Tales of Vesperia~新たなる輝きの先へ~ 作:長者原画鋲
優柔不断とは自分のことですねハイ (ノд`)
テイルズ・オブ・ヴェスペリア、オリジナル話です。
※注意
カメ更新。
大作を二次創作して、下手にテイルズファンを刺激したくないのですが、自分も好きなので二次創作しました。ですが文力がどれほどなのかは読んでいくにつれて理解していってもらいたいです。
合わない、と少しでも思って貰えればすぐに引き返して構いません。
そしてこれは作者の妄想なオリジナル話なので理解してからお読みください。
序章
『魔の王の帰還』
テルカ・リュミレースの地図にも、海図にも書かれていない。
『帝国』の憲法上では陸地として取り扱われる事なく、領土や経済水域を決める上での指標にもなりえない。
しかし、海を良く知る地元の漁師や、海賊ギルドであれば必ず知っていて、決して近付こうとしない『島』がある。
『
名から伝わるように、この世界で唯一国家として存在する『帝国』の首都である『ザーフィアス』から取ったその名の島は、ただの島では無かった。
複数の海流がぶつかり合って、排水溝のように一帯の漂流物をかき集めたり、ゴツゴツとした暗礁などによってそうした漂流物を引っかけ、
そこには様々な船の残骸が集まる。漁船、輸送船、客船、一人乗りのヨットから軍用艦と分類されるものまで。自力で航行する機能を失い、しかし海底へ完全に沈んでしまえほどの深刻は損傷を受けなかった
腐った木材や錆びた鋼鉄を抉り、巨大な建物を建造した中央に、まるで異色を放つかのように
数十か数百か数千か。
でも、確かに地元の漁師達や船乗り達の間では、伝説となって畏怖され続ける。
特に海賊ギルドや海を主とするギルドの船乗りたちは極端にそれを注視していた。それは実際に、『経験してきた』のだから恐怖し、その恐怖を他の船乗り達に伝え、畏怖の強調性を
だが、海で戦う男は屈強な戦士、その戦士たる海賊たちがそれほどまでに一体何を『経験してきた』のか? 伝承など幾つもあるが、どれも現実離れしたもので、その者ら以外は何も見ていないという。
だが、海に出た者ならば解ることもある。夜な夜な漂う船の中、聞きなれない音を聞かされ、理解不能な現象がもし襲ってきたらどうするだろう。
つい最近だが、幽霊船で有名になってしまった『アーセルム号』という船が無人で航海している噂などが流れていたこともあり、海賊や漁師たちは肉体的ダメージを負ったのではなく、精神的ダメージを負っていたのだ。
消えることのない水生魔物の襲撃と、呪われた人魚の歌声、不気味な犇めきの鳴り、どれも船乗りを不安にさせる。
その未踏の呪われた帝都の名を冠する『島』に、『
「あの忌まわしき『星喰み』が消えた、か。いや………何かに生まれ変わったのか?」
男は呟く。新たなるこの世界の誕生に。
今現在で知られることは無くなった過去に、一般の社会から隠匿された知られざる歴史に、この名を冠した男が居た。説明するのも
あらゆる魔を統べ、『魔王』と呼ばれる領域へと足を踏み入れた者。
外見年齢だけなら、三十歳程度に見える。魔術で染め上げれたのか煌めく黒髪に独特な色に、真紅に輝く瞳。黒い革製の帯で衣服を締め、どこまでも黒を強調とした格好だった。
『陛下。世界は変わったのです』
「ム? 声だけが聞こえる。どこぞに居るのか」
『只今、この『
なんぞ? と黒き王が目先に広がる多数の船が倒れたり折れたりしている船の残骸島を『城』から眺めようと一歩進もうとすると、
ガガガッッゴォォォン!! と鋼鉄がぶつかり合う轟音が『
「ムゥ? 少しずつだが記憶が甦ってきた…………そうか、我は寝ておったか」
『そのようです』
「そのよう? おい、貴様。我は記憶が曖昧を良いように、『我が国』を侵略でもしたか」
『我が国とは面白い。どれも船の残骸で出来た国土でございますが?』
「ムグ…………そうであるが、それでも我が建国した国なり。どうやら貴様は我の『小飼』も扱えるぐらいの力量であるらしいが、うん? …………なるほど、これは『念話』か。それなりの実力者らしい」
基本的に航行機能を失った船の残骸が集まって形成される『
そう。もう
「『星喰み』、世界を飲み込む災厄。千年の時を得て、漸く消えさった。何者かによって………………」
何故この黒き王はこんな場所に居るのか、それは本人の記憶にも存在していない。忘れてしまったのか、それとも無くしてしまったのか。だがはっきりしていることある。
遥か今の時代より太古の昔に、この男は生きていた。
あの人類より先に
「世界の行政…………いや、世界を知りに行こうぞ。かつて『
黒き王は笑う。
笑って進む。唯一国家『帝国』へと、進路を向けて。
まえがきであんなに書いたのに原作キャラが居ないという仕打ち!
…………こんな風に書いていこうと考えておりますが、基本カメ更新なのでそこをどうか、ご了承願います。