配した教師が慌てて声を掛けるが、

 

 

「ど、どうしたの一夏くん?あ、私、また変な「()()()」 っひ!?」

 

 

先ほどまでとは全く違う、底冷えするような声で言葉を遮られると・・・、

 

 

 

 

 

 

「茶番はもう沢山だ」

 

 

 

 

 

 

そう言いながら振り返った一夏に睨み付けられ絶句し、そのまま床に座り込んだ。

 

その様子を一瞥した一夏はそのまま職員室を後にするのだった・・・・・・。




クロスは4なのにV系のセリフが多くなってしまう・・・。

V系はセリフが使いやすい上にゲーム上で会話が多くて語録がたくさんあるから仕方ないかもしれないけどなるべく4系のセリフを使いたいなぁ・・・

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