TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです   作:相川翔太

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実戦テスト後の報告書です。

すこしセシリアの現状などにも触れています。


第39次報告書

・役員、幹部及びBクラス職員、研究員以上のみ閲覧可

 

これまでの実験及び先日の仮想敵であるISとの実戦テストの終了を持ってプロトタイプ・ネクスト『00-ARTHA(アレサ)』の全ての評価を報告する。

 

結論としてアレサの性能は設計段階で予定したデータ以上のものであると言える。

 

・搭載したコジマジェネレータの圧倒的出力による機体パワーの増加及びAMSによるアクチュエータ複雑系の制御精度の向上による機体の積載量の増加に伴う大火力兵器の運用

 

・メインブースタ6基、サイドブースタ10基から繰り出されるQBの圧倒的機動性

 

・前述した大出力コジマジェネレータから展開されるPAによる鉄壁ともいえる防御力

 

これら駆使したアレサは『GA社』も開発に携わったアメリカ製第二世代型IS『アラクネ』を実戦テストにおいて26.53秒で撃破。撃破するのに使用したコジマキャノンのチャージ時間も考えれば実際の撃破時間は更に短くなるためまったく驚異的と言わざるを得ない。

 

この結果によりアレサは既存の全ISの性能を圧倒的に上回り、今後の技術革新によるISの性能向上を考えても性能的優位は揺るがないと考える。

 

しかし同時にアレサは複数の欠陥も内包している。

 

①全力戦闘時に放出される大量のコジマ粒子による深刻な環境汚染

 

②性能を追求した結果情報量の増大によるリンクスに与える致命的ともいえる精神負荷

 

③QB使用時に掛かる圧倒的Gによる肉体負荷

 

どれも問題だが特にリンクスに与える致命的な精神負荷は大きな欠陥であると言える。

 

現に最高のAMS適正を持つ『セシリア・オルコット』を確保するまで起動実験の際に貴重なAMS適正者が発狂死し、そのセシリアでさえ負荷によって白髪化、五感の損失等異常が発生してしまっている。

 

以上のことから現在計画中の正式量産型ネクスト『03-AALIYAH(アリーヤ)』はアレサの各種機能をデチューンして搭載し搭乗リンクスの安全性を確保することが急務だと言える。

 

アリーヤに関しては基本シャーシ部であるコアを中心に各パーツのユニット化や武装を任務や戦況、戦術に応じて換装して機体を構成し汎用性を確保。さらに他企業と規格を共通化し必要であればパーツの流用も視野に入れ交渉していくべきだと愚考する。

 

リンクス・セシリアに関しては埋め込んだ初期型AMSの交換が出来ずアリーヤに搭載される予定の最新型AMSに対応出来ないためアレサと共にレイレナードの『鬼札(ジョーカー)』として運用していくべきである。

 

しかしセシリアはアレサの運用のために行った改造によりかなりの不具合が出ており、耐用年数は()()()()()()だという報告が医療チームから入っている。

この年数は現時点でのものであるため、運用回数が増加すれば更に減少することは確実なため慎重な運用を求める。

 

また今回の戦果から現状ではセシリアはレイレナードの意向に従順だが、万が一アレサ搭乗時に命令違反や逃走、反逆行為を行った場合それを制止するのは困難であるため何らかの対策を打つ必要性があることをここに提言する。




簡単に報告書を書きました。

アレサとセシリアの戦果は上層部にセシリアに反逆されるかもという不安と恐怖を与える結果になってしまいました。

これにより上層部はセシリアを何らかの手段で縛ることになるでしょう。

企業がリンクスを縛るといったら“アレ”しかないですが…
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