TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです 作:相川翔太
一夏とセシリアのイチャイチャイベントを行う予定でそのイベントを自分で実験した結果、極めて危険であると判明した作者です。
そのイベントとは何か?
そう、耳かきです。
――AM 5:00
あ~たらし~い、あ~さがきた~。き~ぼ~おの~あ~さ~が~!!
やあ、おはよう!セシリアだよ!!
え?早朝、それも寝起きなのにテンション高いって?
――そら(起きて次の日の朝をちゃんと迎えられたら)そう(いうテンションになる)よ
さて、そんな風に一人でテンションを上げていた俺だったがあることに気付く。
昨日の夜、いつも俺が何時に起きているか一夏に教えていなかったことに…。
いや~、実を言うとね?なんで俺がこんなに起きるのが早いのかって言うと、身支度やら何やらでどうしても時間が掛かるから余裕持って準備するとこの時間になっちゃうんだよね~。
一夏はなるべく寝させてあげたいから起こさない様に、ってのは無理だよなぁ…。
そう思っていると、もぞもぞと動いてから一夏が起きた。
やべ、起こしちゃったか?とりあえず……、
――おはようの挨拶だ。
「おはようございます、一夏さん。すみません、起こしてしまいましたか?」
「ふわぁ…。ああ、おはよう、セシリア…。いや、俺も普段はこのくらいに起きてたから大丈夫」
そう言うと目を擦りながら一夏は再び「ふわぁ」と欠伸をした。
あら、そうなの?
あ、そう言えば家事とか全部一夏がしてるって言ってたからこの時間に普段起きてても別に不思議じゃないわな。
「あ、そうでしたか。私が一夏さんを起こしてしまったのかと思ったのですが安心しました」
「ん?はは、セシリアは心配性だな。でも、俺はともかくセシリアも早起きなんだな」
「ふふ、淑女は身だしなみを整えるのに時間が掛かりますので…」
そう言ってから俺は外していた義肢をそれぞれ取り付ける。
はい、問題なし。じゃあ、一夏に確認。
「さて、一夏さん。確認があります」
「うぉッ!な、なに?」
え…、なにそんな驚いてんの?怖……。
ま、まぁいいや!
「あ、はい。確認というのはですね……。
一夏さんは朝にシャワーを浴びますか?」
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「はい、出来ましたよ一夏さん。味の保障は出来ませんが、どうぞ召し上がってください」
「ああ、ありがとう、セシリア…。あ、なんか同じミルクティーなのに昨日のと違う気がする……」
「あ、気付かれましたか?それはですね……」
あの後、一夏にシャワーを浴びるか確認すると「浴びない」ということだったので俺は遠慮なくシャワーを浴び、その時に少々ハプニングもあったが身支度を終えた俺は同じく身支度を終えた一夏と食堂ではなく部屋で朝食を摂ることになり、朝の紅茶を振舞っていた。
ちなみに一夏の朝食は昨日、あらかじめ買っていたらしい焼きそばパンやカレーパン等の惣菜パンで俺はいつもの栄養食である。
そ~いや、昨日の夜も一夏は同じの食べてたけど飽きないのかな?
あ、でもよく考えたら飽きないか。美味しいからね、焼きそばパン。
俺も好きだったし…。
まぁ、どんな味だったかは、もう覚えちゃいないんだけどさ
そんなことを思いながら一夏と話していると、コン、コンと部屋のドアをノックされた。
ん?誰だろ?
「あ、俺が出るよ」
突然の来訪者に俺が不思議に思いながらも立とうとすると一夏がそう言って先に立ち上がった。
「ありがとうございます、一夏さん。お願いします」
――サンキュー、一夏!!
そう感謝しながら一夏を見送ったのも束の間、すぐに一夏は帰ってきた。
と、いうことは相手は恐らく…
「セシリア、模擬戦のことで…、――織斑先生が来た」
一夏の言葉に俺は頷くと一夏と一緒に織斑先生の元へ向かった。
そしていくつかの条件を提示され、一夏にも報酬とか守秘義務に関してとか確認を取りつつ誓約書を書くことになったが提案は受け入れられることになった。
――やったな!一夏!!
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さて、いろいろありましたが教室に移動し授業開始前のSHRとなりました!
「全員揃っているな?ではSHRを始めるが…、皆にいくつか伝えることがある。時間もあまりないので手短にいくぞ」
黒板の前で織斑先生がそう切り出す。すると騒がしかった教室は静かになり、皆が織斑先生の言葉を聞く姿勢になった。
「まず一つ目は、既に知っている者もいるようだが織斑兄弟の部屋割りについてだ」
あ、まずそれからなのね?
確かに寮の部屋から一夏と一緒に出た時に何人かのクラスメートに見られて理由を聞かれて、特に隠す必要もないし「一緒の部屋だよ」って言ったら驚いてたから、まぁ説明は必要だよね~。
「現在、織斑兄はオルコットと、そして織斑弟は篠ノ之と同室となっている」
「「「…………」」」
先生の言葉を聞いて一瞬の間があったかと思うと…。
「「「えええええ!!!」」」
教室に驚きの声が上がった。
うん、まぁ、驚くよね。俺もみんなの立場だったら同じ様に驚いたと思うよ?たださ…、
――なぁんで秋二くんも驚いてるんですかねぇ…?
一夏の話だと秋二も昨日の時点で寮生活で他の女子生徒、つまり篠ノ之箒と一緒に生活だってことは分かってるワケでしょ?
ってことは自分のことじゃなくて、たぶん一夏と俺が同室ってことに驚いてるってことだと思うんだけど、普通、秋二が女子生徒(今回の場合は箒)と同室なら一夏も同じなのかな?とか考えるんじゃないんだろうか?
なのに驚いているってことは一夏は違うと思っていたか、あるいは…
――俺と同室ってことに驚いてる?
…考えても分かんないし、まぁ、いいか!!
「騒ぐな。理由は今から説明する」
俺がそんなことを考えていると織斑先生がそう言って驚いていた皆を黙らせた。
「皆知っての通り、織斑兄弟の入学は急遽決まったものだ。そのため寮の空き部屋がなく急遽部屋割りを変更した結果こうなった。…人選に関しては篠ノ之とは昔から付き合いがあり、まったくの赤の他人同士よりはお互いに気を使う必要がないであろうということと、オルコットは身体にハンデがあり、緊急時に男手が必要にあることもあるだろうということから慎重に協議した結果、この部屋割りになった。
…この件に関しては全て学園側が決めたことであり、同室となっている本人達に質問しても無意味だとあらかじめ言っておく」
織斑先生が理由を説明してくれたけど…。
う~ん、説得力はあるっちゃあるけどって感じだね…。
周りの生徒の中にもいまいち納得出来ないみたいな感じの子もチラホラいるみたいだし…。
ただ、これは仕方ないところもあるよね。
間違いなく部屋割りに関しては政治的理由が関係してるんだろうけど、形骸化してるとはいえ、『IS学園はいかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉が許されない』っていう国際規約がある以上、堂々と「政治的理由です」なんて言えないし、かと言って昨日、一夏が話してたみたいに「兄弟仲が悪いから部屋を分けました」みたいに言ったら秋二はともかく、一夏がさらに悪印象持たれて孤立する可能性が高くなっちゃうよね…。
うん、そう考えると仕方ない。
むしろ部屋割りに関しては「IS学園側で全部決めたから俺や一夏達に質問しても意味ないよ」ってハッキリと言ってくれたからありがたいし感謝すべきだな!!
そう俺が考えていると織斑先生が話を続ける。
「次に来週の織斑兄弟の模擬戦についてだ」
お、来ました来ました。
「まず、織斑弟についてだが専用機が用意されることになった」
すると織斑先生の言葉に教室がざわつき始めた。
「せ、専用機!?」
「そ、それってつまり政府が支援してるってコト?」
「ああ~、いいなぁ……。私も専用機ほしいなぁ……」
「あれ?じゃあ、一夏くんは……」
皆が思い思いに喋り始める中、織斑先生が口を開く。
「気付いた者もいるようだな。そう、専用機が用意されるのは織斑弟のみだ。コアの数には限りがあるからな…。そうなると模擬戦では織斑弟は専用機で兄は学園にある訓練機を使用することとなるが…。
皆も思っているかもしれないが訓練期間があると言ってもこれではあまりに織斑兄に『不利』だ。
そこで協議した結果…、オルコットに織斑兄の訓練期間中の教導と持ち込んだ試作武装の模擬戦での使用を許可した」
「え!?」
「どうした、織斑弟?何か不服でもあるのか?」
織斑先生が模擬戦についての話をすると秋二が驚きの声を上げる。
「え、いや、不服って言うか…。あの、セシリアは納得してるんですか?それ…」
「事前に納得済みだ。そうでなければこの場で私が説明していない」
「いや、でも…」
「織斑先生、よろしいですか?」
「…なんだファロン?」
すると織斑先生と秋二の会話にグレイスが割って入った。
う~ん、なんか嫌な予感がするなぁ…。
「模擬戦の件についてですがわたくしは納得しました。ですが、一つ疑問に思ったことがありまして…」
「なんだ?質問は簡潔にしろ」
「はい。織斑一夏さまの教導をオルコット、さんが行うことと持ち込んだ武装を模擬戦で使用すると言うお話なのですが…。
――それを最初に提案されたのは誰なんですか?
IS学園側ですか?それともオルコットさん、いえ、レイレナード社側ですか?」
――俺だよ?
「私も立場上、守秘義務というものがある。悪いがその質問には答えられんな」
「…それは誰、とは言えませんが後ろめたい事実があるため、と取って構わないでしょうか?」
おーおー、好き勝手言いなさる。
「どう取るかはお前次第だ、とだけ言っておこう。そしてファロン、一つ忠告しておく」
「なんでしょう?」
「誰にだって秘密はあるものだ。私にもオルコットにも、そしてもちろん、お前にも…。詮索するにしても、あまりにも露骨だとそれが下種の勘繰りだと思う者も現れるだろう。
――自分を『高貴な者』だと思っているならほどほどにしておくのだな」
「ッ!?…失礼しました。ご忠告、肝に銘じますわ」
…これ、もしかして織斑先生がグレイスになんか知んないけど釘を刺した感じ?
あとは無いと思うけど単純にグレイスの言い方にイラっとしたとか?
「さて、私からは以上だ。山田先生、一限目の開始を」
「は、はいっ!!」
俺がそんなことを考えている間に織斑先生がそう締めくくり授業が開始されたのだった。
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「1794年7月27日、フランス革命を主導していたマクシミリアン・ロベスピエール率いるジャコバン派独裁に対してクーデターが起こりました。これはフランス革命時に制定された革命暦で『
――チラチラ…
――ヒソヒソ…
うっわぁ~。もう二限目の授業中なのにみんなチラチラ見てるよ~。ヒソヒソ話してるよ~。
一限目は織斑先生も居たから授業はみんな真面目に受けてたけど、授業が終わって織斑先生が居なくなってからの休み時間はすごかった。
いや~、なんだろう?話題に飢えている?女子高生の…、なんというかパワーって言う
の?すごいね。
まぁ、簡単に言うとみんなが質問攻めしてきたのだ。
質問の内容としては模擬戦のことよりも俺が一夏と同室なことについての方が多かったのだが、とにかくいろいろ聞かれた。
一応、当たり障りのない様な感じで答えてたんだけども、どうやらまだまだ足りないご様子で…。
こりゃ次の休憩時間も質問攻めされるだろうなぁ…。
俺がそんなことを思っていたところで、
――キンコンカンコーン
二限目終了のチャイムが鳴った。
「はい、それでは今日はここまでにします。各自、復習は忘れない様にして下さい」
そう言って二限目の担当の先生が教室から出ていくと…、
――ドドドドドドドドドッ!!!
と言う擬音が聞こえそうな勢いで授業中こちらを窺っていた生徒達が押し寄せてきた。
「オルコットさんッ!!ちゃんと答えてよ~!!」
「一夏くんと一緒で怖くないの?」
「シャワーの時とかどうしてるの?裸とか見られちゃった?ってか見ちゃった?男の子のナニか見ちゃったりしたの?」
そしてそれぞれが思い思いの言葉を口にする。
うん、やっぱりすごいね、女子高生のパワー。
質問攻めはしんどいけど、なんか、その不思議なパワーも貰えそうだよね。
――まぁ、でも、やっぱりしんどいんだけどね……。
そんなことを思いながらもみんなの質問に俺が答えようとすると別の声が聞こえた。
「なぁ、セシリア。ちょっといいか?」
――あ!?お、お前は!?
いッ………一夏ッッッ!!!
そう。俺が声の聞こえた方を向くと一夏が立っていた。
さっきの授業で使った教科書とノートを持って……。
以上になります。
セシリア視点でぼかし気味に書いているところもありますが、今まで投稿していた分を読み返してセシリアと他者視点で重複している部分が多すぎる感じがしたのでセシリア視点はこんな感じにして他者視点で判明、みたいな感じにしてみようかな?と思いこんな感じになりました。
誤字・脱字報告、ご意見・ご感想よろしくお願いします。
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